1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 14:06:52.22 ID:zSTZamZr0
凛「プロデューサーって?」

P(その1)「ああ! それってペットの犬?」

凛「あ、うん。私の犬、ハナコっていうんだ」

P「へえ、かっこいいな」

凛「プロデューサーの肩に乗ってるのは?」

P「ああ、こいつはカーバンクルのルビー」

P「伝説上の生き物さ」

凛「ふーん。伝説って?」

P「ああ!」

P「それってカーネーション?」

凛「あ、うん。プリンセスブルーっていうんだ。事務所に飾ろうと思って」

P「へえ」

凛「………」

凛「なんか、会話かみ合ってなくない?」

P「だって当然だろ? デュエリストなら」

凛「大丈夫かな……やっていけるかな」

P「俺方向音痴だからな!」


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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 14:17:32.94 ID:zSTZamZr0
智絵里「わたし、ファンの皆さんにきちんと楽しんでもらえるか不安で……」

P(その2)「つまり、ファンへの対応に不安があるということですか」

智絵里「はい、そうです。あと、自分に自信も持てなくて」

P「なるほど……いいでしょう。僕のファンサービスの極意を伝授します」

P「きっと自信を持てるようになりますよ」ニッコリ

智絵里「よ、よろしくお願いします」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 14:22:36.75 ID:zSTZamZr0
1ヶ月後


智絵里「ふはは! 受け取れえ、わたしのファンサービスを!」

智絵里「絶望を与えられそれを希望に変えられる。その瞬間こそ人間は一番美しい顔をする」

智絵里「それを与えてやるのがわたしのファンサービスです!」

ファン『うおおおおおおお』


P「ふはははは! やはり俺のプロデュースは完璧だった! LIVEバトルはもらったぜ」

P「お相手もなかなかの手練れだったが……俺達を倒すには程遠いんだよねぇ!」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 14:27:39.85 ID:zSTZamZr0

みりあ「ねえねえ、あなたがみりあのプロデューサー?」

P(その3)「ああ……なぜ私の前からいなくなってしまったのだ……」

みりあ「どうしたのー? 誰かいなくなっちゃったの?」

P「ああ……」

P「タキオン……ああ、タキオン……ドン・サウザンドの呪いとわかった今となっても、私はお前が愛しいぞ……」

みりあ「………」

みりあ「よしよし」ナデナデ

P「!」

みりあ「いいよ。さいきょーのドラゴン使いだって、泣きたい時あるよね」

P「おお……おおっ!」オンオン

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 14:30:50.59 ID:zSTZamZr0
1ヶ月後


P「ゆくぞみりあ! 最強のアイドル使いはこの私だ!」

みりあ「T・A・K・I・O・N!」

みりあ「なーう!」

P「違う! T・A・C・H・Y・O・N!」

P「なーう! だ!」

みりあ「はーいっ!」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 14:43:59.36 ID:zSTZamZr0
安部菜々「ウサミン星からアイドル目指してやってきました! 安部菜々です、キャハっ!」

P(その4)「俺があんたのプロデューサーザウルス。よろしくだドン」

菜々「………」

菜々「す、すでにプロデューサーさんにキャラで負けている!?」

P「どうかしたドン?」

菜々「な、なんでもありませんっ。ええ、ええ……」

菜々「……ウサミン星からやってきた安部菜々ウサー。よし、今度から自己紹介これにするピョン」

P「よくわからんけど、一緒に頑張っていくザウルス!」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 15:01:55.70 ID:zSTZamZr0
1ヶ月後


菜々「大変です! このままでは次のライブに遅れちゃう!」

P「スペースウサミンに進化するドン!」

菜々「え、なにそれは」

P「俺もスペースザウルスに進化するドン!」ゴゴゴゴ

菜々「ぷ、プロデューサーさんが恐竜に……」

菜々「ま、負けた。この人には動物系キャラでは勝てない……」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 16:23:54.65 ID:zSTZamZr0
拓海「ああ? このアタシがアイドルだぁ!?」

P(その5)「おうよ! 絶対人気出るぜ。俺の勘がそう告げてるんだ」

拓海「特攻隊長のアタシにそんなもん似合うわけねーだろ。ほら、帰れ帰れ!」

P「そんなことねえよ。俺だって昔は不良で悪さもたくさんしたけど、その後デュエルに触れてたくさんのことを経験できた」

P「イケるぜ、お前なら。トップアイドルってやつによ」

拓海「………」

拓海「さっきの喧嘩で手助けしてもらった礼だ。とりあえず事務所までついていってやるよ」

P「よっしゃあ!」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 16:26:12.72 ID:zSTZamZr0

3ヶ月後


拓海「アイドルってやつも……なかなか悪くねえな」

P「だろ?」

拓海「ああ……あの時アンタについて行ったこと、今はよかったと思ってる」

P「おう! 次のライブも頑張ろうぜ!」

拓海「しょうがないな」ハハ

拓海「けどエ○戦車をアタシに向けるのはやめろ」

拓海「あとたくみんファイヤーとかいう○ソダサい応援も禁止しろ」

P「なああっ!? わかってねーなぁあれがいいんだろうが!」

拓海「よくねーよ!」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 16:34:04.31 ID:zSTZamZr0
美嘉「ふーん。プロデューサーにも下の兄弟がいるんだ」

