1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 16:59:33 ID:dyS1wl/P0
雪歩「おかえりなさい、今日は遅かったんですね」
P(はぁ……。またか)
交際相手の雪歩がアパートの前で待っててくれたようだ。
頼んでもないのに掃除や洗濯をしてくれる。
P「今日は独りでゆっくりしたかったんだけどなぁ」
雪歩「え? もしかして迷惑でしたか?」
P「……別に」
最初は有り難いと思ったけど、うっとおしいよね。
合鍵はまだ渡してないから、勝手に家の中に上がられることはないけどさ。
部屋に入り、一緒にお茶を飲んだ。
今日も精一杯プロデュース業に励み、それなりに疲れてる。
いくら若いとはいえ、雪歩の相手をするのも結構疲れるんだぞ?
P(はぁ……。またか)
交際相手の雪歩がアパートの前で待っててくれたようだ。
頼んでもないのに掃除や洗濯をしてくれる。
P「今日は独りでゆっくりしたかったんだけどなぁ」
雪歩「え? もしかして迷惑でしたか?」
P「……別に」
最初は有り難いと思ったけど、うっとおしいよね。
合鍵はまだ渡してないから、勝手に家の中に上がられることはないけどさ。
部屋に入り、一緒にお茶を飲んだ。
今日も精一杯プロデュース業に励み、それなりに疲れてる。
いくら若いとはいえ、雪歩の相手をするのも結構疲れるんだぞ?
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:04:45 ID:dyS1wl/P0
P(最近休日が重ならないから、やよいが哀しむかな?)
浮気相手のやよいの家にはしばらくお邪魔してない。
雪歩と同じ時を過ごしながらも、俺の脳裏の浮かぶのはやよい……
ではなく、『かすみちゃん』のあどけない笑顔だった。
雪歩「ぼーっとしてどうしたんですか?」
P「……もうやめないか?」
雪歩「え?」
P「俺たちが付き合い始めたのは間違いだったんだよ」
雪歩「あの……なにを……言ってるんですか?」
P「やっぱりさ、アイドルとPなんて無理だったんだよ。
芸能マスコミが俺たちの噂を嗅ぎつけてるの知ってるか?」
雪歩「そんなの関係ないじゃないですか」
P「最悪の場合はお互いに仕事を失うことになるぞ?」
浮気相手のやよいの家にはしばらくお邪魔してない。
雪歩と同じ時を過ごしながらも、俺の脳裏の浮かぶのはやよい……
ではなく、『かすみちゃん』のあどけない笑顔だった。
雪歩「ぼーっとしてどうしたんですか?」
P「……もうやめないか?」
雪歩「え?」
P「俺たちが付き合い始めたのは間違いだったんだよ」
雪歩「あの……なにを……言ってるんですか?」
P「やっぱりさ、アイドルとPなんて無理だったんだよ。
芸能マスコミが俺たちの噂を嗅ぎつけてるの知ってるか?」
雪歩「そんなの関係ないじゃないですか」
P「最悪の場合はお互いに仕事を失うことになるぞ?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:10:32 ID:dyS1wl/P0
それから激しい口論になった。
隣の部屋から壁ドンを喰らう。
確かに他人からしたら痴話喧嘩だからな。
雪歩「びええぇぇ……私のことはぁ……最初から遊びだったんですね?」
P(そうだけど?)
とは言えないので、適当なことを言って誤魔化した。
雪歩って見た目も正確も可愛いけどさ、重いんだよね。愛が。
P「社長からも言われてるんだ。アイドルと必要以上に仲良くするなってな」
雪歩「Pはそんなの全然気にしないって言ってたじゃないですか!!」
P「考えが変わったんだよ」
雪歩と付き合ってから、色々わかったことがある。
俺は人に縛られたくないタイプみたいだ。
自由に。そう、もっと自由に生きたんだ。
隣の部屋から壁ドンを喰らう。
確かに他人からしたら痴話喧嘩だからな。
雪歩「びええぇぇ……私のことはぁ……最初から遊びだったんですね?」
P(そうだけど?)
