1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 20:56:10 ID:DUYDmvhj0
くねくね「」クネクネ

夏海「うーん、あんまり良く見えないなぁ。双眼鏡持ってくる!」

小鞠「ちょっと夏海待ちなさい!」

夏海「あっ、何だ兄ちゃん双眼鏡持ってるじゃん!私にも貸してよー。おーい?兄ちゃーん?」

兄「にゃんぱすー」

夏海「えっ兄ちゃん?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 21:00:15 ID:DUYDmvhj0
兄「にゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすー」

夏海「ちょっと兄ちゃんどうしたの!?」

小鞠「夏海!絶対にあれを見ちゃ駄目よ!」

蛍「皆さんどうしたんですか?山の方を見てるみたいですけど…」

れんげ「双眼鏡落ちてるのん!見てみるのん!」

小鞠「!?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 21:06:14 ID:DUYDmvhj0
れんげ「なにあれー、なんか白くてくねくねしてるのん!かかしみたいなのん!」

小鞠「れんちょん見ちゃ駄目!!双眼鏡渡して!」パシッ

蛍「先輩これは一体…?」

小鞠「皆今から私の言う事をよく聞いて。あのくねくねした物は、昔からこの地域の山に住んでいてて時々こうして現れるとお母さんから聞いているわ。」

小鞠「そしてあれをハッキリと見たものは間違いなく気が狂ってしまうって。」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 21:11:35 ID:DUYDmvhj0
蛍「そんな…!じゃあお兄さんは助からないんですか!?」

小鞠「私もあれを見てしまった人がその後どうなったのかまでは知らないわ。とにかく夏海はお父さんとお母さんを呼んで来て!」

夏海「分かった!」

小鞠「それとれんちょん、あれをハッキリ見た?」

れんげ「見たのん!ずっとくねくねしてたのん!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 21:17:13 ID:DUYDmvhj0
小鞠「……。私もこんな事言いたくないけど、れんちょんももうダメかもしれないわ。双眼鏡であれだけ長い時間見てしまったら…」

蛍「そんな…!嫌ぁ…れんげちゃん…」ポロポロ

れんげ「?ほたるん泣かないでほしいのん!うち何ともないのん!」

小鞠「そんな!こんなことって…!でも一体どうして…?」

小鞠「…!!そうか!れんちょんはくねくねを見る前から既に池沼だったからあれを見ても何も影響がなかったんだわ!」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 21:23:52 ID:DUYDmvhj0
蛍「よかった…!本当によかった…!」

小鞠「残る問題はお兄ちゃんね…。これはもうお父さん達に任せるしかないわ。私達は元気になって帰ってくる事を信じて待ちましょう。」



それからお兄ちゃんが家に帰ってくることはなかった。
夜中に病院を抜け出したらしく、足取りが掴めないらしい。

私達は心に深い傷を負ったけど、お兄ちゃんの分も楽しく生きようと毎日力いっぱい過ごしている。

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 21:30:11 ID:DUYDmvhj0
あれから3ヶ月の月日が経ち、私達にも少しずつではあるが笑顔を取り戻し始めていた…。


れんげ「みんなー!わたしの新しい特技見てほしいのん!」

小鞠・夏海・蛍「なになにー?」

れんげ「にゃんぱすーにゃんぱすー」クネクネ

小鞠「…にゃんぱすー」
夏海「…にゃんぱすー」
蛍「……にゃんぱすー」

にゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすーにゃんぱすー



お わ り

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/12 21:31:40 ID:LyJ6RUTb0
なんてこった