1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 22:23:11 ID:anEzdkel0
教室

れんげ「ほたるん。にゃんぱすー」

蛍「おはよう、れんちゃん。あれ、こま先輩と夏海先輩は?」

れんげ「まだきてないのん」

蛍「そっか」

れんげ「それより、ほたるん。ビッグニュースがあるのん」

蛍「え?なになに?」

れんげ「ウチ、ついに一人お風呂デビューしました!!」

蛍「へぇー、すごーい」

れんげ「ウチ、もう頭からお湯とかかぶっても平気なのん」

蛍「れんちゃん、偉いね。私なんて去年までお父さんと一緒に入ってたよぉ。最近、一緒に入ってくれなくなったけど」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 22:29:27 ID:anEzdkel0
れんげ「ほたるんはまだまだこどもなのんなー。ウチなんて湯船につかって30までは数えちゃうのん」

蛍「うん。私もれんちゃんを見習わないとね」

れんげ「見習うのん」

小鞠「おはよう、蛍、れんげ」

夏海「おーっす」

蛍「おはようございます」

れんげ「にゃんぱすー」

小鞠「なんか話してたの?れんげの声、廊下まで聞こえてたけど」

れんげ「よくぞきいてくれました。実はスーパーニュースがあるのん」

夏海「なに?一人でお風呂に入れるようになったとか?」

れんげ「なっつん!!なんで知ってるん!?エスパーなのん!?」

夏海「れんちょんのことならなんでも分かるからね、ウチは」

れんげ「流石、なっつん!!なっつんはウチのことなんでもしってるん!!」

小鞠「いや、声が廊下まで聞こえてたからだって」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 22:35:21 ID:anEzdkel0
蛍「聞いたんですか?」

小鞠「一人お風呂デビューだけはよく聞こえたからね」

れんげ「なっつん、なんでウチに嘘つくん!」

夏海「いやぁ。年上としてエスパーなところも見せておきたくてさぁ」

小鞠「なんだそれ」

夏海「でも、れんちょんはすごいなー。小学一年生で一人お風呂なんて難易度高いと思うけど」

小鞠「それもそうだよね」

蛍「私も去年まではお父さんと一緒に入ってました」

夏海「えー!?マジで!?」

小鞠「そうなんだ。ちょっと意外かも」

蛍「そうですか?こま先輩はどうですか?」

小鞠「私は早かったよ。小学校2年生ぐらいには卒業してたし」

夏海「ウチもそれぐらいかなー」

れんげ「みんなウチよりデビューが遅いのん。だめだめなん」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 22:43:01 ID:anEzdkel0
夏海「いやー。ある意味、れんちょんはすごいって。なんかさ、一人でお風呂って結構勇気いるし」

蛍「分かります。目とかつぶると怖いですよね」

夏海「そーそー。姉ちゃんとかよく泡を目に入れちゃって大騒ぎしてた」

小鞠「うるさいなぁ!シャンプーハット付け忘れたときのことを今言うなって!」

夏海「姉ちゃん、未だにつけてるんだっけ?」

小鞠「つけてないぃ!!小学5年生でやめたんだから!!」

蛍「それまではつけてたんですね」

れんげ「こまちゃん、ウチもそれは外せないのん」

小鞠「だよね。頭洗ってるときに目をつぶると、誰かが背後にいる感じがして……」

れんげ「いや、泡が目に入ったらいたいいたいになるからなのん」

小鞠「……」

夏海「あっはっはっは。やっぱり姉ちゃん、怖いんじゃん。今でもシャンプーハットは必需品なんでしょー?素直になりなってー」

小鞠「……なに?」

夏海「それにー、姉ちゃんが小2で卒業したのは父ちゃんと一緒に入るのだけで、暫くはウチと一緒に入ってたじゃん」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 22:49:13 ID:anEzdkel0
小鞠「いうなー!!」

