1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 16:59:33 ID:dyS1wl/P0
雪歩「おかえりなさい、今日は遅かったんですね」

P(はぁ……。またか)


交際相手の雪歩がアパートの前で待っててくれたようだ。

頼んでもないのに掃除や洗濯をしてくれる。


P「今日は独りでゆっくりしたかったんだけどなぁ」

雪歩「え? もしかして迷惑でしたか?」

P「……別に」


最初は有り難いと思ったけど、うっとおしいよね。

合鍵はまだ渡してないから、勝手に家の中に上がられることはないけどさ。


部屋に入り、一緒にお茶を飲んだ。

今日も精一杯プロデュース業に励み、それなりに疲れてる。

いくら若いとはいえ、雪歩の相手をするのも結構疲れるんだぞ?

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:04:45 ID:dyS1wl/P0
P(最近休日が重ならないから、やよいが哀しむかな?)


浮気相手のやよいの家にはしばらくお邪魔してない。

雪歩と同じ時を過ごしながらも、俺の脳裏の浮かぶのはやよい……

ではなく、『かすみちゃん』のあどけない笑顔だった。


雪歩「ぼーっとしてどうしたんですか?」

P「……もうやめないか?」

雪歩「え?」

P「俺たちが付き合い始めたのは間違いだったんだよ」

雪歩「あの……なにを……言ってるんですか?」

P「やっぱりさ、アイドルとPなんて無理だったんだよ。
   芸能マスコミが俺たちの噂を嗅ぎつけてるの知ってるか?」

雪歩「そんなの関係ないじゃないですか」

P「最悪の場合はお互いに仕事を失うことになるぞ?」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:10:32 ID:dyS1wl/P0
それから激しい口論になった。

隣の部屋から壁ドンを喰らう。

確かに他人からしたら痴話喧嘩だからな。


雪歩「びええぇぇ……私のことはぁ……最初から遊びだったんですね?」

P(そうだけど?)


とは言えないので、適当なことを言って誤魔化した。

雪歩って見た目も正確も可愛いけどさ、重いんだよね。愛が。


P「社長からも言われてるんだ。アイドルと必要以上に仲良くするなってな」

雪歩「Pはそんなの全然気にしないって言ってたじゃないですか!!」

P「考えが変わったんだよ」


雪歩と付き合ってから、色々わかったことがある。

俺は人に縛られたくないタイプみたいだ。

自由に。そう、もっと自由に生きたんだ。

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:16:45 ID:dyS1wl/P0
P(まずはかすみちゃんを保護しないとな)


数日後、かすみちゃんに会うために、やよいの家で『もやしパーティー』に参加した。

残念なことに、かすみちゃんは友達の家にお泊りに行っていた。ふざけんなよ?


長介「兄ちゃんってやよい姉ちゃんと仲良いよなー」

弟「ふたりは将来結婚するの?」

やよい「け……けっこん?」

P「こらこら。大人をからかうんじゃありません」


まったく困ったお子様たちだ。

俺が保護したいのは、やよいじゃなくてかすみちゃんだ。

やよいは勘違いしてるらしく、俺と仲が急接近してると思ってるらしい。


P(やよいは確かに美少女だが、本命ってわけじゃない)

やよい「あの……弟たちが寝ちゃいましたよ?」

P「ん? そうだな。じゃあいつもの……しよっか?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:21:56 ID:dyS1wl/P0
やよい「はい///」


冗談みたいに軽い身体を抱き寄せ、一瞬で唇を奪った。

人の家で秘め事をするこの背徳感。

やよいのご両親は夜遅くまで帰ってこないから、俺の邪魔をするのはメールくらいだ。


P(また雪歩の奴か。いい加減しつこいんだよ)


バイブがうーうー鳴ってうるさいので、電源を切ってしまう。

昨日は散々怒鳴りあってしまったが、まだ諦めてないらしい。


やよい「あっ……」

P「ご、ごめん。つい触っちゃった」


ぺたんこなお胸をタッチしてしまった。

やよいとはまだキス以上には進んでない初心な関係だったのに。

本命じゃないけど、キスするくらいならセーフだよな?

