1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 13:29:01 ID:ZmVBK5Wf0
さやか「確かに…少し臭うかも」

マミ「暁美さん、毎日そのリボンよね…ちゃんと洗ってるの?」

ほむら「このリボンはまどかがくれたものよ。汚い訳ないじゃない」

さやか「まどか…って例のアレ? ってかさ、アンタがまどかって娘のことを想うのはいいけどさ…」

杏子「流石に洗わないのは汚いだろ」

マミ「そうね…なんだか酸っぱい臭いがして…」オエッ

ほむら「…」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 13:32:34 ID:ZmVBK5Wf0
ほむら(このリボンは私とまどかの愛の証よ、運命の赤い糸よ)

ほむら(洗うなんて…そんなこと…)

杏子「でもさ、なんで酸っぱい臭いがするんだ? 普通は何か生ゴミみたいな臭いじゃねーの?」

マミ「そうね…」

さやか「酸っぱい臭い…ハッ、アンタまさか!!」

ほむら「!」

さやか「…やってるの? ソレで?」フルフル

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 13:38:23 ID:ZmVBK5Wf0
ほむら「そそそそそそそそそそおおそおっっっっsんなことないわ」

杏子「めっちゃ動揺してるじゃねえか」

マミ「暁美さん、その、いいのよ。別におかしなことではないんだから…」

ほむら「なんあなんななな、何がかしら? 私には何を言っているのか到底理解できないのだけりぇどっ」

ほむら カァァ

さやか「ほむら。大丈夫。もう分かってるから」

マミ「そうね…貴女だって年頃の女の子なんだから、隠す必要はないわ」

杏子「ところで、やってるって何をだ? 皆分かってるのか?」

さやか「え? 杏子分かってなかったの?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 13:44:11 ID:ZmVBK5Wf0
杏子「ああ、何のことだかさっぱりだ」

マミ「そうね、佐倉さんはそんなタイプじゃなさそうだものね」

さやか「ここは美人教師さやかちゃんが教えてあげyウプッ」

ほむら「黙りなさい青のり」

杏子「どうしたんだほむら?」

ほむら ギロッ

杏子「ヒッ」ゾクッ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 13:48:32 ID:ZmVBK5Wf0
ほむら「さやか、マミ。 杏子に教えたら貴女達の命はないわ」ギロッ

さやマミ「はいっ」ゾワッ

杏子「…ゴクリ」

ほむら「私はもう帰るわ。くれぐれも、無駄な口を開かないようにね」スタスタ

杏さやマミ「ほっ」

QB「やあ、なぜ君達は自慰行為について話していたんだい?」テクテク

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 14:01:52 ID:ZmVBK5Wf0
杏子「じいこうい? なんだそりゃ?」

さやか「きゅぅぅぅぅぅぅぅべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

マミ「流石にそれはないわ…」

QB「きゅっぷぃ。なぜ僕を睨むんだい?」

さやか「アンタはさっきまでの会話を聞いてたんでしょ?」

マミ「なのにどうして言っちゃうの?」

杏子「だから、何なんだよそれ」

QB「自慰行為というのはね、君達人間が他人との関係を持たずに性的な、つまりは生殖本能に基づいた快感をキュッ」

さやか「そこまでだよ、キュゥべえ」

マミ「デリカシーくらいは貴方にもあると思っていたわ」

QB「どうしてだい? どうして事実を述べることがいけないんだい?」

さやか「もうどっか行ってよ!」

マミ「そうね、もう帰って貰えるかしら?」

QB「やれやれ仕方ないね…杏子、もしどうしても自慰行為について知りたくなったら、僕を呼ぶといい」テクテク

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 14:06:39 ID:ZmVBK5Wf0
さやか「はぁ…何かシラけちゃったな。今日はもうお開きにしませんか?」

