1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 18:33:43.89 ID:/IkGLDK2O
やよい「ぷ、プロデューサーさん」ヒソヒソ
P「ん?どうかしたか?」
やよい「このお店、値段間違えちゃってます」ヒソヒソ
P「え?」
やよい「お肉は高くても100g100円なのに、あのお肉…」
P(ああ、松坂牛か…)
やよい「きっとお店の人が間違えて書いたに違いありません」
P「いや」
やよい「こっそり教えてきます!」
----------------
P「ってな事があったんだが」
千早「(´;ω;`)」
春香「(´;ω;`)やよい…」
P「ん?どうかしたか?」
やよい「このお店、値段間違えちゃってます」ヒソヒソ
P「え?」
やよい「お肉は高くても100g100円なのに、あのお肉…」
P(ああ、松坂牛か…)
やよい「きっとお店の人が間違えて書いたに違いありません」
P「いや」
やよい「こっそり教えてきます!」
----------------
P「ってな事があったんだが」
千早「(´;ω;`)」
春香「(´;ω;`)やよい…」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 18:39:17.75 ID:/IkGLDK2O
千早「それで、やよいは本当にお店の人に…?」
P「止める間もなかったよ」
春香「お店の人は…?」
P「すごい複雑な表情で困ってたよ…」
雪歩「ムリないですぅ」
P「あの純粋無垢な笑顔で『お客さんが困っちゃいます』とか小声でさぁ」
真「(´;ω;`)」
P「止める間もなかったよ」
春香「お店の人は…?」
P「すごい複雑な表情で困ってたよ…」
雪歩「ムリないですぅ」
P「あの純粋無垢な笑顔で『お客さんが困っちゃいます』とか小声でさぁ」
真「(´;ω;`)」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 18:41:14.80 ID:/IkGLDK2O
そんな感じで心温まるやよいの貧乏ハートフルSSお願いします!
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:09:42.47 ID:/IkGLDK2O
P「あまりに不憫なんで、ちょっと高い豆もやし(1パック99円)を買ってあげようとしたら…」
亜美「したら?」
---------------
やよい「プロデューサーさん、だめですよ!もやしに2桁出したら負けです!」
---------------
P「…ってさ」
響「(T_T)」
真美「(ToT)」
亜美「したら?」
---------------
やよい「プロデューサーさん、だめですよ!もやしに2桁出したら負けです!」
---------------
P「…ってさ」
響「(T_T)」
真美「(ToT)」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:13:40.64 ID:/IkGLDK2O
あずさ「でも、やよいちゃんって今Aランクですよね?」
P「はい、先日とうとう」
貴音「ならば報酬もそれなりにあるのでは」
P「…先々月の給料振込日に珍しくやよいから電話があってさ」
律子「やっと携帯買ったんですね、よかっ」
P「いや、公衆電話」
律子「(´・ω・`)」
P「はい、先日とうとう」
貴音「ならば報酬もそれなりにあるのでは」
P「…先々月の給料振込日に珍しくやよいから電話があってさ」
律子「やっと携帯買ったんですね、よかっ」
P「いや、公衆電話」
律子「(´・ω・`)」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:19:08.39 ID:/IkGLDK2O
小鳥「あぁ、あれですか…」
P「はい…」
千早「まさか…」
P「振込額が1桁多いって返金しようとしてきた」
美希「(´;ω;`)あんまりなの…」
P「軽く混乱してたよ…所得税とか住民税とか控除を計算し直してほしいとまで言われたんだ」
小鳥「こっちまで慌てちゃいましたよね…」
P「はい…」
千早「まさか…」
P「振込額が1桁多いって返金しようとしてきた」
美希「(´;ω;`)あんまりなの…」
P「軽く混乱してたよ…所得税とか住民税とか控除を計算し直してほしいとまで言われたんだ」
小鳥「こっちまで慌てちゃいましたよね…」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:23:58.43 ID:/IkGLDK2O
千早「いくらなんでも酷すぎます!」