とは言えないので、適当なことを言って誤魔化した。
雪歩って見た目も正確も可愛いけどさ、重いんだよね。愛が。
P「社長からも言われてるんだ。アイドルと必要以上に仲良くするなってな」
雪歩「Pはそんなの全然気にしないって言ってたじゃないですか!!」
P「考えが変わったんだよ」
雪歩と付き合ってから、色々わかったことがある。
俺は人に縛られたくないタイプみたいだ。
自由に。そう、もっと自由に生きたんだ。
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:16:45 ID:dyS1wl/P0
P(まずはかすみちゃんを保護しないとな)
数日後、かすみちゃんに会うために、やよいの家で『もやしパーティー』に参加した。
残念なことに、かすみちゃんは友達の家にお泊りに行っていた。ふざけんなよ?
長介「兄ちゃんってやよい姉ちゃんと仲良いよなー」
弟「ふたりは将来結婚するの?」
やよい「け……けっこん?」
P「こらこら。大人をからかうんじゃありません」
まったく困ったお子様たちだ。
俺が保護したいのは、やよいじゃなくてかすみちゃんだ。
やよいは勘違いしてるらしく、俺と仲が急接近してると思ってるらしい。
P(やよいは確かに美少女だが、本命ってわけじゃない)
やよい「あの……弟たちが寝ちゃいましたよ?」
P「ん? そうだな。じゃあいつもの……しよっか?」
数日後、かすみちゃんに会うために、やよいの家で『もやしパーティー』に参加した。
残念なことに、かすみちゃんは友達の家にお泊りに行っていた。ふざけんなよ?
長介「兄ちゃんってやよい姉ちゃんと仲良いよなー」
弟「ふたりは将来結婚するの?」
やよい「け……けっこん?」
P「こらこら。大人をからかうんじゃありません」
まったく困ったお子様たちだ。
俺が保護したいのは、やよいじゃなくてかすみちゃんだ。
やよいは勘違いしてるらしく、俺と仲が急接近してると思ってるらしい。
P(やよいは確かに美少女だが、本命ってわけじゃない)
やよい「あの……弟たちが寝ちゃいましたよ?」
P「ん? そうだな。じゃあいつもの……しよっか?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:21:56 ID:dyS1wl/P0
やよい「はい///」
冗談みたいに軽い身体を抱き寄せ、一瞬で唇を奪った。
人の家で秘め事をするこの背徳感。
やよいのご両親は夜遅くまで帰ってこないから、俺の邪魔をするのはメールくらいだ。
P(また雪歩の奴か。いい加減しつこいんだよ)
バイブがうーうー鳴ってうるさいので、電源を切ってしまう。
昨日は散々怒鳴りあってしまったが、まだ諦めてないらしい。
やよい「あっ……」
P「ご、ごめん。つい触っちゃった」
ぺたんこなお胸をタッチしてしまった。
やよいとはまだキス以上には進んでない初心な関係だったのに。
本命じゃないけど、キスするくらいならセーフだよな?
冗談みたいに軽い身体を抱き寄せ、一瞬で唇を奪った。
人の家で秘め事をするこの背徳感。
やよいのご両親は夜遅くまで帰ってこないから、俺の邪魔をするのはメールくらいだ。
P(また雪歩の奴か。いい加減しつこいんだよ)
バイブがうーうー鳴ってうるさいので、電源を切ってしまう。
昨日は散々怒鳴りあってしまったが、まだ諦めてないらしい。
やよい「あっ……」
P「ご、ごめん。つい触っちゃった」
ぺたんこなお胸をタッチしてしまった。
やよいとはまだキス以上には進んでない初心な関係だったのに。
本命じゃないけど、キスするくらいならセーフだよな?
