1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:18:00.32 ID:ELKycBgz0
バシッ……!!


海未「うぐっ…!!」

穂乃果「……っ」

海未「ほ、穂乃果……? 何で……?」

穂乃果「どうしてさっき他の女の子と喋ってたの?」

海未「え……?」

穂乃果「海未ちゃんは穂乃果の恋人なんだよね? 付き合ってほしいって言ってきたの海未でしょ?」

海未「穂乃……」

穂乃果「なら何で穂乃果だけを見てくれないの? おかしいよね? ねぇ!?」

海未「……はい」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:23:49.32 ID:ELKycBgz0
穂乃果「何その嫌そうな返事……、別れよっか?」

海未「い、嫌です……!! ごめんなさい!! ごめんなさい!!」

穂乃果「……」

海未「穂乃果ぁ……ひぐっ……」

穂乃果「……海未」

海未「はい……」

穂乃果「海未は穂乃果のこと好きなんだよね? 愛してくれてるんだよね?」

海未「勿論です……! 私は穂乃果のことを愛しています……!!」

穂乃果「穂乃果も海未のこと大好きだよ」

海未「穂乃果…」

穂乃果「だから約束して? もう他の子と話したりしないって……」

穂乃果「穂乃果を不安にさせないで…」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:30:06.88 ID:ELKycBgz0
海未「……わかりました」

穂乃果「ありがと……海未」

穂乃果「……ごめんね。穂乃果、海未のことになると頭の中いっぱいになっちゃって……」

海未「私も配慮が足りませんでした……穂乃果のことを知らず知らずの内に傷付けてしまっていたなんて」

穂乃果「海未は優しいね……こんな穂乃果、嫌いになってもおかしくないのに」

海未「き、嫌いになるなんてあるわけないじゃないですか!! 私はどんなことがあっても穂乃果のこと……嫌いになったりしません!!」

穂乃果「うん……でも、さっきの約束守ってくれなかったら嫌だよ?」

海未「はい」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:36:12.07 ID:ELKycBgz0
穂乃果「頬赤くなってる……痛かったよね? ごめんね…ごめんね……」

海未「い、いいんですよ! 穂乃果が気にすることではありません……悪いのは私の方なのですから」

穂乃果「ん、ちゅ…ッ……ちゅぱ……」

海未「ほ、穂乃果……!?」

穂乃果「こうしたらちょっとは痛いの和らぐかなって……痛いの痛いの飛んでけー」

海未「く、くすぐったいです……////」

穂乃果「えへへ…海未、こっち向いて」

海未「んんっ…ちゅる…ッ……じゅる……////」

穂乃果「ちゅ…ンッ……、大好きだよ……海未」

海未「穂乃果…////」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:39:52.06 ID:ELKycBgz0
━━翌朝


ことり「穂乃果ちゃ~ん! おはよ~!」

穂乃果「あ、ことりちゃん! おはよ!」

ことり「ごめんね~! 遅くなって……あれ? 海未ちゃんは?」

穂乃果「海未ちゃんなら先に行くって」

ことり「あぅ……ことりが遅刻しちゃったから」

穂乃果「気にすることないよ、さぁ行こ?」

ことり「うんっ!」

ことり(後でちゃんと海未ちゃんに謝らなきゃ……)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:42:40.88 ID:ELKycBgz0
穂乃果「おはよ、海未ちゃん」

海未「おはようございます、穂乃果」

ことり「海未ちゃん、今朝はごめんね……」

海未「あ……」

穂乃果「……」

ことり「海未ちゃん……?」

海未「……っ」

ことり「海未ちゃん、やっぱり怒ってるの……? ごめんなさい……」

海未「……」

ことり「うぅ……」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:52:14.59 ID:ELKycBgz0
穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん調子悪そうだからそっとしておいてあげよ?」

ことり「で、でも……」

穂乃果「ね? 海未ちゃん」

海未「……はい、すみませんが」

穂乃果「ほら、ね?」

ことり「う、うん…」



にこ「にっこにっこー☆」

海未「……」

凛「凛ちゃんといえばー?」

海未「……」

花陽「誰か助けてぇぇ!!」

海未「……」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 19:56:28.51 ID:ELKycBgz0
絵里「かしこい、かわいい?」