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:28:35 ID:dyS1wl/P0
やよい「嫌じゃないですよ? ちょっとびっくりしただけです///」

P(これは……)


びっくりするくらい美少女だった。

やよいにも雪歩のような『恥じらい』の文化があった。

和の文化である。


発情期のシマウマのように我を失いそうになるが、長介君がトイレに起きてきて慌てる。


長介「兄ちゃんたち、まだ起きてるのー?」

P「い、いま帰るとこなんだ」

やよい「仕事のとことで相談してたの」


せっかく盛り上がってたとこなのにな。

なんかやる気なくしちゃったし、その日は大人しく帰ることにした。


アパートは無人だったのが意外だった。

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:35:32 ID:dyS1wl/P0
掃除は行き届いてるから、また雪歩が勝手にしてくれたんだろうと想像がつく。


一応電話しておくか。


雪歩『眠る前に声が聴きたかったんです。
    昨日はその……ちょっと言い過ぎちゃったかなって』

P『まあ俺もつい怒鳴っちゃったしね。お互いさまじゃないかな?』

雪歩『そ、そうですよね!! 付き合ってれば喧嘩くらいしますよね!!』


そのあと他愛もない雑談が始まった。

雪歩の話なんて興味ないので、
やよいの胸の感触を思い出しながら下半身を露出していた。


P(かすみちゃんなら……もっと……)ドキドキ


スレンダーな身体って結構悪くないんだぞ?

肌がすべすべしてるし、乳首とか敏感だし。


雪歩「実はですね、お父さんにPとのことを話しちゃったんです。
    Pの人柄を話したら、悪くないって言ってましたよ?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:42:34 ID:dyS1wl/P0
P「ちょ……」

雪歩「結婚を前提にした真剣なお付き合いなら、認めてくれるそうです」

P(え? え?)


つまり下手に別れ話を持ちかけるわけにもいかなくなったらしい。

親公認の仲とかさ。そりゃ付き合ったばかりの頃だったらうれしかったろうよ。

だが、冷静に考えてほしい。

ここで相手のペースに乗せられたら負けだ。


P「俺とおまえは、もう会わないほうが良い」

雪歩「……?」


無言のプレッシャー。電話越しでも、空気が変わったのが分かる。


雪歩「どういう意味ですか?」

P「お、俺たちは仕事以外で関わらない方が良いと思う」

雪歩「……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:48:47 ID:dyS1wl/P0
P「聴いてるのか?」

雪歩「真美ちゃんですか?」

P「な?」

雪歩「知ってますよ。Pと真美ちゃんが影でメールしてるの」

P「業務上連絡することもあ…」

雪歩「個人的なことで、ですよね?
    先週デートしてたの知ってますよ? 小鳥さんから聞きました」


あの女、あとで焼き鳥にしてやる。


P「真美がどうしても遊びたいって言ってたからしょうがないだろ?
   アイドルのマネジメントも俺の仕事だ」

雪歩「でも小鳥さんが見ちゃったそうですよ?
    真美ちゃんとPがキスしてるところ」


たしかに、円滑なコミュニケーションを図るためにキスが必要なこともある。

あいにくディズニーのチケットも手に入れてたしな(律子にもらった)

かすみちゃんへの熱い思いが知られてないのが幸いだ。

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:55:43 ID:dyS1wl/P0
雪歩「浮気は男の人の甲斐性って言いますよね。
    だから最初は仕方ないかなって思ってたんです」

P「……もう疲れてるんだよ。文句ならまた明日聞くから」

雪歩「そうやって逃げるんですか? 私はずっとPのこと信じてたのに、ひどいですよぉ」


こういう女ほどうざいものはない。

浮気した俺に非があるのは確かなことだろう。

だけどさ、もう別れたいって言ってるんだから諦めてよね?


雪歩「嫌です。あなた以外の人が好きになれないからこんなに困ってるのに」

P(あー、かすみちゃんと一緒にお風呂入りてえ)

雪歩「明日、しっかり話聞かせてもらいますからね」

P「あー、はいはい」

雪歩「……」

P「悪かった。じゃあまた明日な」

雪歩「はい。ちゃんと理由を訊かせてもらいますからね」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:04:20 ID:dyS1wl/P0
翌日、仕事帰りに雪歩に引き留められ、別れたい意志を告げたけど……


P「もう終わりだ」

雪歩「私の何がいけなかったんですかぁ……?
    嫌なことがあるなら教えてくださいよ」

P「俺と雪歩は合わなかったんだよ。
   悪いけど諦めてくれ」

雪歩「そんなに真美ちゃんのことが好きなんですかぁ?」


そこまで好きじゃないけど、暇つぶしにはなるよね。

口に出したら方々から袋にされそうだな。


小鳥「そういえば、こんな写真がありましたね」


俺と真美がデート先でキスしてる写真だった。

どこで手に入れたんだよ?