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:28:35 ID:dyS1wl/P0
やよい「嫌じゃないですよ? ちょっとびっくりしただけです///」
P(これは……)
びっくりするくらい美少女だった。
やよいにも雪歩のような『恥じらい』の文化があった。
和の文化である。
発情期のシマウマのように我を失いそうになるが、長介君がトイレに起きてきて慌てる。
長介「兄ちゃんたち、まだ起きてるのー?」
P「い、いま帰るとこなんだ」
やよい「仕事のとことで相談してたの」
せっかく盛り上がってたとこなのにな。
なんかやる気なくしちゃったし、その日は大人しく帰ることにした。
アパートは無人だったのが意外だった。
P(これは……)
びっくりするくらい美少女だった。
やよいにも雪歩のような『恥じらい』の文化があった。
和の文化である。
発情期のシマウマのように我を失いそうになるが、長介君がトイレに起きてきて慌てる。
長介「兄ちゃんたち、まだ起きてるのー?」
P「い、いま帰るとこなんだ」
やよい「仕事のとことで相談してたの」
せっかく盛り上がってたとこなのにな。
なんかやる気なくしちゃったし、その日は大人しく帰ることにした。
アパートは無人だったのが意外だった。
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:35:32 ID:dyS1wl/P0
掃除は行き届いてるから、また雪歩が勝手にしてくれたんだろうと想像がつく。
一応電話しておくか。
雪歩『眠る前に声が聴きたかったんです。
昨日はその……ちょっと言い過ぎちゃったかなって』
P『まあ俺もつい怒鳴っちゃったしね。お互いさまじゃないかな?』
雪歩『そ、そうですよね!! 付き合ってれば喧嘩くらいしますよね!!』
そのあと他愛もない雑談が始まった。
雪歩の話なんて興味ないので、
やよいの胸の感触を思い出しながら下半身を露出していた。
P(かすみちゃんなら……もっと……)ドキドキ
スレンダーな身体って結構悪くないんだぞ?
肌がすべすべしてるし、乳首とか敏感だし。
雪歩「実はですね、お父さんにPとのことを話しちゃったんです。
Pの人柄を話したら、悪くないって言ってましたよ?」
一応電話しておくか。
雪歩『眠る前に声が聴きたかったんです。
昨日はその……ちょっと言い過ぎちゃったかなって』
P『まあ俺もつい怒鳴っちゃったしね。お互いさまじゃないかな?』
雪歩『そ、そうですよね!! 付き合ってれば喧嘩くらいしますよね!!』
そのあと他愛もない雑談が始まった。
雪歩の話なんて興味ないので、
やよいの胸の感触を思い出しながら下半身を露出していた。
P(かすみちゃんなら……もっと……)ドキドキ
スレンダーな身体って結構悪くないんだぞ?
肌がすべすべしてるし、乳首とか敏感だし。
雪歩「実はですね、お父さんにPとのことを話しちゃったんです。
Pの人柄を話したら、悪くないって言ってましたよ?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:42:34 ID:dyS1wl/P0
P「ちょ……」
雪歩「結婚を前提にした真剣なお付き合いなら、認めてくれるそうです」
P(え? え?)
つまり下手に別れ話を持ちかけるわけにもいかなくなったらしい。
親公認の仲とかさ。そりゃ付き合ったばかりの頃だったらうれしかったろうよ。
だが、冷静に考えてほしい。
ここで相手のペースに乗せられたら負けだ。
P「俺とおまえは、もう会わないほうが良い」
雪歩「……?」
無言のプレッシャー。電話越しでも、空気が変わったのが分かる。
雪歩「どういう意味ですか?」
P「お、俺たちは仕事以外で関わらない方が良いと思う」
雪歩「……」
雪歩「結婚を前提にした真剣なお付き合いなら、認めてくれるそうです」
P(え? え?)
つまり下手に別れ話を持ちかけるわけにもいかなくなったらしい。
親公認の仲とかさ。そりゃ付き合ったばかりの頃だったらうれしかったろうよ。
だが、冷静に考えてほしい。
ここで相手のペースに乗せられたら負けだ。
P「俺とおまえは、もう会わないほうが良い」
雪歩「……?」
無言のプレッシャー。電話越しでも、空気が変わったのが分かる。
雪歩「どういう意味ですか?」
P「お、俺たちは仕事以外で関わらない方が良いと思う」
雪歩「……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:48:47 ID:dyS1wl/P0
P「聴いてるのか?」
雪歩「真美ちゃんですか?」
P「な?」
雪歩「知ってますよ。Pと真美ちゃんが影でメールしてるの」
P「業務上連絡することもあ…」
雪歩「個人的なことで、ですよね?
先週デートしてたの知ってますよ? 小鳥さんから聞きました」
あの女、あとで焼き鳥にしてやる。
P「真美がどうしても遊びたいって言ってたからしょうがないだろ?
アイドルのマネジメントも俺の仕事だ」
雪歩「でも小鳥さんが見ちゃったそうですよ?