真「そうですよ、プロデューサー!なんとかできないんですか!?」
P「そうは言っても、あれはやよいに染み付いていると言うか、最早やよいの一部、個性だからな」
美希「やよいに毎日高いお肉とおにぎりを食べさせれば良いって思うな」
律子「高いおにぎりってなによ」
亜美「ここはいおりんの財力でやよいっちを松坂漬けだね!」
伊織「…だめよ」
真美「えっ」
真「そうですよ、プロデューサー!なんとかできないんですか!?」
P「そうは言っても、あれはやよいに染み付いていると言うか、最早やよいの一部、個性だからな」
美希「やよいに毎日高いお肉とおにぎりを食べさせれば良いって思うな」
律子「高いおにぎりってなによ」
亜美「ここはいおりんの財力でやよいっちを松坂漬けだね!」
伊織「…だめよ」
真美「えっ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:29:08.57 ID:/IkGLDK2O
伊織「やよい、ううん、高槻家に世界一の高級料理を毎日振る舞うのは簡単よ」
伊織「でも、それは今の、今までのやよいの努力をあざ笑うだけだわ」
真「あ…」
響「うう…」
P「そうだな。俺も伊織の意見に賛成だよ」
律子「高いもやしを買い与えようとしたくせに」
P「うっ」
一同「m9(^o^)」
伊織「それに…」
貴音「…伊織?」
伊織「なんでもない」
伊織「でも、それは今の、今までのやよいの努力をあざ笑うだけだわ」
真「あ…」
響「うう…」
P「そうだな。俺も伊織の意見に賛成だよ」
律子「高いもやしを買い与えようとしたくせに」
P「うっ」
一同「m9(^o^)」
伊織「それに…」
貴音「…伊織?」
伊織「なんでもない」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:37:32.44 ID:/IkGLDK2O
やよい「ふふふっふふふふふん♪」カチャカチャ
長介「ねえねえ、俺もうなぎ食べた~い」
やよい「!?」カチャーン
長介「わっ」
やよい「ちょ、長介…どこでそんな…」
長介「みんな言ってるよ、夏はうなぎだよなーって」
やよい「うっうー…」
長介「あ…も、もしかして…高いの…?」
やよい「…そ、そんなこと」
長介「ご、ごめん…なさい…」タタッ
やよい「あ…」
やよい(うっうー…困りました…)
長介「ねえねえ、俺もうなぎ食べた~い」
やよい「!?」カチャーン
長介「わっ」
やよい「ちょ、長介…どこでそんな…」
長介「みんな言ってるよ、夏はうなぎだよなーって」
やよい「うっうー…」
長介「あ…も、もしかして…高いの…?」
やよい「…そ、そんなこと」
長介「ご、ごめん…なさい…」タタッ
やよい「あ…」
やよい(うっうー…困りました…)
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:45:43.18 ID:/IkGLDK2O
やよい(毎年、スーパーで国産の養殖もののうなぎが特売になるけど)
やよい(1尾980円…とてもじゃないけど手が出ません)
やよい(ガス…水道、電気…それに食費が)パチパチ
やよい(うっうー…1尾を3等分するとして…2尾で1960円…)
やよい(とてもじゃないけど余裕が…)
やよい(でも、みんなに食べさせてあげたいなあ…)
やよい(長介、良い笑顔だったし…それに…)
やよい(貧乏だからって、弟たちに、劣等感を抱いてほしくない…!)
やよい(ここをこうして…この出費を…)パチパチ
その日、やよいは街灯のあたる部屋で日付が変わるまでそろばんを弾いた…
やよい(1尾980円…とてもじゃないけど手が出ません)
やよい(ガス…水道、電気…それに食費が)パチパチ
やよい(うっうー…1尾を3等分するとして…2尾で1960円…)
やよい(とてもじゃないけど余裕が…)
やよい(でも、みんなに食べさせてあげたいなあ…)
やよい(長介、良い笑顔だったし…それに…)
やよい(貧乏だからって、弟たちに、劣等感を抱いてほしくない…!)
やよい(ここをこうして…この出費を…)パチパチ
その日、やよいは街灯のあたる部屋で日付が変わるまでそろばんを弾いた…
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:49:42.51 ID:/IkGLDK2O
やよい「おはようごさいまーす!」
P「おっ、おはよう、やよい。今日も…ん?」
やよい「? どうかしましたか?」
P「やよい…お前、昨日夜更かししたか?」
やよい「!」
P「…何があったか知らないけど、相談はいつでも乗るから、ちゃんと夜は寝るんだぞ」
やよい「…はいっ!ありがとうごさいます!」
P(やよいは可愛いなあ!)
千早(やよいは可愛いなあ!!)