蛍「そうなんですか?」

れんげ「こまちゃん、いつまでなっつんと入ってたのん?」

小鞠「いや、まぁ、えっと……」

夏海「去年までは一緒に入ってたよねー」

小鞠「入ってない!!2年前の12月が最後だった!!間違いない!!!」

夏海「去年みたいなもんじゃん」

小鞠「全然違う!!」

れんげ「こまちゃんとなっつんはデビューがおくれてるん」

夏海「いやいや、れんちょん。私は違うから。姉ちゃんが一人じゃ入れないから、仕方なくウチも入ってたんだって」

れんげ「つまり、こまちゃんだけが一人お風呂できてなかったと?」

夏海「そうそう。そういうこと」

小鞠「夏海……そんなこというんだ……」

夏海「え?なにが?事実だし」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 22:55:03 ID:anEzdkel0
小鞠「夏海は去年までお兄ちゃんと一緒にお風呂に入ってたよね」

夏海「ばっ……!?!?」

蛍「え……」

れんげ「なっつん、そうなのん?」

夏海「いや!違うって!!姉ちゃん、なにいってんの!?そんなことあるわけないじゃん!!!」

小鞠「忘れもしないよ。去年の夏だったかな……」

夏海「おー!!おー!!ちょっとまってよ、お姉様ぁ!!!」

小鞠「なに?」

夏海「あれは……あの……小学生だったし……セーフってことで……」

小鞠「えー?でもなぁ、事実だしなぁ」

夏海「いやぁ、あれはだって、事故みたいなもんだったし……」

小鞠「事故ぉ?夏海から誘ってなかったっけぇ?」

夏海「ちがっ!!違いますよぉ!!都合のいい記憶をおもちですなぁ!!ウチの姉ちゃんは!!」

れんげ「なっつん、もしかしてウチらの中で一番一人お風呂デビューがおそかったのん?」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:01:47 ID:anEzdkel0
夏海「ウチは早いって!!小3ぐらいで一人で入ってた記憶しかないし!!」

蛍「あの……」

夏海「ほたるんは信じてくれるよね!!ね!!」

蛍「なんというか……ご本人にきくのがいちばんかなーって……」

夏海「ほ、本人って……」

卓「……」

小鞠「お兄ちゃん、去年の夏に夏海と一緒にお風呂はいったよね?」

卓「……」コクッ

れんげ「やっぱり!!」

夏海「ちょっと!!兄ちゃん!!なんでいっちゃうかなぁ!!!」

蛍「仲がいいんですね」

夏海「ほたるん!!勘違いしちゃいけない!!事情、事情があるんだから!!」

蛍「事情ですか……?」

夏海「ほら、兄ちゃん!!話してよ!!あの日のことをさぁ!!!」

卓「……」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:10:07 ID:anEzdkel0
一年前

夏海「うぇぇ……さいあくだぁ……」

小鞠「ど、どうしたの、夏海!?ていうか、くっさ!!」

夏海「やっぱり?ウチも自分のこと臭いと思ってたところさ」

小鞠「もしかして、あそこに入ったの?」

夏海「見事に肥料まみれです……」

小鞠「どうしてあそこにはまっちゃうの?」

夏海「いや、普通に帰ってくるのもつまんないから、目をつぶって歩いてたらこんなことに……」

小鞠「バッカじゃないの!?そんなことしたら危ないじゃん!!」

夏海「反省はしてます」

小鞠「あーもう、いいからお風呂入りなよ」

夏海「へいへーい」

小鞠「ああ、そのまま上がるな!!おにいちゃーん!!拭くものもってきてー!!」

卓「……?」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:15:03 ID:anEzdkel0
小鞠「え?庭?」

卓「……」コクッ

小鞠「あ、そっか。まずは外で汚れを流したほうがいいか」

夏海「あー、そうしよう、そうしよう」

小鞠「そうと決まれば庭に移動して、ほらほら」

夏海「うぅー……」

卓「……」

夏海「なにぃ、兄ちゃん?」

卓「……」

夏海「え?」

小鞠「夏海ー!!はやくー!!」

夏海「今、いきまーす」

小鞠「ほら、そこにたって!水、かけるから!」

夏海「や、やさしくおねがいします」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:20:37 ID:anEzdkel0
小鞠「うりゃー!!」バシャーン

