1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 20:58:04.11 ID:YK0p+m+Z0
※モバマス
※アイドルとちひろさんがひどい目に遭います。注意
ちひろ「はい。考えてみませんか?」
P「せっかく今まで育ててきたアイドルたちを手放すなんて……。
それに、アイドルたちにも申し訳が立ちません」
ちひろ「あ、それは大丈夫です。
ただ、一時的に別の事務所にお貸しするだけですので」
P「どういうことですか?」
ちひろ「簡単に言えば、出張です。
他の事務所での仕事を経験することで、
アイドルも色々な経験ができます。
聞いた話では、
そのおかげで仕事が増えたアイドルも居るとか」
P「ふむふむ」
ちひろ「メリットはそれだけじゃありませんよ?
これを見てください」スッ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361879883
※アイドルとちひろさんがひどい目に遭います。注意
ちひろ「はい。考えてみませんか?」
P「せっかく今まで育ててきたアイドルたちを手放すなんて……。
それに、アイドルたちにも申し訳が立ちません」
ちひろ「あ、それは大丈夫です。
ただ、一時的に別の事務所にお貸しするだけですので」
P「どういうことですか?」
ちひろ「簡単に言えば、出張です。
他の事務所での仕事を経験することで、
アイドルも色々な経験ができます。
聞いた話では、
そのおかげで仕事が増えたアイドルも居るとか」
P「ふむふむ」
ちひろ「メリットはそれだけじゃありませんよ?
これを見てください」スッ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361879883
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 20:58:47.91 ID:YK0p+m+Z0
P「……何ですか、それ?
見たところ、ゲームセンターのメダルのようですけど」
ちひろ「これは、レアメダルと呼ばれているものです。
アイドルを貸す代わりに、相手方からいただけます。対価ですね」
P「何かに使えるんですか?」
ちひろ「非常に高い価値を持っています。
これを使って、女子寮を建設した事務所もあるとか」
P「それは凄いですね」
ちひろ「アイドルも居なくならないし、仕事も増える。女子寮も建てられる。良いこと尽くめでしょ?」
P「考えてみます」
見たところ、ゲームセンターのメダルのようですけど」
ちひろ「これは、レアメダルと呼ばれているものです。
アイドルを貸す代わりに、相手方からいただけます。対価ですね」
P「何かに使えるんですか?」
ちひろ「非常に高い価値を持っています。
これを使って、女子寮を建設した事務所もあるとか」
P「それは凄いですね」
ちひろ「アイドルも居なくならないし、仕事も増える。女子寮も建てられる。良いこと尽くめでしょ?」
P「考えてみます」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 20:59:21.79 ID:YK0p+m+Z0
P(才能はあるが、まだ芽が出ていないアイドルはうちにもたくさん居る。
そういったアイドルたちにも、スポットライトが当たるかもしれない)
ガチャ
あずき「おっはよっ!
いきなり呼び出したりして、何の用?
もしかして、あずきの新しいお仕事決まったの?
とうとう、新作戦を開始する時が来たんだねっ!」
P「仕事というか、移籍の話なんだけど」
あずき「……え?」
P「ちょっと他の事務所に……って」
あずき「うう……ひっぐ……」グス
P「な、なんで泣くんだ?」
あずき「どうぢて……」グス
P「あ、あずき?」オロオロ
あずき「あずき……そ゛んなに駄目だっだの゛……?
アイドルとして駄目だから他の事務所に……」
P「違う違う!
すまん、説明不足だったな」
あずき「……」グス
P「あずきは才能がある。
でも、一つ足りていないものがあるんだ」
あずき「何……?」
そういったアイドルたちにも、スポットライトが当たるかもしれない)
ガチャ
あずき「おっはよっ!
いきなり呼び出したりして、何の用?
もしかして、あずきの新しいお仕事決まったの?
とうとう、新作戦を開始する時が来たんだねっ!」
P「仕事というか、移籍の話なんだけど」
あずき「……え?」
P「ちょっと他の事務所に……って」
あずき「うう……ひっぐ……」グス
P「な、なんで泣くんだ?」
あずき「どうぢて……」グス
P「あ、あずき?」オロオロ
あずき「あずき……そ゛んなに駄目だっだの゛……?
アイドルとして駄目だから他の事務所に……」
P「違う違う!
すまん、説明不足だったな」
あずき「……」グス
P「あずきは才能がある。
でも、一つ足りていないものがあるんだ」
あずき「何……?」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 20:59:49.45 ID:YK0p+m+Z0
P「それは、知名度だよ」
あずき「……まあ、確かにね。
あずき、素顔で歩いてても何にも言われたことないし」
P「そこでだ。他の事務所のアイドルの仕事を手伝うことで、知名度を上げようってのが今回の作戦だ。手伝いが終われば、ちゃんと帰って来れるさ」
P(それだけじゃないけどな)
あずき「作戦?」キラキラ
P「ああ。あずきがトップアイドルになるために、重要な作戦だ。
その名も……」
あずき「そ、その名も……?」
P「他の事務所でお仕事大作戦だ!」ドヤァ!
あずき「……ちょっと微妙……」
P「」
あずき「……まあ、確かにね。
あずき、素顔で歩いてても何にも言われたことないし」
P「そこでだ。他の事務所のアイドルの仕事を手伝うことで、知名度を上げようってのが今回の作戦だ。手伝いが終われば、ちゃんと帰って来れるさ」
P(それだけじゃないけどな)
あずき「作戦?」キラキラ
P「ああ。あずきがトップアイドルになるために、重要な作戦だ。
その名も……」
あずき「そ、その名も……?」
P「他の事務所でお仕事大作戦だ!」ドヤァ!
あずき「……ちょっと微妙……」
P「」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:01:26.64 ID:YK0p+m+Z0
あずき「あずきひとりで行くの?
