1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14 23:33:01 ID:ECdKeJmr0
社長「そうだね。振り返ってみると、あっという間だったよ」
P「今までお世話になりました。たくさん勉強させていただきました」
社長「まあ、そんなかしこまらずに」
社長「それで、今後のことなんだがね…」
P「はい」
・
・
・
P「今までお世話になりました。たくさん勉強させていただきました」
社長「まあ、そんなかしこまらずに」
社長「それで、今後のことなんだがね…」
P「はい」
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引用元: ・P「今日で契約満了ですね…」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14 23:37:19 ID:ECdKeJmr0
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亜美「……はるるん、ミキミキ。今の話聞いた?」
春香「うん、壁が薄いから聞こえちゃった」
美希「危なかったの。ミキでなきゃ聞き逃しちゃうの」
春香「確か契約満了って言ってたよね。え? プロデューサーさん辞めちゃうの!?」
亜美「ヤバいよヤバいよ、えまーじぇんしーだよ!」
美希「こ、これはまずいの。このままだと…」
春香「えっ? 何?」
美希亜美「事務所が倒産しちゃうの(Yo)!!」
春香「えーっ!?」
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亜美「……はるるん、ミキミキ。今の話聞いた?」
春香「うん、壁が薄いから聞こえちゃった」
美希「危なかったの。ミキでなきゃ聞き逃しちゃうの」
春香「確か契約満了って言ってたよね。え? プロデューサーさん辞めちゃうの!?」
亜美「ヤバいよヤバいよ、えまーじぇんしーだよ!」
美希「こ、これはまずいの。このままだと…」
春香「えっ? 何?」
美希亜美「事務所が倒産しちゃうの(Yo)!!」
春香「えーっ!?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14 23:42:07 ID:ECdKeJmr0
春香「…いやいや。いくらプロデューサーさんがいなくなるからって、事務所はなくならないよ」
亜美「もう! はるるんは全然わかってないよ!」
美希「春香、これは事務所の危機なんだよ?」
春香「そ、そうかもしれないけど。でも、さすがに潰れたりは…」
美希「はあ……まったく、これだからシロウトは困るの」
亜美「万年リボンと呼ばれるのも納得だよ」
春香「それは関係なくない!?」
亜美「もう! はるるんは全然わかってないよ!」
美希「春香、これは事務所の危機なんだよ?」
春香「そ、そうかもしれないけど。でも、さすがに潰れたりは…」
美希「はあ……まったく、これだからシロウトは困るの」
亜美「万年リボンと呼ばれるのも納得だよ」
春香「それは関係なくない!?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14 23:48:00 ID:ECdKeJmr0
春香「二人とも、そう言うからには、何か根拠があるんだよね?」
亜美「当然だよ!」
春香「じゃあ、どうして?」
亜美「ほら~、昔から言うっしょ? 風が吹けば桶屋が吹っ飛ぶって」
春香「うわっ、風強っ!」
美希「春香、これはことわざだよ? ハクションなの」
春香「み、美希が風邪をひいた!?」
亜美「当然だよ!」
春香「じゃあ、どうして?」
亜美「ほら~、昔から言うっしょ? 風が吹けば桶屋が吹っ飛ぶって」
春香「うわっ、風強っ!」
美希「春香、これはことわざだよ? ハクションなの」
春香「み、美希が風邪をひいた!?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14 23:52:03 ID:ECdKeJmr0
美希「なーんか悪意を感じるの」
春香「自分の発言には感じないの!?」
亜美「だいたい桶屋さんなんてあるわけないじゃん。亜美、見たことないもん」
春香「いや、あるから。伝統の技が受け継がれてるから」
亜美「え、そうなの?」
美希「春香が住んでるとこは田舎だもんね。そりゃ桶屋ぐらいあるの。向こう三軒両隣が桶屋なの」
春香「桶屋多っ! というか田舎!? あ、あはは、今日は二人からの風当たりが強いなー」
春香「なーんて」
美希亜美「……」ジトー
春香「自分の発言には感じないの!?」
亜美「だいたい桶屋さんなんてあるわけないじゃん。亜美、見たことないもん」
春香「いや、あるから。伝統の技が受け継がれてるから」