真美ちゃんとPがキスしてるところ」
たしかに、円滑なコミュニケーションを図るためにキスが必要なこともある。
あいにくディズニーのチケットも手に入れてたしな(律子にもらった)
かすみちゃんへの熱い思いが知られてないのが幸いだ。
雪歩「真美ちゃんですか?」
P「な?」
雪歩「知ってますよ。Pと真美ちゃんが影でメールしてるの」
P「業務上連絡することもあ…」
雪歩「個人的なことで、ですよね?
先週デートしてたの知ってますよ? 小鳥さんから聞きました」
あの女、あとで焼き鳥にしてやる。
P「真美がどうしても遊びたいって言ってたからしょうがないだろ?
アイドルのマネジメントも俺の仕事だ」
雪歩「でも小鳥さんが見ちゃったそうですよ?
真美ちゃんとPがキスしてるところ」
たしかに、円滑なコミュニケーションを図るためにキスが必要なこともある。
あいにくディズニーのチケットも手に入れてたしな(律子にもらった)
かすみちゃんへの熱い思いが知られてないのが幸いだ。
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 17:55:43 ID:dyS1wl/P0
雪歩「浮気は男の人の甲斐性って言いますよね。
だから最初は仕方ないかなって思ってたんです」
P「……もう疲れてるんだよ。文句ならまた明日聞くから」
雪歩「そうやって逃げるんですか? 私はずっとPのこと信じてたのに、ひどいですよぉ」
こういう女ほどうざいものはない。
浮気した俺に非があるのは確かなことだろう。
だけどさ、もう別れたいって言ってるんだから諦めてよね?
雪歩「嫌です。あなた以外の人が好きになれないからこんなに困ってるのに」
P(あー、かすみちゃんと一緒にお風呂入りてえ)
雪歩「明日、しっかり話聞かせてもらいますからね」
P「あー、はいはい」
雪歩「……」
P「悪かった。じゃあまた明日な」
雪歩「はい。ちゃんと理由を訊かせてもらいますからね」
だから最初は仕方ないかなって思ってたんです」
P「……もう疲れてるんだよ。文句ならまた明日聞くから」
雪歩「そうやって逃げるんですか? 私はずっとPのこと信じてたのに、ひどいですよぉ」
こういう女ほどうざいものはない。
浮気した俺に非があるのは確かなことだろう。
だけどさ、もう別れたいって言ってるんだから諦めてよね?
雪歩「嫌です。あなた以外の人が好きになれないからこんなに困ってるのに」
P(あー、かすみちゃんと一緒にお風呂入りてえ)
雪歩「明日、しっかり話聞かせてもらいますからね」
P「あー、はいはい」
雪歩「……」
P「悪かった。じゃあまた明日な」
雪歩「はい。ちゃんと理由を訊かせてもらいますからね」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:04:20 ID:dyS1wl/P0
翌日、仕事帰りに雪歩に引き留められ、別れたい意志を告げたけど……
P「もう終わりだ」
雪歩「私の何がいけなかったんですかぁ……?
嫌なことがあるなら教えてくださいよ」
P「俺と雪歩は合わなかったんだよ。
悪いけど諦めてくれ」
雪歩「そんなに真美ちゃんのことが好きなんですかぁ?」
そこまで好きじゃないけど、暇つぶしにはなるよね。
口に出したら方々から袋にされそうだな。
小鳥「そういえば、こんな写真がありましたね」
俺と真美がデート先でキスしてる写真だった。
どこで手に入れたんだよ?
P「もう終わりだ」
雪歩「私の何がいけなかったんですかぁ……?
嫌なことがあるなら教えてくださいよ」
P「俺と雪歩は合わなかったんだよ。
悪いけど諦めてくれ」
雪歩「そんなに真美ちゃんのことが好きなんですかぁ?」
そこまで好きじゃないけど、暇つぶしにはなるよね。
口に出したら方々から袋にされそうだな。
小鳥「そういえば、こんな写真がありましたね」
俺と真美がデート先でキスしてる写真だった。
どこで手に入れたんだよ?
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:09:22 ID:dyS1wl/P0
真美「もうやめなよ。兄ちゃんが困ってんじゃん」
雪歩「浮気相手のくせによく言いますよ……。
私とPが付き合ってたの知ってたんでしょ?」
真美「うん。でも恋愛って自由だよね?
