25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 17:37:44.27 ID:/EF3kVnl0
P「はぁ、なんでこうなったんだろう」(ガチャ

P「プロデューサーに憧れ、田舎から勘当同然で出てきたけど、
大した実力もなく、失敗ばかりでいろんなアイドルの担当したけど外され…」

P(幸子はこんなダメな俺でもいいって言ってくれてる、
なんとか彼女をトップアイドルに導きたい、その為なら俺の体ぐらい安いもんだ)

P「あ、タクシー」(ガチャ

P「えっと、○○ホテルまでお願いします」

幸子(むーん…せっかくプロデューサーさんが体調悪そうだから、スタミナドリンク渡そうと事務所の外で待ってたのに…)

幸子(下向いてため息ばかりでこっちにも気付かない、しかも、タクシーに乗ってどこかに行った・・・)

幸子「しょうがないですね、可哀想なプロデューサーさんがどこに行くか後つけてみますか(クスッ」

幸子「はい、タクシー あのタクシー追ってください」(バタン

………
……

P「領収書はここで…はい、ありがとうございました」(バタン ブロロー

幸子「ん、ここは昔、父と言った高級ホテル…こんなところで誰と会うんでしょう…
もしかして、なにか打ち合わせ? なんだ期待して損した、さっさとドリンク渡してかえろーっと、
ん、あれ?ロビーじゃなくて部屋に向かう?気になりますね…」(トコトコ

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 17:43:21.86 ID:/EF3kVnl0
P「部屋は…ここか」

P「そういえば、相手の名前すら見てなかったな…、まぁ、今更誰でもいいけど・・・」

P「ん?書いてない…、さすがに怖いな…」

P「すみません、プロデューサーです」(コンコン

(ガチャ

「いらっしゃい、お久しぶりね」

P「あ、貴方は…っ!」

「担当されてたとき依頼ね・・・、久しく会えて嬉しいわ」

P「くっ、貴方はもう売れっ子で僕の担当じゃない…、どうしてこんなところに呼び出したんですかっ!」

「ふふっ、子供じゃないんだからわかるでしょ、ここに呼んだ意味ぐらい」(ニコッ

幸子(えっと・・・この角からなら見えないかな・・・、ん?あれはトップアイドルの…)


だれでもいいわ、誰か書いて

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 18:02:40.14 ID:/EF3kVnl0
幸子(あれはトップアイドルの和久井留美…どうしてこんなところに…、いや、トップアイドルだから泊まっているのはおかしくないけど、どうしてプロデューサーさんと会っているの…)

留美「今日はそんな悲しい話をしたいわけじゃないの、さぁ早く入って、プロならプロの仕事をなさい」

P「くっ・・・、分かりました…」

幸子「あっ、プロデューサーさ…」

(バタン

幸子「どうしよう、プロデューサーさんが入ってしまいました…、なんとか、中の声が聞こえないかな」(ペタッ

留美「改めて、お久しぶりね…何かしらその目は?」

P「貴方は僕が初めてプロデュースしたアイドル…、でも、僕の手を離れ売れていった…、
もう関わることがないと思っていたのに…」

留美「あら、心外ね、嫌われていると思った?」

P「そうですね、僕の力じゃ今ほど売れるとは思っていなかった、でもどうして…」

留美「幸子ちゃんでしたっけ…貴方が今担当しているアイドル、今度私が司会をやっている番組に呼んであげようかと思って」

P「ありがとうございます」

留美「貴方のそんな事務的なお礼なんて聞きたくないわ、昔みたいにp君って呼んだほうが雰囲気出るかしら」 >>0��君=下の名前

留美「反応しないのね、まぁいいわ、貴方は仕事を疎かにできないはず、昔みたいにp君、衣装合わせに付き合ってくれる?」

P「はい…」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 18:11:22.88 ID:/EF3kVnl0
……