夏海「うわっぷ!!」

小鞠「どう?」

夏海「まだ、よごれてるかなぁ」

小鞠「それじゃ、もう一発ね」

夏海「も、もっと優しくして……」

小鞠「うるさい!!」バシャーン

夏海「うぶっ!?」

小鞠「これでよしっ。さ、これで拭いて」

夏海「はいはい……」ゴシゴシ

小鞠「拭いたらお風呂いきなよ」

夏海「わかってるってぇ」

卓「……」

小鞠「お兄ちゃん、どうかしたの?ずっと夏海を見てるけど」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:27:21 ID:anEzdkel0
小鞠「うわ!ホントだ!?夏海!血が出てる!!」

夏海「え?マジで?うわぁ……足、きったんだ……」

小鞠「もー。救急箱出しておくから、とりあえずお風呂ね。まだ少し臭いし」

夏海「そんなに臭い臭いいわなくてもわかってるって」

卓「……」

夏海「くさいし、血はでるし……夏海ちゃんの厄日だ……」

小鞠「救急箱はどこだっけー?」

夏海「あー……今日、夏休みの宿題しようと思ってたけど、やめたー」

卓「……」グイッ

夏海「おぉ!?な、なに、兄ちゃん!?」

卓「……」

夏海「……」

卓「……」

夏海「いや、なんか言ってよ……。そんな見つめられても……。今のウチ、くさいし……」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:34:30 ID:anEzdkel0
夏海「え?ウチの頭、兄ちゃんが洗うの?」

卓「……」コクッ

夏海「バカにしないでくれるかな、兄ちゃん。ウチは小6、来年から中1なんだよ?一人で洗えるって」

卓「……」

夏海「もういいからはなして」

卓「……」コクッ

夏海「それじゃ、ウチは禊を済ませてきますので。おっふろー、おっふろー」

卓「……」

小鞠「救急箱とれないぃ……!!うーん……!!だれぇ!!こんな高いところに救急箱置いたのは!!とれないじゃん!!」

卓「……」スッ

小鞠「ありがとう、お兄ちゃん」

卓「……」

小鞠「夏海はほんとバカだよね。来年から中学生なのに、正直不安しかないよ」

卓「……」コクッ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:41:57 ID:anEzdkel0
夏海「――じゃーん!!夏海ちゃん、ふっかーつ!!!」

小鞠「はい、こっち来て。絆創膏はってあげるから」

夏海「一人でできるってば」

小鞠「いいから、くる」

夏海「うぇー。姉ちゃん、最近母ちゃんに似てきてない?」

小鞠「さーね。夏海がバカだから、お母さんと同じ事を言わせてるだけじゃない?」

夏海「なんだよー、そのいいかたー。まるでウチが出来損ないの妹みたいじゃん」

小鞠「ほら、足出して」

夏海「はぁーい」

小鞠「えーと、ここだ。はるね」

夏海「おねがいしまーす」

小鞠「……ん?」

夏海「どしたの?」

小鞠「夏海、まだなんか臭いんだけど……」

夏海「え!?嘘!?しっかり洗ったって!!反省と一緒に!!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:48:07 ID:anEzdkel0
小鞠「反省と一緒に洗うな!!」

夏海「ど、どこ?どこが臭いん?」

小鞠「うーん……。よくわかんないけど、夏海が臭い」

夏海「存在が臭いのかよ!?」

小鞠「ちゃんとあらったー?」

夏海「あらったさ!!こう見えてもウチ、綺麗好きだもんね!!!」

小鞠「どの口がいってんの?」

夏海「臭いかなぁ……?」

小鞠「もう一回、入ってきたら?」

夏海「でも、今絆創膏貼ったばかりなのにとれちゃうじゃん。そんなもったいない。絆創膏に恨まれるって」

小鞠「はぁ?絆創膏貼ってても大丈夫だって。すぐには剥がれないし」

夏海「姉ちゃん、ちょっと離れてみて」

小鞠「えー?……これくらい?」

夏海「どう?臭う?」

小鞠「いや、臭わないけど」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/05 23:55:48 ID:anEzdkel0
夏海「おーるおっけー!!」