兄ちゃんはもうゆきぴょんのこと好きじゃないってことだYO」
ボコ
信じられないことに、真美がぶっとばされた音だった。
ボディブローを喰らったらしく、壁を突き破ってどこかへ消えてしまった。
小鳥「まあ、最近の子ってパワフルなのね」
雪歩「これでもダンスレッスン受けてますからね」
P「関係あるのそれ?」
雪歩「Pはどっちを取るんですか? 私ですか? それとも真美ちゃん?」
P(かすみちゃんかな)
小鳥「そういえば、こんなフォルダがありましたね」
俺のUSBに保存しておいたはずの、かすみちゃんフォルダだと?
雪歩「浮気相手のくせによく言いますよ……。
私とPが付き合ってたの知ってたんでしょ?」
真美「うん。でも恋愛って自由だよね?
兄ちゃんはもうゆきぴょんのこと好きじゃないってことだYO」
ボコ
信じられないことに、真美がぶっとばされた音だった。
ボディブローを喰らったらしく、壁を突き破ってどこかへ消えてしまった。
小鳥「まあ、最近の子ってパワフルなのね」
雪歩「これでもダンスレッスン受けてますからね」
P「関係あるのそれ?」
雪歩「Pはどっちを取るんですか? 私ですか? それとも真美ちゃん?」
P(かすみちゃんかな)
小鳥「そういえば、こんなフォルダがありましたね」
俺のUSBに保存しておいたはずの、かすみちゃんフォルダだと?
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:15:12 ID:dyS1wl/P0
雪歩「は……?」
情報の許容量を超えたらしく、固まってしまった。
まあ気持ちは分からなくもない。
P「言いたいことは分かる。ここにある写真は俺とかすみちゃんの
ツーショットが大半だ。だがな、ちゃんと合意の上だぞ?」
雪歩「……」
P「俺は将来的にかすみちゃんのプロデュースを視野に入れてる。
かすみちゃんの成長を見守るために、俺がそばにいてやれなくてどうする?」
仮にかすみちゃんが変な男に騙されたりしたら大変だ。
純情無垢な少女を見丸るため、やむを得なくストーカーのような真似をすることもある。
俺にやましい心があるってどうして言い切れる?
小鳥「わー、すごい写真ばっかり。Pさんってロリコン?」
P「小鳥さん……後で恨みますよ?」
ーーーーー
食事休憩
情報の許容量を超えたらしく、固まってしまった。
まあ気持ちは分からなくもない。
P「言いたいことは分かる。ここにある写真は俺とかすみちゃんの
ツーショットが大半だ。だがな、ちゃんと合意の上だぞ?」
雪歩「……」
P「俺は将来的にかすみちゃんのプロデュースを視野に入れてる。
かすみちゃんの成長を見守るために、俺がそばにいてやれなくてどうする?」
仮にかすみちゃんが変な男に騙されたりしたら大変だ。
純情無垢な少女を見丸るため、やむを得なくストーカーのような真似をすることもある。
俺にやましい心があるってどうして言い切れる?
小鳥「わー、すごい写真ばっかり。Pさんってロリコン?」
P「小鳥さん……後で恨みますよ?」
ーーーーー
食事休憩
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:42:21 ID:dyS1wl/P0
小鳥「女なら誰でもいいんですよね?
女の価値は顔だけだと思ってるでしょ?」
P「う……」
図星なのは、小鳥が俺の元恋人だったからだ。
実はこの会社で働いて最初に目を付けたのが小鳥だった。
胸もでかいし、家庭的な性格。30近いのに相手もいないんだ。
俺が目を着けないわけないだろ?
小鳥「いつかは結婚……そんな甘い言葉に騙されてた頃が懐かしいです」
P「小鳥、俺とおまえは終わった関係じゃないか」
小鳥「Pさんは人でなしピヨ」
P「おいおい。待ってくれよ。またそうやって俺を悪人扱いするのかい?
俺と小鳥は相性が悪かったって何度も説明したろ?
俺のお前に対する思いは……恋じゃなかったんだ」
真美「ピヨちゃんは分かってないねー。兄ちゃんの本命は真美なんだYO?」
P(生きてたのか)
女の価値は顔だけだと思ってるでしょ?」
P「う……」
図星なのは、小鳥が俺の元恋人だったからだ。
実はこの会社で働いて最初に目を付けたのが小鳥だった。
胸もでかいし、家庭的な性格。30近いのに相手もいないんだ。
俺が目を着けないわけないだろ?