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:09:22 ID:dyS1wl/P0
真美「もうやめなよ。兄ちゃんが困ってんじゃん」

雪歩「浮気相手のくせによく言いますよ……。
    私とPが付き合ってたの知ってたんでしょ?」

真美「うん。でも恋愛って自由だよね?
    兄ちゃんはもうゆきぴょんのこと好きじゃないってことだYO」


ボコ

信じられないことに、真美がぶっとばされた音だった。

ボディブローを喰らったらしく、壁を突き破ってどこかへ消えてしまった。


小鳥「まあ、最近の子ってパワフルなのね」

雪歩「これでもダンスレッスン受けてますからね」

P「関係あるのそれ?」

雪歩「Pはどっちを取るんですか? 私ですか? それとも真美ちゃん?」

P(かすみちゃんかな)

小鳥「そういえば、こんなフォルダがありましたね」


俺のUSBに保存しておいたはずの、かすみちゃんフォルダだと?

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:15:12 ID:dyS1wl/P0
雪歩「は……?」


情報の許容量を超えたらしく、固まってしまった。

まあ気持ちは分からなくもない。


P「言いたいことは分かる。ここにある写真は俺とかすみちゃんの
   ツーショットが大半だ。だがな、ちゃんと合意の上だぞ?」

雪歩「……」

P「俺は将来的にかすみちゃんのプロデュースを視野に入れてる。
   かすみちゃんの成長を見守るために、俺がそばにいてやれなくてどうする?」


仮にかすみちゃんが変な男に騙されたりしたら大変だ。

純情無垢な少女を見丸るため、やむを得なくストーカーのような真似をすることもある。

俺にやましい心があるってどうして言い切れる?


小鳥「わー、すごい写真ばっかり。Pさんってロリコン?」

P「小鳥さん……後で恨みますよ?」

ーーーーー
食事休憩

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:42:21 ID:dyS1wl/P0
小鳥「女なら誰でもいいんですよね?
    女の価値は顔だけだと思ってるでしょ?」

P「う……」


図星なのは、小鳥が俺の元恋人だったからだ。

実はこの会社で働いて最初に目を付けたのが小鳥だった。

胸もでかいし、家庭的な性格。30近いのに相手もいないんだ。

俺が目を着けないわけないだろ?


小鳥「いつかは結婚……そんな甘い言葉に騙されてた頃が懐かしいです」

P「小鳥、俺とおまえは終わった関係じゃないか」

小鳥「Pさんは人でなしピヨ」

P「おいおい。待ってくれよ。またそうやって俺を悪人扱いするのかい?
   俺と小鳥は相性が悪かったって何度も説明したろ?
   俺のお前に対する思いは……恋じゃなかったんだ」

真美「ピヨちゃんは分かってないねー。兄ちゃんの本命は真美なんだYO?」

P(生きてたのか)

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:49:11 ID:dyS1wl/P0
雪歩「真美ちゃん。全治一か月だと思いましたけど?」

真美「えへへ。765プロで鍛えられてるから大丈夫だもんねー」

P(さすが765プロ。伊達に同志の遺志を継いでないな。ん?)


一つ察したよ。なぜ小鳥が俺の裏事情に詳しいのか。

あの鳥。諜報してやがったな。


小鳥「うふふ」

P「ぐぬぬ」


その日は真美と雪歩が微笑ましく殺し合いしてた。

止めたほうが良かったんだろうけど、疲れたので帰ったよ。


数日後、入院してしまった真美のお見舞いに出かけた。


真美「兄ちゃん、真美じゃゆきぴょんに勝てなかったよ……」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:54:30 ID:dyS1wl/P0
P「かわいそうな真美……。どうしてこんな目に」

小鳥「どう考えてもPさんが悪いですよね?」

真美「兄ちゃんは悪くないんだよ。ゆきぴょんが諦めてくれればいいのに」

P「だよな? あとで雪歩にはきつく言っておく」


ぞろぞろ。ガラガラ 


黒服「貴様が765プロのPだな?」

黒服2「お嬢様から話は聞いてる」


なにこの危なそうな人達? もしかしなくても萩原組の人達ってこと?


P「そうでーす☆ Pですけど、何かぁ?」

黒服「くだらぬ芝居は入らん。頭から話があるそうだ。
    連行させてもらうぞ?」

P「ふざけんじゃねー」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:07:04 ID:dyS1wl/P0
ドゴッ

例えるなら、タイガー戦車(ドイツ)の主砲が、アメリカ軍の
主力戦車(シャーマン)の装甲を貫通した時の、ああいう音だ。

どんな音だ?



