1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:24:07 ID:bDP6WtBW0
――マミのマンション前――


さやか「というわけで……」

まどか「さやかちゃんにはこれからマミさんにタメ口をきいてもらいます!」

ほむら「……」パチパチ

杏子「……」パチパチ

さやか「あのさあ……」

まどか「……? なあに、さやかちゃん?」

さやか「これ、平気なの?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:26:51 ID:bDP6WtBW0
まどか「平気……って何が?」

さやか「いや、だってさ……」

さやか「マミさんは先輩なわけじゃん?」

さやか「さすがに怒られないかな?」

ほむら「安心しなさい、美樹さやか」

さやか「……?」

ほむら「いざとなったら私たちがフォローするわ」

杏子「まかしときな!」ニッ

さやか「本当に!? 本当だよね!?」

まどか「まあまあ、おしゃべりはこれくらいにして……」

さやか「まどかはなんでそんなに軽いの!?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:28:41 ID:bDP6WtBW0
まどか「罰ゲームなんだからしょうがないじゃん」ティヒヒ

ほむら「とりあえず、挨拶からね」

杏子「マミも待ってるだろうしな」

さやか「わ、わかったよ……」

まどか「うーん」

まどか「まず、マミさんに会ったら、>>18なんて言うのはどうかな?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:31:09 ID:2VxDAVmY0
マミ、あんたまた太ったでしょ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:36:40 ID:bDP6WtBW0
さやか「は?」

まどか「だーかーら! 太ったって聞いて!」

まどか「タメ口で!」

さやか「そ、それはタメ口とはちょっと違くない?」

まどか「えー、そんなことないよー」ニコニコ

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:40:25 ID:bDP6WtBW0
さやか「いやいや、無理だって!」

さやか「タメ口っていうのは――」

さやか「『よっ! マミ元気?』みたいなことでしょ!?」

杏子「ま、確かにな」

ほむら「……」チラッ

まどか「よおし! 挨拶も決まったところで早速マミさんの家に突撃だよ!」タタタッ

ほむら「そうね、早く行きましょう」スタスタ

さやか「ちょ、待っ――」

杏子「……まあ、フォローはするよ」ポン

スタスタ

さやか「ま、マジですか……?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:41:01 ID:bDP6WtBW0
…ピンポーン

ガチャ

マミ「はーい」ニコニコ

まどか「こんにちは! マミさん!」

マミ「ええ。みんな待ってたわ!」

マミ「今日はゆっくりして行ってね!」

マミ「夕飯の準備もしてあるし、なんだったら替えのパジャマもあるから!」

マミ「泊まっていってもいいのよ」ニコニコ

杏子(うれしそうだなあ……)

ほむら「おじゃまするわ」スタスタ

マミ「ええ、どうぞ」

さやか「……」ジッ

マミ「……?」

マミ「どうしたの? 美樹さん」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:45:57 ID:bDP6WtBW0
さやか「あ、いや……」

マミ「……?」

さやか「……」チラッ

まどか「……」プークスクス

さやか(人の気も知らないでえ……)ムッ

マミ「どうしたの?」

さやか「マミ、あんたまた太ったでしょ」

マミ「……え?」

さやか「……」

マミ(美樹さん、今なんて……?)

マミ(聞き間違いかしら?)

マミ(そうね、そうに決まってるわ)

マミ「ど、どうぞ美樹さんも入って?」

さやか(リアクション無し!?)

まどか(まだまだこれからだよ、マミさん)ティヒヒ

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:48:57 ID:bDP6WtBW0
――リビング――


マミ「いま、お茶淹れてくるわね?」

まどか「さやかちゃんも手伝ってあげてよ!」

さやか「う、うん……」

まどか「ほら、手伝いますって声かけてあげて?」

さやか「わ、わかってるよ!」スタスタ

マミ「……? どうしたの?」

さやか「>>35

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:50:12 ID:LuLrwx6j0
彼氏できた?