留美「着替えてきたわよ、p君」

P「とっても似会ってますよ」

留美「心にもない言葉…、せっかくp君が好きな色に合わせたのに」

P「いえ、留美さんはいつ見ても綺麗ですから」

留美「歯の浮くような言葉… ふん、まぁ、いいわ、そっちが仕事モードならこっちの言うことなんでも聞いてくれるのよね…?」

P「はい、なんでも言ってください」

留美「p君、私がなんの動物が好きだったか覚えてるわよね?」

P「もちろん・・・猫ですよね」

留美「そう…、あの、無邪気な瞳、何者にも縛られない姿、すべてが愛おしい」

留美「p君、貴方猫になりなさい」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 18:19:04.13 ID:/EF3kVnl0
P「猫、ですか…?」

留美「そう、猫、私猫は好きだけど、猫アレルギーなのよ」

P「そういえばそうでしたね」

留美「でも、人間アレルギーじゃない、貴方の猫姿ならより一層愛せる」

P「もうちょっと普通に…」

留美「なに、貴方の担当の子の仕事減らしてもいいの?こっちは一応トップアイドルなんだけど?」

P「いや、それは待ってくださいっ!幸子は一生懸命やってるんです!それが僕のせいで…」

留美「あら、必死に庇っちゃって…妬けちゃうわね」

留美「そんなに大事な子なら、今p君が何をすればいいかわかるわよね…」

P「…ニ、ニャー」

留美「ふふっ、声は小さいけれどその表情たまらないわ、
さぁ、早くこっちにきなさい」

P「ニャー(幸子のため…幸子のため…、そうだ、別に今までのお偉いさんに抱かれてたことに比べればなんてことない…)」

留美「あら、どこを見てるの、別の女のことを考えている目ね、もしかしたら男かもしれないけど…」

留美「いいわ、そんなすべて忘れるぐらい私が魅せてあげる」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 18:30:38.72 ID:/EF3kVnl0
留美「そう、舐めるの上手ね…ふふっ、本当の猫みたい…」


---
幸子「も、もしかして、最近、仕事が増えたのはプロデューサーさんがこんなことをしていたから…」

幸子「ずっと、ずっと自分だけの実力でここまでこれたと思ってた…けど…」

幸子「今まで、プロデューサーさんは頼りない人だと思ってた…」

幸子「だから、プロデューサーさんに酷いことばっかり言ってた…それなのに、プロデューサーさんは嫌な顔せず、ずっとそばに居てくれた・・・グスッ」

幸子「ボクが引っ張ってあげないとって思ってたのに…、プロデューサーさんがいたからここまで頑張れたのに…」

幸子「プロデューサーさんの一番になりたくて、ずっと頑張ってきたのに…ボクが負担になってたなんて…グスッ…」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 18:41:54.32 ID:/EF3kVnl0
---

留美「ふふっ、そんなに舐めちゃって私の手が美味しい?」

P「に、にゃあー、ぁ、あの…?」

留美「ん、p君、…どこを見てるの?何か話したいの?しょうがないわね、いいわよ」

P「いや、あの、これだけですか…?」

留美「これだけ…とは?」

P「いや、さっきから留美さんの膝枕で手を舐めてるだけなんですけど、進展がないので…」

留美「…実は…」

留美「p君、私この後どうしたらいいかわらないのだけど…」

P「えっ…」

留美「初めて貴方に出会ってから、ずっと貴方だけに捧げようと思って…ふふっ、可笑しいわよね、こんな30近い女が…」

P「留美さん…」

留美「若い頃から仕事ばかりで…もちろんアイドルで売れてくるにつれ、そういうお誘いはたくさんあったわ…、
でも、貴方だけにしか…p君だけにしか近づけたくなかったの…」

留美「もしかしたら、私のプロデューサーは貴方と同じような生活をしているのかもしれない…、
でも、」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 19:02:06.67 ID:/EF3kVnl0
P「留美さん、もう、もういいです…」(ガバッ

留美「っ、p…君…」

P「ごめんなさい、僕もずっと好きでした、始めて会ったあの日から、
でも、こんなことをするなんておかしいです…」

留美「ごめんなさい…p君…私…、…んんっ!」

P「……っ、ごめんなさい、留美さん、僕から手を出すなんて契約違反ですね…」

留美「う、ううん…嬉しい…ずっと待っててよかった…」

P「でも…でも…、やっぱり今の僕じゃ貴方とは付き合えません…、
僕と貴方じゃ立場が違いすぎる…それに、今の僕には幸子がいるんです…
彼女をトップアイドルにしたい、それが…僕の夢なんです」