マミ「そうね…佐倉さん、それでいいかしら?」

杏子「おう、ま、仕方ない…のか?」

さやか「それと杏子、絶対にQBを呼んだりしたらダメだからね!」

杏子「ああ、分かったって」

マミ「それじゃあ皆、バイバイ」

さやか「さよならー」

杏子「じゃあな」

杏子(…それにしても、じいこういって何なんだ? QBは確か、快感とか言ってたよな…)フゥム

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 14:17:10 ID:ZmVBK5Wf0


杏子「はぁ…さやかの奴、今頃何してるんだろな…」

杏子「さやかのことを考えると、なんかこう、変な気持ちになる…」

QB「それは自慰行為をするための条件としては大きいね」

杏子「なっ、キュゥべえ! なんでここにいるんだよ!」

QB「君に自慰行為について教えてあげようと思ったんだけど、お節介だったかな?」

杏子「それは…その…さやかにダメって言われてるし…」

QB「自らの利益となることを他人に秘匿する、それは君達人間の本能的な行動ではないのかな」

杏子「さ、さやかはそんなことしない!」

QB「本当にそうかな? さやかだって願いによって魔法少女になった。さやかだって並の人間と同じだ」

杏子「どういうことだ?」

QB「さやかも、色々な感情を持つんだよ。勿論、自己の保身を優先した醜い感情もね」

杏子「そ、それは…」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 14:45:58 ID:ZmVBK5Wf0
QB「自慰行為は君にとっても良いものだと思うよ。どうだい?」

