1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 16:41:40.56 ID:wm/x9YLKP
ザーザー


きらり「……………じー☆」



『あっめあっめふっれふっれ母さんがー♪』

『随分ご機嫌だな、そんなに雨が好きなのか?』

『うーんそういう訳じゃないですよー』

『じゃあ何かいい事でもあったか?』

『はい!だってこうしてプロデューサーと相合傘ですから!』

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 16:46:35.05 ID:wm/x9YLKP
ザーザー

きらり「………………じー☆」


『ははは、こんな事くらいでそんなに喜んでくれると嬉しいな』

『こんな事じゃないです!それに二人で相合傘って…人から見たどんな風に見られるかな、えへへ』

『兄妹かね、まだ俺お父さんって歳じゃないし』

『…………あ、はい、それも勿論嬉しいんですけど、えーっと」

『あ、そうだ、律子達がこの辺りにいるからついでに車で拾ってくれるってさ、ラッキーだな』

『ちょっとは空気を読んで欲しいかなーって』

『えっ』

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 16:52:47.05 ID:wm/x9YLKP
ザーザー



今日はきらり765プロのやよいちゃんと一緒にお仕事だったんだにぃ

きらりより年下だけど、アイドルとして先輩でたくさんキラキラしてるやよいちゃんと会うのはドキドキだったゆ

でもテレビで見るよりずっとずーっとやよいちゃんはプリティーで、それでいてすっごく優しかったにぃ!

きらりもう嬉しくて今日はいつもの百倍はがんばれた!


きらり「んふふ…やよいちゃんとやよいちゃんのPちゃん…」


『やよい………今何………言わな』

『…………………うっうー』

『かわいい』


きらり「はっぴーそうだにぃ!」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 17:02:49.12 ID:wm/x9YLKP
今きらりは今日お世話になった人に挨拶に行ってるPちゃんを待ってるの

そしたらあの二人が帰ってたのでこっそり見守ってたんだにぃ


きらり(何をお喋りしてるかはまできらりには聞こえないけど)」

きらり「二人ともとっても幸せそうな顔で…んふふ、見てるだけでにょわにょわしちゃいそうだにぃ」

きらり「仲良きことは美しきかな………だにぃね☆」



ザーザー

きらり「…………………」

きらり「…………………」

きらり「…………………」


きらり「(…Pちゃんまだかなぁ)」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 17:13:09.34 ID:Cszv/Ezg0
きらりぃぃいいいいい!!

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 17:16:18.73 ID:wm/x9YLKP
きらり「(そんなに時間はかからないってPちゃん言ってたゆ)」

きらり「(だからきらりはいい子で待ってるって約束したの)」

きらり「(でもぉ…もうたくさんきらりは待ったんだにぃ)」

きらり「それに…さっきの二人見てたら…うゆぅ」


ザーザー

きらり「…………………」

きらり「…………………」

きらり「…………………」

きらり「…寂しいにぃ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 17:23:43.72 ID:wm/x9YLKP
きらり「Pちゃんこんなに女の子を待たせる何て駄目駄目ねっ」

きらり「帰ってきたらお仕置きしちゃおうかなー☆うきゃー☆」

きらり「…………………」




ザーザー

きらり「…………………」

きらり「…………………」

きらり「…………………」

きらり「お仕置き何て嘘だにぃ…ふゆぅ…だから帰ってきてにぃ…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 17:33:09.79 ID:wm/x9YLKP
ザーザー


きらり「(変な事考えてごめんなさいにぃ…きらり悪い子なの)」

きらり「(うゆぅ…ただPちゃんが帰ってきてくれたら)」

きらり「(一緒にお喋りしながら帰るゆ、それだけでいいんだにぃ)」

きらり「(その時は…さっきの二人みたいに帰れたらもっと…にゃはっ)」

きらり「きっと二人は胸がきゅんきゅんしちゃってお喋りもはずんじゃってー…んふふーもー☆」



P「おっすおっす」

きらり「にょわっ!?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 17:44:34.45 ID:wm/x9YLKP
P「待たせたな」

きらり「ぴ、Pちゃん…?」

P「おうPちゃんだ…で、大丈夫か?上の空だったぞ」

きらり「にゃ、にゃははー☆そうかにぃ?」

P「ああ、さっきから俺いたけど呼ぶまで気づかなかったみたいだし」


ってPちゃんは心配そうな顔で見るの

心配してくれるのは嬉しいけど…うゆ、困ったゆ…あんな事考えてた何て言えないにぃ


P「きらり?」

きらり「へーきへーきだにぃ!ちょっとだけぼーっとしてただけだゆ!」

P「しかしなあ…もし体調が悪いならちゃんと言ってくれよ?」

きらり「だ、大丈夫だにぃ!きらりはお熱が43度あってもへっちゃらだから☆!」

P「いやそこは休んでくれよ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 17:57:28.97 ID:wm/x9YLKP
………
……


玄関前

P「さあ帰るか、すっかり遅くなってしまった」

きらり「りょーかい☆」

きらり「(あの後、きらりのがんばりで何とか誤魔化せたにぃ)」

きらり(…でも、今思うと…もっとちゃんとしてれば良かったゆ…そしたら今日の帰り道は…)」

P「…ん?」

きらり「んにぃ?どしたのPちゃん」

P「確かここに……んんん…」

きらり「?」

P「…参ったな、傘が無い」

きらり「にょわっ!?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 18:05:02.96 ID:wm/x9YLKP
P「誰かに間違えて持ってかれたかな…まあ安物だし別にいいが」

