1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:15:54.32 ID:iy1cx2Qt0
「その通り。最初は騒がしくてどうなるかと思ったが、飲み込みが早くて助かる。」
男の人は10歩先で社長椅子に身を沈めながら言った。祭壇みたいな机には電話機が置いてある。
「ぶっ飛ばすぞ」
ひぇ、驚いて縮こまってしまったが、よくよく考えるとぶっ飛ばすなんて言ってなかったのかも
見ると男の人もびっくりしている様子だった。
男の人は10歩先で社長椅子に身を沈めながら言った。祭壇みたいな机には電話機が置いてある。
「ぶっ飛ばすぞ」
ひぇ、驚いて縮こまってしまったが、よくよく考えるとぶっ飛ばすなんて言ってなかったのかも
見ると男の人もびっくりしている様子だった。
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:20:35.60 ID:iy1cx2Qt0
男の人は話を再開した。
「アイドルは排尿排泄はしない。」
聞いたことくらいあるだろう、と尋ねられたけど見たことも聞いたこともないですぅ
「その代わりにお茶を放出する。」
なんじゃそりゃ
「ま、厳密に言うとお茶に限らないのだがね。」
「アイドルは排尿排泄はしない。」
聞いたことくらいあるだろう、と尋ねられたけど見たことも聞いたこともないですぅ
「その代わりにお茶を放出する。」
なんじゃそりゃ
「ま、厳密に言うとお茶に限らないのだがね。」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:26:46.05 ID:iy1cx2Qt0
「で、でも・・・私、お茶なんて出せませんよ・・・?」
「君はまだ駆け出しだからなぁ」
男の人は祭壇に両肘を立てて言った。
「なに、3日もすれば日本茶くらい出せるようになるだろう。安心したまえ。」
3日後が不安ですぅ。
「君はまだ駆け出しだからなぁ」
男の人は祭壇に両肘を立てて言った。
「なに、3日もすれば日本茶くらい出せるようになるだろう。安心したまえ。」
3日後が不安ですぅ。
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:33:43.34 ID:iy1cx2Qt0
それからいくらか経ったが、社長の机の上に供えられる事は無かったし、ぶっ飛ばされる事も無かった。
なにより、件の話が嘘でないことを身をもって知った。味も悪くない・・・
ファンが増えると尿の代わりに放出できる飲料水のバリエーションが広がるとの事。
竜宮小町はパインジュースを出せるらしい。すごいですぅ
出したお茶はいつもプロデューサーに飲んでもらっていた。
なにより、件の話が嘘でないことを身をもって知った。味も悪くない・・・
ファンが増えると尿の代わりに放出できる飲料水のバリエーションが広がるとの事。
竜宮小町はパインジュースを出せるらしい。すごいですぅ
出したお茶はいつもプロデューサーに飲んでもらっていた。
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:37:53.75 ID:iy1cx2Qt0
「プロデューサー、何が飲みたいですか?」
机でなにやら作業をしていた彼の手が止まった。そして一拍してから
「・・・コーラって出せるか?」
「えええええええええ!!」
机でなにやら作業をしていた彼の手が止まった。そして一拍してから
「・・・コーラって出せるか?」
「えええええええええ!!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:41:48.73 ID:iy1cx2Qt0
「コーラ・・・ですか」
ランクDに上がって私は、カルピスと六甲の美味しい水も出せるようになった。
それ以外は出した事がない。
そのことは彼も承知しているはずである。
うぅん・・・
「やってみますぅ!」
プロデューサーの事だからきっと水も漏らさぬ完璧な理論があるはず。
漏れるのはコーラだけですぅ!
ランクDに上がって私は、カルピスと六甲の美味しい水も出せるようになった。
それ以外は出した事がない。
そのことは彼も承知しているはずである。
うぅん・・・
「やってみますぅ!」
プロデューサーの事だからきっと水も漏らさぬ完璧な理論があるはず。
漏れるのはコーラだけですぅ!
