1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:03:32.39 ID:k9DlsSqqP
希「ねぇねぇ、えりち。ウチ、えりちのこと好きなんよ」
絵里「きゅ、急に何言ってるのよ!」カアアアアアアアア
絵里「わ、私だって希のこと好きよ」カアアアアアアア
希「ウチの方がえりちのこと好きやもん!」
絵里「私が希を好きな気持ちの方が強いわ!」
希「むー……」
絵里「うー……」
希「ふふ」
絵里「ふふふっ」
絵里「きゅ、急に何言ってるのよ!」カアアアアアアアア
絵里「わ、私だって希のこと好きよ」カアアアアアアア
希「ウチの方がえりちのこと好きやもん!」
絵里「私が希を好きな気持ちの方が強いわ!」
希「むー……」
絵里「うー……」
希「ふふ」
絵里「ふふふっ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:06:13.94 ID:JYNnAwn80
希「ねぇねぇ、えりち。ウチ、えりちのこと好きなんよ」
絵里「きゅ、急に何言ってるのよ!」カアアアアアアアア
絵里「わ、私だって希のこと好きよ」カアアアアアアア
希「ウチの方がえりちのこと好きやもん!」
絵里「私が希を好きな気持ちの方が強いわ!」
希「むー……」
絵里「うー……」
俺「ふふ」
絵里「ふふふっ」
絵里「きゅ、急に何言ってるのよ!」カアアアアアアアア
絵里「わ、私だって希のこと好きよ」カアアアアアアア
希「ウチの方がえりちのこと好きやもん!」
絵里「私が希を好きな気持ちの方が強いわ!」
希「むー……」
絵里「うー……」
俺「ふふ」
絵里「ふふふっ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:07:11.71 ID:k9DlsSqqP
希「それでね、えりちに頼みがあるん」
絵里「何かしら?」
希「ウチ、一度でいいからたくさんのえりちに囲まれてみたい」キラキラ
絵里「たくさんの私? そんなの不可能に決まってるじゃない」
希「と、思うやろ?」
希「でも実現できる方法を見つけたんよ!」
絵里「何? 私に分身しろとでもいうの?」ヤレヤレ
希「流石えりち! 理解が早くて助かるわ!」
絵里「え?」
絵里「何かしら?」
希「ウチ、一度でいいからたくさんのえりちに囲まれてみたい」キラキラ
絵里「たくさんの私? そんなの不可能に決まってるじゃない」
希「と、思うやろ?」
希「でも実現できる方法を見つけたんよ!」
絵里「何? 私に分身しろとでもいうの?」ヤレヤレ
希「流石えりち! 理解が早くて助かるわ!」
絵里「え?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:10:28.51 ID:k9DlsSqqP
希「ほら、これなんやけど……」スッ
絵里「これって、スピリチュアルな本?」
絵里「つまりスピリチュアルな方法で分身しろと?」
希「ものは試しやん! ね、やってみて!」キラキラ
絵里「まぁそれで希が満足するなら……」
絵里「出来なくても文句言わないでよね」
希「分かってるって」ワクワク
絵里「これって、スピリチュアルな本?」
絵里「つまりスピリチュアルな方法で分身しろと?」
希「ものは試しやん! ね、やってみて!」キラキラ
絵里「まぁそれで希が満足するなら……」
絵里「出来なくても文句言わないでよね」
希「分かってるって」ワクワク
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:14:33.56 ID:k9DlsSqqP
――――
――
―
絵里「……で、こうなったわけだけど」
希「えりちがいっぱいや……!」キラキラ
絵里2「穂乃果はどこ?」
絵里3「海未は?」
絵里「なんというか、みんな希じゃない人を好きみたいね……」
絵里「7人が7人希以外のメンバーを好きってどういうことなのよ」
希「ウチ、えりちがウチのこと好きじゃなくてもいっぱいいるだけで幸せ!」
絵里「それはよかったわ」ヤレヤレ
――
―
絵里「……で、こうなったわけだけど」
希「えりちがいっぱいや……!」キラキラ
絵里2「穂乃果はどこ?」
絵里3「海未は?」
絵里「なんというか、みんな希じゃない人を好きみたいね……」
絵里「7人が7人希以外のメンバーを好きってどういうことなのよ」
希「ウチ、えりちがウチのこと好きじゃなくてもいっぱいいるだけで幸せ!」
絵里「それはよかったわ」ヤレヤレ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:18:15.67 ID:k9DlsSqqP
穂乃果「高坂穂乃果、部室に参上!」
穂乃果「って、絵里ちゃんがいっぱい!」
絵里2「穂乃果!」ギュー
穂乃果「うわっ!? 絵里ちゃんどうしたの?」ドキドキ
絵里2「穂乃果、好きよ! 穂乃果!」チュッ
穂乃果「ええっ!? 絵里ちゃんには希ちゃんが……」
