1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/18(月) 23:14:14.81 ID:bpkKNsCu0
ワルプル超えた後

てけとー

似たようなSSあったら言ってくださいすぐ消します

マミさん杏子出番無し

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408371244

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/18(月) 23:14:56.43 ID:bpkKNsCu0
[日曜日夜]

まどか「あのねパパ…相談があるんだけど…」


知久「どうしたんだい?」


まどか「えっとね…」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/18(月) 23:15:45.43 ID:bpkKNsCu0
[月曜日 学校屋上]


さやか「一人暮らししたい?」

まどか「う、うん…」

さやか「いやあ、まどかには無理っしょ」

まどか「うーん…やっぱりそうかな…」

ほむら「そもそもどうしてなの?素敵なご両親と暮らしているというのに」

まどか「えっとね…。……一人暮らしすれば変われるかもしれないかな、って」

ほむら「まだ自分を変えたいと思っているの?まどかは今のまどかでいいのよ?」

まどか「でも…わたしは一応お姉ちゃんだし、もう少ししっかりしないとダメかな…って」

まどか「一人で暮らしてるほむらちゃんもマミさんもすっごくカッコよくて…だから」

さやか「まあ確かにまどかの家の環境だと甘えちゃう気持ちもわからなくは無いなぁ」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:16:28.80 ID:bpkKNsCu0
ほむら「…やっぱり諦めた方がいいと思うわ。恐らくまどかが思っている以上に大変だと思うし」

まどか「そう…だよね。パパも同じこと言ってたんだ」

ほむら「やはりお父様の立場からすれば心配で仕方ないんだと思うわ」

さやか「まどか、ほむらお父さんもこう言ってることだし諦めるのがいいと思うよ」

ほむら「誰がお父さんよ」

さやか「だってほむらとまどかだったらほむらが彼氏でまどかが彼女でしょ?」

ほむら「…貴方は一体何の話をしているのかしら?」

さやか「誤魔化そうとしてるけど顔赤いよほむら、あとついでにまどかも」

まどか「…/// あ!そ、そういえばほむらちゃん!今日パパが晩御飯食べにおいでって!」

ほむら「あ、あら!そうなの!で、でも最近お邪魔させてもらってばかりで悪いわ!」

さやか「全く…この二人は……」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:17:11.13 ID:bpkKNsCu0
[月曜日夜 鹿目家]


ほむら「すいません。こう頻繁にご馳走になってしまって」

知久「いや、こちらからお誘いしているんだしほむらちゃんは気にしなくてもいいんだよ」

ほむら「ですが…」

詢子「いいんだよ。ほむらちゃんなら大歓迎だしさ、ウチも」

タツヤ「ほむあー!ほむあー!」

知久「タツヤも随分ほむらちゃんに懐いたね」

ほむら「ありがとうございます。…嬉しいです」

まどか「よかったねほむらちゃん。じゃあ頂きまーす!」

ほむら「頂きます」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:17:52.21 ID:bpkKNsCu0
詢子「今日もパパの料理でお酒が美味いわ」

ほむら「小父様のお作りになった料理、本当に美味しいです」

知久「ありがとう。でもほむらちゃんもお料理上手なんだろう?」

ほむら「いえ、大したことありません。自分で食べる分は簡単に済ませてしまうことも多いですし」

知久「一人で食べるのに毎回手を込んだものを作るのも大変だからね」

まどか「一人で、かぁ…」

知久「まどか、ほむらちゃんに憧れるのは分かるけどやっぱり大変だよ?」

まどか「えっ!?あ…憧れるっていうか…その、なんていうか…」

詢子「相変わらずまどかはほむらちゃんにゾッコンだねぇ」

まどか「う~…///」

ほむら(なんか…こっちも恥ずかしいわ)

知久「でも、流石にいきなり一人暮らしをさせるわけにはいかないからね」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:18:28.15 ID:bpkKNsCu0
知久「そこでね、今日はちょっとほむらちゃんに無茶なお願いがあるんだけど」

