1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 06:43:46.82 ID:afhQodVo0
ほむら「まどか……」

ほむら「まどか好き、すきすき……はぁ」

ほむら「まどかに今すぐ好きって言いたいわ」

ほむら「まどかのことが好き過ぎてたまらない」

ほむら「ひっく……」

――――――――――

まどか「なあに、ほむらちゃん?」

ほむら「まどか、好きよ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 06:50:59.80 ID:afhQodVo0
まどか「え? うん、私もほむらちゃんのこと好きだよ?」

ほむら「違うわまどか、そういう好きじゃないのよ」

まどか「……それって、ほむらちゃん?」

ほむら「ライクじゃなくてラブの好きよ」

まどか「え、えええ!? その、好きって……ほむらちゃん私のこと……」

まどか「あの、えへへ……私も……ほむ、あれ? ほむらちゃん?」

ほむら「なにかしら? そんなに可愛い顔で見つめないで欲しいわ、恥ずかしい」

まどか「ほむらちゃん、ママと同じ匂いがする……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 06:56:37.75 ID:afhQodVo0
まどか「お酒飲んだでしょ!」

ほむら「ええ、そうだけど?」

まどか「駄目だよ! 未成年がお酒のんじゃ!」

ほむら「そんな事言われても困るわね……」

まどか「ほむらちゃんが不良になっちゃったよ……」

ほむら「そうは言ってもね、まどか?」

まどか「……なに?」

ほむら「まどかも知っての通り、私はあなたを救うために何度も時間を繰り返しているわ」

まどか「うん」

ほむら「つまり通算すれば二十歳くらいとっくに超えているってことよ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 07:02:19.55 ID:afhQodVo0
まどか「あっ、そっか! じゃあ大丈夫だね」

ほむら「そんなことで納得してくれるあなたも素敵よ」

まどか「えへへ……でもねほむらちゃん」

ほむら「?」

まどか「こういう大事なことはさ……お酒の勢いで言って欲しくなかったかな……」

ほむら「まどか……それは、ごめんなさい」

まどか「うん……」

ほむら「でも、私があなたの事を愛していることに変わりないわ」

まどか「う、うん……///」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 07:11:36.52 ID:afhQodVo0
ほむら「そうだわ……まどかも飲んでしまえばいいのよ」

まどか「えええ!?」

ほむら「まどかだって私と同じで二十歳くらい超えている計算になるのよ」

まどか「そっか! じゃ、じゃあ……飲むね?」

まどか「ウェヒヒ、私実はお酒飲んでみたかったんだ」

ほむら「ふふ……おちょこがいい? ジョッキがいい?」

まどか「じゃあジョッキで」

ほむら「注いであげるわね」トットットッ

まどか「おっとっと、頂きます」

ほむら「ぐいっといってちょうだい」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 07:19:19.01 ID:afhQodVo0
まどか「ごくごく」

ほむら「いい飲みっぷりね、脈動する喉が艶かしいわ」

まどか「ごく……ふう」

ほむら「ジョッキを一気で煽るのは危険よ、詢子さんの血を引いていなければ止めていたわ」

まどか「あ……無くなっちゃった」

ほむら「ふふ……まだまだあるわよ?」

まどか「ほんと? わーい」

ほむら「なんだったら口移しで飲ませてあげてもいいわ」

まどか「んちゅー」

ほむら「いいの!?」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 07:30:30.62 ID:afhQodVo0
ほむら「ふう……」

まどか「ウェヒヒ、美味しいなあ」

ほむら「初めての接吻はもっといいムードでしたかったけど出来ただけでも僥倖ね」

まどか「ウェヒ、ウェヒヒ」

さやか「なにこれえ……」

ほむら「あら、美樹さんどうしたの?」

さやか「美樹さん!? うわっ酒臭!」

ほむら「なにか文句でもあるのかしら?」

さやか「堂々とし過ぎでしょ……」

ほむら「お酒飲んじゃいけない理由もないわ」

さやか「法律ってなんだ」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 07:40:43.88 ID:afhQodVo0
さやか「まどかも酔っ払ってるし……」