P(その6)「ああ。弟がひとりいる」

美嘉「アタシも妹がいるんだ。時々生意気言うけど、やっぱりかわいく思えちゃうんだよね★」

P「俺の弟は生意気など言わん。優しいいい子だ」

美嘉「へえ、いいじゃんそれ」

美嘉「ね、もうちょっと聞かせてくれない? プロデューサーの弟くんの話」

P「フン……」



2ヶ月後


莉嘉「明日はハルトくんとデートなんだ☆」

ハルト「えへへ」


美嘉「………」

P「………」



美嘉「莉嘉あああぁ!!」

P「ハルトオオオォ!!」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 16:39:10.63 ID:zSTZamZr0
ありす「そうです。ここで隠し味にイチゴを投入してはどうでしょう」

P(その7)「なるほど! なら、いっそだし汁にもイチゴを使って……」

ありす「それは名案です。やりますね、プロデューサーさん」

P「それほどでもないよ。ありすちゃんの方がずっと奇抜な発想だし」

ありす「二人で協力して、最高のイチゴ満漢全席を作ってみせましょう」

P「うん!」

P「兄様や遊馬たちに食べてもらうのが楽しみだよ」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 16:43:14.73 ID:zSTZamZr0
P(その8)「ブックス!」

文香「………」

P「ブックス!」

むつみ「………」

P「ブックス!」




1ヶ月後


P「ブックス!」

文香「ブックス!」

P「ウイングス!」

むつみ「ヘイロー!」

P「よし!」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 16:49:05.31 ID:zSTZamZr0
杏「働きたくない」

P(その9)「今はまだ私が動く時ではない」

杏「仕事したくない」

P(その10)「だがオレにあった仕事がない以上仕方あるまい」

杏「………」


杏(あかん、なんかここにいると本気の本気でダメになる気がする)

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 16:56:05.24 ID:zSTZamZr0
光「ヒーローになりたいんだ!」

P(その11)「そうか。ならついてこい!」

光「うん!」



2ヶ月後


光「モンスターのエフェクト発動! さらにセメタリーのエフェクトも発動!」

光「D-HEROダイヤモンドガイのエフェクトは必中だ!」

麗奈「ってE-HEROじゃないんかい!」

P「何を言っている。D-HEROこそが最強のHEROだ。M-HERO? なんだそれは知らん」

光「イヤッッホォォォオオォオウ!」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:01:33.65 ID:zSTZamZr0
P(その12)「ちっ……まだSRが引けねえ」

P「デレステのほうも期間限定SSRが出ねえ……」

ちひろ「ふふふふ、どうしますかプロデューサーさん」

ちひろ「モバコインもスタージュエルもゼロ。財布も随分軽くなりました。悔しいでしょうねぇ」

ちひろ「でもあなたがプロデューサーである以上、途中で諦めることは許されない!」

ちひろ「さあ、ガチャとガシャを回し続けるのです! ちーっひひひ!」

P「………」



P「それはどうかな」

ちひろ「なに?」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:06:31.48 ID:zSTZamZr0
P「どうやらお前は理解していないようだ……俺のデッキの特性を」

P「モバコインもゼロ。スタージュエルもゼロ。財布の中身もゼロ」

P「つまり、俺の手札はゼロ……そんな状況だからこそ、真価を発揮するデッキの力を」

ちひろ「あなたのデッキ……まさか!?」

P「そうだ、俺のデッキは【インフェルニティ】」

P「手持ちがゼロの状態でこそ、そのすべてを開放する……!」

P「さあ、満足させてくれよ?」




ちひろ「ば、バカな……これが満足状態の力だというの?」

ちひろ「この私が、私のガチャが敗れるなんて……!」

ちひろ「うわあああ!」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:11:04.52 ID:zSTZamZr0
P「………ふう」

P「満足、したぜ」

P「だが――」



チームサティスファクション「俺達の満足はこれからだ!」


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:14:22.74 ID:zSTZamZr0
とある決闘者A「まだ俺の課金フェイズは終了してないぜ!」

とある決闘者B「たった一度のガチャですべてが変わるって、ワクワクしないか?」

とある決闘者C「イベントではプロダクションやチームとの協力……絆の力が必要になる」

とある決闘者D「かっとビングだ、俺!」

とある決闘者E「お楽しみ(月末ガチャ)は、これからだ!」



おわり

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:19:18.45 ID:zSTZamZr0
なぜか数々の次元のデュエリストが集結してプロデューサーやってるのも、GXとゼアル要素が多いのも、全部ドンサウザンドのせいなので気にしないでください

みんな、来年もモバマスとデュエルを楽しもうぜ!

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:21:24.82 ID:1UOpDJv9O
デュエマを楽しもう?(難聴)

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:22:54.37 ID:ayWV8SSDO
MTGを楽しもう?(超難聴)

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:27:23.67 ID:zSTZamZr0
必要ない気もするけどプロデューサー達の答え合わせ

その1 ヨハン
その2 トーマス
その3 ミザちゃん
その4 ティラノ剣山
その5 凡骨
その6 カイト
その7 ミハエル
その8 有能なバリアンの白き盾
その9 華麗なるV兄様
その10 キング
その11 エド
その12 チームサティスファクションのリーダー

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/31(木) 17:42:04.48 ID:rGaGR8sTo
真のプロデューサーは(ry

引用元: ・渋谷凛「アンタが私のプロデューサー?」 P「ああ!」