ほむら「えっ?なんでしょうか?」

知久「今週末まででいいんだ。まどかをほむらちゃんの部屋に住まさせて欲しい」

ほむら「私の…部屋に、ですか?」

知久「うん。まどかはこう見えて頑固だし口で言うよりも実際に体験したほうが早いと思うんだ」

ほむら「確かにそうかもしれませんが…」

知久「代わりに、部屋を貸してくれている間はほむらちゃんがまどかの部屋で生活してくれたらいい」

知久「勿論ほむらちゃんが断りたいのなら遠慮せずに断ってくれていいよ」

ほむら(別に私の部屋を貸すのは構わないけれど…)

知久「僕たちの事は気にしなくてもいいよ。お願いをしているのはこちらからな訳だし」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:19:09.72 ID:bpkKNsCu0
ほむら「…まどか、貴方はどうなの?」

まどか「ほ、ほむらちゃんがいいのなら…わたしは頑張ってみたい……かな」

ほむら「そう…。わかったわ」

知久「いいのかい?」

ほむら「はい。普段お世話になってしまってますし、それにまどかがそうしたいって言うのなら」

まどか「ほむらちゃん、いいの?」

ほむら「ええ。それよりも私の部屋で生活するの嫌じゃないの?」

まどか「う、ううん!そんなことないよ!ほむらちゃんこそわたしの部屋嫌じゃない?」

ほむら「い、嫌じゃないわ。むしろ…」

まどか「…むしろ?」

ほむら「…な、なんでもないわ」

詢子「じゃあ話は決まったね。ほむらちゃん、自分の家だと思ってのんびりしなよ」

ほむら「は、はい。…宜しくお願いします」

ほむら(…何か、違和感のようなものを感じるのは気のせいかしら)

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:19:50.34 ID:bpkKNsCu0
[火曜日朝 ほむらの部屋]


ほむら(荷物は…これでいいわね。……部屋も…汚く無い、と思う)

ほむら(学校が終わったらまどかと一度まどかの家に寄って、荷物を持って私の部屋に)

ほむら(どこに何があるか説明して私の荷物を持ってまどかの家に、だったわね)

ほむら(私の部屋で暫くまどかが生活するのね…。恥ずかしいというかなんというか…)

ほむら(…っと、もうこんな時間ね。学校に行かないと)

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:20:23.94 ID:bpkKNsCu0
[火曜日朝 鹿目家]

まどか(ええっと…荷物はこれでいい、よね?部屋も…大丈夫かな)

まどか(私の部屋でしばらくほむらちゃんが…。なんか、恥ずかしい?のかな…)

知久「まどかー!早くしないと遅刻しちゃうよー!」

まどか「はーい!」

まどか(大丈夫、頑張ろう!)

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:21:17.85 ID:bpkKNsCu0
[火曜日 学校屋上]


さやか「まどかがほむらの部屋に?んでほむらがまどかの家にぃ?」

まどか「う、うん」

さやか「まどか、ホントに大丈夫なの?料理とか」

まどか「パパのお手伝いとかもしてたから…大丈夫だと…思う」

さやか「ふーん、ほむらもよく部屋貸したね」

ほむら「まどかだからよ。他の人だったら絶対に断っていたけど」

さやか「なんか壊しちゃったりするかもよ?」

ほむら「別に構わないわ。まどかが怪我しなければね」

さやか「予想通りの回答だったわ…」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:21:44.85 ID:bpkKNsCu0
まどか「こ、壊したりなんかしないよ!?…多分」

ほむら「まどか、本当に怪我だけには気を付けて」

さやか「そういやお昼ってどうするの?ほむらを見習って栄養食品?」

ほむら「見習うって何よ」

まどか「一応お昼も頑張ってお弁当作ろうかな、って思ってるよー」

さやか「へー。…できるの?」

まどか「…頑張る」

ほむら「無理をしては駄目よ?」

まどか「大丈夫!ほむらちゃんには心配かけないようにするから!」

ほむら(すでに若干心配なのは黙っておきましょう…)

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:22:30.19 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夕方 ほむらの部屋]