海未「……」

希「希パワー注入っ! はーいプシュッ!!」

海未「……」

真姫「真姫ちゃん、金持ちー?」

海未(……かきくけこ)



にこ「今日の海未ちゃんおかしくな~い?」

真姫「この真姫ちゃんをシカトするなんていい度胸してるわ!」

ことり「……ことりも朝から口聞いてもらえないんだ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:04:31.05 ID:ELKycBgz0
真姫「ちょっと! 海未ちゃん!」

海未「……っ!?」

真姫「聞いてるの!?」

海未「……っ」

真姫「逃げないで!!」
ガシッ

海未「っ!?」

真姫「ねぇ、何でずっと黙ったままなのよ?」

海未「……」

真姫「海未ちゃん!!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:08:06.10 ID:ELKycBgz0
真姫「……貴女、もしかして」

海未「……っ」

真姫「喉を痛めてるのね?」

海未「……」
コクッ

真姫「どうりで……それならそうと早く言いなさいよ」

真姫「あ、喋れないから言えなかったのね」

海未「……」
サッ

真姫「待って」

海未「?」

真姫「そんなに酷いなら病院に行った方がいいわ。うちの病院紹介してあげるからついてきなさい」

海未「!?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:14:05.67 ID:ELKycBgz0
真姫「みんな、今から海未ちゃんを病院に連れていくから今日の練習は休むわ」

海未「んんーっ!」
ジタバタ

真姫「ちょっと! 暴れないでよ!」

凛「海未ちゃんも凛と一緒で病院苦手なんだにゃー」

花陽「海未ちゃん、ちゃんとお医者さんに診てもらわないとだめだよ?」

真姫「ほらー! 行くわよー」

海未「んんー! んんーっ!!」
ズルズル


ことり「海未ちゃん大丈夫かなぁ……?」

穂乃果「……」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:20:44.87 ID:ELKycBgz0
━━

バシッ……!!


海未「あぅっ…!!」

穂乃果「……検査の結果は?」

海未「……問題ないと」

穂乃果「当たり前だよね」

海未「……」

穂乃果「海未は穂乃果のこと、わざと怒らせてるの?」

海未「そ、そんなことは」

穂乃果「なら何で真姫ちゃんと二人でお出掛けしてたの!?」

穂乃果「あんなことしたら穂乃果が悲しむって普通わかるよね!?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:28:18.82 ID:ELKycBgz0
海未「……申し訳ありません」

穂乃果「……やっぱり別れた方がいいのかな」

海未「い、嫌です!!」

穂乃果「じゃあこれ以上穂乃果を苦しめないでよ!!」

海未「……はい」

穂乃果「海未」

海未「はい」

穂乃果「お風呂、入ろっか……」

海未「え……?」

穂乃果「だめ……かな?」

海未「拒む理由などありませんよ、ただ少し驚いてしまって…」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:35:18.81 ID:ELKycBgz0
チャポン……


海未「温かい、ですね…」

穂乃果「……」
ギュッ

海未「ほ、穂乃果!?////」

穂乃果「……海未は穂乃果のなんだよ」

穂乃果「穂乃果だけの海未なんだよ……!」

海未「……はい、その通りですよ」

穂乃果「海未……穂乃果、嫌だよ……っ」

海未「……?」

穂乃果「海未のこと想えば想う分だけ、どんどん穂乃果……我が儘になっちゃう……っ」

海未「嬉しい限りです」

穂乃果「海未のこといっぱい苦しめてるし傷付けてるんだよ!?」

海未「それは穂乃果が勝手に思い込んでいるだけですよ」

穂乃果「え?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:44:29.29 ID:ELKycBgz0
海未「私がいつ苦しいと言いました? 辛いと口にしたことがありましたか?」