絵里「希のスピリチュアルな本を試してたらこうなってたの」
穂乃果「もう一人の絵里ちゃん!」
穂乃果「って、絵里ちゃんがいっぱい!」
絵里2「穂乃果!」ギュー
穂乃果「うわっ!? 絵里ちゃんどうしたの?」ドキドキ
絵里2「穂乃果、好きよ! 穂乃果!」チュッ
穂乃果「ええっ!? 絵里ちゃんには希ちゃんが……」
絵里「希のスピリチュアルな本を試してたらこうなってたの」
穂乃果「もう一人の絵里ちゃん!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:19:02.37 ID:TnM7XTTb0
きめええええええ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:22:00.32 ID:k9DlsSqqP
絵里「もう一人どころじゃないけどね」
絵里「どうやら私の分身は希以外のメンバーが好きみたいで……」
穂乃果「じゃあこの絵里ちゃんは穂乃果が好きな絵里ちゃんなの?」
絵里「そういうことになるわね」
絵里2「穂乃果、こうやって抱き付いてると穂乃果の鼓動が感じられる」フフ
穂乃果「だ、だって、穂乃果も本当は絵里ちゃんのこと好きなんだもん!」カアアアアアア
希「………」ジー
絵里「どうやら私の分身は希以外のメンバーが好きみたいで……」
穂乃果「じゃあこの絵里ちゃんは穂乃果が好きな絵里ちゃんなの?」
絵里「そういうことになるわね」
絵里2「穂乃果、こうやって抱き付いてると穂乃果の鼓動が感じられる」フフ
穂乃果「だ、だって、穂乃果も本当は絵里ちゃんのこと好きなんだもん!」カアアアアアア
希「………」ジー
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:26:04.03 ID:k9DlsSqqP
花陽「こ、こんにちはー」
絵里5「花陽!」ダキッ
花陽「絵里ちゃん!? ダ、ダレカタスケテー!!」
絵里s「チョットマッテテー」
花陽「ひぃっ! え、絵里ちゃんの声がいっぱい聞こえる……」
絵里5「よしよし、怖がらなくていいのよ、花陽」
花陽「え、えへへ。絵里ちゃんになでなでされると、気持ちいい」
希「………」ジトー
絵里5「花陽!」ダキッ
花陽「絵里ちゃん!? ダ、ダレカタスケテー!!」
絵里s「チョットマッテテー」
花陽「ひぃっ! え、絵里ちゃんの声がいっぱい聞こえる……」
絵里5「よしよし、怖がらなくていいのよ、花陽」
花陽「え、えへへ。絵里ちゃんになでなでされると、気持ちいい」
希「………」ジトー
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:30:10.37 ID:k9DlsSqqP
希「えりち、戻して」
絵里「もういいの?」
希「えりちの分身とはわかっててもえりちが他の人といちゃいちゃしてるのを見るのはつらいんよ
」
絵里「それはそうよね。私も同じ状況だったらそう思うだろうし」
絵里「……ってこれ戻し方書いてないわよ?」
希「うそ、どれどれ」
希「下の方に小さく『成功した場合分身を消すことはできません』って書いてある……」
絵里「と、いうことは、ずっとこのままってこと……?」
絵里「もういいの?」
希「えりちの分身とはわかっててもえりちが他の人といちゃいちゃしてるのを見るのはつらいんよ
」
絵里「それはそうよね。私も同じ状況だったらそう思うだろうし」
絵里「……ってこれ戻し方書いてないわよ?」
希「うそ、どれどれ」
希「下の方に小さく『成功した場合分身を消すことはできません』って書いてある……」
絵里「と、いうことは、ずっとこのままってこと……?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:33:22.00 ID:k9DlsSqqP
海未「ごきげんよう」
絵里3「海未!」ダキッ
海未「え、ええええええ、絵里!? ど、どどどど、どうしたのですか!?」カアアアアアアア
凛「勇気凛々! あなたの凛です!」
絵里6「凛!」ダキッ
ことり「ごめんねー、日直でちょっと遅くなっちゃったー」
絵里4「ことりの甘々な声で脳が溶けるわ」ダキッ
絵里3「海未!」ダキッ
海未「え、ええええええ、絵里!? ど、どどどど、どうしたのですか!?」カアアアアアアア
凛「勇気凛々! あなたの凛です!」
絵里6「凛!」ダキッ
ことり「ごめんねー、日直でちょっと遅くなっちゃったー」
絵里4「ことりの甘々な声で脳が溶けるわ」ダキッ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:36:09.30 ID:k9DlsSqqP
真姫「新しい曲できたわよー」
にこ「にこも手伝ったんだからみんな心して聴いてよねー」
絵里7「真姫!」ダキッ
絵里8「にこ!」ギュー
希「も、もう嫌や!」ダッ
絵里「あ、待ちなさい希!」
真姫「ちょ、ちょっと! なんでエリーがこんなにいるのよ!