ほむら「――で、ここにタオルを仕舞ってあるから。…こんなとこかしらね」

ほむら「まあ、物が少ない部屋だからそんなに探すのは苦労しないと思うわ」

まどか「うん、大体分かったよ」

ほむら「お目当ての物が見つからなかったら電話してね」

まどか「ありがと、ほむらちゃん」

ほむら「でも、冷蔵庫に大したもの入っていないけれど本当によかったの?」

まどか「大丈夫!パパが食費に、ってお金渡してくれたから」

ほむら「じゃあスーパーに案内してからまどかの家に行くわ」

まどか「大丈夫だよー。買い物くらい一人で…」

ほむら「この時間のスーパーを舐めては駄目よ」

まどか「えっ…?」

ほむら「行きましょう。行ってみたらわかるわ」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:23:08.31 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夕方 近くのスーパー]


ほむら「ここよ」

まどか「ごく普通のスーパーにしか見えないけど…」

ほむら「中に入ればわかるわ。まどか、手を出して」

まどか「えっ?うん」

ほむら「じゃあ、行くわ」ギュッ

まどか「わ、わ///ほ、ほむらちゃん!?」

ほむら「目に焼き付けておきなさい。タイムセールとは、こういうことよ」

「イラッシャイマセー」ウィーン
「ウオオオオオオオオオオオオオオ」
「チョット!ソレワタシノヨ!」
「ハヤイモノガチヨ!」
「オソイ!」
「ゲキリュウニミヲマカセドウカスル」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:23:41.81 ID:bpkKNsCu0
まどか「えっと…ここに割って入るの……かな?」

ほむら「大丈夫、私は貴方を離さないから」

まどか「う、嬉しいけどもっと別の時に行って欲しいかも…///」ゴニョゴニョ

ほむら「? どうしたの?」

まどか「う、ううん!なんでもない!」

ほむら「…? まあいいわ。じゃあ行くわよ」

まどか「う、うん!」


「チョットアンタ!トラナイデヨ!」
「ミズカラノゾンデエランダミチ、タメライモナイ!」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:24:19.92 ID:bpkKNsCu0
まどか「きゃっ!」

ほむら「まどか、大丈夫?」

まどか「し、食材を買うのってこんな大変なの!?」

ほむら「慣れてしまえばどうということは無いわ」

まどか「凄いね…。手を繋いでくれてなかったらすぐにはぐれちゃいそう…」

ほむら「言ったはずよ、まどか。もう二度と、あなたを放さない」

まどか「だ、だから嬉しいけどそういうのはもっと…」

ほむら「! まどか気を付けて!人が増えるわよ!」

まどか「えっ!?まだ増えるの!?…痛い!」

ほむら「まどか!手を離さないで!貴方の特売時間が終わってしまう!」

まどか「わ、私が裂けちゃう…!」

ほむら「まどか!?まどかあああ!?」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:25:00.94 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夕方 帰り道]


ほむら「何とか4日分の食材は手に入ったわね」

まどか「そう…だね…」ボロッ

ほむら「ごめんなさい、いきなりこの店は少しハードルが高かったわね」

まどか「…他の店はもっと凄いの?」

ほむら「上もあるし下もあるわね。一番近い店だったからここにしてしまったけど」

まどか「そうなんだ…。すごい世界だね…」

ほむら「もし食材が足りなくなったらこの時間を外すか別の店にすればいいわ」

ほむら「声をかけてくれたら私も手伝うわ」

まどか「今買った食材を何とかもたせるようにするよ…」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:25:42.58 ID:bpkKNsCu0
ほむら「何かあったら遠慮なく相談して頂戴」

まどか「ありがと♪あ、ここまでで大丈夫だよ」

ほむら「じゃあ気を付けてね」

まどか「うん…。手…握ってくれてありがとっ」

ほむら「あ、…ごめんなさい。握りっぱなしだったわね」

まどか「ううん…。…嬉しかったよ」

ほむら「そ、そう…。じゃ、じゃあね、まどか…頑張って」

まどか「うん!じゃあまた明日ね!」

ほむら「ええ。また明日」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:26:15.63 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夕方 鹿目家]


ピンポーン

ほむら(まどかがいない時に家に上がらせてもらうのって…変な感じね)