伊織(やよいは可愛いなあ!!!)
P「おっ、おはよう、やよい。今日も…ん?」
やよい「? どうかしましたか?」
P「やよい…お前、昨日夜更かししたか?」
やよい「!」
P「…何があったか知らないけど、相談はいつでも乗るから、ちゃんと夜は寝るんだぞ」
やよい「…はいっ!ありがとうごさいます!」
P(やよいは可愛いなあ!)
千早(やよいは可愛いなあ!!)
伊織(やよいは可愛いなあ!!!)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:55:21.22 ID:/IkGLDK2O
やよい「うっうー!お疲れ様でした!」
美希「疲れたのー…ハニー分が足りないの…」
真「やよいー、レッスン終わったしこの後みんなで一緒に」
美希「…もういないの」
真「がーん!」
P「お前らお疲れ~ってあれ?2人だけか?」
美希「わーい、ハニーなの~!」スリスリ
P「こ、こら!」
真「やよいはもう帰っちゃいましたよ」
P「うーん、そうか…じゃあやよいのプリンは俺が食っとこう」
真「残してあげましょうよ!」
P(やよい…)
美希「疲れたのー…ハニー分が足りないの…」
真「やよいー、レッスン終わったしこの後みんなで一緒に」
美希「…もういないの」
真「がーん!」
P「お前らお疲れ~ってあれ?2人だけか?」
美希「わーい、ハニーなの~!」スリスリ
P「こ、こら!」
真「やよいはもう帰っちゃいましたよ」
P「うーん、そうか…じゃあやよいのプリンは俺が食っとこう」
真「残してあげましょうよ!」
P(やよい…)
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 19:59:34.82 ID:/IkGLDK2O
やよい(や、やった…)ハァハァ
やよい(いつもより5分早く到着したおかげで大漁!)
やよい(これで63円分は浮いたはずだから)
やよい(一歩前進です!)
やよい「(`・ω・´)」
やよい(いつもより5分早く到着したおかげで大漁!)
やよい(これで63円分は浮いたはずだから)
やよい(一歩前進です!)
やよい「(`・ω・´)」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:04:06.26 ID:/IkGLDK2O
やよい「えっとチラシチラシ…っと」
やよい「! 牛乳が特売!? こ、こっちでは鳥むね肉が100g19円!?」
やよい「りょ、両方はきついかもしれないけど…」
やよい「頑張るぞー!うっうー!」
かすみ「おねぇちゃ…寝れない…」
やよい「ご、ごめんね!」
やよい(明日も頑張ろう)グッ
やよい「! 牛乳が特売!? こ、こっちでは鳥むね肉が100g19円!?」
やよい「りょ、両方はきついかもしれないけど…」
やよい「頑張るぞー!うっうー!」
かすみ「おねぇちゃ…寝れない…」
やよい「ご、ごめんね!」
やよい(明日も頑張ろう)グッ
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:08:41.54 ID:/IkGLDK2O
P「突然だが最近やよいがおかしい」
小鳥「そうですね」
亜美「帰るの早いよね→」
真美「うんうん」
伊織「たまに上の空だし」
響「レッスンが終わるとすぐ帰っちゃうぞ」
雪歩「のんびりお茶を飲んだらって勧めてもやんわり拒否されますぅ」
千早「レッスンの後、着替えるの早いですし」
律子(なんか千早の発言が意味深だけどやぶ蛇かな)
小鳥「そうですね」
亜美「帰るの早いよね→」
真美「うんうん」
伊織「たまに上の空だし」
響「レッスンが終わるとすぐ帰っちゃうぞ」
雪歩「のんびりお茶を飲んだらって勧めてもやんわり拒否されますぅ」
千早「レッスンの後、着替えるの早いですし」
律子(なんか千早の発言が意味深だけどやぶ蛇かな)
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:12:35.21 ID:/IkGLDK2O
P「やよいはあぁいう性格だから、1人でなんでも抱えがちだ」
伊織「…そうね」
貴音「仲間に頼りにされていないというのは寂しいものです」
美希「でもそこもやよいの良いところって思うな」
あずさ「だから迂闊に手を出せないのよね」
春香「むー…せめて、やよいが何をしようとしてるか分かればなー」
P「ふむ…気は進まないが」
一同「「「尾行しますか」」」
伊織「…そうね」
貴音「仲間に頼りにされていないというのは寂しいものです」
美希「でもそこもやよいの良いところって思うな」
あずさ「だから迂闊に手を出せないのよね」
春香「むー…せめて、やよいが何をしようとしてるか分かればなー」
P「ふむ…気は進まないが」
一同「「「尾行しますか」」」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:16:07.03 ID:/IkGLDK2O
P(あずささんは小鳥が事務所から動けないので話し相手になってもらった)
P(尾行中に失踪されては困るからな)
ぶぃーぶぃー
P「む、メール…亜美か」
亜美『容疑者発見!○○町のスーパーにて野菜詰めまくり中!』
P「野菜詰めまくり?…とりあえず向かうか」
P(尾行中に失踪されては困るからな)
ぶぃーぶぃー
P「む、メール…亜美か」
亜美『容疑者発見!○○町のスーパーにて野菜詰めまくり中!』
P「野菜詰めまくり?…とりあえず向かうか」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:23:07.89 ID:/IkGLDK2O
P(しかし、○○町って、やよいの住んでる家からだいぶ遠いぞ…?)