ちょっと寂しいよ……」
P「いや、他にも何人か行ってもらいたいと思ってる。
今考えてるのは……菲菲と雅だな」
あずき「それならいいかなっ」
P「やってくれるか?」
あずき「うんっ!」
P「そうか、ありがとな」
あずき「えへへっ! 頑張るよ!」
P(その後、俺は菲菲と雅にも同じことを説明し、承諾を得た)
P(これで事務所の施設を増設できれば、皆の助けになるだろう。
そういった考えからの行動だった。それが……)
ちょっと寂しいよ……」
P「いや、他にも何人か行ってもらいたいと思ってる。
今考えてるのは……菲菲と雅だな」
あずき「それならいいかなっ」
P「やってくれるか?」
あずき「うんっ!」
P「そうか、ありがとな」
あずき「えへへっ! 頑張るよ!」
P(その後、俺は菲菲と雅にも同じことを説明し、承諾を得た)
P(これで事務所の施設を増設できれば、皆の助けになるだろう。
そういった考えからの行動だった。それが……)
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:02:36.31 ID:YK0p+m+Z0
2週間後 事務所にて
P「う~ん……」
ちひろ「どうしたんですか?」
P「思ったような効果がないんです」
ちひろ「特別移籍のお話ですか?」
P「ええ。
知名度アップに繋がれば、と思ったんですが」
ちひろ「そういえば、あまり見ませんね」
P「そうなんですよ。
なんでだろう?」
ちひろ「まあ、アイドルの扱いはお貸しした事務所の都合で決められますので……。
ただの雑用係にされている可能性も無いわけではないですね」
P「なんか、納得いきませんね。
ただ、良いように使われているだけなような……」
ちひろ「そういった文句を抑えるための、レアメダルですよ。
凄かったでしょ?」
P「凄かったですね、あれは。
見せただけで建設業者が首を縦に振りましたから。
物凄い金持ちになった気分でしたよ」
ちひろ「本当になれるといいですね? アイドルたちと一緒に」
P「ははは……」
P「う~ん……」
ちひろ「どうしたんですか?」
P「思ったような効果がないんです」
ちひろ「特別移籍のお話ですか?」
P「ええ。
知名度アップに繋がれば、と思ったんですが」
ちひろ「そういえば、あまり見ませんね」
P「そうなんですよ。
なんでだろう?」
ちひろ「まあ、アイドルの扱いはお貸しした事務所の都合で決められますので……。
ただの雑用係にされている可能性も無いわけではないですね」
P「なんか、納得いきませんね。
ただ、良いように使われているだけなような……」
ちひろ「そういった文句を抑えるための、レアメダルですよ。
凄かったでしょ?」
P「凄かったですね、あれは。
見せただけで建設業者が首を縦に振りましたから。
物凄い金持ちになった気分でしたよ」
ちひろ「本当になれるといいですね? アイドルたちと一緒に」
P「ははは……」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:03:04.24 ID:YK0p+m+Z0
同時刻 地下スタドリ・エナドリ工場 牢屋
菲菲「ど、どうしてこうなったヨ……」
雅「みやびぃこんな所嫌だよぉ……。帰りたいよぉ……」
あずき「まさか、特別移籍がこんなものだったなんて……」
あずき(特別移籍がプロデューサーさんから告げられた日の夜、それは起こったんだ)
菲菲「ど、どうしてこうなったヨ……」
雅「みやびぃこんな所嫌だよぉ……。帰りたいよぉ……」
あずき「まさか、特別移籍がこんなものだったなんて……」
あずき(特別移籍がプロデューサーさんから告げられた日の夜、それは起こったんだ)
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:03:33.57 ID:YK0p+m+Z0
2週間前 女子寮にて
ドンドン
菲菲「……Zzz」
ドンドン
菲菲「……むー……」
ドンドン
菲菲「……ふぇいふぇい寝てるネー……起きないヨー……」
ドンドン
菲菲「……」イライラ
ドンドンドンドン
菲菲「ああもう! しつこいヨ!」ガバァ
ドンドン
菲菲「……Zzz」
ドンドン
菲菲「……むー……」
ドンドン
菲菲「……ふぇいふぇい寝てるネー……起きないヨー……」
ドンドン
菲菲「……」イライラ
ドンドンドンドン
菲菲「ああもう! しつこいヨ!」ガバァ
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:04:05.44 ID:YK0p+m+Z0
スタスタ
ガチャ
菲菲「こんな時間に何の用ダヨ……って」
黒服A「……」
黒服B「……」
黒服C「……」
菲菲「誰ダヨ!?」
ガチャ
菲菲「こんな時間に何の用ダヨ……って」
黒服A「……」
黒服B「……」
黒服C「……」
菲菲「誰ダヨ!?」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:04:32.44 ID:YK0p+m+Z0
黒服A「おい、こいつで間違いないか?」
黒服B「はい。楊菲菲、写真の人物で間違いないかと」
菲菲「な、なんでワタシの名前知ってるネ?」
黒服C「楊菲菲、同行願おうか」
菲菲「い、嫌ダヨ」
菲菲(何この人たち……怖いヨ……)
黒服B「はい。楊菲菲、写真の人物で間違いないかと」
菲菲「な、なんでワタシの名前知ってるネ?」
黒服C「楊菲菲、同行願おうか」
菲菲「い、嫌ダヨ」
菲菲(何この人たち……怖いヨ……)