ガチャ

知久「やあ、ほむらちゃん。いらっしゃい」

ほむら「こんばんわ。…すいません、暫くお世話になります」

タツヤ「ほむあー!」

ほむら「タっくん、こんばんわ」ナデナデ

タツヤ「こんばんわー!」

知久「自分の家だと思って寛いでね。それじゃあ上がって」

ほむら「はい、失礼します」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:26:53.27 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夕方 まどかの部屋]

ほむら「…お邪魔します」ガチャ

ほむら(部屋にまどかがいないのは分かってるけど…つい言っちゃうわね)

ほむら(…落ち着かない)

ほむら(取りあえず…着替えて小父様のお手伝いでもしよう)

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:27:38.12 ID:bpkKNsCu0
[火曜日同刻 ほむらの部屋]


まどか「た、ただいまー」ガチャ

シーン

まどか「返事が無いって分かってても…ついつい言っちゃった…」

まどか(とりあえず買ってきたものを冷蔵庫に仕舞って、っと)

まどか(…なんか、落ち着かないよぉ)

まどか(取りあえず着替えて…お料理しちゃおうかな)

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:28:14.52 ID:bpkKNsCu0
[火曜日同刻 鹿目家]


ほむら「小父様、お手伝いします」

知久「いいんだよ気にしないで。ゆっくりしておいて」

ほむら「ですが…」

知久「気を利かせてくれているのは嬉しいんだけどね。もっと気楽に、ね?」

ほむら「そう、ですか…」

知久「…じゃあね、御飯が出来るまでタツヤの相手をお願いしていいかな?」

ほむら「…はい!わかりました」


タツヤ「ほむあー、ほんよんでー」

ほむら「いいわよ。タっくん、どれがいいの?」

タツヤ「これー」

【ぐりとグラ潰し】

ほむら(何これ…?)

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:29:00.03 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夜 ほむらの部屋]


まどか(ふー。なんとか出来たぁ)

まどか「いただきまーす」アーン

まどか(ちょっと…薄かったかなぁ)モグモグ

まどか(でも、お米は上手く炊けてよかった)

シーン

まどか(…一人でご飯食べるのってそういえば初めてかも)

まどか(静かで…少し寂しい…)

まどか(ほむらちゃんはいつもこういう風にご飯食べてるのかな…)

まどか(…お行儀悪いけど、TV点けちゃお)ピッ

「イマデショ!」

まどか「あ、この人見たことある」

まどか(なんか独り言が多くなっちゃいそう…)モグモグ

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:29:48.16 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夜 鹿目家]


詢子「たっだいまー!」

知久「ママ、おかえり」

タツヤ「おかーりー!」

ほむら「小母様、こんばんわ」

詢子「ほむらちゃーんダメダメ!今はウチの子なんだから『おかえり』でいいんだよ」

ほむら「えっと…お、おかえりなさい」

詢子「うんうん!それでいいのさ」

知久「じゃあ御飯にしようか」

詢子「着替えてくるから先に食べといて」

知久「わかったよママ。じゃあいただきます」

タツヤ「いただきまーす!」

ほむら「い、頂きます」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:30:27.63 ID:bpkKNsCu0
知久「そういえばほむらちゃん、まどかはどんな感じだった?」

ほむら「先程こちらに向かう前に一緒にスーパーに行ってきました」

知久「…どこのスーパーかな?」

ほむら「あの二丁目の角の小学校の近くの、です」

知久「あそこはまどかには大変だったんじゃないかな?」

ほむら「そうですね…別のスーパーにすべきでした」

知久「余程の理由が無いと僕でも行かないからね…あそこは…」

詢子「よっしゃー食べるぞー」

知久「何か飲むかい?」

詢子「うーん…。今はいいや。お風呂入ってからにするよ」

ほむら(ご馳走になったときは毎回呑んでたけど…、食事のときに絶対呑むって訳じゃないのね)

詢子「ほむらちゃん、表情が硬いよ」

ほむら「すいません。まだちょっと緊張していて…」

詢子「まあ段々慣れてくれればいいさ」

知久「そうだね。タツヤはもうほむらちゃんにベッタリだけど」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:31:13.15 ID:bpkKNsCu0
タツヤ「ほむあー、あーん」

