1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 22:08:58.42 ID:rvY2h/CRT!
マミ「ええ…たくさん食べなさい…おかわりもあるわよ…」

杏子「うめぇうめぇ!」


























マミ「おいしそうにお菓子を食べる佐倉さん、可愛いわ…」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 22:18:18.57 ID:VBQIets80
やめて!!!

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 22:43:41.88 ID:VBQIets80
杏子「なんでショートケーキがあるんだ?」ムシャムシャ

マミ「いいえ、なんでもないわよ」ニコニコ

杏子「言えよ…なんか悪いじゃんか」

マミ「…あなたがそういうなら…。今日は何の日だかわかる?」

杏子「んー、分からないね」ムシャムシャ

マミ「今日はね、私とあなたが初めて会った日なの」

杏子「……」

マミ「私はあなたの誕生日は分からない。せめて、毎年この日にお祝いさせてもらえないかしら?」

杏子「…私ばっかり悪いよ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 22:51:30.27 ID:VBQIets80
マミ「先輩には甘えるものなのよ?」ニコニコ

杏子「…私今日何も持ってきてないよ」

マミ「いいのよ、言ってなかったもの」

杏子「…マミ…マミさん、一緒に食べよう」

マミ「あら、ここにあるものは全部あなたが食べていいのよ?」

杏子「…私とマミさんのお祝いの日に私だけで食べてるなんてバカみてーじゃねえか」

マミ「けど…」

杏子「た、食べ物を大事にしないと許さねぇよ?」

マミ「……そうね、頂くわ」ニコッ

杏子「本当か!」パアッ

マミ「その代わり、私のことはマミって呼んで?」

杏子「一緒に食べよう、マミ?」

マミ「うん、宜しくね」ニコッ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 22:58:18.53 ID:VBQIets80
杏子「よし、今日は記念日らしいしいっぱい食べるか」

マミ「ん、美味しく出来てる」ムシャムシャ

杏子「マミの手作りショートケーキはやっぱり美味しいな!」ムシャムシャ

マミ「あら、私の手作りだって分かるの?」

杏子「当たり前じゃねーか、マミの料理だかんな」ムシャムシャ

マミ「嬉しいわ」ニコッ

杏子「なぁ、次お菓子を作る時は…」ムシャムシャ

マミ「ちょっと、あなた頬にもクリーム付いてるわよ」クスッ

杏子「ん、どこだ?」

マミ「ここ」ペロッ

杏子「ひゃっ!?」

マミ「ふふっ」

杏子「あ、あ、ママミ!びっくりしたじゃねーか!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 23:08:05.40 ID:VBQIets80
マミ「驚くあなたも可愛いわね」ニコッ

杏子「……もう!」ムシャムシャ

マミ「それでさっきの話ってなんだったのかしら?」

杏子「…あぁ、もしマミの邪魔にならないなら…一緒にお菓子作りしてみたいなって思ったんだけどさ…」

マミ「いいわよ?」

杏子「本当か!?」

マミ「一人で作るよりきっと楽しいもの」

杏子「…私作り方分からないけどいいのか?」

マミ「ええ。こちらこそ頼むわ」

杏子「そうか!私もこのショートケーキ作れるようになるのか…!」ムシャムシャ

マミ「もう、子供みたいで本当に可愛いわ」ニコニコ

杏子「ん?なにかいったか?」ムシャムシャ

マミ「いいえ、なにも」ウフフ

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 23:16:56.04 ID:VBQIets80
杏子「ふー、ごちそうさま!」

マミ「お粗末様」ニコッ

杏子「全然粗末なんかじゃねーよ、これを粗末っていう人は私が…」

マミ「そうね、ありがとう」ニコニコ

杏子「…これ向こうに片付けるのか?」

マミ「そうね、お願いするわ」

杏子「よし、任せろ」カチャカチャ

マミ「……今日はお風呂に入っていくかしら?」

杏子「風呂か?」

マミ「うん、良かったら入っていかない?」

杏子「…マミの迷惑にならないか?」

マミ「迷惑になるなら誘わないわよ?」クスッ

杏子「そうか、なら入っていくよ」

マミ「………ふふっ」ニコッ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 23:25:33.98 ID:VBQIets80
マミ「お風呂のお湯がはれたわよ」