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:46:07.39 ID:iy1cx2Qt0
給湯室に到着した。
そこに3段構えの引き出しの真ん中を無くして、出来たスペースにポットが置かれている戸棚がある。
上段の引き出しの持ち手が眼に思えて、大きな怪物があんぐり口を開けているように見える。
上顎の引き出しから湯呑を手にとった。
そこに3段構えの引き出しの真ん中を無くして、出来たスペースにポットが置かれている戸棚がある。
上段の引き出しの持ち手が眼に思えて、大きな怪物があんぐり口を開けているように見える。
上顎の引き出しから湯呑を手にとった。
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:51:31.28 ID:iy1cx2Qt0
憚って言うとワンピースは色々と楽チンですぅ
私は下から湯呑を服の中へ侵入させ、下着をずらして狙いを定めた。
コーラよ出ろ~
事務所の窓に砂利を当て続けているような音が響いた。
私はこれを背徳の音と呼んでいる。
最近はこの音にも慣れてしまった。
私は下から湯呑を服の中へ侵入させ、下着をずらして狙いを定めた。
コーラよ出ろ~
事務所の窓に砂利を当て続けているような音が響いた。
私はこれを背徳の音と呼んでいる。
最近はこの音にも慣れてしまった。
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 21:58:41.53 ID:iy1cx2Qt0
どうしたらいいのかわからず
ホワホワしてる湯呑を置いて給湯室を後にした。
「プロデューサー、失敗ですぅ・・・」
「すまん雪歩、まだ早かったか」
難しい顔をして言った。
「一体どうなったんだ?」
「もうあの湯呑は使えませんん・・・」
「そうか・・・」
ホワホワしてる湯呑を置いて給湯室を後にした。
「プロデューサー、失敗ですぅ・・・」
「すまん雪歩、まだ早かったか」
難しい顔をして言った。
「一体どうなったんだ?」
「もうあの湯呑は使えませんん・・・」
「そうか・・・」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:04:10.79 ID:iy1cx2Qt0
「やっぱりコーラはランクC以上じゃないと駄目なのか・・・?」
彼は視線を机に戻して動かなくなってしまった。
「ううぅ・・・そんなに悲しそうな顔しないでくださいよぉ・・・」
「・・・私、Cランクアイドルになりますぅ!!そしてプロデューサーにコーラをご馳走します!」
彼はこちらを向き直していきなり立ち上がった。
「本当か!」
「お互い頑張ろう!」
「はい!」
私がアイドルランクCに上がるのはすぐ後のことだった。
彼は視線を机に戻して動かなくなってしまった。
「ううぅ・・・そんなに悲しそうな顔しないでくださいよぉ・・・」
「・・・私、Cランクアイドルになりますぅ!!そしてプロデューサーにコーラをご馳走します!」
彼はこちらを向き直していきなり立ち上がった。
「本当か!」
「お互い頑張ろう!」
「はい!」
私がアイドルランクCに上がるのはすぐ後のことだった。
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:09:03.82 ID:D8fb39eH0
キ○ガイじみてる
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:09:16.43 ID:iy1cx2Qt0
「武道館・・・プレッシャーですぅ・・・」
舞台袖に届くファンの人達のざわめきがお腹に沈む。
「大丈夫だ雪歩、お前はメジャーアイドル、これくらいヘノカッパさ」
「えへへ、はい!このライブを大成功させてコーラでお祝いですぅ!」
「おお、頼もしいな」
「一丁頑張りますよぉ!」
重圧が気持ちいい、緊張が楽しい。
スキップで舞台に上がった。
舞台袖に届くファンの人達のざわめきがお腹に沈む。
「大丈夫だ雪歩、お前はメジャーアイドル、これくらいヘノカッパさ」
「えへへ、はい!このライブを大成功させてコーラでお祝いですぅ!」
「おお、頼もしいな」
「一丁頑張りますよぉ!」
重圧が気持ちいい、緊張が楽しい。
スキップで舞台に上がった。
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:13:04.43 ID:C1MDYpo70
なんだこれ
つづけろ下さい
つづけろ下さい
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:16:29.40 ID:iy1cx2Qt0
「大成功だったじゃないか!雪歩」
「えへへ・・・ありがとうございますぅ」
歓声と拍手の音がようやく静かになってきた。
アンコールまで歌ったのに体力にはまだ余裕がある。
「あっそうだ、コーラです。コーラ」
「ああ、そうだったな。」
プロデューサーが周りをぐるぐる見渡した。
舞台袖に湯呑なんてありませんよぉ
「えへへ・・・ありがとうございますぅ」
歓声と拍手の音がようやく静かになってきた。
アンコールまで歌ったのに体力にはまだ余裕がある。
「あっそうだ、コーラです。コーラ」
「ああ、そうだったな。」
プロデューサーが周りをぐるぐる見渡した。
舞台袖に湯呑なんてありませんよぉ
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:21:31.57 ID:iy1cx2Qt0
「ええええええぇぇぇぇええええ!!!じじじ直飲みですかあ!?」
踊っている時よりも体が熱い、私の顔が武道館を焼き尽くしちゃったらどうしよう
「そうだ」
表情も変えずにこの人は・・・
「無理に決まってるじゃないですかぁ!!」
「今ここで飲みたいんだよ。雪歩のコーラを」
うぅ・・・
踊っている時よりも体が熱い、私の顔が武道館を焼き尽くしちゃったらどうしよう
「そうだ」
表情も変えずにこの人は・・・
「無理に決まってるじゃないですかぁ!!」
「今ここで飲みたいんだよ。雪歩のコーラを」
うぅ・・・
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:28:24.43 ID:iy1cx2Qt0
仰向けプロデューサーの首をまたいでしゃがんだ。
「いっ・・・いきますぅ・・・」
いつもとは少しだけ違う背徳の音。
あわわわわわわわわわわわわわ
わわわわわわわわわわわわわわわわ
音が止んだ。代わりに脈打つ心臓の音が聞こえてくる。
「プ、プロデューサー、どうでしたか?」
「・・・あ、あぁ・・・美味かったぞ・・・つぎはランクBを目指そうな・・・」
プロデューサーの顔がひどくこわばっていたけど、昨日も寝ていなかったのだろう。
おしまい
「いっ・・・いきますぅ・・・」
いつもとは少しだけ違う背徳の音。
あわわわわわわわわわわわわわ
わわわわわわわわわわわわわわわわ
音が止んだ。代わりに脈打つ心臓の音が聞こえてくる。
「プ、プロデューサー、どうでしたか?」
「・・・あ、あぁ・・・美味かったぞ・・・つぎはランクBを目指そうな・・・」
プロデューサーの顔がひどくこわばっていたけど、昨日も寝ていなかったのだろう。
おしまい
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/03/26(月) 22:34:06.16 ID:K2v5pv3TO
ミックスとか出来るのかな
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