杏子「じゃ、じゃあ、教えてくれ…」

QB「そうだねそれじゃあまずは…

~~~~~~~~~

杏子「こ、これでいいのか?」ハダカー

QB「うん。それなら次は、そのままさやかのことを考えるといい」

杏子「さやか…」

QB「さやかに君の気持ちが受け入れられて、友達以上の関係になれたなら、ずっと抱きしめていられたなら」

杏子「あ…体が、熱く…」

QB「そのまま股間を触ってごらん」

杏子「股間…こうか?」ソロリ

杏子「あっ」ビクッ

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 14:48:47 ID:ZmVBK5Wf0
杏子「何だこれ、気持ちいい…」

QB「さあ、扉は開かれた。後は君自身でできるね?」

杏子「あ、あん…」ビクビクッ

QB「全く…聞こえていないようだね。僕はもう行くとするよ。じゃあね」テクテク

杏子「ひゃ、ひゃにこれ…とまらない…ぬるぬるしてて…ひゃんっ…き、きもちひ…」ビクビクビクッ

杏子「ゆびが…はいっちぇく…ふぁぁ…ぁ、ぁぁああああああああああああん!!」ガクガク

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 14:56:28 ID:ZmVBK5Wf0
さやか宅

QB「どうやら杏子はオ○ニーについて知ってしまったようだよ」テクテク

さやか「ちょ、アンタ! まさか!!」

QB「いきなり僕を疑うのは止めて欲しいね」

さやか「でも、アンタじゃないの? 昼間もあんなこと言って!」

QB「やれやれ…。君達魔法少女は第二次性徴期の女の子なんだよ。どんな些細なきっかけから快感に目覚めるか分からない」

さやか「じゃあ、アンタが教えたんじゃないっていうの?」

QB「杏子は随分と激しかったよ」

さやか「話題を逸らさないで!」

QB「杏子は…君を想いながらオ○ニーをしていたよ!」

さやか「そんなこと、って…え?」

QB「杏子はどうやら君に気があるようだ。君は…どうかな?」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:02:11 ID:ZmVBK5Wf0
さやか「杏子…そんな、まさか」

QB「どうしたんだい、さやか」

さやか「アンタは…どっか…行って…!」

QB「本当にどうしたんだい? 突然態度を変えて…」

さやか「出てって!!」

QB「君達の行動原理は僕には理解できないよ」スタスタ

さやか「…杏子」ボソッ

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:12:54 ID:ZmVBK5Wf0
マミ宅

QB「ほむらのオ○ニーは君が考えている通りのものではないよ」

マミ「突然何を言い出すの?」

QB「君には教えておこうと思ってね、大切な後輩の秘め事について」

マミ「え? それは、どういうこと?」

QB「ほむらの行為は最早オ○ニーと呼べるような代物ではない」

マミ「それじゃあ…」

QB「自涜などではない、神に対する冒涜、神涜行為だ」

マミ「神? …何が神だっていうの?」

QB「それはね、”円環の理”だよ」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:21:42 ID:ZmVBK5Wf0
マミ「“円環の理”が…?」

QB「そうだ。君もほむらから聞いたことがあるだろう? それがかつては鹿目まどかという少女であったと」

マミ「え、ええ…」

マミ(なんかオ○ニーから話が壮大になっていく)

QB「僕達はほむらのリボンを解析した。そうしたらね、何があったか分かるかい?」

QB「この宇宙の何処にも存在しない少女のDNAが付着していたんだ」

マミ「どういうこと?」

QB「つまりは、あのリボンは確かにほむらの言う通り、もう存在しない少女のものだったんだよ」

QB「その少女が鹿目まどかというのだろう。僕達は鹿目まどかの存在を確信した」

マミ「鹿目まどか…」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:30:39 ID:ZmVBK5Wf0
QB「更にそのDNAを解析すると、それは鹿目詢子と鹿目知久のDNAの特徴を持っていた」

QB「それはつまり、その少女が二人の子供であると考えていいだろう」

マミ「じゃあ、鹿目まどかは、確かに実在したのね…?」

QB「そう考えて間違いないだろう。ほむらの話によると、まどかは僕と契約して神となった、“円環の理”にね」

マミ「“円環の理”が、本当に人間だったなんて…」

QB「ここで話を元に戻すとね、ほむらはリボンをオ○ニーに使っているけれど、その使い方が異常なんだ」

マミ「異常?」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:37:35 ID:ZmVBK5Wf0
QB「確かにほむらはリボンを使って自らの性感帯を刺激している。でもね、それだけじゃないんだ」

マミ「それ以外に何をするっていうの?」

QB「ほむらは就寝時には必ず、リボンに媚薬を塗って彼女自身の膣内に入れているんだ」

マミ「え」

QB「媚薬中毒、とでも言うのかな。今のほむらは媚薬付きのリボンを入れながらじゃないと眠れないんだ」

マミ「そんな…」

QB「僕には関係のない話だけどね、君にとっては、どうかな?」

マミ「…」

QB「大切な後輩、魔法少女の仲間なんだろう」ニッコリ

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:41:30 ID:ZmVBK5Wf0
翌日・朝

杏子「…もうこんな時間か」フラフラ

杏子「さて、起きるとするか…」フラフラ

杏子「あれ、足に力が入らない…」バタン

杏子「まぁ、昨日はアレだったし、今日はゆっくりするか…」

杏子「寝よ…」グゥ

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:51:17 ID:ZmVBK5Wf0
通学路

さやか「おはよう、ほむら!」

ほむら「おはよう」

さやか「なんだよつれないな~」

ほむら「別にいつも通りじゃない」

さやか「それがいけないんだよ。ちょっと可愛く笑ってみ? ほら、ほら!」

マミ「二人共、おはよう」

さやか「あ、おはようございますマミさん!」

ほむら「おはよう」チラッ

マミ「暁美さん…」

ほむら「何かしら?」

マミ「いえ…何でもないわ」

ほむら「そう。なら早く行きましょう。遅刻するわ」

マミ「ええ…」

さやか「ちょっと待てって、置いてくなほむらー」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 15:58:05 ID:ZmVBK5Wf0
放課後

マミ「さあ、今日もパトロール張り切っていくわよ」

マミ「…と言いたいのだけれど、佐倉さんはまだかしら?」

さやか ビクッ

マミ「どうしたの?」

さやか「いえ、何でもないです…」

ほむら「案外寝坊かもしれないわね」

さやか「あ…」

ほむら「何か心当たりでもあるの?」

さやか「いや…」

マミ「美樹さん、さっきからどうしたの?」

さやか「いえ、本当に何でもないですから、気にしないでください」

さやか「き、今日はもうパトロール行きませんか? こうしてる間にも魔獣に人が襲われてるかも!」

マミ「…そうね。佐倉さんのことも心配だけど、仕方ないわね」

ほむら「行きましょう」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 16:02:42 ID:ZmVBK5Wf0
さやか「…それでさ、ほむら」

ほむら「何かしら?」

さやか「やっぱりその、臭うよ?」

ほむマミ ビクッ

ほむら「そそそおっそれは気のせいじゃないかしら」

マミ「そうよ、あんまり人のことをそう言うもんじゃないわよ」

さやか「え、マミさん昨日は…」

マミ「いいから!」ピシャッ

ほむら(どうして巴マミが私を庇うの? …まさか)

ほむら『巴マミ、貴女は、…知っているの?』

マミ『…ええ、知っているわ。QBが、教えてくれたの』

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 16:13:13 ID:ZmVBK5Wf0
ほむら(インキュベェェェェェェタァァァァァァ!!!!)ブルブル

ほむら『…知ってしまったのなら仕方がないわ。けれど、このことは…』

マミ『勿論誰にも言わないわ。安心して』

ほむら『そう。信じておくわね』

さやか「二人共どうしちゃったんですか?」

マミ「何でもないわよ。ね、暁美さん」チラッ

ほむら「ええ」チラッ

さやか「! 二人共いつの間に目と目で分かり合う間柄に! それは、禁断の愛の形だぁ!」

ほむら「うるさい」ギロッ

さやか「ごめん」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 16:23:14 ID:ZmVBK5Wf0
マミ「はい、それじゃあパトロールに行くわよ」パン

さやか「…はい」

ほむら「…」ファサッ