まどか「えーそんなことないよー」

さやか「いやいやいや」

ほむら「まどかが酔ってないと言っているんだから酔ってないのよ」

さやか「事実ぐらい認めなさいよ……」

まどか「ウェヒヒ」

さやか「もう! 正気に戻ってまどか」ペチペチ

まどか「バーリアー! ヘイキダモン!」

さやか「まどかが何か受信しちゃってる!?」

さやか「酔うと感受性が良くなるっていうけど、そういう意味じゃないよ!?」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 07:51:16.23 ID:afhQodVo0
ほむら「美樹さん、あなたも飲むべきよ」

さやか「なんでよ……」

ほむら「あなたが想いを寄せている上条くんだけど」

さやか「!?」

ほむら「お酒を飲める人のほうがいいらしいわよ」

さやか「え……?」

ほむら「嘘だけど」

さやか「ネタばらし早すぎるでしょ! 騙す気ゼロなの?」

ほむら「彼の家はお金持ちでしょう?」

さやか「そうだけど?」

ほむら「当然海外にだって沢山旅行してるわ」

さやか「それは偏見に塗れてるよ」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 08:02:37.99 ID:afhQodVo0
ほむら「うるさいわね、お金持ちなんだから無駄に旅行したり」

ほむら「意味のない所に別荘だって立ててるんでしょう!」

さやか「知らないわよ!」

ほむら「こほん……それで上条くんは旅行してるわけだけれど」

さやか「う、うん」

ほむら「ロシアにだって行ってるわ」

さやか「ロシア?」

ほむら「この意味がわかるわね?」

さやか「……ロシア」

ほむら「その時に彼が言ってセリフがこうよ」

ほむら「お酒を一緒に飲める女性はステキだよね」

さやか「!?」

ほむら「もちろん嘘よ」

さやか「嘘かよ!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 08:11:00.18 ID:afhQodVo0
ほむら「というわけで飲みなさい」

さやか「どこにも飲む理由がないわけだけど」

まどか「ウェヒヒ、キルミン!」パァ

ほむら「か、可愛い! 猫のキグルミのまどかは可愛すぎる!」

まどか「ほむらちゃんだってかわいいよお」

ほむら「しゃ、写真撮っていい?」パシャパシャ

さやか「もう撮ってる撮ってる!」

まどか「えーどうしよっかな~」

さやか「だからもう撮られてるって!」

ほむら「ええい、つべこべ言わずに美樹さんはお酒を飲んでなさいよ」

さやか「んがんぐ!」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 08:24:49.14 ID:afhQodVo0
さやか「の、飲んじゃった」

まどか「美味しいでしょー?」

さやか「そりゃ不味くはないけど……」

ほむら「あなたは変化が無くて面白く無いわね」

さやか「それを本人に言うのはどうかと思う」

ほむら「でも、お酒っていいものでしょう?」

さやか「うーん、悪くはない……かな?」

ほむら「いい美樹さん?」

さやか「なにさ?」

ほむら「一緒にお酒を飲める、それって私達が心を許せる仲間ってことの証明なんじゃないかしら?」グイッ

さやか「いいこと言いながら瓶ごと煽ってんじゃねーよ!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 08:35:07.34 ID:afhQodVo0
マミ「あら、みんな集まってなにしているの?」

ほむら「あら、巴さんじゃない」

マミ「ん? ん? 巴さ……え?」

さやか「あー、今ほむら酔っ払ってて」

マミ「酔う? 車にでも乗ったの?」

まどか「ウェヒヒ、ぬぐみ――」

ほむら「まどか、それは二人っきりの時にして頂戴」

まどか「あ、ほむらちゃん……わかった、えへへ」

ほむら「ふふ……」

マミ「なにがなんだかわからないわね」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 08:46:54.57 ID:afhQodVo0
マミ「鹿目さんの魔法少女服ってあんなのだったかしら?」