穂乃果「でも…」

海未「穂乃果が私を叩いたり、束縛したりの行動のことを言っているのならそれは見当違いです」

穂乃果「海未…」

海未「私は穂乃果から愛情を貰っているのです……それをどうして苦しいと思うことができるのでしょう」

海未「穂乃果は私のことを想っているからこそ、正面からぶつかってきてくれる……違いますか?」

穂乃果「……そう、だよ」

海未「なら顔を上げてください、そして私のことを見てください」

海未「貴女の瞳の中の私は辛い表情をしていますか?」

穂乃果「笑ってる……」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:52:56.42 ID:ELKycBgz0
海未「当然です、私は穂乃果といて本当に幸せなのですから」

穂乃果「海未……穂乃果、もっと我が儘になっちゃうよ? もっともっと海未を求めちゃってもいいの?」

海未「勿論です、私は穂乃果のものなのですから」

穂乃果「穂乃果も……海未ちゃんだけの穂乃果だよ」

海未「はい」

穂乃果「えへへ」

海未「あの……そろそろ私達のこと、皆に話してもいいのでは? せめて、ことりにだけでも」

穂乃果「っ!!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 20:59:51.42 ID:ELKycBgz0
バシャッ……!!


海未「はびゅ…ッ!? がぼっ……がっ… ぐッ……!!」

海未「げほっ…!! げほっ…!!」

穂乃果「……穂乃果と二人でいる時に他の子の名前なんか出してほしくないな」

海未「す、すみま…せっ…」


バシャッ……!!


海未「ぶびゅ…!! むぐっ…んん、んんーッッ!!」

海未「ぶはっ……! はぁっ…! はぁっ…!」

穂乃果「……ふふ、穂乃果やっとわかっちゃった」

海未「はっ…、はぁっ……! 穂乃」

穂乃果「海未、やっぱりわざとやってるんだ? 穂乃果にこうされたくて」

穂乃果「そうなんだよね? 穂乃果に愛されたいからだよね?」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 21:04:37.06 ID:sUhY/39A0
二人ともハイライト消えてそう

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 21:09:33.22 ID:ELKycBgz0
穂乃果「ほらこんな風に穂乃果に頭掴まれて沈められるのも嬉しいんだよね!? 海未は」
ガシッ

海未「うぁっ…!」


バシャッ……!!


海未「ンっ、む…ぐぅぅっ…!! がぼがぼっ……!! ンンーっ!!」

穂乃果「あはは…あはははっ!」

海未「げほっ…! げほっ…! はぁ、はぁ
……!!」

穂乃果「あれ? どうしたの? 嬉しいんでしょ? 幸せなんでしょ?」

穂乃果「なら笑いなよ」

海未「はぁっ…はぁっ…! は、はい……っ!」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 21:27:15.56 ID:ELKycBgz0
穂乃果「嬉しいよ、こんなに海未が喜んでくれるなんて」

海未「はい…っ」

穂乃果「どんな穂乃果でも受け止めてくれるって言ってくれたよね…穂乃果、それ聞いてすごく安心したんだ」

穂乃果「穂乃果の愛…残さず受け止めてね?」
カチャッ

海未「そ、それは…」

穂乃果「えへへ、穂乃果ね…海未の笑顔も大好きだけど、もっと色んな顔を見てみたいな」


ウィィィィィィィン……ッッ!!!!

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 21:33:37.03 ID:ELKycBgz0
海未「ひぃっ…!」

穂乃果「どうしたの? 今からいっぱい穂乃果が愛してあげるんだよ?」

海未「ほ、穂乃果…」

穂乃果「大好きな海未にプレゼント、ちょっと遅いバレンタインとちょっと早いバースデーどっちがいいかな?」

穂乃果「まぁどっちでもいいよね? なんなら両方ってことで」


キュィィィィィィン……ッッ!!!!


穂乃果「海未…愛してるよ」

海未「わ、私も愛しています!!」


ズガガガガガガガガッッ……!!!!


『さようなら海未ちゃん! ロンググッドバイ・フォーエバーよ…永遠に☆』

━━fin━━

引用元: 穂乃果「海未ちゃん大好きー♪」