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:05:11.79 ID:YK0p+m+Z0
黒服A「おっと、お前さんに拒否権は無いぜ」
黒服B「さあ、来るんだ!」ガシ
菲菲「いっ!? 放してっ!」ジタバタ
黒服C「大人しくしろ!」グイ
菲菲「いやぁー! 誰か助けてネー!」バタバタ
黒服A「ちっ、このままじゃ他の奴が起きちまう。あれを出せ」
黒服B「はっ」スプレープシュー
菲菲「!?」
菲菲(い、意識が……)
バタッ
黒服A「……よし、連れていけ」
黒服B・C「はっ」
黒服B「さあ、来るんだ!」ガシ
菲菲「いっ!? 放してっ!」ジタバタ
黒服C「大人しくしろ!」グイ
菲菲「いやぁー! 誰か助けてネー!」バタバタ
黒服A「ちっ、このままじゃ他の奴が起きちまう。あれを出せ」
黒服B「はっ」スプレープシュー
菲菲「!?」
菲菲(い、意識が……)
バタッ
黒服A「……よし、連れていけ」
黒服B・C「はっ」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:05:46.56 ID:YK0p+m+Z0
菲菲「……うーん……」
菲菲「……はっ!?」
菲菲「ここどこダヨ!?」
菲菲(……なんか、牢屋みたいな所ネ……)
菲菲「……はっ!?」
菲菲「ここどこダヨ!?」
菲菲(……なんか、牢屋みたいな所ネ……)
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:06:41.90 ID:YK0p+m+Z0
あずき「あ、気がついた?」
菲菲「アズキ!? どうしてアズキがここに居るネ!?」
雅「みやびぃも居るよぉ」
菲菲「ミヤビも!?」
あずき「どうやら、あずきたち、誘拐されちゃったみたいだね」
菲菲「ええっ!? なんでダヨ!?」
あずき「わかんないよ……」
雅「怖いよぉ……。何されちゃうのかなぁ……」
菲菲「そもそも、ここはどこダヨ? 知ってる?」
あずき「それもわかんない。見た目は牢屋みたいだけど……」
雅「外から丸見えだよぉ。なんか恥ずかしいなぁ」
菲菲「アズキ!? どうしてアズキがここに居るネ!?」
雅「みやびぃも居るよぉ」
菲菲「ミヤビも!?」
あずき「どうやら、あずきたち、誘拐されちゃったみたいだね」
菲菲「ええっ!? なんでダヨ!?」
あずき「わかんないよ……」
雅「怖いよぉ……。何されちゃうのかなぁ……」
菲菲「そもそも、ここはどこダヨ? 知ってる?」
あずき「それもわかんない。見た目は牢屋みたいだけど……」
雅「外から丸見えだよぉ。なんか恥ずかしいなぁ」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:07:08.88 ID:YK0p+m+Z0
キィ
黒服「時間だ、来い」
菲菲「だ、誰ダヨ!?」
あずき「あずきにこんなことして、何の作戦なのっ!?」
雅「帰してよぉ」
黒服「ぐずぐずするな、来い」スタスタ
菲菲「……ここは従っておくのが良さそうヨ」ヒソヒソ
あずき「……そだね」ヒソヒソ
雅「……」
黒服「時間だ、来い」
菲菲「だ、誰ダヨ!?」
あずき「あずきにこんなことして、何の作戦なのっ!?」
雅「帰してよぉ」
黒服「ぐずぐずするな、来い」スタスタ
菲菲「……ここは従っておくのが良さそうヨ」ヒソヒソ
あずき「……そだね」ヒソヒソ
雅「……」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:07:37.56 ID:YK0p+m+Z0
菲菲(長い廊下ネ……)スタスタ
あずき「……」スタスタ
雅「……」スタスタ
黒服「……よし、これをつけろ」
菲菲「首輪?」
雅「変態さん?」
黒服「早くしろ」
菲菲「……仕方ないヨ」ガチャ
あずき「何これ……」ガチャ
雅「……」ガチャ
あずき「……」スタスタ
雅「……」スタスタ
黒服「……よし、これをつけろ」
菲菲「首輪?」
雅「変態さん?」
黒服「早くしろ」
菲菲「……仕方ないヨ」ガチャ
あずき「何これ……」ガチャ
雅「……」ガチャ
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:08:05.90 ID:YK0p+m+Z0
菲菲「……ワタシたち、何させられるネ?」
あずき「何だろうね」
雅「……何か音が聞こえるよぉ?」
黒服「入れ」
菲菲「……!?」
あずき「何だろうね」
雅「……何か音が聞こえるよぉ?」
黒服「入れ」
菲菲「……!?」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:08:32.58 ID:YK0p+m+Z0
幸子「や、やめてください!」
黒服「オラオラ! もっとちゃんと働かんかい!」ビシビシ
薫「せんせぇ、せんせぇ! 助けてよぉ……」
黒服「子供だからって容赦しねえぞ!」ビシビシ
蘭子「わ、我が魔力は既に尽きて……(つ、疲れました……)」
黒服「休んでる暇なんてねえぞ!」ビシビシ
菲菲「いっ……」
黒服「オラオラ! もっとちゃんと働かんかい!」ビシビシ
薫「せんせぇ、せんせぇ! 助けてよぉ……」
黒服「子供だからって容赦しねえぞ!」ビシビシ
蘭子「わ、我が魔力は既に尽きて……(つ、疲れました……)」
黒服「休んでる暇なんてねえぞ!」ビシビシ
菲菲「いっ……」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:09:54.91 ID:YK0p+m+Z0
菲菲(テレビで見たことあるアイドルたちが……)
あずき(働かされてる……?)
