1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:28:19.14 ID:xrf5QlXlo
千早「……ありがとう」

響「うん!」

千早「……それを言うためだけに私の家まで来たの?」

響「うん!」

千早「今深夜なのだけれど……」

響「うん!」

千早(本当にわかってるのかしら)

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:28:48.82 ID:xrf5QlXlo
響「じゃあ自分帰るから!」

千早「えっ?」

響「えっ?」

千早「帰るの?」

響「おめでとうは言ったし……友人とはいえこんな時間に上がらせてもらうなんて出来ないぞ」

千早(そもそもこの時間にインターホンを押すことに疑問は沸かなかったのかしら)

千早「何で帰るの?もう電車無いんじゃないかしら?」

響「んー……走って?」

千早(だめだこの娘。何も考えてない)

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:29:33.49 ID:xrf5QlXlo
千早「いくら我那覇さんでもこの時間に女の子一人は危ないわよ。上がっていって頂戴」

響「いいのか?」

千早「ええ。よく考えたら誕生日に一人と言うのは寂しいから」

響「じゃあ自分と一緒に祝おうな!ケーキ作ってきたんだ!」

千早「本当?嬉し……い」

千早(……ケーキ作ってきてあるのに帰ろうとした…………もしかして乗せられた?元から泊まるつもりだったとか?)

響「おじゃましまーす」

千早「……いらっしゃい」

千早(……まぁ、いいか)

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:29:59.95 ID:xrf5QlXlo
響「千早もう晩御飯食べたかー?」

千早「え?えぇまぁ。我那覇さん食べてないの?」

響「んー?うん」

千早「何をしていたの?」

響「いやー昨日オフで気が緩んでたらずっと寝ててさー。起きて千早の誕生日が明日だって思い出して、買い物してずっとケーキ作ってきたんだ!」

千早「そうなの?なんだか悪いわね」

響「だけど自分。千早と一緒にケーキ食べられるからな!お夕飯抜かしても全然平気だぞ!」

千早「そこまで言ってもらえると嬉しいわ。じゃあケーキ。開けてもいいかしら?」

響「構わないぞ!千早のためのケーキだからな!」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:30:31.93 ID:xrf5QlXlo
千早「それじゃあ……」

千早(……ショートケーキ。シンプルな見た目だけどすごく綺麗にできてる……)

千早「…………おいしそう」

響「だろ!自分でも結構美味しそうに出来たと思うんだ!千早の好みサーチ不足でわからなかったから、とりあえず定番のショートケーキにしてみたんだけど……千早ショートケーキ苦手?」

千早「そんなことないわ」

響「よかった……じゃあ早速切り分けよう!」

千早「じゃあ私。お皿とコップ持ってくるわね。飲み物は何がいいのかしら?」

響「あっ。自分呑むもの持ってきてるぞ!」

千早「流石準備がいいわね」

響「シャンパン!」

千早「…………もちろんジュースよね?」

響「シャンパンなんてどれもジュースみたいなもんだぞ?」

千早(それはいけない)

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:30:59.29 ID:xrf5QlXlo
千早「流石にソレは……マズいんじゃないかしら?」

響「?美味しいぞ?」

千早「いえそう言う意味ではなくて……」

千早(何を言っても無駄な気がする……)

千早「……我那覇さん明日……いえ日付はもう変わっているから今日ね。今日はオフなの?」

響「そうだぞ。今日オフなのは確か自分と千早だけさー!」

千早「そう……」

千早(なんでこの娘は私のオフを把握しているのかしら……)

千早「なら……まぁいいわ。ソレでも」

響「喉痛めない程度になー」

千早「持ってきたあなたがそれを言う?」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:37:16.51 ID:xrf5QlXlo
響「それでは!如月千早の誕生日を祝いまして!」

ひびちは「「かんぱーい!」」

響「んっく、んっく、んっく……ぷはぁ~!美味い!」

千早「…………」

千早(シャンパンはあんな呑み方をするお酒だったかしら)

千早「でもこれ……美味しいわね」

響「だろ!?まだ沢山あるからどんどん呑んでいいぞ!」

千早「喉痛めない程度にって言ったのは我那覇さんでしょ?適度に呑むわ」

響「そっかー。じゃあ気を取り直してケーキにろうそくを立てよう!ごめんなー?一本しか無くて」

千早「時間が無くて買って来れなかったのでしょう?しかたないわ。それに10何本もたててケーキに穴が開くのはあまりよろしくないわ。見た目的に」

響「それもそうだなー」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 01:50:08.04 ID:xrf5QlXlo
響「よし。千早ーライターとか無いか?」

千早「ライター?確かあるわ…………いえ無いわ。ライターなんて無いわ」

響「……どこにあるんだ?」

千早「な、無いわよ?」

響「……嘘をついてる目だぞ」

千早「……ナンノコトカシラ」

響「後ろの棚だな?」

千早「ちょ!まって我那覇さん!そんなところにライターがあるわけ無いじゃないそもそも他人の家の棚を漁るなんて人としてどうかと思うはとう言うか人としてどうかしてるわよえぇだからその棚の上から二番目は見ないで!」

響「上から二番目かーえーっと……あった!なんだ普通のジッポー……じゃ……」

千早「…………」

千早(言えない……我那覇さんがプリントされたジッポー欲しさに筐体に4000円も課金したなんて言えない)

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:00:44.72 ID:xrf5QlXlo
響「これ、ゲームセンターの景品用に作ったやつだろ?千早取ってくれたのか?」