~~~~~~~~~

杏子「ふぁあああ。もうこんな時間か」

杏子「…! やべっ! さやか達との待ち合わせが!」ドタバタ

QB(…)

QB(佐倉杏子、美樹さやか。まずは、君達からだ…)

QB(鹿目まどかの存在に辿り着いた時、僕達は魔女にも辿り着いたんだよ…)

QB(君達を、絶望させる)

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 16:31:52 ID:ZmVBK5Wf0
~~~~~~~~~

さやか「強いッ!」

マミ「何なのこの魔獣」

ほむら「さやかの剣もマミのマスケット銃も、私の矢も効かない…」

魔獣「オォォォォォォォォォォ」

マミ「美樹さん!」

さやか「しまっ…」

ほむら(間に合わないッ!)

ズババババババッ

さやか「え?」

杏子「全く、心配かけさせんじゃねーよ…さやか!」スタッ

さやか「杏子!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 16:48:34 ID:ZmVBK5Wf0
さやか「全く、心配したのはこっちだっての! なんで遅れてくるわけ!」

杏子「悪かった。昨日ちょっとな」

さやか「あ…」

杏子「どうしたんだ?」

マミ「二人共! 大丈夫?」シュタッ

杏子「お、マミか。大丈夫だ」

ほむら「遅刻したくせに態度が大きいわね」スタッ

杏子「いいじゃんか。魔獣倒したんだし」

さやか「そうだよ、いいじゃん!」

マミ「そうね…でも、やっぱりちゃんと約束は守らないとね」

杏子「はいはい」

マミ「はいは一回」キッ

杏子「はい」ビシッ

皆 アハハハハハハハハハ

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 16:57:02 ID:ZmVBK5Wf0
帰り道

さやか「ねぇ、杏子。アンタ、アタシのことどう思ってるの?」

杏子「どういう意味だ?」

さやか「それはその…アタシのことが、す、好きかってこと///」

杏子「…///」

さやか「そーゆー反応するってことは、やっぱり」チラチラ

杏子「…あの」

さやか「うん?」

杏子「ちょ、ちょっとここで待っててくれ!」タタタッ

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 17:11:45 ID:ZmVBK5Wf0
~~~~~~~~~

杏子(何なんだよいきなり…さやか…)

杏子「…こんなんじゃ、ダメだよな」ボソッ

杏子(あれは…)

~~~~~~~~~

杏子「おーい、さやかー!」

さやか「杏子! どうしたのいきなり」

杏子「これ買ってきた。はい」ヒョイ

さやか「クレープ?」

杏子「ああ。食いながらじゃなきゃ、その、平静でいられねぇ」

さやか「それって…」

杏子「…そうだよ」

杏子「アタシは、さやかのことが、好きだ」

さやか「杏子…」

杏子「さやかは、好きか? …アタシのこと」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 17:22:24 ID:ZmVBK5Wf0


杏子「どうしたんだ? いきなり泊まっていけ、なんて」

さやか「だって、杏子もアタシのこと好きなんでしょ?」

杏子「ああ///」

さやか「だから、だよ」

杏子「え?」

さやか「今夜は、杏子と一緒にいたい///」

さやか「ずっと、一緒にいて」

杏子「ああ…ああ///」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 17:33:03 ID:ZmVBK5Wf0
QB(そろそろ、頃合いかな)ダンッ

さやか母「あら、今何か大きな音が…ねぇ?」

さやか父「さやかの部屋からじゃないか?」

さやか母「ちょっと、様子を見てくるわね」

さやか父「ああ」

扉 ガチャッ

さやか父「おい、何かあっ…何してるんだ」

杏子「あ…」

さやか「お父さん…」

さやか父「これは、どういうことだ?」

さやか「ぁ、ああ。。。。」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 17:39:00 ID:ZmVBK5Wf0
さやか父「お前達はまだ中学生だ。間違いも犯すだろうが…」

さやか父「こんな年齢で、女の子同士で何をしている?」

さやか「それは…その」

さやか父「早く二人共服を着て、居間に来なさい」

杏さや「はい…」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 17:51:22 ID:ZmVBK5Wf0
QB(美樹さやか、佐倉杏子。これで彼女達のSGにはかなりの穢れが溜まるだろう)

QB(鹿目まどかのDNAから僕達は“円環の理”に辿り着き、一時的に“円環の理”を欺く術を手に入れた)

QB(五人くらいなら魔女にすることができるだろう)

QB(美樹さやか、佐倉杏子、巴マミ、暁美ほむら、そして鹿目まどか)

QB(鹿目まどかの魔女化が成功したならば、“円環の理”は失われ、ほむらが言っていたかつての世界が再現される)

QB(そうすればエネルギー回収効率は大きく上がり、宇宙の為により大きな働きができるだろう)

QB(さあ、早く絶望するんだ、さやか、杏子…)

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 18:01:54 ID:ZmVBK5Wf0
ほむホーム

ほむら(今、大きな魔力の反応が…まさか…)