雅(つるはしで壁を掘ってる……)
黒服「お前たちは、今日からここで働いてもらう」
菲菲「どういうことネ?」
黒服「ここは、地下スタドリ・エナドリ工場」
あずき「スタドリって、いつもプロデューサーさんが飲んでるやつかな」
雅「あれ、良く飲んでるよねぇ~。美味しいのかなぁ?」
黒服「その中でも最も過酷な材料調達部。
ここが今日からお前たちの職場だ。
壁を掘り、その中からスタドリ・エナドリの製造に必要な材料を集めてもらう。
精々死なない程度に頑張るんだな」
菲菲「い、嫌ダヨ」
雅「なんでみやびぃがこんなことしなくちゃいけないのぉ?」
あずき「そうだよっ! こんなのおかしいよっ!」
黒服「何を言っている。
お前たちは『特別移籍』させられたアイドルたちなんだろう?」
菲菲「そ、そうだけど……。何で知ってるダヨ?」
黒服「なら、そのレアメダル分ここで働くのが筋ってもんだろうが」
あずき「レアメダルって、何? 聞いたことないよ?」
あずき(働かされてる……?)
雅(つるはしで壁を掘ってる……)
黒服「お前たちは、今日からここで働いてもらう」
菲菲「どういうことネ?」
黒服「ここは、地下スタドリ・エナドリ工場」
あずき「スタドリって、いつもプロデューサーさんが飲んでるやつかな」
雅「あれ、良く飲んでるよねぇ~。美味しいのかなぁ?」
黒服「その中でも最も過酷な材料調達部。
ここが今日からお前たちの職場だ。
壁を掘り、その中からスタドリ・エナドリの製造に必要な材料を集めてもらう。
精々死なない程度に頑張るんだな」
菲菲「い、嫌ダヨ」
雅「なんでみやびぃがこんなことしなくちゃいけないのぉ?」
あずき「そうだよっ! こんなのおかしいよっ!」
黒服「何を言っている。
お前たちは『特別移籍』させられたアイドルたちなんだろう?」
菲菲「そ、そうだけど……。何で知ってるダヨ?」
黒服「なら、そのレアメダル分ここで働くのが筋ってもんだろうが」
あずき「レアメダルって、何? 聞いたことないよ?」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:10:20.85 ID:YK0p+m+Z0
黒服「何も知らされていないのか。哀れなアイドルだな。
レアメダルというのは、裏社会で流通している超高額貨幣のことだ。
それを手に入れるために、お前たちは利用されたんだよ」
菲菲「利用された? 誰に?」
黒服「たった1枚のメダルに目がくらんだ、馬鹿なプロデューサーのためにだ」
菲菲・あずき・雅「!?」
レアメダルというのは、裏社会で流通している超高額貨幣のことだ。
それを手に入れるために、お前たちは利用されたんだよ」
菲菲「利用された? 誰に?」
黒服「たった1枚のメダルに目がくらんだ、馬鹿なプロデューサーのためにだ」
菲菲・あずき・雅「!?」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:11:15.16 ID:YK0p+m+Z0
あずき「き、聞いてないよっ! そんなこと……」
雅「……みやびぃ捨てられたの……?」
菲菲「そ、そんな……何かの間違いに決まってるヨ!」
黒服「そうなら良かったんだろうがな、これは事実だ。
まあ、そんなことは俺にとってはどうでも良いことだ。
さっさと働いてもらおうか。
さもないと……」
かな子「うう……」ペタ
「おいコラ! 何を休んでる!」
かな子「すっ、すみません!」
「働かない奴は……痛い目に遭ってもらう!」ピッ
菲菲(首輪が……光って……)
かな子「うあぁあああああ゛あ゛あ゛ッ!!!!」
あずき(電撃!?)
「どうだ? 働く気になったか?」
かな子「うう……」ビクビク
菲菲・あずき・雅「!?」
黒服「ああ○るぜ?」
雅「……みやびぃ捨てられたの……?」
菲菲「そ、そんな……何かの間違いに決まってるヨ!」
黒服「そうなら良かったんだろうがな、これは事実だ。
まあ、そんなことは俺にとってはどうでも良いことだ。
さっさと働いてもらおうか。
さもないと……」
かな子「うう……」ペタ
「おいコラ! 何を休んでる!」
かな子「すっ、すみません!」
「働かない奴は……痛い目に遭ってもらう!」ピッ
菲菲(首輪が……光って……)
かな子「うあぁあああああ゛あ゛あ゛ッ!!!!」
あずき(電撃!?)
