2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:46:20.29 ID:I3xvJcLe0
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ほむら(ダメ…なんで何度やってもワルプルギスの夜を倒せないの…)

QB「どうやら君には鹿目まどかを救うことはできないらしい」

ほむら「…何を根拠に…あなたに何がわかるの」

QB「僕の仮説が正しければ、この世界は誰かによって作り出された世界のようだ」

ほむら「!?」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:47:00.22 ID:I3xvJcLe0
QB「この世界には決められた結末が待っている」

QB「それまでの道のりがどうであれ、この世界の物語は…」

QB「鹿目まどかが魔女になるか、暁美ほむら、君が魔女になるかのどちらかの結末しか迎えない」

ほむら「…誰がこの世界を作り出したの」

QB「こんな壮大な世界を作り出せるのは、魔女か…」

QB「幻影魔法が使える魔法少女だろうね」

ほむら「なっ!まさか…」

ピカッ

ほむら「っ!」
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4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:47:35.46 ID:I3xvJcLe0
ほむら「……っは!」

杏子「目ぇ覚めたか?」

ほむら「杏子…あなた」

杏子「あんたさぁ…鈍すぎっしょ」

杏子「あれだけ繰り返しても結末が同じだったら気づくだろ、普通」

ほむら「じゃあ…」

杏子「そう」

杏子「あの世界を作り出したのはあたし、あの結末を用意したのもあたし…」

杏子「鹿目まどかを用意したのもあたしさ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:48:07.41 ID:I3xvJcLe0
ほむら「杏子…あなた!」

杏子「あんただって、1回目とか楽しんでたじゃんか」

ほむら「偽りの世界でしょ!?今更楽しかっただなんて思えるわけ…!」

杏子「でもさ、あんたは確かにあの時楽しんでただろ?あたしはあんたにいい夢を見させてやったのさ」

ほむら「あなたのことは絶対許さない!今ここで!殺してやる!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:48:41.20 ID:I3xvJcLe0
杏子「ちょっとさぁ…やめてくんない?」

杏子「今のあんたがあたしに勝てるわけないじゃん」

ほむら「何を根拠に…!」カシャッ

ほむら「な!?」

杏子「今まで幻術にかかってたあんたがいきなり時間停止とか、できるわけないじゃん」

杏子「それよりも、気にならないの?鹿目まどかのこと」

ほむら「あなたの作り出した幻想でしょ!?」

杏子「鹿目まどかは存在するさ」

杏子「あんたの、後ろの方にね」

ほむら「!?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:49:21.53 ID:I3xvJcLe0
ほむら「ま、まどか!」

まどか「」

ほむら「どうしたの!?まど…!」

杏子「死んでるだろ?そいつ」

ほむら「佐倉杏子…!あなたは!」

杏子「安心しな、あたし次第で生き返らせることできるから」スッ

ほむら「っ!まどかのソウルジェム…」

杏子「奪い取りなよ、大切ならさ」

杏子「ま、今のあんたには無理だろうけどさ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:49:55.23 ID:I3xvJcLe0
ほむら「まどかを…まどかを返して!」

ドンッ

ほむら「くっ!」

杏子「無駄だよ、魔法使えない少女が魔法少女に勝てるわけないじゃん」

ほむら「返して!返せ!まどかを返せ!」パンパンパン

カンキーン

杏子「あんた、魔法ないと一人だとほんとなんもできないんだね」

杏子「弱すぎ」

??「なら3人ならどうかしら」

ほむら「!?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:50:47.96 ID:I3xvJcLe0
さやか「よ、転校生」

マミ「苦戦してるようね、暁美さん」

ほむら「美樹さやか…巴マミ…」

さやか「まどかのソウルジェムを取り戻すんだっけ?」

マミ「暁美さんは魔法使えないのね、美樹さん、私と二人で彼女の動きを止めるわよ」

さやか「りょーかい!」

杏子「ふん!きなよ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:51:18.82 ID:I3xvJcLe0
さやか「うぉぉぉぉ!」

キンッ

杏子「ちっ、槍が…」

マミ「ふん!」シュルシュル

杏子「くっ…」

マミ「暁美さん…止めを」

ほむら「…………」チャッ

パン

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:51:50.43 ID:I3xvJcLe0
ボワッ

ほむら「なっ!?消え…」

ほむら「!?美樹さやか!?巴マミ…?」

ほむら「まどかも…いない…?」

杏子「全部あたしの幻術さ」

ほむら「!?」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:52:21.45 ID:I3xvJcLe0
杏子「さやかも、マミさんも、まどかも、あたしが作り出した幻影だよ」

ほむら「…なんのために」

杏子「まーだわかんないの?」

杏子「ほむら、あんたは弱い。一人だとどうしようもなく弱い」

杏子「だからワルプルギスの夜も、あたしを倒すことも、まどかを救うこともできなかった」

ほむら「…………」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:52:51.77 ID:I3xvJcLe0
杏子「でもさっきあたしを倒せた」

杏子「それは仲間がいたからじゃないのか?」

ほむら「!」

杏子「あんたが誰にも頼らず一人でやりたがる気持ちもわかる」

杏子「でもそれじゃ無理なんだ」

杏子「やっぱり、仲間ってのは必要なんだよ、ほむら」

杏子「今度はあたしも一緒にいてやるよ」

ほむら「杏子…」

ほむら「ありがとう…」

杏子「それじゃ、またあとでな」

ピカッ

ほむら「っ…」
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15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:54:11.02 ID:I3xvJcLe0
ほむら「はっ!」

ほむら(3月16日…)

杏子「目ぇ覚めたか?」

ほむら「杏子…」

杏子「ごめんな、辛い幻想見させちゃって」

杏子「でも気づかせるにはこうするしかなかったんだよ、あたし不器用だからさ」

ほむら「…いいわよ、もう」

ほむら「大切なことに気づけた」

ほむら「感謝するわ」

杏子「それじゃ行こっか」

ほむら「ええ」




16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 22:54:42.77 ID:I3xvJcLe0
マミ「あら?あなたたちは…?」

ほむら「あなたと同じ、魔法少女よ」

杏子「一緒に戦わないかい?」


-end-

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/11/14(木) 23:02:58.06 ID:I3xvJcLe0
パッと思いついたネタだったので見苦しいSSになってしまった…
杏子ちゃんマジ可愛い
http://i.imgur.com/ZZJgrOl.jpg

引用元: 杏子「目ぇ覚めたか?」