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:52:36 ID:bDP6WtBW0
さやか「彼氏できた?」

マミ「え……」

さやか「どうなんですか?」

マミ「そ、そうね……」////

マミ「……ひ、秘密よ」////

さやか「えー、教えてくださいよー」ウリウリ

マミ「も、もう、美樹さん、お茶淹れてるんだから危ないわ」////

さやか「>>40

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:53:20 ID:d0+mrunF0
さっさと教えろやデヴ

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:55:23 ID:opXC6QEgi
>>40
退場

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/01 23:57:12 ID:bDP6WtBW0
さやか「さっさと教えろやデヴ」

マミ「……え?」

マミ「美樹さん、今なんて――」

さやか「……」

さやか「いいじゃないですかあ、教えてくださいよお」スリスリ

マミ「ちょ――、本当に危ないわ、美樹さん」////

さやか「ねえねえ、マミさあん」ニコニコ

マミ「ほらほら、もう淹れ終わったから、皆のところに行きましょう?」

さやか「はあーい」スタスタ

マミ「……」

マミ(き、気のせいなのかしら……)

マミ(美樹さんがタメ口を……)

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:00:00 ID:sk+z2PKl0
まどか「……」フグッ

ほむら(まどか、堪えて!)ポンポン

ほむら「(二人が戻ってくるわ)」ヒソッ

まどか(ま、まだ笑うな……、堪えるんだ)プルプル

杏子「(なあ、もう、いいんじゃねえか?)」

まどか「(なに言ってるの! まだまだこれからだよ!)」

杏子(やれやれ……)

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:04:47 ID:sk+z2PKl0
マミ「みんな、おまたせ」コトッ

まどか「わあ、おいしそう!」

マミ「みんなが来てくれるっていうから、少し張り切っちゃったわ」ニコニコ

ほむら「綺麗な色ね」

杏子「腹に入るなら一緒さ」グビグビ

さやか「ちょっと杏子! せっかくマミさんが淹れてくれたんだから!」

さやか「もっと味わって飲みなさいよ!」

杏子「うるせえなあ……)

マミ「……」ジーッ

マミ(別に美樹さんに変わった様子はないわね)

マミ(でも、さっきは確かに……)

マミ(どうしてなのかしら?)

さやか(……あ、砂糖がない)

さやか「>>61

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:05:44 ID:jXcmkjN90
砂糖とマミのミルクくれ

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:09:08 ID:sk+z2PKl0
さやか「砂糖とマミのミルクくれ」

まどか(……んがっ!)プルプル

ほむら(攻めすぎよ! 美樹さやか!)

杏子(……)グビリ

マミ「え?」

さやか「お砂糖、とってもらえますか?」

マミ「え、ええ……」スッ

さやか「あと、ミルク」

マミ「は、はい。どうぞ――」

さやか「どーも」ムニッ

マミ「きゃ!」////

さやか「あ! ごめんなさい! マミさん!」

マミ「あ、えっと……」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:12:24 ID:sk+z2PKl0
マミ「み、美樹さん、あの……」

さやか「……」ビクッ

マミ「なんだか美樹さん、さっきから少し――」

杏子「おかわりー」スッ

マミ「え?」

杏子「もう一杯」

マミ「え、ええ……」

スタスタ

さやか「あ、危なかった……」

さやか「サンキュー、杏子」

杏子「ああ、構わねえけどさ」

杏子「そろそろ潮時なんじゃねえか?」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:17:46 ID:sk+z2PKl0
まどか「なんで!? まだ始まったばっかりなのに!」ガタッ

ほむら「いくらなんでも早すぎるわ」

杏子「これ以上は罰ゲームっていうより嫌がらせだ」

杏子「さっさとネタばらししたほうがいい」

まどか「それじゃあ、さやかちゃんずるいよ!」

まどか「私の時はタガメ食べさせられたのに!」

ほむら「私はランジェリーショップで一番サイズの大きいブラを買わされたわ」

まどか「続行! 続行!」

ほむら「続行! 続行!」

杏子「……」

さやか「じゃあ、次で最後で」

まどか「ええー!」ブーブー!

さやか「その代わり、何を言うかはまどかが決めていいよ」

まどか「うーん……」

まどか「仕方ないなあ。じゃあ……、>>78で」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:18:45 ID:bhxCoG9W0
マミのパンツ穿いてみたけど、ブカブカすぎる
痩せろよ!や・せ・ろ!

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:22:26 ID:sk+z2PKl0
さやか「あ、あんた……」

まどか「え? 決めていいって言ったよね?」

まどか「言ったよね?」ウヒャヒャ

ほむら(まるで悪魔ね……)

まどか「ほら! 早くしないとマミさん戻ってきちゃう!」グイッ

さやか「ちょ――」

杏子(まあ、これで終わるなら……)

杏子(ギリギリ許容範囲か?)