小鳥「いつかは結婚……そんな甘い言葉に騙されてた頃が懐かしいです」
P「小鳥、俺とおまえは終わった関係じゃないか」
小鳥「Pさんは人でなしピヨ」
P「おいおい。待ってくれよ。またそうやって俺を悪人扱いするのかい?
俺と小鳥は相性が悪かったって何度も説明したろ?
俺のお前に対する思いは……恋じゃなかったんだ」
真美「ピヨちゃんは分かってないねー。兄ちゃんの本命は真美なんだYO?」
P(生きてたのか)
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:49:11 ID:dyS1wl/P0
雪歩「真美ちゃん。全治一か月だと思いましたけど?」
真美「えへへ。765プロで鍛えられてるから大丈夫だもんねー」
P(さすが765プロ。伊達に同志の遺志を継いでないな。ん?)
一つ察したよ。なぜ小鳥が俺の裏事情に詳しいのか。
あの鳥。諜報してやがったな。
小鳥「うふふ」
P「ぐぬぬ」
その日は真美と雪歩が微笑ましく殺し合いしてた。
止めたほうが良かったんだろうけど、疲れたので帰ったよ。
数日後、入院してしまった真美のお見舞いに出かけた。
真美「兄ちゃん、真美じゃゆきぴょんに勝てなかったよ……」
真美「えへへ。765プロで鍛えられてるから大丈夫だもんねー」
P(さすが765プロ。伊達に同志の遺志を継いでないな。ん?)
一つ察したよ。なぜ小鳥が俺の裏事情に詳しいのか。
あの鳥。諜報してやがったな。
小鳥「うふふ」
P「ぐぬぬ」
その日は真美と雪歩が微笑ましく殺し合いしてた。
止めたほうが良かったんだろうけど、疲れたので帰ったよ。
数日後、入院してしまった真美のお見舞いに出かけた。
真美「兄ちゃん、真美じゃゆきぴょんに勝てなかったよ……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 18:54:30 ID:dyS1wl/P0
P「かわいそうな真美……。どうしてこんな目に」
小鳥「どう考えてもPさんが悪いですよね?」
真美「兄ちゃんは悪くないんだよ。ゆきぴょんが諦めてくれればいいのに」
P「だよな? あとで雪歩にはきつく言っておく」
ぞろぞろ。ガラガラ
黒服「貴様が765プロのPだな?」
黒服2「お嬢様から話は聞いてる」
なにこの危なそうな人達? もしかしなくても萩原組の人達ってこと?
P「そうでーす☆ Pですけど、何かぁ?」
黒服「くだらぬ芝居は入らん。頭から話があるそうだ。
連行させてもらうぞ?」
P「ふざけんじゃねー」
小鳥「どう考えてもPさんが悪いですよね?」
真美「兄ちゃんは悪くないんだよ。ゆきぴょんが諦めてくれればいいのに」
P「だよな? あとで雪歩にはきつく言っておく」
ぞろぞろ。ガラガラ
黒服「貴様が765プロのPだな?」
黒服2「お嬢様から話は聞いてる」
なにこの危なそうな人達? もしかしなくても萩原組の人達ってこと?
P「そうでーす☆ Pですけど、何かぁ?」
黒服「くだらぬ芝居は入らん。頭から話があるそうだ。
連行させてもらうぞ?」
P「ふざけんじゃねー」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:07:04 ID:dyS1wl/P0
ドゴッ
例えるなら、タイガー戦車(ドイツ)の主砲が、アメリカ軍の
主力戦車(シャーマン)の装甲を貫通した時の、ああいう音だ。
どんな音だ?
黒服「っうあああああああああああ!!」
病室のガラスを突き破って風の人になった。
P「おまえらいい加減しろよ。
ここには病人もいるんだぞ?」
黒服2「こ、こいつ……」
黒服3「ただの変態じゃなかったのか……。
こうなったら実力行使しかないな」
背中に隠していた日本刀を構え、奇声を発しながら斬りかかってきた。
真美「あ、そこ地雷が埋めてあるよ?」
黒服2「……??????」
例えるなら、タイガー戦車(ドイツ)の主砲が、アメリカ軍の
主力戦車(シャーマン)の装甲を貫通した時の、ああいう音だ。
どんな音だ?
