5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:40:57 ID:6+147XBn0
P「もう一度言うぞ。このパンツを忘れt」

春香「あの」

P「どうした。お前のパンツなのか?」

春香「違いますよ!なんでこんな犯人探しみたいなことを!」

P「この前の765プロ社員旅行で、女性の下着のおとしものが見つかった」

P「つまり、この中の誰かがパンツを忘れていった、ということだ」

P「だったら、落とし主をハッキリさせなきゃダメじゃないか」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:42:23 ID:6+147XBn0
真「だからってこんな方法で・・・」

律子「まず名乗り出ないでしょうね」

P「どうしてだ?自分のパンツが1枚無くなったんだぞ?」

P「この、真っ白なクマさんパンツが」

千早「どうでもいいですけど、早く終わらせてくださいよ」

P「じゃあ、まずは一人ずつ聞いていこうか」

P「春香」

春香「違います」

P「千早」

千早「私じゃありません」

P「雪歩」

雪歩「わっ、私じゃないですぅ・・・」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:43:20 ID:6+147XBn0
P「あずささん」

あずさ「そんなパンツを旅行にもってきた覚えがないんですよねぇ」

P「やよい」

やよい「うーん、私じゃないかなーって」

P「小鳥さん」

小鳥「違うに決まってるじゃないですか」

P「真」

真「ボクじゃないですよ」

P「律子」

律子「違うと誓います」

P「亜美、真美」

亜美・真美「MEのじゃないYO!」

P「貴音」

貴音「私のものではございません」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:47:23 ID:6+147XBn0
P「響」

響「自分じゃないぞ・・・」

P「美希」

美希「ミキ的には、お子様すぎるかなー」

P「じゃあ、伊織のパンツなんだな?」

伊織「最後だからって勝手に私のものにしないでよね!違うわよ!!」

P「クッソゥ!じゃあ誰のパンツなんだよ!!」

伊織「・・・ていうかそれ」

P「ん?」

伊織「私がはくには、ちょっと大きいと思うんだけど」

P「・・・」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:50:04 ID:6+147XBn0
P「言われてみれば、小柄な伊織がはくにはちょっと大きいか?」

P「つまり、やよい、亜美や真美も候補から除外されるってことになるな」

P「よし!やよいおりと亜美真美は戻っていいぞ!」

響(あれ、自分も小柄な方だと思うんだけど・・・)

やよい「うっうー!わっかりましたー」

伊織「ま、残ったメンバーは早く終わるよう祈ることね。にひひっ」

亜美「わーい!真美、ゲームの続きやろ→」

真美「んっふっふ~。真美の怒涛の甲羅ラッシュみせてやんよ!」

P「さて、残るは春香、千早、雪歩、真、あずさ、響、律子、貴音、美希、小鳥さんの10人か」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:51:33 ID:6+147XBn0
律子「サイズの問題で言うならあずささんや、小鳥さん、貴音なんかも除外されるんじゃないですか」

小鳥「たしかに、大人がはくにはちょっと小さいかもしれませんね」

P「なるほど、じゃあ貴音、あずささん、小鳥さんも戻ってください」

貴音「わかりました。では、収録に行ってまいります」

あずさ「あらあら、疑いが晴れたようですね~」

小鳥「ふぅ、妙に緊張したわ。犯人じゃないのに・・・」

律子「じゃあ、私も仕事に戻りますね」

P「なんでだ?」

律子「なんでって、貴音が除外されるなら、私も除外されるでしょう?」

P「貴音は立派なケツをもってるから、あのサイズのパンツが合わないのはわかる」

P「だが!お前のケツは普通だろうが!」

律子「!?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:55:56 ID:6+147XBn0
P「よって、まだ候補の中に残ってもらう」

律子「そんな・・・」

P「それとも、何か自分のじゃない証拠でも?」

律子(くっ、そんなのあるわけない。こうなったら・・・)

P「パンツの特徴を整理しようか」

P「パンツの色は白。お尻の部分にクマさんのプリントがある」

P「しわ・汚れがほとんどないところから、新品・未使用と思われる」

P「こんなとこだな」

律子「・・・ってます」

P「ん?」

律子「私、それと同じものをもってます」

春香「!?」

律子「家に同じものがあるんですよ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 20:57:12 ID:6+147XBn0
律子「ただ、それを旅行にはもっていっていません」

律子「それが私のだとしたら、ダブってしまうことになります」

律子「それっておかしくないですか?」

雪歩(律子さんがそんなパンツもっているとは思えない・・・)

真(これは嘘で潔白を示そうとしている!)

P「そ、それもそうだな」

P「う~ん、じゃあ、律子も除外で」

律子「やっとわかってくれましたか、それじゃあ仕事でもしましょうかね」

律子(少々恥ずかしい嘘をついちゃったけど、候補から外れるには仕方がなかったのよ律子)

律子「・・・はぁ」

P「そうなると残りは、春香、千早、雪歩、真、美希、響の6人か」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:00:14 ID:6+147XBn0
美希「ねぇハニー」

P「ん?お前のパンツか?」

美希「さっきも言ったけど、ミキ的にはお子様すぎるかなって思うの」

P「ほう」

美希「ミキが、こんなパンツはいてるとこ、想像できる?」

P「・・・」

P「もっとエ○いのをはいていた」

千早「何言ってるのこの人は」

美希「だよねぇ?ミキはオトナだから、もっとセクシーでキュートなのしかはかないの!」

美希「今はいてるパンツ見る?」

春香「ちょっ!美希!?」

P「そこまで言うのなら、美希も違うんだろうな。第一、似合ってないし」

P「よし、美希も戻っていいぞ」

美希「はーいなの♪」

響(また一人抜けていったぞ・・・これはこじつけでも何か訴えないと犯人扱いされちゃうぞ)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:04:06 ID:6+147XBn0
千早「あの」

P「おっ、お前のパンt」

千早「それはもういいです」

千早「その下着の値段はわかりますか?」

P「値段?メーカーを調べればわかるかもな」

千早「正直、私は下着にこだわりはありません」

千早「いつも買っているのは複数枚セットでお得なもののみです」

千早「3枚1000円くらいのものじゃないと買いません」

P「そうなのか、どれちょっと調べてみるか」

P「・・・550円だった」

千早「論外ですね。半額で検討できるレベルです」

P「そうか・・・それなら千早も違うのかな」

春香(意外とアッサリ!)