さやか「あー、それはあたしにも何が何だか」

マミ「それに何だか変なにおいがするわ」

ほむら「変なって……巴さんこの匂いのことをしらないの?」

マミ「え、ええ……いけない、かしら?」

さやか「マミさんって見た目以上にお嬢様なの!?」

マミ「一般家庭だと思うけど……」

ほむら「……ものは試しね、巴さんもこれを飲んでみなさい」

マミ「これって、水……かしら?」

まどか「水みたいなものですよ」

マミ「そうなの? じゃあいただくわね」

さやか「騙されてる、絶対騙されてる」

マミ「ごくご……ぶふっ!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 08:57:34.00 ID:afhQodVo0
マミ「らりろれ、れれれるいりろろろれ?」

さやか「下戸だああああああああ!」

マミ「るるりりろれれろれれる?」

ほむら「日本語で頼むわ」

マミ「りるるるりろ!」

まどか「なるほどー」

ほむら「わかるの、まどか?」

まどか「わかんなーい」

さやか「ですよねー」

マミ「ろろろりる、ティロ・フィナーレ!」

さやか「これはティロ・フィナーレ語だ! 私達に理解できるわけがない!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 09:11:20.92 ID:afhQodVo0
マミ「ティロ・フィナーレ! るっれれる?」

さやか「あ、はい……そうですね」

ほむら「何がそうなのよ」

さやか「酔っぱらいにはこう言っておけばとりあえずなんとかなるのよ!」

ほむら「へえ……知らなかったわ」

マミ「ティロ! ティロ・フィナーレ!」

ほむら「あ、はい……そうですね」

マミ「るるりるりろろれららららら!」

ほむら「なんだか怒ってるみたいなんだけれど……どうしてくれるのよ」

さやか「知らないわよ! マミさんに聞いてよ!」

ほむら「なんで怒っているの、巴さん?」

マミ「ろろらりりるるろれ……ティロ・フィナーレ!」

まどか「もーすぐ怒っちゃって、マミさんってば子供ねー」

さやか「まさにカオス!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 09:23:41.57 ID:afhQodVo0
あんこ「なんだここ! 酒くせえ!」

さやか「あ、杏子……いいところに」

あんこ「うわっ、さやか酒臭い……」

さやか「まあ、飲んじゃったからね……」

あんこ「なんで酒なんて飲んでんだ!」

さやか「まあ成り行きというか……ね?」

あんこ「ね? じゃねえよ……未成年が酒なんて飲んじゃ駄目だろ!」

さやか「えええ!? まさか杏子の口からそんな事を聞くとは思わなかった」

あんこ「なんだよ! 法律で決まってるんだぞ! 子供はお酒を飲んだらダメなんだ」

さやか「万引き強盗なんでもござれのあんたが言うか!」

あんこ「ダメなものはだめなんだよ!」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 09:39:28.05 ID:afhQodVo0
さやか「それよりさ、素面のあんたがこの場をなんとかしてよ」

あんこ「あん? さやかも十分普通じゃねえか」

さやか「あたしだって酔ってるよ! それとも、酔ってないですよって」

さやか「酔っぱらいの定型文でも貼ればいいの!?」

あんこ「ダメだこいつ、やっぱり酔ってる」

まどか「混沌の欠片をよこし給えよ、君」

ほむら「私のまどかへの愛は純粋すぎてまるで混沌としていないわ……困ったわね」

さやか「どの口が言うんだ! 混沌極まってるでしょ!」

まどか「知恵の泉が語りかけてくるのだよ、君」

マミ「ティロロ、ティロ・フィナーレ!」

あんこ「こんなもん、あたしの手には負えない……!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 09:53:52.42 ID:afhQodVo0
あんこ「うわっ! ごぼっ……きゅ、急に口の中が水っぽい!」