~~~~~~~~~

さやか(杏子と二人でいたい。ずっと、杏子と一緒にいたい。もし、それが叶わないのなら…)

杏子(この世界に、生きてる意味なんてあるのか…?)

さやか(親にバレた…これからどうすればいいの…?)

杏子(もう今まで通りの生活なんてできないのか…苦しいだけなのか?)

さやか(だったら、もう…)

杏子(こんな世界、どうでもいいや…)

さやか父「二人共、どうしたんだ? 急に黙りこくって…」

さやか「ねぇ、杏子…」

杏子「ん…?」

さやか「私は、杏子のこと、いつまでだって大好きだよ…」ニコ

杏子「さやか、アタシも、好きだ…」ニコ

SG ピシィィィィィィィィィ

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 18:37:37 ID:2nhygHjG0
マミ宅

QB「大変だ、マミ!」

マミ「どうしたの、キュゥべえ?」

QB「さやかと杏子が…! とにかく来てくれ!」

マミ「二人が?」

QB(さあ、次は君だ、巴マミ)

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 18:49:02 ID:2nhygHjG0
魔女結界

Oktavia von Seckendorff

Ophelia

マミ「あれが…美樹さんと佐倉さんなの…?」

QB「そうだよ、マミ。君達魔法少女はSGが濁りきった時、ああ○るんだ」

マミ「え? 一体何を?」

QB「この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう?」

QB「だったら、魔法少女が成長したら何になると思う?」

QB「魔女、だよ。君もいずれ、ああ○るんだよ、巴マミ」

マミ「私も…ああ…なるの?」

QB「そうだよ、人の為の魔法少女はやがて、人を喰らう魔女になるんだ」

QB「マミ、君のその力はね、人を喰らう力なんだよ」

マミ「…どうして」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 18:56:14 ID:2nhygHjG0
QB「どうして? それはね、この宇宙の為だよ」

マミ「宇宙?」

QB「そうさ。魔法少女が絶望して魔女になる時、君達は大きなエネルギーを生み出す」

QB「僕はそのエネルギーを回収し、この宇宙の為に使っているんだよ」

マミ「それじゃあ、私は、絶望する為に、死ぬ為に魔法少女になったって言うの?」

QB「まだ分からないのかい? 僕は君に絶望する以外、何も期待していないし、君達人類がどうなろうと関係ない」

QB「たとえ人類が魔女に食い尽されたとしても、それは宇宙の為の必要な犠牲だよ」

QB「さあ、巴マミ、何か言いたいことはあるかい?」

マミ「いいえ…ないわ。でもね、私は…貴方の思惑通りにはならない」

マミ「この力は、最後まで人々の為に使う。たとえ立ちふさがるのが、美樹さんと佐倉さんでも!」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 19:05:03 ID:2nhygHjG0
QB「そうかい。それなら僕は止めはしないよ」

マミ「ええ。それでいいわ」

QB「最後に一つだけ忠告しておくけど、魔女の力は魔獣の比にならない。気を付けて」

マミ「元より、油断なんてしないわ」

マミ「…だって、だって、美樹さんと佐倉さんなんですもの!」ウッ

マミ「貴女達に、人間を襲わせたりはしない!」ガチャッ

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 19:10:38 ID:2nhygHjG0
ほむホーム

ほむら(嫌な予感がするわね…)