千早「では、今日はもう予定もないので失礼します。お疲れ様でした」

P「残るは4人」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:06:12 ID:6+147XBn0
P「さぁ、大人しく白状するんだ」

P「なぁ、真」

真「!?」

P「お前はカワイイものが大好きだよな?」

P「このクマさんパンツ、かわいいじゃあないか」

P「お前好みじゃあないのか・・・?」

真「・・・・・・・」

雪歩(真ちゃんが黙りだなんて・・・まさか!?)

真「ひどいですよ」

P「何がだ」

真「わかってない」

春香「?」

真「ぜんっぜん、わかってないですよ!!!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:07:04 ID:6+147XBn0
P「!?」

真「ボクが好きなのはフリフリなやつです!フリッフリな!」

真「そのパンツを見てください!フリフリな要素がなにひとつないじゃないですか!!」

真「無地の白パンにクマのプリントだけ!こんなの小学生か幼稚園児がはくようなやつじゃないですか!!」

真「ボクとプロデューサーの付き合いはそれなりにあるから、ちゃんとそういうところとかわかってくれてるって思ってたのに・・・」

真「それなのに、それなのに・・・!!」

P「わ、わかった落ち着け、落ち着くんだ真」

真「ひどいですよ、プロデューサー」

P「すまん。このパンツはお前のじゃないな、うん」

真「じゃあ、もう戻ってもいいですか?」

P「あ、ああ」

真「じゃあお疲れ様でーす!」

P「・・・」

春香(完全に勢いに押されてたなぁ)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:09:28 ID:6+147XBn0
P「オホン、さて気を取り直して・・・と」

P「このパンツは白い。真っ白だ。純白だ」

P「白といえば・・・雪歩のイメージカラーだ」

雪歩「えぇ!?」

響(ひどいこじつけだぞ!)

P「雪歩・・・嘘をつき続けても辛いだけだぞ?」

雪歩「・・・」

P「俺は知ってるぞ、雪歩が優しい子だってことを」

春香(犯人を説得しているみたいなセリフを!)

雪歩「わ、わたしは」

P「うんうん」

雪歩「私はあんな安物のパンツ買わないですぅ!」

春香「!?」

響「!?」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:10:53 ID:6+147XBn0
雪歩「私は上下セットで4,000円以下のものは買ったことないんですぅ・・・」

P「そ、そうだったのか・・・」

P(雪歩の家柄を考えると、納得できるような気がしなくもない)

P「わかった。雪歩のじゃあないんだな?」

雪歩「はい」

P「よし、雪歩も戻っていいぞ」

雪歩「あ、ありがとうございますぅ!」

響(4,000円かぁ・・・簡単には手がでないぞ)

P「・・・」

春香「・・・」

響「・・・」

P「残るは、お前ら2人だけだな」

P「春香、そろそろ観念する頃じゃないのか?」

春香「え!?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:13:41 ID:6+147XBn0
春香「た、たしかにサイズ的にもひょっとしたら合ってると思いますし?」

春香「値段的にも、普段買うのと大体同じくらいですけど?」

春香「でもでも、あんなパンツはかないですよー?」

春香「アイドルですから、アイドル!」

P「はぁ・・・」

春香「・・・!」

春香「そういえば、そのパンツに動物のプリントがしてありますよねー?」

響「!」

春香「動物といえば・・・」

P「そ、そうか!!」

響「!?」

P「なんて初歩的なことに気づかなかったんだ」

P「動物と言えば響!つまり響のパンツだったんだ!」

響「えぇーっ!?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:16:30 ID:6+147XBn0
P「クマさんパンツだぞ?クマ飼ってなかったっけ?」

響「自分、クマはさすがに飼ってないぞ!」

P「クマを飼えないという欲求不満から、クマさんパンツを・・・」

響「うがー、ムチャクチャだぞ」

響「自分じゃないってばぁー!」

P「証拠は?」

響「証拠は・・・ないけど・・・」

P「じゃあ響のってことで」

響「ちょ、待って!」

P「それにな、響」

響「?」

P「そのパンツが一番似合うのは響だと思うんだ」

響「うえぇ!?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:19:37 ID:6+147XBn0
P「もう犯人なんかどうでもいい」

P「そのパンツをはくのにふさわしいのは響なんだ」

響「もうめちゃくちゃだー!」

P「だから、そのパンツはお前に託す」

P「俺もこの後打ち合わせがあるから、それじゃあな」

響「え、あっちょっと・・・」

響「・・・・・・」

響「誰かもわからないパンツもらってもしょうがないぞ」

響「そのへんに置いておけば、誰か拾うよね?」

響「・・・もう帰ろう」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/06 21:23:46 ID:6+147XBn0
―――しばらくして

春香「・・・」

春香「ふぃー、回収成功」

春香(お子様、小学生、安物・・・か)

春香「・・・これからは、もうちょっといいパンツを買おう」



おわり

引用元: P「このパンツを忘れたもの、正直に手をあげろー」