にこ「にこも手伝ったんだからみんな心して聴いてよねー」
絵里7「真姫!」ダキッ
絵里8「にこ!」ギュー
希「も、もう嫌や!」ダッ
絵里「あ、待ちなさい希!」
真姫「ちょ、ちょっと! なんでエリーがこんなにいるのよ!
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:39:47.18 ID:k9DlsSqqP
絵里「やっと、追い付いた」ギュッ
希「……ウチ、えりちが他の人といちゃいちゃしてるの見るんはやっぱりつらいんよ」
希「こう、胸が締め付けられるような感じがして……」
絵里「希、どうにか分身を消す方法を一緒に探しましょう」ギュッ
絵里「私が8人もいたら色々大変よ」アハハ
希「ごめんな、ウチが変なこと頼んだ所為で……」
絵里「いいわよ、希のそういうところも含めて好きだから」
希「……ウチ、えりちが他の人といちゃいちゃしてるの見るんはやっぱりつらいんよ」
希「こう、胸が締め付けられるような感じがして……」
絵里「希、どうにか分身を消す方法を一緒に探しましょう」ギュッ
絵里「私が8人もいたら色々大変よ」アハハ
希「ごめんな、ウチが変なこと頼んだ所為で……」
絵里「いいわよ、希のそういうところも含めて好きだから」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:43:16.77 ID:k9DlsSqqP
数日後
絵里「全く糸口もつかめないわね」
希「もうずっとこのままなんかな……」ハァ
絵里「今のところはそれぞれの私をみんなの家に止めてもらう形にしてもらってるけどもう数日も経ってるからそろそろ怪しまれる頃よね……」
絵里「もしもの時は真姫が別荘を貸してくれるとは言ってくれてるけどあまり迷惑はかけられないし……」
希「そうやね……」ヤツレ
絵里「何より、希がもう限界なのよね」
絵里「私の分身と誰かがいちゃついてるのを見るたびに胸が締め付けられるように痛む……精神的ダメージは相当なものよね」
絵里「全く糸口もつかめないわね」
希「もうずっとこのままなんかな……」ハァ
絵里「今のところはそれぞれの私をみんなの家に止めてもらう形にしてもらってるけどもう数日も経ってるからそろそろ怪しまれる頃よね……」
絵里「もしもの時は真姫が別荘を貸してくれるとは言ってくれてるけどあまり迷惑はかけられないし……」
希「そうやね……」ヤツレ
絵里「何より、希がもう限界なのよね」
絵里「私の分身と誰かがいちゃついてるのを見るたびに胸が締め付けられるように痛む……精神的ダメージは相当なものよね」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:47:14.70 ID:k9DlsSqqP
絵里「さて、今日は練習もハードだったし疲れたでしょう?」
絵里「消し方を調べるのは切り上げて帰りましょう」
希「えりち、ウチもう少しだけ頑張って探してみる」
絵里「なら私も付き合うわ」
希「ウチは大丈夫やからえりちは帰って。亜里沙ちゃんに心配かけたらあかんし」
絵里「そんなこと――」
希「えりち」ギロ
絵里「そ、そうさせてもらうわ。くれぐれも無理しないようにね」
希「うん、ありがと」ニコッ
絵里「消し方を調べるのは切り上げて帰りましょう」
希「えりち、ウチもう少しだけ頑張って探してみる」
絵里「なら私も付き合うわ」
希「ウチは大丈夫やからえりちは帰って。亜里沙ちゃんに心配かけたらあかんし」
絵里「そんなこと――」
希「えりち」ギロ
絵里「そ、そうさせてもらうわ。くれぐれも無理しないようにね」
希「うん、ありがと」ニコッ
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:52:01.26 ID:k9DlsSqqP
翌日
穂乃果「絵里ちゃーん!」ダキッ
絵里「穂乃果? どうしたの?」
穂乃果「私の絵里ちゃんがいなくなっちゃったの!」ウワーン
絵里「穂乃果の私? あぁ、穂乃果のことが好きだった私?」
穂乃果「うん、希ちゃんが2人きりで話があるっていうから学校に連れてきたんだけどね、希ちゃんと一緒にどこかに行って、戻ってきたのは希ちゃん1人だったの」
絵里「……つまり穂乃果のことが好きな私は消えたってこと?」
穂乃果「うん、多分……」コクン
穂乃果「絵里ちゃーん!」ダキッ
絵里「穂乃果? どうしたの?」
穂乃果「私の絵里ちゃんがいなくなっちゃったの!」ウワーン
絵里「穂乃果の私? あぁ、穂乃果のことが好きだった私?」