黒服「っうあああああああああああ!!」
病室のガラスを突き破って風の人になった。
P「おまえらいい加減しろよ。
ここには病人もいるんだぞ?」
黒服2「こ、こいつ……」
黒服3「ただの変態じゃなかったのか……。
こうなったら実力行使しかないな」
背中に隠していた日本刀を構え、奇声を発しながら斬りかかってきた。
真美「あ、そこ地雷が埋めてあるよ?」
黒服2「……??????」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:15:16 ID:dyS1wl/P0
ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!
爆発。恐れおののいた他の奴らは退散していった。
P「真美。早く良くなってくれよ?
俺はいつまでもおまえのことを待ってる」
真美「ありがと。助けてくれたお礼にキスしてあげるね」
ちゅ
ほっぺたにキスされた。
小鳥「……」ギロ
P「なんですか?」
小鳥「別に……」
嫉妬されてるのは分かってたけどな。問題が起きたのは家に帰ってからだった。
雪歩「うええええん!! ぷろでゅーさあああああああ!!」
P「!?」
爆発。恐れおののいた他の奴らは退散していった。
P「真美。早く良くなってくれよ?
俺はいつまでもおまえのことを待ってる」
真美「ありがと。助けてくれたお礼にキスしてあげるね」
ちゅ
ほっぺたにキスされた。
小鳥「……」ギロ
P「なんですか?」
小鳥「別に……」
嫉妬されてるのは分かってたけどな。問題が起きたのは家に帰ってからだった。
雪歩「うええええん!! ぷろでゅーさあああああああ!!」
P「!?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:20:48 ID:dyS1wl/P0
いきなり雪歩がしがみついてきた。
よほど取り乱してるらしく、呂律が回ってない。
雪歩「わたしが真美ちゃんを……真美ちゃんをおお!!」
P「死んでないから大丈夫。それより黒服の人たちが
挨拶に来てくれたんだけど?」
雪歩「わたしのぉぉ……ううぅ、ぐすっ、
……お父さんが勝手に手配したみたいでぇ」
P(馬鹿野郎が……)
なんでも、俺が真美と良い仲なのが雪歩父に知られてしまったらしい。
ばらしたのはもちろん小鳥だ。いい加減しろ!!
P「雪歩。俺の気持ちは今でも変わらない」
雪歩「……そんなに真美ちゃんのことが好きなんですか?」
P「真美だけじゃない」
雪歩「?」
よほど取り乱してるらしく、呂律が回ってない。
雪歩「わたしが真美ちゃんを……真美ちゃんをおお!!」
P「死んでないから大丈夫。それより黒服の人たちが
挨拶に来てくれたんだけど?」
雪歩「わたしのぉぉ……ううぅ、ぐすっ、
……お父さんが勝手に手配したみたいでぇ」
P(馬鹿野郎が……)
なんでも、俺が真美と良い仲なのが雪歩父に知られてしまったらしい。
ばらしたのはもちろん小鳥だ。いい加減しろ!!
P「雪歩。俺の気持ちは今でも変わらない」
雪歩「……そんなに真美ちゃんのことが好きなんですか?」
P「真美だけじゃない」
雪歩「?」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:25:22 ID:dyS1wl/P0
P「実はやよいのことも悪くないと思ってる」
雪歩「やよいちゃんを?」
P「やよいがどうしてもって言うからな。
たまに一緒に遊んであげてるんだ」
雪歩「一緒に……遊ぶ?」
P「お医者さんごっととかな。どうだ? さすがに失望しただろ?」
雪歩「……」
P「こんな男のことは忘れたほうが良いよ。
雪歩って学校にもファンクラブがあるんだろ?
きっと他にもいい男はたくさんいるよ」
雪歩「……」
P「おい?」
雪歩「やよいちゃんが誘惑したんですよね?」
なん……だと?
そんなわけあるわけないと俺が言い返したら、また口論になってしまった。
毎週夫婦げんかしてる俺たち。大家からも冷たい視線を浴びる毎日。
雪歩「やよいちゃんを?」
P「やよいがどうしてもって言うからな。
たまに一緒に遊んであげてるんだ」
雪歩「一緒に……遊ぶ?」
P「お医者さんごっととかな。どうだ? さすがに失望しただろ?」
雪歩「……」
P「こんな男のことは忘れたほうが良いよ。
雪歩って学校にもファンクラブがあるんだろ?