ほむら「はいはい…はい、タっくんあーん」

タツヤ「あーん」モグモグ

詢子「うう…あたしもほむらちゃんにもっと懐いてもらいたいわ…」

ほむら「懐く…ですか」

詢子「ほむらちゃんにママって言われたらあたしは嬉しいんだけどね」

ほむら「それは…その…流石に…」

知久「ママ、ほむらちゃんが困ってるよ」

詢子「ごめんごめん。ほむらちゃんはこういう時可愛いからついつい」

ほむら「…は、恥ずかしいです///」

詢子「うーん、…じゃあさ、せめてウチに住んでいる間はほむらって呼んでいい?」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:31:43.40 ID:bpkKNsCu0
ほむら「えっ?」

詢子「嫌だったらやめるけどさ」

ほむら「い、嫌じゃ…ない、です…」

詢子「おし!決まりだね!じゃあ改めて…ほむら、自分の家だと思ってゆっくりしていってくれ」

知久「僕もいいかな?」

ほむら「はい。大丈夫です」

知久「ありがとう。ほむら、さっきはタツヤの世話をしてくれて助かったよ」

ほむら「いえ、せめて何かお手伝いでもさせて頂きたかったので」

詢子「いい子だねえ…。ずっとウチに居て欲しいくらいだ」

ほむら「そこまで甘えてしまう訳には…」

知久「こっちはいつでも歓迎だからね。気が変わったらいつでも言ってくれて構わないよ」

ほむら「…はい。ありがとうございます」

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:32:23.09 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夜 ほむらの部屋]


「ナツバテニハコノタベモノガー」

まどか「へー、そうなんだぁ」モグモグ

まどか「…テレビ見ながらだとつい手が止まっちゃうなぁ…ご飯冷めちゃった」

まどか「ってもうこんな時間!?早く食べてお風呂入らないと!」モグモグ

まどか(うぅ~…好きに時間使えるけど気にしないとダメだなあ)

まどか「ごちそうさまでした」

まどか「とりあえず食器は水に浸けておいてお風呂入っちゃおう」

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:32:54.49 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夜 鹿目家]


詢子「さて、ほむら」

ほむら「はい?」

詢子「風呂入るぞ」

ほむら「…えっ」

詢子「拒否権は無いかんなー」ガシッ

ほむら「ちょ、ちょっと!?」ズルズル

知久「どうぞごゆっくり」


詢子「はいじゃあ脱いだ脱いだ」

ほむら「あの…自分で脱げますから…、その手つきやめていただけませんか」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:33:28.01 ID:bpkKNsCu0
詢子「じゃあそこ座りな」

ほむら「は、はい」

詢子「どうしたー?顔赤いぞー?」

ほむら「…は、恥ずかしいです」

詢子「なーに言ってんだ女同士なのに。しかし肌綺麗だねえ。羨ましい」

ほむら「お、小母様もとても綺麗です」

詢子「こんな可愛い子にそう言って貰えるのは嬉しいね。じゃあ頭洗うよ」

ほむら「…お願いします」

詢子「このほむらの長い綺麗な髪も一度洗ってみたかったんだよ」ワシャワシャ

ほむら「そ、そうなんですか?」

詢子「ああ。サラサラで洗い甲斐があるわこれ」ワシャワシャ

ほむら(優しい手つきで…気持ちいい…)

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:34:14.08 ID:bpkKNsCu0
詢子「まどかとあたし、どっちの方が洗われてて気持ちいい?」ワシャワシャ

ほむら「は、はい!?」

詢子「ハハハッ!ほむらは分かりやすいな」

ほむら「う、うう…///」

詢子「じゃあ流すぞー」シャアアア

ほむら「…ありがとうございました」

詢子「じゃあ次あたしの髪洗って欲しいんだけど」

ほむら「分かりました。…失礼します」ワシャワシャ

詢子「あー手つきが優しくて気持ちいいわー」

ほむら「あ、ありがとうございます。小母様の髪も柔らかくて綺麗です」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:34:50.68 ID:bpkKNsCu0
詢子「まどかの髪はどうだったんだ?」