ぶぃーぶぃー
亜美『兄ちゃん遅いよ!やよいっつもっちゃった』
P(…麻雀でもしてるのか?)
ぶぃーぶぃー
真『△△町でやよい発見!』
P「なん…だと…?」
律子『△△町のスーパーでやよい発見です』
P「…おいおい…○○町のスーパーってここで△△町のスーパーは…」
P「5キロ弱を10分…やよいはオリンピックでも狙ってるのか?」
ぶぃーぶぃー
亜美『兄ちゃん遅いよ!やよいっつもっちゃった』
P(…麻雀でもしてるのか?)
ぶぃーぶぃー
真『△△町でやよい発見!』
P「なん…だと…?」
律子『△△町のスーパーでやよい発見です』
P「…おいおい…○○町のスーパーってここで△△町のスーパーは…」
P「5キロ弱を10分…やよいはオリンピックでも狙ってるのか?」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:30:42.91 ID:/IkGLDK2O
ぶぃーぶぃー
P「今度は電話…貴音か、もしもし」
貴音「あなた様…やよいの脚力はどうなっているのです」
P「それは俺が聞きたい」
貴音「やよいは既に次のスーパーへ向かっているようです」
P「もうかよ!」
貴音「次は□□町のすぅぱぁの様子」
P「…」
貴音「さすがのあなた様と言えど追い切れません、今日のところは一度…」
P「うぉぉぉぉ!」
貴音「っ!?」キーン
P「今度は電話…貴音か、もしもし」
貴音「あなた様…やよいの脚力はどうなっているのです」
P「それは俺が聞きたい」
貴音「やよいは既に次のスーパーへ向かっているようです」
P「もうかよ!」
貴音「次は□□町のすぅぱぁの様子」
P「…」
貴音「さすがのあなた様と言えど追い切れません、今日のところは一度…」
P「うぉぉぉぉ!」
貴音「っ!?」キーン
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:31:36.47 ID:/IkGLDK2O
P「プロデューサーがアイドルを諦めるなんてありえないんだよ!」ダダダダ
貴音「…それでこそあなた様…しかし」
P「なんだ!?」
貴音「やよいは既にすぅぱぁを出て自宅へ向かっています」
P「\(^o^)/オワタ」
貴音「…それでこそあなた様…しかし」
P「なんだ!?」
貴音「やよいは既にすぅぱぁを出て自宅へ向かっています」
P「\(^o^)/オワタ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:36:05.95 ID:/IkGLDK2O
春香「とりあえず分かったのはスーパーをハシゴしてるって事だけでしたね」
千早「そうね…」
美希「やよいの体力すごすぎなの…美希、年を感じちゃうな」
小鳥「!?」ピキッ
雪歩「なんであんなにスーパー巡りしてたんでしょう…」
律子「そりゃまぁ、特売狙いでしょ」
響「それにしたって3件だぞ?」
真美「…何かほしいのかも」
千早「そうね…」
美希「やよいの体力すごすぎなの…美希、年を感じちゃうな」
小鳥「!?」ピキッ
雪歩「なんであんなにスーパー巡りしてたんでしょう…」
律子「そりゃまぁ、特売狙いでしょ」
響「それにしたって3件だぞ?」
真美「…何かほしいのかも」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:39:29.97 ID:/IkGLDK2O
P「真美、どういうことだ?」
真美「うん。なにか欲しいものがあったら節約してお金を貯めるじゃん?」
真「そ、そうか!すでに節約してるやよいだから」
律子「さらに節約するためにスーパーをハシゴしている…?」
P「辻褄はあうな」
亜美「真美かちこい!」
貴音「ではやよいが欲するものとは…?」
あずさ「うーん…」
真美「うん。なにか欲しいものがあったら節約してお金を貯めるじゃん?」
真「そ、そうか!すでに節約してるやよいだから」
律子「さらに節約するためにスーパーをハシゴしている…?」
P「辻褄はあうな」
亜美「真美かちこい!」
貴音「ではやよいが欲するものとは…?」
あずさ「うーん…」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:44:32.52 ID:/IkGLDK2O
やよい(明日は土用の丑の日)
やよい(ちゃんと1960円分、節約できたし…大丈夫!)
