1: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:03:22.79 ID:LYlXqV4r0

雪歩「ダンスもできないこんなダメダメな私は……穴掘って埋まってますぅ~!」

ガガガガガガガ!

真「雪歩!」

P「またか……」

真「どうしましょう、プロデューサー?」

P「うーん、しばらくしたら出てくるだろ。それまで待とう」


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2: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:03:41.37 ID:LYlXqV4r0

真「雪歩、大丈夫かな……?」

P「いざとなったら俺が穴の中に助けに行くさ」

真「プロデューサー……」

P「だから心配するな。な?」

真「はい……!」

3: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:04:15.38 ID:LYlXqV4r0

―――――数時間後

P「おかしい、普段だったらとっくに出てきてる頃合いなんだが……」

真「ど、どうしましょうプロデューサー!?」

P「ふむ、仕方ない。穴の中に入って雪歩を助けにいこう」

真「は、はい!」

P「念の為食料を持って……と、よし!行ってくる!」

5: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:04:41.42 ID:LYlXqV4r0

真「ボ、ボクも行きます!」

P「ダメだ」

真「どうしてですか!?」

P「いいか?お前はアイドルなんだ。いくら雪歩が掘った穴とはいえ埋まってしまったりしたら大変だ」

真「で、でも!」

P「雪歩の事は任せてくれ。大丈夫!俺はお前達のプロデューサーだからな!」

6: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:05:09.77 ID:LYlXqV4r0

真「…………わかりました。雪歩の事、よろしくお願いします!」

P「あぁ、行ってくる!」

ぴょん!

真「プロデューサー……きっと、帰ってきてくださいね……」


7: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:05:58.27 ID:LYlXqV4r0



―――――地中

P「しっかし雪歩の奴、よくこんな穴掘ったなぁ。真っ暗で何も見えん、懐中電灯を持って来て正解だったな。お~い、雪歩~!」

シーン

P「返事はなし、か。もう少し先に行ってみよう」

8: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:06:27.84 ID:LYlXqV4r0

15分後

P「しかし地下って意外と温かいんだな。いや、むしろ熱いくらいか。お~い、雪歩~!」

シーン

P「ダメか……」

9: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:06:55.74 ID:LYlXqV4r0

30分後

P「穴はまだまだ続いてる……一体雪歩はどこに……?お~い、雪歩~!」

シーン

P「やっぱり返事はないか……」

11: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:07:37.24 ID:LYlXqV4r0

数時間後

P「ゼェ……ハァ……。お、お~い……雪歩ぉぉ~……」

シーン

P「マジでどこにいんだよ雪歩……ん?」

ぅぅぅぅ……。

P「な、何か聞こえたぞ!?雪歩か!?一本道で助かった、この先だな!」

ぅぅぅぅ……!

P「雪歩!?」

12: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:08:05.60 ID:LYlXqV4r0

雪歩「ひぅぅぅぅぅぅ!!」

P「雪歩!俺だ!お前のプロデューサーだ!」

雪歩「ひぅ……ぷ、プロデューサー……?どうしてここに?」

P「雪歩が帰ってこないから心配になって探しに来たんだ、大丈夫か?」

雪歩「あ、は、はい……」

P「ん?この先に光が……貫通したのか……」

雪歩「あ、ダメ……!」

14: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:08:34.15 ID:LYlXqV4r0

P「一体どこに抜けたんだ~っと」

ひょこっ

P「……サンバガールがいる。浅草かな?」

ブラジルの人「ボア タールジ ! コモ ヴァーイ ? 」

P「……えっ?」

雪歩「はぅぅぅぅ……」

15: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:09:20.61 ID:LYlXqV4r0

P「……雪歩?これは、一体?」

雪歩「あ、あの……穴を掘りすぎて、その……ブラジルまで繋がったみたいです……。それでさっきの人が急に……」

P「なんでだよ!」

雪歩「ひぅ!」

P「マグマとかいっぱいあるだろ地下!どうなってんだよ!」

雪歩「わ、私に言われても……」

16: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:09:51.35 ID:LYlXqV4r0

P「そもそも日本、ブラジル間を一本道だからって数時間っておかしいだろ!」

雪歩「はぅぅぅ……」

P「っていうかたった一本のスコップだけでよく掘り切ったな!」

雪歩「あ、あの……私も何が何だか……」

P「おかしいだろぉぉぉぉ!」

ひょこっ

P「って、さっきの人……」

17: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:10:19.32 ID:LYlXqV4r0

ブラジルの人「ウルサイ」

P「あっ……すいません、はい……」

雪歩「はぅ……」

P「……帰ろう、雪歩」

雪歩「は、はい……」

18: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:10:47.72 ID:LYlXqV4r0

P「真が心配してるぞ」

雪歩「うぅぅ、真ちゃんに謝らないと……」

P「大丈夫、きっと許してくれるさ……って日本語しゃべれんのかよぉぉぉ!!!!?」

雪歩「ひぅ!?」

19: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:11:20.63 ID:LYlXqV4r0

その後数時間歩いて雪歩とPは無事、事務所に帰ってきた。
帰って来た時に、日付は変わっていなかったそうな。

余談だが、この穴を使った『アイドルと行く!ブラジルW杯応援ツアー』を企画して765プロは大繁盛!
サッカー日本代表はベスト8で惜敗するも、アウェイとは思えない程のサポーターの応援がその原動力となったようだ。

おしまい

20: ◆sIPDGEqLDE 2014/06/12(木) 18:13:49.09 ID:LYlXqV4r0
おわりです。

何なんでしょうね、これ。
いよいよW杯が開幕します。
選手には頑張って欲しいですね。

それではお目汚し失礼しました。

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/12(木) 19:57:39.24 ID:IliTayriO
雪歩だもん、ちかたないね

引用元: ・P「雪歩の掘った穴がブラジルまで繋がった」