「どうだ? 働く気になったか?」
かな子「うう……」ビクビク
菲菲・あずき・雅「!?」
黒服「ああ○るぜ?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:12:00.56 ID:YK0p+m+Z0
菲菲「ひっ、ひどいヨ! ワタシたち、こんなことするためにアイドルになったんじゃ……」
黒服「知らんな。恨むなら、お前たちのプロデューサーを恨むんだな。
仕事は、7時間で1区切りだ。
7時間働いた後、1時間の休みを与えられる」
菲菲「労働基準法も○ソもないヨ……」
雅「そんなに働いたら死んじゃうよ……」
黒服「精々頑張ることだ」
黒服「知らんな。恨むなら、お前たちのプロデューサーを恨むんだな。
仕事は、7時間で1区切りだ。
7時間働いた後、1時間の休みを与えられる」
菲菲「労働基準法も○ソもないヨ……」
雅「そんなに働いたら死んじゃうよ……」
黒服「精々頑張ることだ」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:12:29.72 ID:YK0p+m+Z0
3時間後
菲菲「……」ガコン
あずき「……」ガコン
雅「……腰痛いよぉ……」ガコン
菲菲「……」ガコン
あずき「……」ガコン
雅「……腰痛いよぉ……」ガコン
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:12:58.49 ID:YK0p+m+Z0
雅「……あっ!」
菲菲「どうしたネ?」
あずき「あ、それは……」
雅「これが言ってたスタドリの材料かな?」
菲菲「緑色の石ダヨ」
あずき「……こんな物飲んでたんだ……」
雅「早速持って……」
歌鈴「はわわわっ! どいてください~!」
雅「え?」
ドンッ
菲菲「どうしたネ?」
あずき「あ、それは……」
雅「これが言ってたスタドリの材料かな?」
菲菲「緑色の石ダヨ」
あずき「……こんな物飲んでたんだ……」
雅「早速持って……」
歌鈴「はわわわっ! どいてください~!」
雅「え?」
ドンッ
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:13:50.55 ID:YK0p+m+Z0
雅「いったぁ~い……」
歌鈴「ふえええ、すみませんすみません!」ペコペコ
あずき「大丈夫……って、ああ!?」
菲菲「石が……割れちゃてるヨ……」
歌鈴「ええええ!? ほ、本当にすみません! 不注意なもので!」ペコペコ
雅「まあ、そういうことって誰でもあるよねぇ~。だから気にしないでぇ」
歌鈴「本当にすみません! この埋め合わせはいつか……」
歌鈴「ふえええ、すみませんすみません!」ペコペコ
あずき「大丈夫……って、ああ!?」
菲菲「石が……割れちゃてるヨ……」
歌鈴「ええええ!? ほ、本当にすみません! 不注意なもので!」ペコペコ
雅「まあ、そういうことって誰でもあるよねぇ~。だから気にしないでぇ」
歌鈴「本当にすみません! この埋め合わせはいつか……」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:14:16.16 ID:YK0p+m+Z0
あずき「あ、慌ただしい人だったね……」
菲菲「あはは……」
雅「……これ、使えるのかなぁ? 一応持っていってみよぉっと」
菲菲「あはは……」
雅「……これ、使えるのかなぁ? 一応持っていってみよぉっと」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:15:25.25 ID:YK0p+m+Z0
雅「駄目だったよぉ……」
菲菲「厳しいネ」
あずき「あれぐらい別にいいじゃん。ねぇ?」
菲菲・雅「うんうん」
菲菲「厳しいネ」
あずき「あれぐらい別にいいじゃん。ねぇ?」
菲菲・雅「うんうん」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:16:12.41 ID:YK0p+m+Z0
4時間後
黒服「よし、自室に戻り、休息しろ」
菲菲「や、やっと終わったネー……」
あずき「お疲れ様」
雅「疲れたぁ」
黒服「よし、自室に戻り、休息しろ」
菲菲「や、やっと終わったネー……」
あずき「お疲れ様」
雅「疲れたぁ」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:16:43.97 ID:YK0p+m+Z0
牢屋
あずき「まさか、プロデューサーさんがこんなことするなんて……」
菲菲「本当ダヨ! 帰ったらとっちめてやるネ!」
あずき「……プロデューサーさん……最初に会った時はあんなに優しそうな顔をしてたのに……。
最初の仕事を貰えた時は、涙を流して喜んでくれたのに……。
あずきが辛い時は、あんなに励ましてくれたのに……。
どうして、こんな……ううっ……」
菲菲「アズキ……」
あずき「ううっ……ああ……」ポロポロ
菲菲「アズキ、泣いちゃ駄目ダヨ。
アズキには笑顔が一番似合ってるヨ。
だから……笑って、ネ?」
あずき「菲菲……ありがとう」
あずき「まさか、プロデューサーさんがこんなことするなんて……」
菲菲「本当ダヨ! 帰ったらとっちめてやるネ!」
あずき「……プロデューサーさん……最初に会った時はあんなに優しそうな顔をしてたのに……。
最初の仕事を貰えた時は、涙を流して喜んでくれたのに……。
あずきが辛い時は、あんなに励ましてくれたのに……。
どうして、こんな……ううっ……」
菲菲「アズキ……」
あずき「ううっ……ああ……」ポロポロ
菲菲「アズキ、泣いちゃ駄目ダヨ。
アズキには笑顔が一番似合ってるヨ。
だから……笑って、ネ?」
あずき「菲菲……ありがとう」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:17:11.65 ID:YK0p+m+Z0
雅「……みやびぃはそうだとは思わないなぁ」
菲菲「どういうことネ?」
雅「あのPにアイドルを簡単に見捨てられるとは思えないよぉ。
アイドルのために、ロボットみたいにずっと仕事ばっかりしてるし」
菲菲「確かに、事務所で寝てる時とか良くあるヨ」
雅「きっと、誰かに騙されたんだよぉ。
こうすれば、アイドルのためになるとか言われて」
菲菲「どういうことネ?」
雅「あのPにアイドルを簡単に見捨てられるとは思えないよぉ。
アイドルのために、ロボットみたいにずっと仕事ばっかりしてるし」
菲菲「確かに、事務所で寝てる時とか良くあるヨ」
雅「きっと、誰かに騙されたんだよぉ。
こうすれば、アイドルのためになるとか言われて」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:17:43.85 ID:YK0p+m+Z0
黒服「おい、201番うるさいぞ!