千早「え、えぇまぁ。通りの目につきやすいところにあったから……」

響「そっか。ありがとうな!大切に取っておいてくれて!」

千早「……勿論よ。ずっと大切にするつもりだもの」

響「ちなみに自分もコレの千早バージョン持ってるぞ!」

千早「へ?」

響「いやー取るのに6000円もかけちゃって皆の餌代から引いたらハム蔵に逃げられて大変だったんだー」

千早「そ、それは大変だったわね」

千早(なんだ……隠す必要なかった……)

響「じゃ、火つけるぞー」

千早「えぇ」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:07:14.31 ID:xrf5QlXlo
響「千早ー。電気のスイッチどこー?」

千早「これよ」

響「……リモコン」

千早「最近変えたのよ」

響「ハイカラだなー……じゃあ電気消すから千早ケーキの正面に座って!」

千早「もう座ってるわ。早くしないとロウソク溶けちゃうわよ?」

響「はいはい!……それじゃポチッとな」



ひびちは「「おぉ…………」」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:08:13.74 ID:Q1qICGOAO
嫌な予感に、期待が高まる!

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:12:13.33 ID:xrf5QlXlo
千早「……綺麗ね」

響「そうだなー……眠くなるな」

千早「寝ちゃダメよ?顔にホワイトクリームついちゃうから。けど……確かになぜか安心するわね、ロウソクの火は」

響「そうだなー……」

千早「ちょっと我那覇さん本気で寝ないで頂戴!」

響「大丈夫大丈夫……」

千早「いやもう目がトロンとしてるじゃな……ってちょっとまってなんでシャンパンもう1/3しか残ってないの!?私一口しか呑んでないわよ!」

響「いやーこのジュースとっても美味しいぞー?いくらでもいけちゃうぞ?」

千早「もうやめなさい!これ以上呑んだら明後日移行に響くわよ!?」

響「響だけに?」

千早「いや別にかけたわけじゃ…………響だけに響く……フフッ」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:20:03.47 ID:xrf5QlXlo
響「何が面白いんだ?」

千早「半分くらい我那覇さんのせいでしょ!」

響「そんなに叫ばないで欲しいぞ……頭に響くから」

千早「響だけ……ンフフ」

響「うわぁ……自分で言って自分でツボに入るタイプだ……怖いぞ」

千早「まぁそんなことはどうでもいいのよ!問題はケーキ!…………あれ?そう言えばロウソクの火付けっ……ぱ。あぁ!ろうそくもう溶けかかってるじゃない!」

響「あーあ千早が早く消さないから」

千早「我那覇さんは黙ってて!……アチッ」

響「いやなんでそこで摘んで消そうとするんだ?」

千早「い、いいじゃない消えたんだから!はい電気付ける!」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:25:59.28 ID:xrf5QlXlo
響「火傷したんじゃないかー?指見せてよ」

千早「そんな事ないわよ。ほら」

響「んー?いやコレちょっとアレだろ……アレ…………パクッ」

千早「んなっ!?なななな何をしているの!?」

響「……ひはやのゆひはへへる」

千早「そんなの見ればわかるわよ!なんで舐めて……咥えてるのよ!あんまり舌動かさないで!くすぐったいから!」

響「ひゅはふへほけははおるはなーっへ」

千早「お願いだから咥えたまましゃべらないで頂戴……何言ってるかわからないわよ」

響「んん~……ぷはっ。これで大丈夫!」

千早「……そうね。ありがとう」

響「よーしケーキ食べよう!」

千早「そうね……」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:35:21.65 ID:xrf5QlXlo
響「あっ!」

千早「今度は何?」

響「バースデーソング歌ってない!」

千早「あぁ……歌ってくれるの?ちなみにこの部屋防音よ」

響「それでは我那覇響。歌わせて頂きます!」

千早(酔っ払ったおじさんってこんな感じなのかしら……)

響「おほん……ン゛ッン゛ッ!」

千早「アイドルの女の子がそう言うのやめなさいよ……」

響「……Happy birthday to you,
Happy birthday to you,
Happy birthday, dear 千早ー,
Happy birthday to you!」

千早(無駄に上手いっ!)

千早「ありがとう。我那覇さん」

響「……ふぅ。よーし歌ったし食べよう!」

ひびちは「「いただきます」」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:42:23.95 ID:xrf5QlXlo
響「美味い!我ながら美味い!」

千早「本当……すっごく美味しいわね。誕生日以外でも食べたいわ」

響「千早が食べたいならまた作ってくるぞ?チーズケーキでもチョコレートでも!」

千早「本当?嬉しい。今度是非お願いしたいわ」

響「あ、そうだ。今度は一緒に作ろうよ!」

千早「ケーキを?」

響「うん!」

千早「ちょっと……自信ないわね。上手に作れる」

響「大丈夫!自分も一緒だからな!」

千早「……そうね我那覇さんは完璧だものね」

響「そうだぞ?いつでも頼ってくれていいからな!」

千早「えぇ……頼りにしてるわ。我那覇さん」

響「んん?もぐもぐ」

千早「誕生日。お祝いしてくれてありがとう。とっても嬉しいわ」

響「…………ヘヘッ。おめでとう。千早」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:43:28.44 ID:xrf5QlXlo
おわり

酔って即興で書いたからもう何も思いつかない
この後二人は同じ布団で寝ます

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:45:46.50 ID:LWDDYbZy0
良いじゃないか乙

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 02:58:46.40 ID:oWZ6CY//o
おつおつ良かった
千早誕生日おめでとう

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/25(月) 03:18:13.99 ID:6UcSwZWLo
千早誕生日おめでとう
ひびちはいいね

引用元: 響「千早ー!誕生日おめでとう!」