ほむら「ひゃ、ひゃい!?」

詢子「こらー、手ぇ止まってるぞー」

ほむら「す、すいません///」ワシャワシャ

詢子「いやー、まどかをからかったときとほぼ同じ反応をしてくれるとは」

ほむら「…///」

詢子「で、身体の洗いっこはしたのか?」ニヤニヤ

ほむら「な、流しますね!///」シャアア

詢子「もー教えてくれてもいいだろー」

ほむら「い、言いません!」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:35:21.13 ID:bpkKNsCu0
[火曜日同刻 ほむらの部屋]


まどか(ふうー…気持ちいいなぁ)

まどか(そういえば…前に急に雨が降った日にシャワー借りたんだよね)

まどか(…一緒にシャワー浴びたり髪洗いっこしたり///)

まどか(思い出したら恥ずかしくなってきちゃった…)ブクブク

まどか(ほむらちゃん…ママにイジワルな質問されてないかなぁ)

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:36:00.89 ID:bpkKNsCu0
[火曜日同刻 鹿目家風呂場]


詢子「ほむら、単刀直入に聞くけどさ」

ほむら「? はい?」

詢子「まどかのどこが好きなの?」

ほむら「!? な、何を急に言うんですか!?」

詢子「じゃーまどかの事嫌いなのか?」

ほむら「…それは、絶対に無い……です」ブクブク

詢子「ほほー」ニヤニヤ

ほむら「…///」ブクブク

詢子「別にあたしもパパも女の子同士で付き合うなんて許さない、なんて言う気はないさ」

ほむら「……」

詢子「まどかが選んだ相手にとやかく口出しするつもりは無い。…あんまり酷いのは別だけどな」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:36:41.30 ID:bpkKNsCu0
ほむら「…そう、ですか」

詢子「その点、ほむらならオッケーだ。むしろその辺のつまらない男より全然いい」

ほむら「…ありがとう……ございます///」ブクブク

詢子「ちゃんと付き合い始めたら報告くらいはしろよー?」

ほむら「もう…勘弁してください///」

ほむら(恥ずかし過ぎてのぼせてしまいそう…)

詢子「おっしゃ、じゃあそろそろ上がるか。早く風呂上がりの一杯やりたいし」

ほむら「もしかして…ご飯の時に呑んで無かったのって……」

詢子「流石に酒が入った状態で一緒に風呂はやめておこうって思ってな」

ほむら「やっぱりそうだったんですか」

詢子「ほむらが可愛すぎて手を出しかねないからな。呑んでなくて正解だったわ」

ほむら「じ、冗談に聞こえないんですが…」

詢子「冗談かどうかは内緒、っと」バシャー

ほむら(小母様が呑んだときは全力で断るようにしよう…)

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:37:22.63 ID:bpkKNsCu0
[火曜日夜 ほむらの部屋]


まどか「お風呂入ったら眠くなってきちゃった…」

まどか「洗い物は…明日帰ってきてからにしよっと」

まどか「おやすみなさい」パチッ

まどか(一人だと…暗闇がすごく怖く感じる)

まどか(うぅ~、早く寝ちゃおう)ボフッ

まどか(あっ…お布団…ほむらちゃんの匂いがする…)

まどか(なんか…ほむらちゃんに包まれてる感じ……)ウトウト

まどか(ほむらちゃん、おやすみ)zzz

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:38:07.56 ID:bpkKNsCu0
[火曜日同刻 まどかの部屋]


ほむら(…散々な目に遭ったわ)

ほむら(でも、嬉しいことも言って貰えたから…よかった、かしら)

ほむら「ふあぁぁぁ…」

ほむら(…いつもより少し早いけど、もう寝てしまいましょう)パチッ

ほむら(まどかのベッド…、お、お邪魔するわ)ボフッ

ほむら(…まどかの匂いがする)

ほむら(まどかに包まれている…そんな感じ)ウトウト

ほむら(おやすみ、まどか)

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 23:39:16.08 ID:bpkKNsCu0
こんな感じで…明日か明後日には完結する方向でオナシャス

引用元: まどか「交換」ほむら「生活」