きらり「でもPちゃん、このままじゃ濡れちゃうにぃ?」

P「まあしょうがないってこんな事もある」

きらり「うゆぅ…」

P「しかし今日は車じゃないからな…どうしたもんか」

きらり「……………あ」

P「ん?」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 18:13:04.00 ID:wm/x9YLKP
………
……


ザーザー

P「………………」

きらり「……………」

P「………………」

きらり「……………」

P「………………」

きらり「……………」



P「…なあきらり」

きらり「………………」

P「その、俺の事なら気にしなくていいんだぞ?」

きらり「………………」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 18:20:37.79 ID:wm/x9YLKP
あの後きらりの提案でPちゃんと相合傘をしたんだにぃ


P『本当にいいのか?』

きらり『勿論っ☆駄目って言っても入れちゃうにぃ!』

P『…そこまで言うなら甘えさせて貰うか』

きらり『にょわー☆きらりにお任せっ☆』


でも…


ザーザー


P「ほら、これじゃ二人ともアレだろ?俺なら走って先行くからさ」

きらり「Pちゃん…」

P「おう、どうした?」

きらり「きらり、おっきくてごめんなさいだにぃ…」

P「……………」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 18:35:21.17 ID:wm/x9YLKP
きらり、やよいちゃん達みたいな事ができるって凄く嬉しかった

でも浮かれてて忘れてたんだにぃ…きらりじゃ…あんな風にはできないって


P「だから謝るなって、俺はそんな事思っちゃないから」


どんな風にしてもきらり達じゃどちらかが外に出ちゃうから…

それできらりがPちゃんに傘を渡そうとしたらPちゃんはきらりに使えって言って

そんなのきらりから言ったのに受け取れないにぃ!って返したら

今度はPちゃんプロデューサーとしてアイドルにそんな真似させられないって言って


そうやって押し合ってたら…うゆ…きらり達段々…激しく言い合っちゃって…

気づいたら…


きらり「………ごめんなさい……ごめんなさい…だにぃ…」

P「………………」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 18:48:40.16 ID:wm/x9YLKP
きらり、もう、どうしたらいいか解んないゆ

Pちゃんは話しかけてくれるけど、何て返したらいいのかも

Pちゃんのお顔も見れないし…駄目駄目だにぃ…こんな事なら


P「ふんっ」
グイッ

きらり「っ!?」

P「…っと、これでいいな」

きらり「ん…え……っだ、駄目だにぃPちゃん!?」

P「こら、暴れるなきらり」

きらり「で、でもこんなの…う、うきゃぁ…」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 18:54:47.60 ID:wm/x9YLKP
気づいたらPちゃんに…か、肩を抱かれちゃってたにぃ…

…ううん、ちょっと違うにぃ…これは、そうじゃなくて…後ろから抱かれてるみたいで


きらり「は、はぐはぐは嬉しいけど…うゆ…その…」

P「何だよ、普段お前からしてくるくせに」

きらり「きらりがするのはいいけど、Pちゃんからは………にゃははー☆」

P「ほう、お前でもそういう感覚があったのか」

きらり「…と、とにかく離れてだにぃ!こんなのきらりまだ…」

P「そういう訳にはいかんな」
ギュウ

きらり「……っ……う、うきゃー…Pちゃん…?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 19:03:51.30 ID:wm/x9YLKP
P「だってきらりを濡らしたくないし」

きらり「………………」

P「しかし俺も濡れたくない」

きらり「…?Pちゃん、えっと…さっきは」

P「だから二人とも濡れないにはこうするくらいしか方法ないよなー」

P「いやーきらりがおっきくて嬉しいなー」

P「おっきくなかったらこんな風に抱きついたり何てできないからなー」

きらり「……………」

P「いやー役得だなー」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 19:12:32.46 ID:wm/x9YLKP
………
……



ザーザー




きらり「とことことこ…」

P「……………」

きらり「…にゃははー……」

P「……………」

きらり「うぇへへー☆」

P「……………」




きらり「歩きにくいにぃねっ☆」

P「全くだな」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 19:20:30.04 ID:wm/x9YLKP
P「じゃあ離れるか」

きらり「……………」

P「…冗談だって」

きらり「にょわっ☆」


ザーザー


きらり「~♪~♪」

P「……………」

きらり「んふふ…」

P「……………」

きらり「みゅーみゅーみゅー…にゃはっ」

P「……………」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 19:25:19.62 ID:wm/x9YLKP
ザーザー

きらり「ねえPちゃん」

P「ん?」

きらり「今のきらり達、人から見たら何に見られると思う?…………うぇへへへっ☆」

P「二人場折かな」

きらり「……………………」

P「……………………」

きらり「……………………」

P「……………………」







きらり「めっ☆」
ゴスッ

P「あべしっ」

おしまい

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 19:28:52.25 ID:EKVit75r0
二人羽織な


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 19:30:44.34 ID:wm/x9YLKP
支援したり読んでくれた方ありがとうございました
P視点じゃないの難しい

26-27
きらりよりちょっとだけ低いくらいで

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/06/02(日) 19:50:28.77 ID:FEWo2gv10
180超えたくらいか、でかいな


引用元: きらり「相合傘」