亜美「え、そうなの?」
美希「春香が住んでるとこは田舎だもんね。そりゃ桶屋ぐらいあるの。向こう三軒両隣が桶屋なの」
春香「桶屋多っ! というか田舎!? あ、あはは、今日は二人からの風当たりが強いなー」
春香「なーんて」
美希亜美「……」ジトー
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14 23:57:00 ID:ECdKeJmr0
春香「えーっと、ごめんなさい…」
美希「まったく緊急事態だって言うのに、春香は自覚が足りないの」
春香「えー…」
亜美「で、桶屋さんは本当にあるの?」
春香「あっ、そこに戻るんだ…」
春香「本当だよ。最近は後継者の問題とか大変だって聞くけど…」
美希亜美「春香(はるるん)!」
春香「な、何?」
美希亜美「問題はそれなの(だYO)!」
春香「……へ?」
美希「まったく緊急事態だって言うのに、春香は自覚が足りないの」
春香「えー…」
亜美「で、桶屋さんは本当にあるの?」
春香「あっ、そこに戻るんだ…」
春香「本当だよ。最近は後継者の問題とか大変だって聞くけど…」
美希亜美「春香(はるるん)!」
春香「な、何?」
美希亜美「問題はそれなの(だYO)!」
春香「……へ?」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:00:13 ID:qNxf3OBB0
亜美「一般人、いや、普通人のはるるんにもわかるように説明してあげるね!」
春香「どうして言い直したの!?」
亜美「兄ちゃんが辞めるってことは、新しい兄ちゃんが来るってことだよね?」
春香「まあ、そうなるよね」
美希「でも、それでうまくいくはずないの」
春香「え? なんでわかるの?」
美希「経験的に知ってるの」
春香「経験!?」
春香「どうして言い直したの!?」
亜美「兄ちゃんが辞めるってことは、新しい兄ちゃんが来るってことだよね?」
春香「まあ、そうなるよね」
美希「でも、それでうまくいくはずないの」
春香「え? なんでわかるの?」
美希「経験的に知ってるの」
春香「経験!?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:04:25 ID:qNxf3OBB0
春香「ちょ、ちょっと待って。経験ってどういうこと?」
亜美「兄ちゃんが事務所からいなくなるとね」
美希「事務所は滅び、アイドル達も不幸になるの。経験的に」
春香「だから二人は何を経験したの!?」
亜美「我々は歴史から学ばなければならないのだよ」
美希「過ちを繰り返すようでは二流なの」
春香「言ってることは正しく聞こえるけど、全然納得できないよ…」
亜美「兄ちゃんが事務所からいなくなるとね」
美希「事務所は滅び、アイドル達も不幸になるの。経験的に」
春香「だから二人は何を経験したの!?」
亜美「我々は歴史から学ばなければならないのだよ」
美希「過ちを繰り返すようでは二流なの」
春香「言ってることは正しく聞こえるけど、全然納得できないよ…」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:07:53 ID:qNxf3OBB0
春香「というか何? いなくなると不幸になるって、プロデューサーさんは座敷童なの?」
美希「うーん、ミキ的には、違うと思うな」
亜美「でも、兄ちゃんは妖怪の一種かもね。だって、あの頭は…」
P「俺の頭がどうしたって?」
亜美「うわっ、兄ちゃん!?」
美希「うーん、ミキ的には、違うと思うな」
亜美「でも、兄ちゃんは妖怪の一種かもね。だって、あの頭は…」
P「俺の頭がどうしたって?」
亜美「うわっ、兄ちゃん!?」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:11:07 ID:qNxf3OBB0
P「おいおい、そんなに驚くことないだろ?」
P「頭がアルファベットの形の人間を見たようなリアクションだな」
春香「あの、プロデューサーさん!」
P「おう、どうした春香?」
春香「実は、お話聞いちゃいました…」
P「ん? 話って?」
亜美「兄ちゃん、事務所辞めちゃうんでしょ?」
美希「ミキを置いて行っちゃヤなの!」
P「頭がアルファベットの形の人間を見たようなリアクションだな」
春香「あの、プロデューサーさん!」
P「おう、どうした春香?」
春香「実は、お話聞いちゃいました…」
P「ん? 話って?」
亜美「兄ちゃん、事務所辞めちゃうんでしょ?」
美希「ミキを置いて行っちゃヤなの!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:13:35 ID:qNxf3OBB0
P「それはだな…」
社長「ははっ、君たちは何か勘違いをしているようだね」
美希「社長?」