長介「あ、あのさ」
やよい「どうしたの?」
長介「最近、なんかムリしてないか?」
やよい「!」
長介「俺がうなぎ食べたいなんて言ったから…その…」
やよい「…大丈夫。明日はうなぎの日だから、みんなでうなぎ食べようね」
長介「ほ、ホント!?」パァァァ
やよい「うん、楽しみにしててね」
やよい(ちゃんと1960円分、節約できたし…大丈夫!)
長介「あ、あのさ」
やよい「どうしたの?」
長介「最近、なんかムリしてないか?」
やよい「!」
長介「俺がうなぎ食べたいなんて言ったから…その…」
やよい「…大丈夫。明日はうなぎの日だから、みんなでうなぎ食べようね」
長介「ほ、ホント!?」パァァァ
やよい「うん、楽しみにしててね」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:50:27.05 ID:/IkGLDK2O
やよい「お先に失礼しまーす!」
P「あいよ、お疲れ~気をつけて帰れよ~」
やよい「はーい!」
P「…よし、準備は良いか?」
真「応っ!」
響「任せるさー」
P「765プロ、出陣じゃあ!」
亜美「お→!」
雪歩「と、ところで私たち仕事は」
春香「雪歩!細かいことは良いんだよ!」
雪歩「こ、細かいのぉ…?」
P「あいよ、お疲れ~気をつけて帰れよ~」
やよい「はーい!」
P「…よし、準備は良いか?」
真「応っ!」
響「任せるさー」
P「765プロ、出陣じゃあ!」
亜美「お→!」
雪歩「と、ところで私たち仕事は」
春香「雪歩!細かいことは良いんだよ!」
雪歩「こ、細かいのぉ…?」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 20:58:07.18 ID:/IkGLDK2O
やよい「え…」
やよいは目の前が真っ暗になりそうだった
比喩でも暗喩でもなく、実際的にだ
1ヶ月に渡る節約、雀の涙から塩分だけを取り出すような節約、その果てに
やよいが見つけたものは、突きつけられた現実はあまりに非情だった
う な ぎ 1 尾 1 5 8 0 円
やよいは何かの間違いだと思った
やよい「あ、あの…」
店員「はい、あら、やよいちゃん、いらっしゃい」
やよい「あの、うなぎ、1580円って…」
店員「ええ、国産で柔らかくてとっても美味しいのよ」
やよい「で、でも毎年980円で…」
店員「ああ…今年はうなぎが高騰しててね…これでもギリギリなのよ」
間違いじゃない――そう分かった時、今度こそやよいの心は絶望に覆われていった
やよいは目の前が真っ暗になりそうだった
比喩でも暗喩でもなく、実際的にだ
1ヶ月に渡る節約、雀の涙から塩分だけを取り出すような節約、その果てに
やよいが見つけたものは、突きつけられた現実はあまりに非情だった
う な ぎ 1 尾 1 5 8 0 円
やよいは何かの間違いだと思った
やよい「あ、あの…」
店員「はい、あら、やよいちゃん、いらっしゃい」
やよい「あの、うなぎ、1580円って…」
店員「ええ、国産で柔らかくてとっても美味しいのよ」
やよい「で、でも毎年980円で…」
店員「ああ…今年はうなぎが高騰しててね…これでもギリギリなのよ」
間違いじゃない――そう分かった時、今度こそやよいの心は絶望に覆われていった
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:03:25.34 ID:/IkGLDK2O
店員「あ、ほ、ほら、こっちの中国産もあるわよ!」
店員「国産ほどじゃないけど脂が乗ってて美味しいのよ?」
中国産うなぎ 1尾680円
確かに安い…安い…が、ダメっ!