黒服「っうあああああああああああ!!」


病室のガラスを突き破って風の人になった。


P「おまえらいい加減しろよ。
   ここには病人もいるんだぞ?」

黒服2「こ、こいつ……」

黒服3「ただの変態じゃなかったのか……。
    こうなったら実力行使しかないな」


背中に隠していた日本刀を構え、奇声を発しながら斬りかかってきた。


真美「あ、そこ地雷が埋めてあるよ?」

黒服2「……??????」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:15:16 ID:dyS1wl/P0
ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!


爆発。恐れおののいた他の奴らは退散していった。


P「真美。早く良くなってくれよ? 
   俺はいつまでもおまえのことを待ってる」

真美「ありがと。助けてくれたお礼にキスしてあげるね」


ちゅ

ほっぺたにキスされた。


小鳥「……」ギロ

P「なんですか?」

小鳥「別に……」

嫉妬されてるのは分かってたけどな。問題が起きたのは家に帰ってからだった。


雪歩「うええええん!! ぷろでゅーさあああああああ!!」

P「!?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:20:48 ID:dyS1wl/P0
いきなり雪歩がしがみついてきた。

よほど取り乱してるらしく、呂律が回ってない。


雪歩「わたしが真美ちゃんを……真美ちゃんをおお!!」

P「死んでないから大丈夫。それより黒服の人たちが
   挨拶に来てくれたんだけど?」

雪歩「わたしのぉぉ……ううぅ、ぐすっ、
    ……お父さんが勝手に手配したみたいでぇ」

P(馬鹿野郎が……)


なんでも、俺が真美と良い仲なのが雪歩父に知られてしまったらしい。

ばらしたのはもちろん小鳥だ。いい加減しろ!!


P「雪歩。俺の気持ちは今でも変わらない」

雪歩「……そんなに真美ちゃんのことが好きなんですか?」

P「真美だけじゃない」

雪歩「?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:25:22 ID:dyS1wl/P0
P「実はやよいのことも悪くないと思ってる」

雪歩「やよいちゃんを?」

P「やよいがどうしてもって言うからな。
   たまに一緒に遊んであげてるんだ」

雪歩「一緒に……遊ぶ?」

P「お医者さんごっととかな。どうだ? さすがに失望しただろ?」

雪歩「……」

P「こんな男のことは忘れたほうが良いよ。
   雪歩って学校にもファンクラブがあるんだろ?
   きっと他にもいい男はたくさんいるよ」

雪歩「……」

P「おい?」

雪歩「やよいちゃんが誘惑したんですよね?」


なん……だと?


そんなわけあるわけないと俺が言い返したら、また口論になってしまった。

毎週夫婦げんかしてる俺たち。大家からも冷たい視線を浴びる毎日。

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:32:31 ID:dyS1wl/P0
もう限界だ。


社長「なるほどね。君と萩原君がそんな関係だったとは」

P「ええ。俺も過去のことは精算したいと思ってるんですよ」

社長「いいだろう。仕事にも悪影響だしね。私からもよく言っておこう」

やよい「うっうー。私も手伝います」


そのことを雪歩に伝えたら、やよいがぶっとばされてしまった。


やよい「」

↑限りなく死体に近いやよい。


雪歩「あうぅ。ごめんなさい、かっとなってつい……」

P「若気の至りってやつだね。ソビエトじゃ日常茶飯事だ」

雪歩「ですよねー」

社長「う、うむアイドルとPが付き合うのも悪くないかな」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:37:03 ID:dyS1wl/P0
P「実は俺、社長にも誘惑されて困ってるんだ」

社長「……!?」

P「社長ってゲイなんだよね。噂によると美少年の欠を掘るのが趣味らしいぞ」

雪歩「へー。そうだったんですか」ギロ

社長「ま、待ちたまえ!! そんな時事は一切な……」


社長も窓を突き破って何処かへ飛ばされてしまった。

よく人が吹き飛ぶ事務所だ。


P「実は俺、美希とも付き合ってるんだ」

雪歩「へー。そうだったんですか」ギロ

美希「……!?」


美希はとっとと逃げ出したので難を逃れた。

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 20:02:09 ID:dyS1wl/P0
雪歩「美希ちゃんのことも好きだったんですか?」

P「まさか。あんな子供、初めから相手にしてないよ」


とんだ茶番だった。仕事帰りに真美のお見舞いに行く。


看護師「双海さんならもう退院されましたよ?」

P「まじかよ……」


だてに訓練されてないな。なんという自己治癒力。


まっすぐ家に帰ると、真美ちゃんが待っててくれた。


真美「思ったより退院が早まったの」

P「……部屋入ろうか?」


真美の笑顔を見るだけでフルボッキしてたのは内緒だ

引用元: P「アイドルと浮気を繰り返したらどうなるか?」