社長「実は、事務所を辞めるのは私なんだよ」
亜美「え?」
社長「ははっ、君たちは何か勘違いをしているようだね」
美希「社長?」
社長「実は、事務所を辞めるのは私なんだよ」
亜美「え?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:16:34 ID:qNxf3OBB0
春香「えーと、説明お願いしてもいいですか?」
社長「うむ。彼とは、前の職場では上司と部下の関係だったのだがね」
P「ちょうど俺が独立を考えていたときに、社長が引退すると知ってな」
P「社長の持ってるパイプが欲しくて、新事務所の代表になってもらうよう頼み込んだんだ」
社長「だが、私もいつまでも社長を任されては困るからね。社長の座はあくまで一時的という条件で契約したんだよ」
春香「なるほど?」
社長「早い話が雇われ社長だね」
社長「その契約も今日でおわりだ。ようやく老後を楽しめるよ」
P「あはは…」
社長「うむ。彼とは、前の職場では上司と部下の関係だったのだがね」
P「ちょうど俺が独立を考えていたときに、社長が引退すると知ってな」
P「社長の持ってるパイプが欲しくて、新事務所の代表になってもらうよう頼み込んだんだ」
社長「だが、私もいつまでも社長を任されては困るからね。社長の座はあくまで一時的という条件で契約したんだよ」
春香「なるほど?」
社長「早い話が雇われ社長だね」
社長「その契約も今日でおわりだ。ようやく老後を楽しめるよ」
P「あはは…」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:20:09 ID:qNxf3OBB0
P「というわけで俺は事務所に残るからな。というか俺が社長兼プロデューサーだ」
春香「そ、そうですか! えへへ、これからもプロデューサーさんとお仕事できるんですね!」
P「はは、嬉しいこと言ってくれるじゃないか。俺も春香のことは頼りにしてるからな!」
春香「ほ、本当ですか!?」
P「本当だとも。これからもよろしくな!」
春香「は、はい!」
亜美「も、もー、兄ちゃん、亜美達もいるっしょ?」
美希「ミキのこと忘れるなんて、ハニーはお茶目さんなの!」
P「あ、そうだった」
P「亜美と美希も契約満了な!」
美希亜美「え?」
終わり
春香「そ、そうですか! えへへ、これからもプロデューサーさんとお仕事できるんですね!」
P「はは、嬉しいこと言ってくれるじゃないか。俺も春香のことは頼りにしてるからな!」
春香「ほ、本当ですか!?」
P「本当だとも。これからもよろしくな!」
春香「は、はい!」
亜美「も、もー、兄ちゃん、亜美達もいるっしょ?」
美希「ミキのこと忘れるなんて、ハニーはお茶目さんなの!」
P「あ、そうだった」
P「亜美と美希も契約満了な!」
美希亜美「え?」
終わり
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:24:02 ID:qNxf3OBB0
以上です
あれだから。美希と亜美はこのあと複数年契約するから多分
あれだから。美希と亜美はこのあと複数年契約するから多分
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:35:08 ID:qNxf3OBB0
おまけ
美希「うう、ハニーってばひどいの…」
亜美「本当に捨てられるかと思ったよ…」
P「まったく、お前たちは最近調子に乗りすぎなんだ」
美希亜美「ごめんなさい…」
P「これに懲りたら先輩には敬意を持って接すること。いいな?」
美希亜美「はい…」
P「よし、じゃあ春香に謝ってこい」
美希「うう、ハニーってばひどいの…」
亜美「本当に捨てられるかと思ったよ…」
P「まったく、お前たちは最近調子に乗りすぎなんだ」
美希亜美「ごめんなさい…」
P「これに懲りたら先輩には敬意を持って接すること。いいな?」
美希亜美「はい…」
P「よし、じゃあ春香に謝ってこい」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15 00:43:31 ID:qNxf3OBB0
亜美「はるるん、ごめんね」
美希「ミキ達、ちょっと調子に乗ってたの…」
春香「気にしなくていいよ! ただ、気をつけてね?」
美希亜美「え?」
春香「私のストレスが限界になるとね…フフッ……『閣下』が暴れだしちゃうから…」
美希亜美「ヒッ」
終われ
美希「ミキ達、ちょっと調子に乗ってたの…」
春香「気にしなくていいよ! ただ、気をつけてね?」
美希亜美「え?」
春香「私のストレスが限界になるとね…フフッ……『閣下』が暴れだしちゃうから…」
美希亜美「ヒッ」
終われ
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