だって中国産…中国産だから…やよいは買わない…!
高槻やよいは…日本人だから…!
ただ、脳裏に浮かぶのは長介の笑顔
うなぎが食べられると分かった時の安堵の表情だった
それを裏切るくらいなら、いっそ、中国産でも――
??「止めておきなさい」
店員「国産ほどじゃないけど脂が乗ってて美味しいのよ?」
中国産うなぎ 1尾680円
確かに安い…安い…が、ダメっ!
だって中国産…中国産だから…やよいは買わない…!
高槻やよいは…日本人だから…!
ただ、脳裏に浮かぶのは長介の笑顔
うなぎが食べられると分かった時の安堵の表情だった
それを裏切るくらいなら、いっそ、中国産でも――
??「止めておきなさい」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:06:28.93 ID:/IkGLDK2O
やよい「伊織…ちゃ…」
P「そういう事だったのか…」
やよい「プロデューサーさん…」
真「うなぎかぁ、美味しいですよね」
春香「うなぎのタレってどうしてこんなに食欲をそそるんでしょうね」
美希「うなぎのおにぎりも美味しいよ」
やよい「皆さんまで…?」
P「そういう事だったのか…」
やよい「プロデューサーさん…」
真「うなぎかぁ、美味しいですよね」
春香「うなぎのタレってどうしてこんなに食欲をそそるんでしょうね」
美希「うなぎのおにぎりも美味しいよ」
やよい「皆さんまで…?」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:12:00.27 ID:/IkGLDK2O
P「いやーそれにしてもうなぎ食べたくなったなぁ」
あずさ「うふふ、ビールあります?」
律子「良いですねえ」
千早「私もうなぎ食べたいです」
雪歩「わ、私も…」
真美「でも困ったね→」
亜美「亜美たちお金ないんだよね→」
貴音「これは困りました」
店長「これはなんの騒ぎ…って、あなた方はアイドルの…!?」
ざわ… ざわ…
あずさ「うふふ、ビールあります?」
律子「良いですねえ」
千早「私もうなぎ食べたいです」
雪歩「わ、私も…」
真美「でも困ったね→」
亜美「亜美たちお金ないんだよね→」
貴音「これは困りました」
店長「これはなんの騒ぎ…って、あなた方はアイドルの…!?」
ざわ… ざわ…
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:16:51.24 ID:/IkGLDK2O
P「店長、ちょっとお話が」
店長「あ、あなたは?」
P「失礼。私、こういう者です」ビシッ
店長「765プロのプロデューサー…じゃ、じゃあやっぱりここにいるのは…」
P「はい。我が事務所の誇るアイドルたちです!」
店長「そ、そのアイドルがなぜうちの店なんかに…」
P「飛び込み営業に参りました」
店長「飛び込みって…そりゃアイドルが宣伝してくれるのはありがたいがとてもギャラなんて…」
P「ギャラはアイドル1人につき、国産うなぎ1尾でどうですか?」
やよい「!?」
店長「あ、あなたは?」
P「失礼。私、こういう者です」ビシッ
店長「765プロのプロデューサー…じゃ、じゃあやっぱりここにいるのは…」
P「はい。我が事務所の誇るアイドルたちです!」
店長「そ、そのアイドルがなぜうちの店なんかに…」
P「飛び込み営業に参りました」
店長「飛び込みって…そりゃアイドルが宣伝してくれるのはありがたいがとてもギャラなんて…」
P「ギャラはアイドル1人につき、国産うなぎ1尾でどうですか?」
やよい「!?」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:25:54.92 ID:/IkGLDK2O
春香「いらっしゃいませ~!」
真「らっしゃいらっしゃい安いよ安いよー!」
美希「美味しいおにぎり1つ95円なのー!」
律子「はい、じゃがいもが1点、きゅうり1点、うなぎが2点…」
響「うなぎも良いけどゴーヤも体に良いぞー!」
やよい「…な、なんで皆さん…」
P「そんなの決まってるだろ」
伊織「私たち、仲間でしょ!」
やよい「い、伊織ちゃん~」ポロポロ
伊織「ったく…勘違いしないでよね、やよいのためなんだからね」
やよい「ふぇ~ん」ギュッ
真「らっしゃいらっしゃい安いよ安いよー!」
美希「美味しいおにぎり1つ95円なのー!」
律子「はい、じゃがいもが1点、きゅうり1点、うなぎが2点…」
響「うなぎも良いけどゴーヤも体に良いぞー!」
