1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 14:18:22 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」コト

P「お、ありがとう」ズズ…

雪歩「…」

P「あ~美味い」

雪歩「あの…なんでしょうか?」

P「いや雪歩の淹れたお茶が飲みたいと思ってたんだ」

雪歩「そうだったんですね!ちょうどよかったですぅ」ニコ

P「ああ、最高のタイミングだったよ…ありがとな雪歩」

雪歩「えへへ…」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 14:22:24 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「お茶…熱くないですか?」

P「いやちょうどいいよ」

雪歩「よかったですぅ」

P「ああ、飲みやすい」ズズ

雪歩「…」

P「…」ズズ

雪歩「…」

P「あ~…」

雪歩「ふふ…」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 14:26:46 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「随分寒くなってきたな」

雪歩「そうですね」

P「風邪とか引いてないよな?」

雪歩「大丈夫ですよ」

P「そうか…体調管理が出来てこそプロだもんな」

雪歩「はい…でも…あの」

P「どうした?」

雪歩「今、少しだけ寒いので…」スッ

P「…」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 14:31:19 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「プロデューサーは寒くないんですか?」

P「いや寒くないよ」

雪歩「そうですか…」

P「こうやって雪歩と手を繋いでるからな」

雪歩「…はい」

P「…」

雪歩「プロデューサーの手…とっても温かいですぅ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 14:38:24 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「はは」

雪歩「?」

P「雪歩をプロデュースしたての頃を思い出してさ」

雪歩「あまり思いださないでくださいぃ…」

P「最初は避けられてどうしたもんかと思ったよ」

雪歩「うぅ…すみません…」

P「こうやって手を繋げれるようになるなんてな」

雪歩「あぅ」カァ

P「雪歩の手も温かくなったな」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 14:44:43 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「…」

P「?」

雪歩「よ…」

P「よ?」

雪歩「呼んでみただけですぅ」

P「…」ナデ

雪歩「ひゃぅ…どうして撫でるんですか…?」カァ

P「ダメだったか?」

雪歩「いえ…少しびっくりしただけ…ですぅ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 14:50:04 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「…」

雪歩「プロデューサー?」

P「呼んでみただけだ」

雪歩「!」

雪歩「プロデューサー…私のマネはダメですよ!」

P「そうか…じゃあもう呼ばない」

雪歩「え…」

P「嘘だよ」

雪歩「もうっプロデューサー!ひどいですぅ!」

P「ははは」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:03:38 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「プロデューサーは休みの日はどうやって過ごしてるんですか?」

P「雪歩の事を考えて過ごしてる」

雪歩「え…あの…」カァア

P「これも嘘」

雪歩「うぅ…ひどいですぅ!穴掘って埋まってますぅ」

P「手…離すのか?」

雪歩「…ずるいです…プロデューサー」

P「大人はずるいのさ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:07:49 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「かわいいな」

雪歩「はぅ…そ、そんなことないですぅ!私なんか…」

P「雪歩」

雪歩「あ…はい…そうでした」

雪歩「ありがとうございますぅ」ニコ

P「よし」

雪歩「うぅ…恥ずかしいですぅ」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:17:37 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「やっぱりいつまで経っても慣れません…」

P「かわいいって言われることか?」

雪歩「はい…」

P「アイドルなんだから謙遜したらダメだ」

P「ファンはお前の事が本当に可愛いと思って言ってるんだ、それを否定するのは」

雪歩「失礼にあたるぞ…」

P「…そうだ もちろん謙虚であることも大事だがな」

雪歩「プロデューサーは…」

P「どうした?」

雪歩「あ…なんでもないですぅ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:31:02 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「お前は本当に成長したよ」

雪歩「…」

P「男が苦手なのも犬が苦手なのも克服できた」

雪歩「それはプロデューサーがいてくれたから…」

P「いや、俺がいなくても雪歩なら克服できたよ」

雪歩「そんなことないですぅ!」

P「…」

雪歩「プロデューサーのおかげで…ここまでこれたんです」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:35:05 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「もう少しそっちによっていいですか?」

P「ああ」

雪歩「…」

P「…」

雪歩「…」

P「…」

雪歩「私…まだ全然自信がないんです」

雪歩「本当に成長出来てるのか…実感できないんです」

P「…」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:43:08 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「お前の強みってなんだかわかるか?」

雪歩「…わかりません…私に強みなんて」

P「確かに雪歩はそうやってすぐに自分を卑下する」

P「大きな舞台の役を取って来た時も途中で挫折しそうになってた」

雪歩「うぅ…やっぱり私なんかダメダメで…」

P「だが最後は絶対にやり遂げる…挫けそうになっても立ち直る芯の強さがお前の強みだ」

雪歩「プロデューサー…」

P「俺はそう思ってる」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:50:42 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「私はダメダメで…自信がないのも自分を信じることが出来なくて…」

P「…」

雪歩「でもそんな私をプロデューサーは導いてくれて」

雪歩「まだ私に…強みがあるなんて信じられないですけど」

雪歩「プロデューサーが言うんですから私…信じます!」

P「…そういう実直なとこも雪歩の強みだよ」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:55:47 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「明日の単独ライブ…絶対成功するよ」

雪歩「…はい!」

P「…」

雪歩「…」

P「…そう緊張するな」

雪歩「す、すみません…でもやっぱり私だけの単独ライブだと思うと怖くて…」

P「…」

雪歩「あ…」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:57:30 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「…」

P「…」

雪歩「…」

P「…」

雪歩「…」

P「…」

雪歩「…」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 15:59:50 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「…」

雪歩「…」

P「…」

雪歩「…」

P「お茶…冷めちゃったな」

雪歩「はい…でも…」

P「…」

雪歩「…温かいですぅ」

P「…そうだな」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 16:08:55 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「ん?」

雪歩「…明日は絶対成功します」

P「ああ、必ず」

雪歩「はい…こうやってプロデューサーに抱き締めてもらって力をもらったから」

P「…雪歩の力になれて嬉しいよ」

雪歩「ふふ…」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 16:13:10 ID:7aysosZc0
P「なぁ雪歩」

雪歩「はい」

P「暑くないか?」

雪歩「もう少しだけ…このままで…」

P「…俺も同じ気持ちだ」

雪歩「んっ…安心します」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 16:19:14 ID:7aysosZc0
雪歩「あの…プロデューサー」

P「なぁ雪歩」

雪歩「!」

P「!」

雪歩「ふふ」

P「はは」

雪歩「どうしたんですか?プロデューサー」

P「雪歩こそどうしたんだ?」

雪歩「私は呼んでみただけですぅ」

P「俺もだよ」


おわり

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 16:20:09 ID:7aysosZc0
明日のライブは成功間違いなしだ!

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19 16:24:03 ID:UE8fQmZY0
やはり雪Pこそ至高

引用元: P「なぁ雪歩」雪歩「はい」