穂乃果「うん、希ちゃんが2人きりで話があるっていうから学校に連れてきたんだけどね、希ちゃんと一緒にどこかに行って、戻ってきたのは希ちゃん1人だったの」
絵里「……つまり穂乃果のことが好きな私は消えたってこと?」
穂乃果「うん、多分……」コクン
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:54:28.75 ID:k9DlsSqqP
絵里「もう、希ってば、消す方法が分かったなら私に相談してくれてもいいのに……」
絵里「それに何も言わずに消しちゃうなんてひどいわね……」
穂乃果「いつかこうなるって分かってはいたけどお別れくらいいいたかったな……」シュン
絵里「そうよね、お別れくらい言う時間くれても罰は当たらないわよね」ナデナデ
絵里「希には私から言っておくわ。今日は胸を貸してあげるから泣きなさい」
穂乃果「うん、ありがとう、絵里ちゃん」ギューッ
絵里「それに何も言わずに消しちゃうなんてひどいわね……」
穂乃果「いつかこうなるって分かってはいたけどお別れくらいいいたかったな……」シュン
絵里「そうよね、お別れくらい言う時間くれても罰は当たらないわよね」ナデナデ
絵里「希には私から言っておくわ。今日は胸を貸してあげるから泣きなさい」
穂乃果「うん、ありがとう、絵里ちゃん」ギューッ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 18:59:34.12 ID:k9DlsSqqP
6日後
絵里(それから毎日私の分身は消えていった)
絵里(希に聞いても『えりちには内緒』とだけいうばかりでどう消してるのかは教えてくれない)
絵里(穂乃果、海未、ことり、凛、花陽、真姫のことを好きな分身は昨日までに消えて、残りはに
このことを好きな私だけ)
絵里(希には悪いけどどう消しているのか少し気になってしまって、私は後をつけた)
絵里(希は人が滅多に来ない学校の敷地の隅の方に私の分身を呼んでいた)
希「君で最後やね」
絵里8「希、用があるならさっさとして。私はにこのところに戻りたいんだけど」
希「えりちはそんなこと言わない! えりちの姿で変なこと言わんといて!」
絵里(それから毎日私の分身は消えていった)
絵里(希に聞いても『えりちには内緒』とだけいうばかりでどう消してるのかは教えてくれない)
絵里(穂乃果、海未、ことり、凛、花陽、真姫のことを好きな分身は昨日までに消えて、残りはに
このことを好きな私だけ)
絵里(希には悪いけどどう消しているのか少し気になってしまって、私は後をつけた)
絵里(希は人が滅多に来ない学校の敷地の隅の方に私の分身を呼んでいた)
希「君で最後やね」
絵里8「希、用があるならさっさとして。私はにこのところに戻りたいんだけど」
希「えりちはそんなこと言わない! えりちの姿で変なこと言わんといて!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:02:04.93 ID:k9DlsSqqP
絵里(次の瞬間、私の眼に映ったのは信じられない光景だった)
絵里8「あ、あぁ……」
希「ウチのものじゃないえりちは、ウチの血となり肉となるんや」
希「さぁ、えりち。一つになろ?」
絵里(希が私を刺した。ナイフで胸を一突き)
希「さて、焼き肉の準備やね」
絵里(希は私を手慣れたように捌いていつの間にか用意したバーベキューセットで焼いていく)
絵里8「あ、あぁ……」
希「ウチのものじゃないえりちは、ウチの血となり肉となるんや」
希「さぁ、えりち。一つになろ?」
絵里(希が私を刺した。ナイフで胸を一突き)
希「さて、焼き肉の準備やね」
絵里(希は私を手慣れたように捌いていつの間にか用意したバーベキューセットで焼いていく)
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:05:06.91 ID:k9DlsSqqP
絵里(いつの間にか、なんて思ったけど本当は結構時間をかけたのかもしれない)
絵里(あまりの光景に私の意識が飛んでいたのかもしれない)
希「おいしい」ニコッ
絵里(ただ、そこには私の肉を食べる希の姿だけあって)
絵里「……ぁ」ザッ
絵里(ここから離れたくて、逃げ出そうとして、音を立ててしまう)
希「……誰かおるん?」
絵里(あまりの光景に私の意識が飛んでいたのかもしれない)
希「おいしい」ニコッ
絵里(ただ、そこには私の肉を食べる希の姿だけあって)
絵里「……ぁ」ザッ