やよい「…な、なんで皆さん…」
P「そんなの決まってるだろ」
伊織「私たち、仲間でしょ!」
やよい「い、伊織ちゃん~」ポロポロ
伊織「ったく…勘違いしないでよね、やよいのためなんだからね」
やよい「ふぇ~ん」ギュッ
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:36:22.02 ID:/IkGLDK2O
やよい「もやし美味しいですよ~!」
伊織「安いわよ~!」
千早「くっ…そのポジションは私が狙っていたのに…」
P「え、なんだって?」
千早「な、なんでもありません!」
--------------
店長「いやぁ…売れすぎて明日からの営業に支障が出そうだよ」
P「あはは…すみません」
店長「いえいえ。それではこれが約束のギャラです」
P「はい、ありが…こ、これは…浜名湖産の天然もの!?」
伊織「安いわよ~!」
千早「くっ…そのポジションは私が狙っていたのに…」
P「え、なんだって?」
千早「な、なんでもありません!」
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店長「いやぁ…売れすぎて明日からの営業に支障が出そうだよ」
P「あはは…すみません」
店長「いえいえ。それではこれが約束のギャラです」
P「はい、ありが…こ、これは…浜名湖産の天然もの!?」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:39:42.59 ID:/IkGLDK2O
やよい「1尾2580円もする高い方です…!」
P「し、しかしこれは」
店長「いえ、良いんです。原価ギリギリとは言えやはり高騰しているせいで養殖ものの方が売れまして」
店長「逆にこっちの天然ものは売れ足が鈍かったんです。要は売れ残りですね」
小鳥「ふぇっくし!」
店長「皆さんに食べてもらえる方がうなぎも幸せでしょう」
P「わかりました。ありがたく頂きます」
真「へへっ、やーりぃ!」
P「よーし、やよいの家でうなぎ祭りいくぞ!」
美希「おー!なの!」
春香「おー!」
亜美「お→!」
P「し、しかしこれは」
店長「いえ、良いんです。原価ギリギリとは言えやはり高騰しているせいで養殖ものの方が売れまして」
店長「逆にこっちの天然ものは売れ足が鈍かったんです。要は売れ残りですね」
小鳥「ふぇっくし!」
店長「皆さんに食べてもらえる方がうなぎも幸せでしょう」
P「わかりました。ありがたく頂きます」
真「へへっ、やーりぃ!」
P「よーし、やよいの家でうなぎ祭りいくぞ!」
美希「おー!なの!」
春香「おー!」
亜美「お→!」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 21:45:50.70 ID:/IkGLDK2O
長介「すげー!これがうなぎかー!うめー!」
P「お、よかったな。やよいはどうだ?」
やよい「ぷ、プロデューサー…おかしいです…」
P「な、なんだ?どうした?」
やよい「ちゃんと口に入れたはずなのに、なくなっちゃいました…」
千早「(´;ω;`)」
やよい「あ、あれえ?な、なんでえ?」
伊織「(´;ω;`)」
P「やよい…少しずつ、いろいろ慣らしていこうな…(´;ω;`)」
P(これはこれで可愛いんだけどな)
---------------
小鳥「プロデューサーさんたち、遅いなあ…」
おわり
P「お、よかったな。やよいはどうだ?」
やよい「ぷ、プロデューサー…おかしいです…」
P「な、なんだ?どうした?」
やよい「ちゃんと口に入れたはずなのに、なくなっちゃいました…」
千早「(´;ω;`)」
やよい「あ、あれえ?な、なんでえ?」
伊織「(´;ω;`)」
P「やよい…少しずつ、いろいろ慣らしていこうな…(´;ω;`)」
P(これはこれで可愛いんだけどな)
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小鳥「プロデューサーさんたち、遅いなあ…」
おわり
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/24(火) 22:10:19.16 ID:/IkGLDK2O
>>156
四万十の天然うなぎなんてスーパーじゃ扱わないからな
四万十の天然うなぎなんてスーパーじゃ扱わないからな
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