もう消灯時間だ!」
菲菲「……とにかく、ここから生きて出ることだけ考えるのが良さそうダヨ」
あずき「……そうだね」
菲菲(それから、こんなことが毎日続いたヨ)
もう消灯時間だ!」
菲菲「……とにかく、ここから生きて出ることだけ考えるのが良さそうダヨ」
あずき「……そうだね」
菲菲(それから、こんなことが毎日続いたヨ)
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:18:13.09 ID:YK0p+m+Z0
2週間後
菲菲「……一向に出られそうにないネ……」
あずき「どうなってるの……」
雅「みやびぃもう働きたくなーい……」
バタン ドタン
菲菲「……なんか隣が騒がしいヨ?」
雅「何だろう……!?」
菲菲「……一向に出られそうにないネ……」
あずき「どうなってるの……」
雅「みやびぃもう働きたくなーい……」
バタン ドタン
菲菲「……なんか隣が騒がしいヨ?」
雅「何だろう……!?」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:18:45.23 ID:YK0p+m+Z0
「おら、大人しく歩け!」
あやめ「くっ……」
「まさか床に穴を掘って逃げ出そうとするとはな」
あやめ「あ、あれはただ忍術の練習をしていただけ……」
「言い訳するな!」ビシィ
あやめ「あうっ!」
「とにかく、こいつはお仕置き部屋行きだな」
あやめ「そ、そんなぁ~……」
「穴埋めはどうする? そうとう深く掘ってたが」
「後でいいだろ。こんなこと考える奴、他に居ないって」
「そうだな。あの部屋は使用禁止にすればいいだけだし」
菲菲「……」
あずき「……」
雅「……これは、チャンスだねぇ」
あやめ「くっ……」
「まさか床に穴を掘って逃げ出そうとするとはな」
あやめ「あ、あれはただ忍術の練習をしていただけ……」
「言い訳するな!」ビシィ
あやめ「あうっ!」
「とにかく、こいつはお仕置き部屋行きだな」
あやめ「そ、そんなぁ~……」
「穴埋めはどうする? そうとう深く掘ってたが」
「後でいいだろ。こんなこと考える奴、他に居ないって」
「そうだな。あの部屋は使用禁止にすればいいだけだし」
菲菲「……」
あずき「……」
雅「……これは、チャンスだねぇ」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:19:28.36 ID:YK0p+m+Z0
菲菲「どういうことダヨ?」
雅「さっきの子は隣の部屋だよねぇ?」
あずき「穴を掘ったって言ってたけど……まさか!」
雅「そのまさかだよぉ。
その子の掘った穴に繋がるように掘れば、
普通に掘るよりもずっと早くできるよぉ」
菲菲「大丈夫かヨ?」
雅「見つかる前に逃げられれば、こっちのもんだよぉ」
あずき「みんなはどうするの?」
雅「それは、逃げられた時に訴えればいいんだよぉ。
こんなこと、許されるはずないんだからねぇ。
みんなには悪いけど、少人数の方が逃げやすいし」
あずき「じゃあ、名付けて大脱出作戦、決定?」
菲菲・雅「おー!」
雅「さっきの子は隣の部屋だよねぇ?」
あずき「穴を掘ったって言ってたけど……まさか!」
雅「そのまさかだよぉ。
その子の掘った穴に繋がるように掘れば、
普通に掘るよりもずっと早くできるよぉ」
菲菲「大丈夫かヨ?」
雅「見つかる前に逃げられれば、こっちのもんだよぉ」
あずき「みんなはどうするの?」
雅「それは、逃げられた時に訴えればいいんだよぉ。
こんなこと、許されるはずないんだからねぇ。
みんなには悪いけど、少人数の方が逃げやすいし」
あずき「じゃあ、名付けて大脱出作戦、決定?」
菲菲・雅「おー!」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:20:06.30 ID:YK0p+m+Z0
3日後 事務所
P「……やっぱりおかしいなぁ」
ちひろ「特別移籍したアイドルたちのことですか?
まあ、きっと頑張ってますよ」
P「そうですかね……」
プルルルル
ちひろ「……っと、電話ですね。私が出ます」
P「お願いします」
ちひろ「……」
P「……やっぱりおかしいなぁ」
ちひろ「特別移籍したアイドルたちのことですか?
まあ、きっと頑張ってますよ」
P「そうですかね……」
プルルルル
ちひろ「……っと、電話ですね。私が出ます」
P「お願いします」
ちひろ「……」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:20:35.16 ID:YK0p+m+Z0
同時刻 スタドリ・エナドリ工場 牢屋
あずき「……」
雅「……」
菲菲「ふぅ」
あずき「お帰り」
菲菲「やっとつながったヨ」
雅「よし、早速逃げようよぉ」
あずき「見張りも休憩時間なはずだしねっ!」
雅「みんな、静かにねぇ?」
あずき「……」
雅「……」
菲菲「ふぅ」
あずき「お帰り」
菲菲「やっとつながったヨ」
雅「よし、早速逃げようよぉ」
あずき「見張りも休憩時間なはずだしねっ!」
雅「みんな、静かにねぇ?」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:21:45.43 ID:YK0p+m+Z0
ちひろ「……すみません、少し呼び出しがあったので、出かけてきますね」
P「わかりました」
P「わかりました」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:23:12.84 ID:YK0p+m+Z0
スタドリ・エナドリ工場
菲菲「相当掘ったネ……あの子……」タッタッタ
雅「通路に出たよ」タッタッタ
あずき「看板によると、こっちに進めば、トロッコがあるらしいよっ!」タッタッタ
雅「多分、出来たスタドリを運ぶ用のトロッコだろうねぇ。
それに乗れば、地上に出られるはず……」タッタッタ
菲菲「……あったヨ!」
あずき「よし、乗ろう!」
菲菲「相当掘ったネ……あの子……」タッタッタ