杏子「ん、そうか。先はマミだろ?」

マミ「そうね……。…あなたが先に入ってくれるかしら?」

杏子「私でいいのか?ここはマミの家じゃんか」

マミ「ううん、是非先に入ってほしいの」ニコッ

杏子「なら先に頂くとするよ」

マミ「……ええ」ニコッ

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 23:32:48.75 ID:VBQIets80
チャポン

杏子「振り返ればー仲間がいてー」

杏子「気がつけば優しく包まれてたー」フンフン

ガラッ

杏子「きゃっ!?!?」

マミ「お邪魔するわね」ニコッ

杏子「わ、私がまだ入ってます!」

マミ「知ってるわよ」ニコニコ

杏子「ななんで」アワアワ

マミ「…ダメだったかしら?」シュン

杏子「だ、ダメじゃねえけどよ……」

マミ「よかった」ニコッ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 23:39:09.50 ID:VBQIets80
マミ「シャワー終わって浴槽に浸かりたいんだけど…」

杏子「だ、だよな!私もうあがるから」ガタッ

マミ「そう言わずに一緒に入りましょう?」ニコッ

杏子「そそそそういうものなのか!?」

マミ「ええ、そうよ。これは友達と入る時は普通なのよ?」

杏子「そ、そうか…」

杏子(どうしよう…。マミの家でショートケーキ食べてたと思ったらマミに食べられてた…)ガタガタ

マミ(ふふ、可愛い)

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/18(土) 23:48:44.79 ID:VBQIets80
マミ「なら…」

杏子「向かい合ってはいるのは無理!」

マミ「…?」

杏子「…です、恥ずかしくて」

マミ「ふふっ、そう。ならこうしましょう」



杏子(マミの膝の上に座ることになった…)

マミ「ねぇ」

杏子「はい!」

マミ「…別に取って食べたりしないわよ、力抜いて?」

杏子「…はい」

マミ「…よかったら…佐倉さん、私と一緒に暮らさない?」

杏子「はい!……はい?」キョトン

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/19(日) 00:09:52.10 ID:WBHclByz0
マミ「もうあなたに生き方を強制したりしない。私の家にいればいつでも料理ができる。帰る家もある。あなたに不利益はないはずだわ」

杏子「…なんだよ急に」

マミ「…私ね、寂しかったの。先輩なのに情けないわよね」


ーマミの過去の話を聞いたり、マミの考えを聞いたり、マミの好きなお菓子を聞いたりした。そして私の意識は……



マミ「佐倉さん!気が付いた!?」

杏子「……ん…マミさん…」

マミ「お風呂でのぼせたの、長話してごめんなさい!」

杏子「……水」

マミ「はい!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/19(日) 00:10:42.28 ID:WBHclByz0
杏子「紆余曲折を経て私はマミの家に住み込むことになった。最初は抵抗もあったが、私は美味しい料理が食べられるこの環境が気に入っている」

マミ「ただいまー」

杏子「お帰り、マミ」

マミ「今日のご飯は決まってる?」

杏子「今日はカレーを作ってるよ」

マミ「やったぁ!もう、杏子の料理は美味しいから…また太っちゃう。太らない杏子が羨ましいわ…」

杏子「マミも言うほど太ってないじゃねーか。さ、今日は一緒に買い物だったよな?」

マミ「そうね、準備してくる」ニコッ



杏子(この、家族との平和をもう少し…)
マミ(この、家族との平和をもう少し…)

QB「きゅっぷいっ」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/05/19(日) 00:13:20.50 ID:WBHclByz0
終わりです。


あんこが好きなので毒ガスの流れにしたくなかった。マミさんも好きなので毒ガスの流れにしたくなかった。
そんな気持ちから勝手に書いたSSでしたので強引にハッピーエンドに持って行ってしまいました。
最後のハッピーエンドまで一気に駆け抜けました。

書きたいことは書いたので落として構いません。

引用元: 杏子「え、今日はショートケーキを食べていいのか?」