P「もし、こんな形で再会することがなかったら、もっと…、んっ!」

留美「……っ、ふぅ、まぁこんなところかしらね…、
そっちから急に手を出すなんて重大なコンプライアンス違反ね、
まぁ、これで、お返しだから帰っていいわよ」

P「留美さん…」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 19:04:32.12 ID:/EF3kVnl0
留美「別に、怒ってないわ…、だいたい扉の前がうるさくてしょうがないのよ…」

P「留美さん…」

留美「いいわ、早く帰りなさい、ちゃんと扉の前で泣いてる猫ちゃんを拾ってね」

P「ごめんなさい、留美さん…失礼します…」(ガチャ

留美(もし、貴方がトッププロデューサーになったら…、いえ…、その時にはもうあの子が隣にいるかしらね…)

留美「ふぅ…、猫アレルギーだけじゃなくて、人間アレルギーになりそう…」

---

幸子「ごめんなさいプロデューサーさん…グスン、ボクがもっとしっかりしていれば…」

(ガチャ

P「幸子!」

幸子「プ、プロデューサーさん!どうして…」

P「幸子帰ろう…、俺はお前をトップアイドルにする…あの人のためにも…」

幸子「…グスュ…はいっ、ボクのカワイさがあればトップアイドルなんてすぐですよ!」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 19:19:14.26 ID:/EF3kVnl0
………
……


(オツカレサマデース!
(タレントサンガ、ヒカエシツニモドルゾー!


幸子「ふぅ…、これで今週のスケジュールも終わりですね」

P「あぁ、お疲れさま」

幸子「じゃあ、事務所に帰りましょうか
まぁ、ボクにかかればなんてことありませんよ、自分でも惚れ惚れしちゃいます」

P「そういえば、そろそろ学校のテスト期間じゃないか?」

幸子「くっ、別にプロデューサーさんには関係無いでしょ!」

P「いや、幸子の学校エスカレーターらしいが、流石に成績悪くて落第とかになったらシャレにならないだろ?」

幸子「そんなの、ボクの魅力でどうにかしてあげます!ふ、ふふーん!」

P「いや、無理だろ」

幸子「むーん…いいですもんべつにーっ…。ちぇっ!、
じゃあ、プロデューサーさんが勉強教えてくれてもいいんですよ?
トップアイドルに勉強教えられるなんて光栄ですね!」

P「うーん、まぁ、しょうがないか、明日のオフ使ってきっちりたたみ込むからな」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 19:21:56.02 ID:/EF3kVnl0
幸子「むーっ…、ん?(廊下の前にいるの…)」

P「(留美さん…)」

留美「あら、貴方は幸子さんね、隣のスタジオで収録かしら、お疲れ様ね」

幸子「お、お疲れさまです…」

留美「最近、忙しいようだけど、病気には気を付けなさいね」

幸子「ありがとうございます…」

留美「そっちは…、貴方のプロデューサーかしら?なんか女運悪そうな顔してるけど、あなた達は、嫉妬しちゃいそうなほどお似合いだから手放しちゃダメよ」

幸子「はっ、はい!」

留美「そっちのプロデューサーも変な女に引っかからないように気をつけなさいね、重い女はいつ見てるかわからないんだから」

P「…はい…っ!」

留美「それじゃあ、失礼するわね…、さようなら」

幸子「プロデューサーさん…」

P「大丈夫か、幸子?」

幸子「プロデューサーさん知らないんですか!ボクはカワイくて強いんですよ!」


-おしまい

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 19:24:09.93 ID:I50tBb/f0
わくわくさん良い女すぎて

乙。よかったよー

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/22(水) 19:27:00.23 ID:2McOMMN40
乙っしたー。わくわくさん...

引用元: 輿水幸子「枕営業……ですか」モバマスP「ああ」