雅「通路に出たよ」タッタッタ
あずき「看板によると、こっちに進めば、トロッコがあるらしいよっ!」タッタッタ
雅「多分、出来たスタドリを運ぶ用のトロッコだろうねぇ。
それに乗れば、地上に出られるはず……」タッタッタ
菲菲「……あったヨ!」
あずき「よし、乗ろう!」
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:23:38.67 ID:YK0p+m+Z0
ガラガラガラ
雅「……なーんか、拍子抜けだねぇ」
菲菲「あっさりダヨ」
あずき「追手が来る様子もないし……あっ、光が見えてきた!」
雅「……なーんか、拍子抜けだねぇ」
菲菲「あっさりダヨ」
あずき「追手が来る様子もないし……あっ、光が見えてきた!」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:24:06.15 ID:YK0p+m+Z0
ガラガラ……キィ
あずき「着いたみたい」
菲菲「階段があるヨ」
雅「あれを登れば地上に……っ!?」
あずき「着いたみたい」
菲菲「階段があるヨ」
雅「あれを登れば地上に……っ!?」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:24:35.52 ID:YK0p+m+Z0
ちひろ「あらあら、どうしてあなたたちがここに居るんですか?」
菲菲「チヒロ……」
あずき「……」
雅「……」
菲菲「チヒロ……」
あずき「……」
雅「……」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:25:19.71 ID:YK0p+m+Z0
ちひろ「あなたたちは『移籍』したはずですよね?」
ちひろ「『移籍』した人は、ちゃんと働いてもらわないと」
あずき「もうあんな所で働きたくないよっ!」
菲菲「そうダヨ! ふぇいふぇいたちは奴隷じゃないヨ!」
雅「Pに会って、話を訊くんだよ!」
ちひろ「そんなこという子には、お仕置きですよ?」ピッ
あずき「あ゛ああああ゛あ゛あ゛ッ」ビリビリ
雅「う゛うううう゛う゛う゛ッ!!!」ビリビリ
菲菲「うぐうううう゛う゛ううう゛」ビリビリ
ちひろ「『移籍』した人は、ちゃんと働いてもらわないと」
あずき「もうあんな所で働きたくないよっ!」
菲菲「そうダヨ! ふぇいふぇいたちは奴隷じゃないヨ!」
雅「Pに会って、話を訊くんだよ!」
ちひろ「そんなこという子には、お仕置きですよ?」ピッ
あずき「あ゛ああああ゛あ゛あ゛ッ」ビリビリ
雅「う゛うううう゛う゛う゛ッ!!!」ビリビリ
菲菲「うぐうううう゛う゛ううう゛」ビリビリ
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:26:07.72 ID:YK0p+m+Z0
菲菲「はぁ、はぁ……」
あずき「い、ぁ……」
雅「うぅ……」
ちひろ「皆さんにはがっかりですよ。
たった2週と3日働いただけで、逃げてきちゃうなんて」
菲菲「……こ、こんなもので、ふぇいふぇいたちの心を折ることはできないヨ……」
あずき「あ、あずきたちは……」
雅「Pに会って、話を訊かなくちゃならないんだよぉ……」
ちひろ「プロデューサーさんも迷惑してましたよ?
『大した能力も特技もない癖に』ってね」
菲菲「……」
あずき「……」
雅「……」
あずき「い、ぁ……」
雅「うぅ……」
ちひろ「皆さんにはがっかりですよ。
たった2週と3日働いただけで、逃げてきちゃうなんて」
菲菲「……こ、こんなもので、ふぇいふぇいたちの心を折ることはできないヨ……」
あずき「あ、あずきたちは……」
雅「Pに会って、話を訊かなくちゃならないんだよぉ……」
ちひろ「プロデューサーさんも迷惑してましたよ?
『大した能力も特技もない癖に』ってね」
菲菲「……」
あずき「……」
雅「……」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:26:37.21 ID:YK0p+m+Z0
あずき「……」フラッ
菲菲「ア、アズキ!?」
雅「どうしたの!?」
ちひろ「あら? 気絶しちゃったんですか。
よっぽどショックだったんですねぇ。
これだから三流アイドルは……」
菲菲「あ、アズキを……悪く言うなヨ!
アズキは……トップアイドルになるために必死で頑張ってたんダヨ!」
ちひろ「そんな努力、お金にならないなら無駄です」
菲菲「あんた……最低ネ!」
菲菲「ア、アズキ!?」
雅「どうしたの!?」
ちひろ「あら? 気絶しちゃったんですか。
よっぽどショックだったんですねぇ。
これだから三流アイドルは……」
菲菲「あ、アズキを……悪く言うなヨ!
アズキは……トップアイドルになるために必死で頑張ってたんダヨ!」
ちひろ「そんな努力、お金にならないなら無駄です」
菲菲「あんた……最低ネ!」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:27:05.10 ID:YK0p+m+Z0
ちひろ「なんとでも言いなさい。とにかく、持ち場に戻ってもらうわよ」
菲菲「お断りダヨ!
ワタシは……地上に戻ってこのことを知らしめるヨ!」
ちひろ「あなたたちにそれができますか?」ピッ
菲菲「ぐううううう゛うう゛うううッ!」ビリビリ
雅「ああああ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛っ!」ビリビリ
菲菲「ハァ……ハァ……」
雅「ふぅ……ふぅ……」
ちひろ「耐えましたか。最高出力だったんですけどね」
菲菲「な……舐められたものネ……ワタシも……。
香港ではこの程度、日常茶飯事ヨ……」
ちひろ「そんな冗談を吐く余裕まであるとは。
何があなたをそうさせるんです?」
菲菲「そんなことはどうでもいいヨ。
そこを退くダヨ。さもないと……」
ちひろ「さもないと? どうなるというんです?」
P「こうなるんですよ、ちひろさん」
菲菲「お断りダヨ!