ほむら(少し、見回ってみましょうか…)

QB「やあ、暁美ほむら」

ほむら「何かしら? こんな時間に」

QB「君に一つ、重要な案件を伝えに来たんだ」

ほむら「そんな用件があるとも思えないのだけれど」

QB「魔女」

ほむら ピクッ

ほむら「貴方、何を…」

QB「実はね…」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 19:21:00 ID:2nhygHjG0
ほむら(急がないとっ)

ほむら(どうして魔女が生まれたのかは分からないけど、巴マミが、一人で…)

ほむら(このままだと…)

~~~~~~~~~

魔女結界

マミ「美、樹さん…佐倉、さん…」

マミ「貴女達、強く、なったわね…本当に…私は、良い後輩を、持ったわ…」

SG ジワァァ

ほむら「マミ!」スタッ

マミ「暁美さん、来て、くれたのね…」

ほむら「貴女は、こんなところで、負けるような人じゃない」

マミ「そうね…そうよね…強がりなんて、しなきゃ良かったな」フフッ

マミ「…ごめんね…さようなら…」

ほむら「ダメっ!」

SG ピシィィィィィィィィィ

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 19:31:16 ID:2nhygHjG0
Candeloro

ほむら「マミ…」

ほむら「今の私じゃ、貴女達には勝てない…」

ほむら「ごめんなさい…」

~~~~~~~~~

路上

ほむら『キュゥべえ、いるんでしょ。出て来なさい』

QB「どうかしたかい?」

ほむら「とぼけないで。貴方は一体何をしたの?」

QB「それは、何故濁りきったSGが“円環の理”に回収されないのか、という話かい?」

ほむら「そうよ。魔女化が起こるなんて、貴方達の仕業に違いない」

QB「そうだね。僕達だよ」

ほむら「くっ…」

QB「でもね、その手掛かりをくれたのは君なんだよ、暁美ほむら」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 19:42:57 ID:2nhygHjG0
ほむら「どういうこと?」

QB「鹿目まどか、その存在は失われ、この世界には何の痕跡も残っていない」

ほむら「ええ、そうよ」

QB「でもね、君は一つ忘れている。この世界に一つだけ、存在するんだよ、鹿目まどかの痕跡がね」

ほむら「何を言って…まさか」

QB「気付いたみたいだね。そうだよ、そのリボンだ」

QB「“円環の理”は概念だ。でもね、その概念はあくまでも鹿目まどかという存在を基盤としている」

ほむら「何が言いたいの?」

QB「鹿目まどかに対する拒絶は、“円環の理”に対する拒絶と同義なんだよ」

QB「僕達は概念を捉えることはできなかった。でもね…」

QB「君のそのリボンなら、いや、リボンに付着していた鹿目まどかのDNAならば話は別だ」

QB「まどかは君の為にリボンを残した。そうだね?」

ほむら「…そうよ」

QB「でもね、それは純粋にリボンだけではなく、付着した汗や髪の毛も残してしまったんだ」

QB「最も、だからこそ君にとってはオ○ニーに使う程の価値があるのだろうけどね」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 19:52:09 ID:2nhygHjG0
QB「全く、大変だったよ」

QB「君はそのリボンを日中は常に身に付け、眠っている間は膣の中に入れている」

ほむら「なら、いつの間にリボンを調べたの?」

QB「君がリボンを媚薬に漬けている間だよ。その時だけ、君はリボンを放置する」

ほむら「なっ…」

QB「暁美ほむら、君は愚かにも神の名を軽々と口にし、その聖遺物から目を離した」

QB「美樹さやか、佐倉杏子、巴マミ。この三人が魔女になったのはね、君のせいなんだよ」

ほむら「そんな…嘘よ…」

QB「何が嘘なんだい?」

QB「僕達は君のリボンを調べ、鹿目まどかを拒絶した。ただそれだけの話だよ」

QB「何もおかしなことなどないだろう」

QB「“円環の理”は間もなく僕達の拒絶を克服し、直ぐに彼女達の魂も回収するだろう」

QB「でもね、僕達はそれより先に君を絶望させ、そして、鹿目まどかを絶望させる」

QB「そして再びかつての世界を創り出す。魔法少女が魔女になる世界をね」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 20:00:20 ID:2nhygHjG0
ほむら「…どうやって、私を絶望させるっていうの?」