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:25:48 ID:sk+z2PKl0
まどか「ほら! さやかちゃん!」

まどか「さっさとパンツ脱いで!」

まどか「さっさと!」

さやか「ひ、一人で脱げるから!」アセアセ

まどか「手伝うよ! 私も手伝う!」

まどか「手伝わせて!」モミモミ

さやか「上は関係ないでしょ!」////

まどか「え……?」モミモミ

さやか「キョトン顔披露する前にとりあえず手を止めなさいよ!」////

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:30:00 ID:sk+z2PKl0
さやか「いいから、まどかは向こう戻ってて!」

まどか「ちぇー」

スタスタ

マミ「あら?」

まどか「あ……」

マミ「鹿目さん一人?」

まどか「は、はい……。マ、マミさんはどうして……」オドオド

マミ「二人がいないからどうしたのかと思って」

まどか「そ、そうですか」

マミ「美樹さん、お手洗いかしら?」

まどか「かも知れないですねえ」アハハ…

マミ「そう……」

まどか「わ、私、戻ってますね」タタタッ

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:34:29 ID:sk+z2PKl0
――――
――――――

マミ「美樹さん、トイレにはいなかったわね……」

…ガサゴソ

マミ「……?」

ガサガサ

マミ(私の部屋から?」

マミ「誰!?」バタンッ!

さやか「あ……」

マミ「み、美樹さん、それ、私の……」

さやか「ち、違うんです、マミさん!」

マミ「だって、部屋の電気も点けずに……」

さやか「こ、これには事情が……」

マミ「……」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:37:55 ID:sk+z2PKl0
マミ「美樹さん……」

マミ(いま美樹さんは私のパンツを片手に私の部屋にいる……)

マミ(しかも、自分のパンツを脱いで……)

マミ(そういえば美樹さん……)

マミ(最近好きだった男の子に彼女ができたって言ってたわね……)

マミ(も、もしかして……)

マミ(わ、私のことを……?)

マミ(ありえない、と言いたいけど)

マミ(思い当たる節がありすぎるわ……)

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:41:10 ID:sk+z2PKl0
マミ(今日の美樹さんはなにかおかしかったわ……)

マミ(彼氏がいるかを聞いてきたり……)

マミ(急に胸を触ってきたり……)

マミ(そして、いま私の下着を漁って……)

マミ(私はどうしたらいいの……?)

1.先輩として叱る
2.少しぐらいなら道を踏み外しても……

>>103

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:41:59 ID:EH5utuyO0

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:47:57 ID:sk+z2PKl0
マミ「美樹さん……」スタスタ

さやか「……え?」

マミ「なんで、こんなことをしたの?」

さやか「こ、これは……」

マミ「残念だわ、まさか美樹さんがこんなことをするなんて」

さやか「……」

マミ「ごめんなさい、美樹さん」

マミ「……私のこと、好きになってくれたのは嬉しいわ」

さやか(……ん?)

マミ「でもね、私たちは女同士なのよ……」

マミ「だから……、ね? わかって?」

さやか「は、はあ……?」

さやか(なんか話がおかしな方向にいってるような……)

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 00:57:30 ID:sk+z2PKl0
マミ「でも……」

さやか「……?」

マミ「思い出、ぐらいは……」スッ

マミ「いまなら誰もいないし……」

さやか「え? え? ええ!?」

マミ「動いたらダメよ?」スッ

さやか「ん……ッ!?」////

マミ「……」

さやか「マ、マミさん……」

マミ「ほら、もう行きましょう?」////

さやか(マミさん、顔真っ赤……)////

さやか(た、多分、私もだけど……)////

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 01:01:05 ID:sk+z2PKl0
――――
――――――

マミ「……////」スタスタ

さやか「……」////

杏子「あ、きたきた」

ほむら「随分、遅かったのね」

まどか「あ、あの……」

マミ「……?」

まどか「さやかちゃんは――」

さやか「まどか」

まどか「……?」

さやか「いいから、お茶飲も?」

まどか「う、うん……」

杏子(なんだってんだ?)

ほむら「……?」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/02 01:05:37 ID:sk+z2PKl0
――――
――――――

まどか「ね、ねえ、さやかちゃん!」

さやか「なに?」

まどか「マミさんに説明しないで帰ってきて良かったの?」

ほむら「大事になっていないんだから、かえって良いんじゃないかしら?」

杏子「それに、お前、なんか変だぞ? ぼんやりしやがって」

さやか「うん……」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「あのさ……」

杏子「……?」

さやか「……マミさんって彼氏いるのかな?」

まどか「へ?」

ほむら「え?」

杏子「あ?」

                             おわり