ワタシは……地上に戻ってこのことを知らしめるヨ!」
ちひろ「あなたたちにそれができますか?」ピッ
菲菲「ぐううううう゛うう゛うううッ!」ビリビリ
雅「ああああ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛っ!」ビリビリ
菲菲「ハァ……ハァ……」
雅「ふぅ……ふぅ……」
ちひろ「耐えましたか。最高出力だったんですけどね」
菲菲「な……舐められたものネ……ワタシも……。
香港ではこの程度、日常茶飯事ヨ……」
ちひろ「そんな冗談を吐く余裕まであるとは。
何があなたをそうさせるんです?」
菲菲「そんなことはどうでもいいヨ。
そこを退くダヨ。さもないと……」
ちひろ「さもないと? どうなるというんです?」
P「こうなるんですよ、ちひろさん」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:29:58.67 ID:YK0p+m+Z0
ちひろ「どうしてここが……」
P「何かおかしいと思って後をつけたら……まさかこんなことをしてたなんてね。
見損ないましたよ、ちひろさん」
ちひろ「……チッ」スッ
雅「トランシーバー!?」
菲菲「応援を呼ぶつもりネ!?」
P「無駄ですよ」
ちひろ「……繋がらない」
P「地下はもう警察が突入済みですよ。
商品の出荷ルートと職員の出入り口は分けておくべきでしたね。
諦めてください。ここにもすぐ来ます」
ちひろ「……」
あずき「……なんでこんなことしてたの?」
P「何かおかしいと思って後をつけたら……まさかこんなことをしてたなんてね。
見損ないましたよ、ちひろさん」
ちひろ「……チッ」スッ
雅「トランシーバー!?」
菲菲「応援を呼ぶつもりネ!?」
P「無駄ですよ」
ちひろ「……繋がらない」
P「地下はもう警察が突入済みですよ。
商品の出荷ルートと職員の出入り口は分けておくべきでしたね。
諦めてください。ここにもすぐ来ます」
ちひろ「……」
あずき「……なんでこんなことしてたの?」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:30:28.04 ID:YK0p+m+Z0
ちひろ「……にいいじゃないですか」
P「?」
ちひろ「別にいいじゃないですか!
ただお金が欲しかっただけですよ!
何か悪いことがありますか!」
雅「これは……」
菲菲「同情の余地なしダヨ」
あずき「最低だね」
P「?」
ちひろ「別にいいじゃないですか!
ただお金が欲しかっただけですよ!
何か悪いことがありますか!」
雅「これは……」
菲菲「同情の余地なしダヨ」
あずき「最低だね」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:30:55.77 ID:YK0p+m+Z0
P「俺は説教する気はありません。
その代わり、しっかりと罪を償ってきてください」
ちひろ「……」
「容疑者確保しました」
その代わり、しっかりと罪を償ってきてください」
ちひろ「……」
「容疑者確保しました」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:32:38.16 ID:YK0p+m+Z0
P(それから、ちひろさんが関わっていた「特別移籍」詐欺は世間に認知され、糾弾された。
工場は解体され、埋め立てられた。
行方がわからなくなっていたアイドルたちは、無事元の事務所に戻っていったらしい)
P(俺は彼女たちに、俺のいい加減な考えのせいで迷惑をかけたことを必死に謝った。
普通なら許してもらえなくても仕方ないほどのことだった。
しかし、彼女たちはなぜか俺をあっさりと許してくれた。
彼女たちをトップアイドルに導くことを、条件として出されたが……。
その程度のことで許してもらえるなら、俺は努力を惜しまないだろう)
工場は解体され、埋め立てられた。
行方がわからなくなっていたアイドルたちは、無事元の事務所に戻っていったらしい)
P(俺は彼女たちに、俺のいい加減な考えのせいで迷惑をかけたことを必死に謝った。
普通なら許してもらえなくても仕方ないほどのことだった。
しかし、彼女たちはなぜか俺をあっさりと許してくれた。
彼女たちをトップアイドルに導くことを、条件として出されたが……。
その程度のことで許してもらえるなら、俺は努力を惜しまないだろう)
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:33:31.32 ID:YK0p+m+Z0
P(やはり、アイドルを金儲けに使おうなどという浅はかな考えは、持つべきではないということだろうか)
P(アイドルは金儲けの道具じゃない。もしその答えが正しいのだとしたら、アイドルとは一体何のために存在するのだろうか?)
P(ファンを満足させるためか? 事務所の知名度を上げるためか? それとも、誰かの夢を叶えるためなのか?)
あずき「何難しい顔してるのかなっ?」
菲菲「もうすぐお仕事の時間ダヨー」
雅「行こうよぉっ!」
P「ああ、そうだな」
P(……この子たちと居れば、その答えが見つけられるかもしれないな)
お わ り
P(アイドルは金儲けの道具じゃない。もしその答えが正しいのだとしたら、アイドルとは一体何のために存在するのだろうか?)
P(ファンを満足させるためか? 事務所の知名度を上げるためか? それとも、誰かの夢を叶えるためなのか?)
あずき「何難しい顔してるのかなっ?」
菲菲「もうすぐお仕事の時間ダヨー」
雅「行こうよぉっ!」
P「ああ、そうだな」
P(……この子たちと居れば、その答えが見つけられるかもしれないな)
お わ り
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:41:31.86 ID:XaMTs/FD0
乙乙乙
気軽に特別移籍するもんじゃないな
気軽に特別移籍するもんじゃないな
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 21:43:15.62 ID:BacTLEvs0
乙
こんなん読んだら特別移籍を封印せざるを得ないじゃないか……
こんなん読んだら特別移籍を封印せざるを得ないじゃないか……
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 22:32:34.13 ID:WarP1mqGo
乙
第二女子寮を建てる為に何人ものffdyが犠牲に…
第二女子寮を建てる為に何人ものffdyが犠牲に…
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 23:36:53.80 ID:eM7Kj2hTP
乙乙
無課金まったり組の俺は女子寮なんて縁ないぜ!
無課金まったり組の俺は女子寮なんて縁ないぜ!
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 23:50:28.42 ID:hZ/25Prxo
やっぱちひろって○ソだわ
モバの事務員も本家の事務員さんにしよう
モバの事務員も本家の事務員さんにしよう
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火) 23:53:07.72 ID:X0lMv7hko
小鳥さんを巻き込むなよ。
ふざけんな。
ふざけんな。
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/27(水) 18:36:22.86 ID:GJz/n8uUo
おつおつ
グリマスの事務員小鳥さんらしいが…
グリマスの事務員小鳥さんらしいが…
引用元: ・モバP「特別移籍、ですか?」
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