1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 04:33:15 ID:7U2JuaDa0
P「うーんなんか弱いんだよね」

響「…弱いですか?」

P「なんつーか君さキャラが弱いのよ、暗いしさ。それにこれ趣味編み物だっけ?なんかねー狙いすぎじゃないのそれは?」

響「え、でもほんとに編み物が好きで…」

P「んー君沖縄出身なんだ、じゃあとりあえずはいさーいとか言っとく?地域にファン作っとくと強いよー結構仕事回してもらえるし、ほら言ってみなよはいさーい」

響「で、でも今はそんな言葉あまり使わないですし、それにそれは男の子の…」

P「はいさーい」

響「えっと…」

P「はいさーい」

響「はいさーぃ…」

みたいなの頼む

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 04:35:32 ID:eL0PixDo0
気に入った
続けろ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 04:45:28 ID:eL0PixDo0
P「じゃあ次にその肌の色だな」

響「肌の色…ですか?」

P「そう、肌の色。君さ、白すぎるんだよね」

響「そ、そうですかね…?」

P「そうだよ。沖縄って言ったら南国なんだから褐色じゃないと。ほら、お金あげるから日サロ行ってきな」

響「…わかりました」

こんなかんじ?

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 04:55:34 ID:eL0PixDo0
P「よし、いい感じに褐色になってるじゃないか」

響「…ありがとうございます」

P「次はその髪型な。もっと野性味溢れる感じにしないと」

響「野性味…ですか?」

P「ああ。沖縄と言えば野生だろ?」

響「そんなことないと思いますけど…」

P「あ?」

響「ひっ…!な、なんでもないです…」

響(この人怖い…)

P「よし、じゃあまずはボサボサにして…」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 05:05:39 ID:eL0PixDo0
P「よし、完成!どうだ?」

響「うう…せっかく今朝整えて来たのに…」

P「なんか言ったか?」

響「なんでもないですっ!」

P「そうか」

響「ほっ…」

P「あとさ、さっきから気になってるんだけど」

響「は、はいっ!な、なんでしょうか!」

P「そのしゃべり方、何よ?」

響「…はい?」

P「だからさ、そのしゃべり方何だって聞いてんの!」ガンッ

響「ひっ…!」

P「沖縄なんだからさあっ!?もっと野性味溢れるしゃべり方にしろよっ!」ガンガンガンッ

響「わ、わかりました!わかりましたから机を蹴らないでっ!」

響(もうやだ…沖縄に帰りたい)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 05:13:46 ID:eL0PixDo0
P「わかったら早くしてくれよ」

響「あ、あの…プ、プロデューサーさん…?」

P「なんだよ」

響「えっと、野性味溢れる沖縄っぽいしゃべり方って…その、ど、どうやれば…?」

P「あん?あーそうだなー…とりあえずその敬語やめてみろ」

響「え?で、でも…」

P「やめろ」ガンッ

響「は、はいっ!やめま…じゃなくてやめるっ!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 05:28:03 ID:eL0PixDo0
響「わたしの名前は我那覇響、趣味は編み物!…こ、これでどうで…どうだ?プ、プロデューサー…?」

P「おー、やればできるじゃん」

響「あ…」

響(は、はじめて褒められた…!)

P「あん?どうしたよ?」

響「な、なんでもないっ!つ、次はどうすればいいんだ!プロデューサー!」

P「次かあ…あ、そうだ。お前さ、さっきの自己紹介のときになんつった?」

響「え?」

P「だから、さっき自己紹介のときになんつったよ?もっかい言ってみ」

響「え、えっと…わたしの名前は…」

P「それだっ!それだよっ!」ガンッ

響「ひっ…!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 05:39:37 ID:eL0PixDo0
P「なんで野性味溢れる沖縄キャラの一人称が『わたし』なんだよっ!おかしいだろうがっ!」ガンガンガンッ

響「わ、わかったっ!わかったからやめてくれプロデューサー!机が壊れちゃう!」

P「はあっ…はあっ…しかし、どんな一人称ならいいんだ…?おい、響!なんか案はないかっ!」

響「えっと…オ、オレ…とか…?」

P「いや、女の子がオレとかマジないわ。いや、マジでない。男っぽい真だって僕なのに」

響「ご、ごめん…」

P「他に案はないの?」

響「え、えっと…」

響(男っぽいとダメ、かといって女っぽいと論外…一体どうすれば…あっ)

響「じ、自分…なんてどうだ?」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 05:52:34 ID:eL0PixDo0
P「自分…」ピクッ

響(だ…ダメだったか…?)

P「いいじゃん!いいじゃん自分!それ決定!」ガンガンバキッ

響「ああっ!机が!?」

P「でもさ、それだと野性味と沖縄っぽさがないんだよなあ」ゲシゲシ

響「そ、そんなこと言ったって無理だぞ…」

P「おっ!その『ぞ』っていうのいいな!採用!」

響「え?」

P「だから、その語尾に『ぞ』ってつけるの採用な。なんか野生児っぽいし」

響(野生児っぽいんだ…)

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 05:58:58 ID:eL0PixDo0
P「ほら、早速自己紹介してみろ」

響「わ、わかった…。じ、自分、我那覇響。趣味は編み物だぞ!」

P「……」

響「どうだ…プ、プロデューサー…?」

P「足りない」

響「え?」

P「足りないんだよ」

響「な、なにが…?」

P「沖縄っぽさが足りないんだよっ!」バァンッ

響「ああっ!自分の椅子がっ!?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 06:04:34 ID:eL0PixDo0
P「『さー』だ」

響「…え?」

P「語尾になんくるない『さー』の『さー』もつけろ。『ぞ』と使い分けるんだ。そうしたら野生児かつ沖縄っぽくなる」

響「い、いくらなんでもそれは無理があると思うぞ…」

P「いいから四の五の言わず『さー』をつけろ!俺はプロデューサーだぞっ!命令は絶対だ!」

響「わ、わかったさー!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 06:11:04 ID:eL0PixDo0
響「自分、我那覇響っていうさー!趣味は編み物だぞ!」

P「完璧だ!完璧に野生児かつ沖縄だ!」

響「か、完璧だなんてそんな…じ、自分、てれちゃうさー…///」

P「いいや!お前は完璧だ!俺の出す無理難題を見事にこなしたんだ!もっと自信を持っていい!」

響「ぷ、プロデューサー…!そ、そうだぞ!自分は完璧さー!」グスッ

P「最高だよ響!」

P「へへへ…///」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 06:23:00 ID:eL0PixDo0
ミスった
最後の台詞は響ね

響「へへへ…///」

P「でさ、話は変わるんだけど」

響「どうしたんだプロデューサー!今の自分ならなんでも出来るぞ!」

P「お前さ、犬とハムスター飼ってるらしいじゃん?」

響「その通りだぞ!ちなみに趣味の散歩はいぬ美と行くんだ!」

P「ああ…それはいいんだけどさ…野生児なのに犬とハムスターしか飼ってないのはおかしくね?」

響「え?」

P「よし、お前明日から肩にハムスター乗せとけ。あ、あとペットじゃなくて家族って呼べよ。その方が野生児っぽいからな。あとペットの数が少ないから増やせ。ひとまず豚とモモンガとワニと…」

響「」

おわり

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/20 07:19:51 ID:eL0PixDo0
;" class="anchor">>>73
ありです

引用元: 響「我那覇響です、よろしくお願いします」ペコ