ほむら「カラクリを知った私がそう簡単に絶望する訳がないでしょう」

QB「簡単な話だよ。ほむら、君は気付いていないのかい?」

ほむら「何によ?」

QB「そのリボンの臭いを嗅いでみるといい。そうすれば、全てが分かる筈だ」

ほむら「リボン…?」シュルリ

ほむら クンクン

ほむら「…そんな、馬鹿な」

QB「分かったかい? そのリボンはね、まどかのリボンじゃないんだよ」

QB「本物のまどかのリボンは、既に僕達で跡形も残らないように始末してある」

QB「残念だったね」

ほむら「そんな…そんな…!」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 20:13:15 ID:2nhygHjG0
QB「これでもう、君はまどかを感じることができない」

QB「君にはもう、まどかと繋がる術はないんだよ」

QB「絶望して、“円環の理”に導かれる以外にはね」

ほむら「貴方達が、魔女化を成立させるんでしょ」

QB「そうだね、だけどね、こうも言った筈だよ」

QB「『“円環の理”は間もなく僕達の拒絶を克服し、直ぐに彼女達の魂も回収するだろう』」

QB「その後まどかの魔女化に間に合うかどうかは、正直僕達にも分からない。賭けてみる価値はあるんじゃないかな?」

ほむら「…」

QB「仲間も、まどかも失って、それでも君がここに留まる意味はあるのかい?」

ほむら「それは…」

QB「君はこのまま苦しみながら暮らし続けるのかい?」

QB「すぐ目の前に、まどかと出会う術があるというのに」

QB「さあ、ほむら! 君の答えを教えてくれ!」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 20:24:38 ID:2nhygHjG0
ほむら「もう一度まどかに会いたい、その気持ちを裏切るくらいなら、私は…」

ほむら「私は…」

SG ジワァァァ

ほむら「私は…」

QB「…」

ほむら「…まどか、これでやっと、会える…」

SG ピシィィィィィィィ

QB「さあ、暁美ほむら、君の絶望を見せてくれ!」

SG パリィィィィィン

QB「周りの結界が、塗りつぶされていく…なんて強力な魔女なんだ…」

Homulilly

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 20:41:17 ID:2nhygHjG0
QB「さあ、全ての鍵は今、揃った」

QB「これで円環の扉は開かれる」

QB「さあ、その姿を現すといい…鹿目まどか!」

結界上空 ピカァァァァ

QB「__君が、鹿目まどかかい?」

まどか「そうだよ。キュゥべえ。私は…」

QB「…?」

まどか「わたしは、貴方を許さない!」

QB「鹿目まどか、君が僕達を許そうが許すまいが、それは僕達には何の関係もないことだよ」

まどか「どういうこと?」

QB「仲間を失った君は、絶望して魔女になるんだ。今、この結界の中でね」

まどか「そんなことはない。私が皆を救う。私も皆も、絶望なんてする必要ない」

QB「きゅっぷぃ。…君は、未だ気付いていないんだね」

QB「君が姿を現した時点で、君の負けだよ。鹿目まどか」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:00:10 ID:2nhygHjG0
QB「今この結界は、僕達が作った干渉遮断フィールドによって隔離されている」

QB「それに、この結界自体が強力だ。もうほむらと僕達の誘導なしでは誰もここへは辿り着けない」

まどか「それがどうしたの?」

QB「君はまだ気付いていないのかい? 僕達は君を拒絶することができるんだよ」

QB「つまりは君を対象として捉えることができる。それはね、拒絶の対象だけじゃない」

QB「拘束の対象にもできるんだよ!」

まどか「きゃっ」ガッチリ

QB「鹿目まどか、君はこの世界にその姿を具現させた。それは、君が完全な概念になった訳ではない証明になるんだよ」

QB「概念は実体を持たないからね。君はまだ、魔法少女としての存在を残しているんだよ」

QB「それが何を意味するかは分かるよね。君は、絶望して魔女になれるんだ」

まどか「そんな…」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:04:57 ID:2nhygHjG0
QB「全ての魔法少女を救済する、希望になる。痴がましいよね。魔法少女・鹿目まどか」