ほむら「時間を止めて佐倉さんの口にお酒を放り込んでやったわ」

あんこ「お、おぼ……おぼれ!」

さやか「うわああああ、きょ、杏子!?」

ほむら「さっさと飲んでしまったほうが楽になれるわよ?」

あんこ「で、でぼ……お酒……がばごぼ」

さやか「杏子ーーーー!」

ほむら「おもむろに鼻をつまんでみるわ」

あんこ「んぐっ……ぐ……ごくごくっ」

さやか「あ……全部飲んじゃった」

あんこ「あう……」

さやか「だ、大丈夫?」

あんこ「ううううううぅぅーーーーー」ポロポロ

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 10:02:12.98 ID:afhQodVo0
さやか「な、泣いたーーー!」

あんこ「ふ、ふえええええーーーん!」

ほむら「泣き上戸だったようね」

あんこ「あたしだって、あたしだってみんなと仲良くしたいんだよおおお!」

マミ「ろろるるりるろ?」

あんこ「マミ……さん?」

マミ「ろるるれろ! ろるららるれれ?」

あんこ「うん……うん! ごめんマミさん……ホントは一緒に戦いたかったんだよおおお!」

マミ「ろるるろれ、ティロ・フィナーレ!」

あんこ「うえええええんマミさーーーんありがとうううううう!」

さやか「マミさんのティロ・フィナーレ語が通じてる!?」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 10:07:28.51 ID:afhQodVo0
さやか「まさか泥酔すると聞き取れるというの!?」

ほむら「そうかもしれないわね……私にはさっぱり何を言っているかわからないけど」モミモミ

まどか「あんっ」

さやか「すっかり酩酊状態じゃねえか!」

ほむら「失礼ね、私は正常よ」

ほむら「ただ、お酒を飲んで素直になっただけ」

まどか「もう、ほむらちゃんったら大胆……///」

さやか「とんだ本性だよ! どんどんビキビキどーん引きどんどんビキビキドンだよ!」

ほむら「はぁ?」

さやか「反応が素直すぎだよ! ちょっとは気を使ってよ!」

ほむら「そんなことより眠くなってきたわ」

さやか「本当に自分に素直だなおい!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 10:13:47.75 ID:afhQodVo0
ほむら「まどか、眠たいから一緒に寝てくれないかしら?」

まどか「私はまだ眠くないよ?」

ほむら「そう……それは残念だわ……ほんとうに……ほんと……」

さやか「それだけでなんでそこまで死にそうな顔になってんの!?」

ほむら「まどかが私の生きる目的だからよ」

まどか「私は眠くないけど、膝枕くらいなら出来るよ?」

ほむら「まどか?」

まどか「だから、ほら……」ポンポン

ほむら「マドカァー!」

まどか「ホムラチャン!」

ほむら「ぐー」

さやか「すぐに寝た! のび太かあんたは!」

まどか「ほむらちゃん……私も酔っ払って、少しは素直に成りたかったな」

さやか「これ以上どう素直になるきだよ!」

まどか「眠ってるし……キスしても、大丈夫……だよね? おやすみ、ほむらちゃん」チュ
おしまい

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 10:27:09.19 ID:afhQodVo0
あんこにしとけば修正するのをめんどくさがってまとめ()がまとめないかもしれないだろ
どんな○ソSSでも書けばまとめられるとか言われる昨今未然に防げるものなら防ぐべき
効果の程はしらんが

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 10:39:41.05 ID:afhQodVo0
なん……だと……
まあこれからも書きたいから書くだけだけどVIPの事はVIPの中で終わらせるべき

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 10:46:17.14 ID:afhQodVo0
まとめからしたらまとめたいからまとめてるって感じだから転載禁止と書くことに意味はないだろ
どうやろうとまとめる奴はまとめるんだから抑止力としてはさり気なくまとめなくてもいいかなって思わせないと
あと作者とか言うの止めろよSS書いてる奴はそんな高尚なもんじゃねえから

引用元: ほむら「お酒を飲むと素直になるわね」