凛「何しに来たの」

ゴブリン「凛とリンの中でしょ。理由なく来ちゃ駄目かな」

凛「リン言うな」






ゴブリン「アンタと私でダブリンでしょ」

しぶ「やめろォ！」ﾄﾞﾑｯ

ごぶ「ウッ！！！」ﾄﾞｻｧ

？？？「それはよくない」

凛「誰」

ロクブヤ凛「タイプ別6位の渋谷凛、略してロクブヤ凛だよ」

凛「ロクブヤ」

ロクブヤ「ロクブヤ」

ロクブヤ「ウサミンウサミンロクブヤ凛」ﾏｬｰ

ロクブヤ「ふふっ」






凛「……」ﾄﾞﾑｯ

ロクブヤ「ウッ！！！」ﾄﾞｻｧ

？？？「良いパンチだね凛チャン。剣なんて捨てて格闘組に入らない？」

凛「誰」

？？？「誰って、声と口調で分からないの……」

凛「あ、み――」

ゴブリン「あ、何某にゃん」

何某「何某にゃん！？」ｶﾞｶﾞｰﾝ






凛「そもそも格闘組って……何某たいの？　格闘アイドルに方向転換？」

何某「その変換やめろにゃ」

ゴブリン「こちら、空の上で可愛さ重視な方の格闘猫、何某にゃんです」

何某「ま！　え！　か！　わ！　み！　く！　だ！　にゃ！」

何某「変な表記はやめろォ！」

みく「……」






みく「ありがとうございます」

凛「今誰にお礼言ったの？」

ロクブヤ「みくはタイプ別3位だから……3くだね」

ゴブリン「サンクかな」

サンク「誰が黒暴色三節やねん」

サンク「だから表記が変わるとややこしくなるでしょ！」

サンク「戻して」

みく「……」






みく「ありがとうございます」

凛「みくには何が見えてるの？」

みく「あ、仁奈チャンだ」

凛「私の話聞いてる？」

ブランウェン「ドクドクするですよぉ～ッ！」ｳｯｳｯ

みく「人違いだったにゃ」

ロクブ凛「あれを仁奈と間違えたの？」

ゴブリン「そもそも人の形ですらないし」

しぶりん「声だけはかろうじて似てた気がするけどね」

みく「ツッコむ時も凛チャンたちは息ぴったりだにゃあ」






りん「不本意なんだけど」

リン「だよね」

凛「ちょっと困るかな」

みく「もはや熟練のスリーマンセルやん」

リン「456谷凛でユニット組んじゃうかー」

りん「絶対組まないから」

みく「あ！　凛チャン、チャンスにゃ！」

りん「へ？」

みく「チャンスだってば、三回目の天丼！」

りん「あー……」

りん「ひ、表記ィ！」

凛「……」






凛「これでいいの？」ﾁﾗｯ

みく「……」

凛「……ありがとうございます？」

みく「……」ｸﾞｯ

凛「？？？」

凛「ちょっと話戻していい？」

ゴブリン「戻すって、どの辺りまで？」

凛「ロクブヤが出てきた辺りまで」

ロクブヤ「また殴られなきゃ駄目なの？」

凛「いや、殴るために話を戻すワケじゃないけど……」






凛「場合によっては殴るかも」

ゴブリン「怖いなー防御バフかけとこ」ｷｭｲｰﾝ

凛「杏、ディスペル」ﾌﾞｳｩｰﾝ

杏「あいあい」ﾌﾞｳｩｰﾝ

ゴブリン「おのれ」

訂正
×凛「杏、ディスペル」ﾌﾞｳｩｰﾝ
○凛「杏、ディスペル」

凛「タイプ別6位の私がロクブヤだったら今までの私はどうなるの？」

ブランウェン「歴代の結果を貼るのですぅ～ッ！」ｲｨｰｯﾋｯﾋｯﾋｯﾋ!

凛「あ、どうも……」


第1回シンデレラガール選抜総選挙：19位
第2回シンデレラガール選抜総選挙： 5位
第3回シンデレラガール総選挙　　： 1位
第4回シンデレラガール総選挙　　： 9位


ロクブヤ「第4回だと（前回）シ（ンデレラガール）ぶ谷凛だね」

ゴブリン「第3回は当然シ（ンデレラガール）ぶ谷凛になるね」

みく「じゃあ第2回の凛チャンが……」

ゴブ谷リン「私だ」

凛「認めないから」






凛「待って、じゃあ最初のだと――」

ロクブヤ「さっきから過去の事ばっかり言って！　目を向けるべきは今回の……ううん、これから先の渋谷凛の歩む道でしょ！？」

ゴブリン「昔の話ばっかりする私なんておばあちゃん……ううん、ババーリンだよ！」

凛「！」

凛「そうだったね……ちょっと私らしくなかったね」

凛「振り返らず前を向くよ」

凛「これからも紡いでいこうか、渋谷凛の歴史を」

ロクブヤ「ふふっ、我ながら……良い顔してるね」






しぶ「それはそうとて」ｸﾞﾜｧ

ろくぶ「ババーリン」ｶﾞｧ

ごぶ「ぐわああああああ！」

何某「見事なクロス・ボンバーにゃ！」

これにて終了です。頑張れ閉鎖指定都市、頑張れゆらぎの街

いくぶやりん……池袋凛！