きっと他にもいい男はたくさんいるよ」
雪歩「……」
P「おい?」
雪歩「やよいちゃんが誘惑したんですよね?」
なん……だと?
そんなわけあるわけないと俺が言い返したら、また口論になってしまった。
毎週夫婦げんかしてる俺たち。大家からも冷たい視線を浴びる毎日。
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:32:31 ID:dyS1wl/P0
もう限界だ。
社長「なるほどね。君と萩原君がそんな関係だったとは」
P「ええ。俺も過去のことは精算したいと思ってるんですよ」
社長「いいだろう。仕事にも悪影響だしね。私からもよく言っておこう」
やよい「うっうー。私も手伝います」
そのことを雪歩に伝えたら、やよいがぶっとばされてしまった。
やよい「」
↑限りなく死体に近いやよい。
雪歩「あうぅ。ごめんなさい、かっとなってつい……」
P「若気の至りってやつだね。ソビエトじゃ日常茶飯事だ」
雪歩「ですよねー」
社長「う、うむアイドルとPが付き合うのも悪くないかな」
社長「なるほどね。君と萩原君がそんな関係だったとは」
P「ええ。俺も過去のことは精算したいと思ってるんですよ」
社長「いいだろう。仕事にも悪影響だしね。私からもよく言っておこう」
やよい「うっうー。私も手伝います」
そのことを雪歩に伝えたら、やよいがぶっとばされてしまった。
やよい「」
↑限りなく死体に近いやよい。
雪歩「あうぅ。ごめんなさい、かっとなってつい……」
P「若気の至りってやつだね。ソビエトじゃ日常茶飯事だ」
雪歩「ですよねー」
社長「う、うむアイドルとPが付き合うのも悪くないかな」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 19:37:03 ID:dyS1wl/P0
P「実は俺、社長にも誘惑されて困ってるんだ」
社長「……!?」
P「社長ってゲイなんだよね。噂によると美少年の欠を掘るのが趣味らしいぞ」
雪歩「へー。そうだったんですか」ギロ
社長「ま、待ちたまえ!! そんな時事は一切な……」
社長も窓を突き破って何処かへ飛ばされてしまった。
よく人が吹き飛ぶ事務所だ。
P「実は俺、美希とも付き合ってるんだ」
雪歩「へー。そうだったんですか」ギロ
美希「……!?」
美希はとっとと逃げ出したので難を逃れた。
社長「……!?」
P「社長ってゲイなんだよね。噂によると美少年の欠を掘るのが趣味らしいぞ」
雪歩「へー。そうだったんですか」ギロ
社長「ま、待ちたまえ!! そんな時事は一切な……」
社長も窓を突き破って何処かへ飛ばされてしまった。
よく人が吹き飛ぶ事務所だ。
P「実は俺、美希とも付き合ってるんだ」
雪歩「へー。そうだったんですか」ギロ
美希「……!?」
美希はとっとと逃げ出したので難を逃れた。
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16 20:02:09 ID:dyS1wl/P0
雪歩「美希ちゃんのことも好きだったんですか?」
P「まさか。あんな子供、初めから相手にしてないよ」
とんだ茶番だった。仕事帰りに真美のお見舞いに行く。
看護師「双海さんならもう退院されましたよ?」
P「まじかよ……」
だてに訓練されてないな。なんという自己治癒力。
まっすぐ家に帰ると、真美ちゃんが待っててくれた。
真美「思ったより退院が早まったの」
P「……部屋入ろうか?」
真美の笑顔を見るだけでフルボッキしてたのは内緒だ
P「まさか。あんな子供、初めから相手にしてないよ」
とんだ茶番だった。仕事帰りに真美のお見舞いに行く。
看護師「双海さんならもう退院されましたよ?」
P「まじかよ……」
だてに訓練されてないな。なんという自己治癒力。
まっすぐ家に帰ると、真美ちゃんが待っててくれた。
真美「思ったより退院が早まったの」
P「……部屋入ろうか?」
真美の笑顔を見るだけでフルボッキしてたのは内緒だ
コメント
コメント一覧 (3)
コメントする