絵里(ここから離れたくて、逃げ出そうとして、音を立ててしまう)
希「……誰かおるん?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:08:01.34 ID:k9DlsSqqP
絵里(希が近づいてくる)
絵里(それが私の恐怖を煽る)
希「……みぃつけた」
絵里「あ、あぁ……」
絵里(あんなに好きだった希が、恐怖の対象にしか見えない)
希「あ、えりち。ウチね、えりちの分身全部消したよ!」
希「だからもう大丈夫、本物のえりち以外、ウチのえりち以外いないんや!」
絵里(それが私の恐怖を煽る)
希「……みぃつけた」
絵里「あ、あぁ……」
絵里(あんなに好きだった希が、恐怖の対象にしか見えない)
希「あ、えりち。ウチね、えりちの分身全部消したよ!」
希「だからもう大丈夫、本物のえりち以外、ウチのえりち以外いないんや!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:11:32.14 ID:k9DlsSqqP
絵里(笑いかける希の表情は嬉しそうで、でもどこか壊れているように見える)
絵里(希は壊れてしまっていたのかもしれない)
希「……ん?」
絵里(今の私にはただ、ただ、希が怖いという感情しか残ってない)
希「えりちはウチのことそんな目で見ない」ユラリ
絵里「や、やめて、希!」
希「偽物はまだおったんやね。偽物は全部処理しないと」
絵里(希は壊れてしまっていたのかもしれない)
希「……ん?」
絵里(今の私にはただ、ただ、希が怖いという感情しか残ってない)
希「えりちはウチのことそんな目で見ない」ユラリ
絵里「や、やめて、希!」
希「偽物はまだおったんやね。偽物は全部処理しないと」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:11:52.60 ID:IqiZ/26rP
凛ちゃん大好きだよ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:14:05.22 ID:k9DlsSqqP
絵里「希、私は本物!」
希「嘘や! 本物のえりちはウチをそんな目で見ない! ウチが嬉しかったら一緒に笑ってくれる!」
絵里(そこで、希はもう壊れてしまったのだと悟る)
絵里(私の言葉はもう届かない)
希「安心して、えりち」
希「えりちはウチの血肉になって、一生ウチと一緒」ニコッ
絵里「…………そう、ね」
希「嘘や! 本物のえりちはウチをそんな目で見ない! ウチが嬉しかったら一緒に笑ってくれる!」
絵里(そこで、希はもう壊れてしまったのだと悟る)
絵里(私の言葉はもう届かない)
希「安心して、えりち」
希「えりちはウチの血肉になって、一生ウチと一緒」ニコッ
絵里「…………そう、ね」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:19:19.75 ID:k9DlsSqqP
絵里(だから、私にできるのは、希を受け入れることだけ)
絵里「……それもいいかも」フフ
希「じゃあね、えりち」
絵里「じゃあねじゃないでしょ。これからもよろしく」ニコッ
希「ん? ふふ、そうやね」
希「あはは、あははははははははははははは」ブスッ
希「……今日はえりちのお肉で焼き肉パーティやね」フフ
希「あ、さっきのえりち早く食べないと焦げてまう」モグモグ
希「おいしいよ、えりち」
おわり
絵里「……それもいいかも」フフ
希「じゃあね、えりち」
絵里「じゃあねじゃないでしょ。これからもよろしく」ニコッ
希「ん? ふふ、そうやね」
希「あはは、あははははははははははははは」ブスッ
希「……今日はえりちのお肉で焼き肉パーティやね」フフ
希「あ、さっきのえりち早く食べないと焦げてまう」モグモグ
希「おいしいよ、えりち」
おわり
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 19:22:56.13 ID:k9DlsSqqP
亜里沙「お姉ちゃん、まだかなー……」
希「まだえりちがおった」
おわり
希「まだえりちがおった」
おわり
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/07/10(水) 20:07:26.09 ID:v+nma09R0
こわかった(KONAMI)
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