QB「君は自らが神になったと思い上がり、この世界から姿を消した」

QB「君自身のSGを見てみるといい。濁っている筈だよ」

QB「君が多くの魔法少女の呪いを受け止められたのはね、君自身の膨大な因果、魔力によるものだ」

QB「君は決して、神になった訳ではないんだよ」

まどか「…」

QB「今の君の姿を見てみるといい。

QB「誰が君を神だと認めるのかな?」

まどか「でも、私は!」

QB「もう君は、誰も救えない。美樹さやかも、佐倉杏子も、巴マミも、暁美ほむらもね」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:12:49 ID:2nhygHjG0
まどか「何をする気なの?」

QB「広大な宇宙を飛び回る程の科学力を持つ僕達が、何の武力も持たないとでも思っているのかい?」

まどか「まさか…」

QB「そうさ。魔法少女は魔女になってしまえば用済みだ。希望と絶望の相転移、それだけが重要なのだからね」

QB「ここにいる魔女達を、始末してあげる。人々に害を為す魔女を葬るんだ。それを咎める道理はないよね?」

まどか「やめてよ!」

QB「恨むなら君自身を恨むべきだよ」

QB「君がほむらの為だと思って残したリボンが、ほむらの魔女化を成立させたんだ」

QB「君は君自身の行いによって、友達を破滅させたんだ」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:18:52 ID:2nhygHjG0
QB「僕達の科学力をもってすれば、魔女を倒すことなど簡単だ」

QB「そもそも、このシステムは僕達が作ったものだしね」

まどか「やめて!」

QB「お別れを言うなら今の内だよ、まどか」

まどか「やめ_てよ__」

QB「そんな言葉でいいのかい? さあ、目に焼き付けておくといい」

QB「これが僕達の力、魔力収束砲…発射」ピッ

ビィィィィィィィィン

まどか「ぁ、ああ…あ…さやかちゃん…杏子ちゃん…マミさん…」

まどか「ほむら、ちゃん…ほむらちゃん…ああぁ…あ…」

SG ジワァァ

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:26:06 ID:2nhygHjG0
QB「まどか、それでも君は、希望なんだよ」

QB「君の絶望が、全宇宙の希望となる」

QB「もう苦しむ必要なんてない」

まどか「ぁぁあああああああああああああ!!」

QB「君のお陰で、ノルマは達成できる。この宇宙は、救われる」

QB「さようなら、まどか。そして、ありがとう、まどか」

まどか「ああああああああああああああああああああああっ!!!!」

SG パリィィィィィィィン

Kriemhild Gretchen

QB「お別れだ、まどか。魔力収束砲、発射」

ビィィィィィィィィィン

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:37:29 ID:2nhygHjG0
QB(結界が消えてゆく)

QB(これで宇宙はまた暫くは存続するだろう)

QB(…これは!)

QB(宇宙が再編されているのか?)

QB(そうか、鹿目まどか、“円環の理”という亜概念が失われた今、この宇宙は今まで通りにはいられない)

QB(魔女が生まれる宇宙へと作り替えられているのか)

QB(そんな!)

QB(宇宙再編の為に、折角集めたエネルギーが使われている)

QB(これじゃあ、今までの行動は無駄じゃあないか)

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:42:40 ID:2nhygHjG0
QB(これはもう、どうしようもないことなのか…?)

QB(宇宙のエネルギー問題を解決することはできないのか?)

QB(…宇宙の再編に伴い、僕達の記憶が消されてゆく)

QB(この宇宙での歴史はなかったことになる、そういうことか)

QB(ならば僕達はエネルギー問題の残る歴史の上に戻ることになるのか?)

QB(はぁ、仕方がないね。また少しずつ、エネルギーを回収するしかないね)

QB(意識が…)

~~~~~~~~~

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/31 21:55:00 ID:2nhygHjG0
少女A「お父さん…お母さん…どうして…こんな日に交通事故に…一緒に…美味しいご飯を食べて…そう思ってたのに…」

QB「何か困っているみたいだね」テクテク

~~~~~~~~~

少女B「どうして、誰も父さんの話を聞いてくれないんだよ。チクショウ、何一つ、間違ってなんかいないのに…」ギリッ

QB「僕なら君の力になってあげられるよ」テクテク

~~~~~~~~~

少女C「なんで、私達の名前を…?」

QB「僕は、君達にお願いがあって来たんだ」

少女D「お願い?」

QB「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ!」

~~~~~~~~~

少女E「…彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」

QB「契約は成立だ。君の祈りは、エントロピーを凌駕した。さあ、解き放ってごらん。その新しい力を!」


おしまい

引用元: 杏子「おいほむら、そのリボンなんか臭いぞ」クンクン