小鞠「夏海、お母さんにバレたらまた怒られるよ?いいの?」

夏海「これぐらいの距離を保っていればバレることはないでしょ?」

小鞠「……もういい。好きにすれば?」

夏海「わーい」

小鞠「あとで痒くなってもしらないからねー」

夏海「へーきだって!」

小鞠「夏海ったら……。私のいうこと一つも聞かないんだから……」

小鞠「でも、臭かったが気になるなぁ……」

卓「……」

小鞠「あ、お兄ちゃん。いたんだ」

卓「……」コクッ

小鞠「ねえ、お兄ちゃんからもいってあげて。夏海、臭かったのにお風呂入ろうとしないし」

卓「……」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:02:22 ID:YqmHE61I0
夏海「ふんふーん」

卓「……」

夏海「ん?なに、兄ちゃん?」

卓「……」クサッ

夏海「え!?なになに!?急に失礼じゃん!?」

卓「……」

夏海「兄ちゃんまで何言い出すんだよ!!もー!!妹をうやまえー!!」

卓「……」

小鞠「ほら、夏海。お兄ちゃんも臭いっていってるし、お風呂入って」

夏海「また夜に入るって。今はつかれてるんだから、ちょっと休ませてよー」

小鞠「あのねぇ……」

卓「……」スッ

夏海「え?なに……?本?」

小鞠「お兄ちゃん、その本なに?家庭の医学……?」

卓「……」ペラッ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:10:14 ID:YqmHE61I0
夏海「……」

小鞠「えーと……。傷口に雑菌がはいって、かいし……?」

卓「……」フルフル

小鞠「ああ、壊死って読むんだ。壊死してしまう可能性があるので……よく洗いましょう……」

夏海「これがなに?」

卓「……」ペラッ

夏海「ぎゃぁー!?」

小鞠「お、お兄ちゃん!!なにこれ!?気持ち悪いんだけど!?あ、足が腐ってる写真なの!?」

卓「……」コクッ

小鞠「も、もしかしてこのままだと、夏海の足がこうなるの……?」

卓「……」コクッ

夏海「またまたー。兄ちゃん、そんな嘘がこの夏海ちゃんに通じるとでも思ってるの?あっはっはっは」

卓「……」

小鞠「な、夏海ぃ……」

夏海「足がこれぐらいのことで腐るとかないない。大袈裟すぎだってー」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:17:04 ID:YqmHE61I0
卓「……」

夏海「もういいから。ちゃんとお風呂入るって。夜には」

小鞠「夏海!!もしもこうなったらどうすんの!?歩けなくなったらこまるじゃん!?」

夏海「いや、だってちょっと切っただけだしー」

卓「……」ペラッ

小鞠「え、えーと……小さな傷からでも……壊死ははじまり……ます……」

夏海「……え?」

小鞠「な、なつみ!!ほら、もっとよく洗わないと!!腐っちゃうから!!」

夏海「なんだよー!入ってきたらいいんだろ!!はいってきますよ!!」

小鞠「初めから素直にそう言えばいいのに」

夏海「全く。そんな写真みたいなことになるわけないのにさー。そこまでウチをお風呂にいれたいのはわかったけど」

小鞠「夏海、ちゃんと洗いなさいよ!!隅々まで!!」

夏海「はいはい」

卓「……」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:25:31 ID:YqmHE61I0
夏海「姉ちゃんも兄ちゃんもなんであそこまでいうかねぇ……。わけわかんないし」スルッ

夏海「こんなことで足が腐るとか、ありえないし」

夏海「大体、さっき洗ったんだからもう十分菌も流れ落ちてるはずだし」

夏海「腐るとかないない。ありえない」ゴシゴシ

夏海「……」ゴシゴシ

夏海(でも、よく洗ったはずなのに、姉ちゃんには臭いっていわれたなぁ)

夏海(どうして臭いんだろう……?)

夏海(そういえば、腐ったら臭くなるってきいたことが……)

夏海(も……もしかして、ウチ腐ってきてる……?)

夏海「な、ないない!!だって、傷も浅かったし!絆創膏はったからもう安心だし!!」

夏海「消毒……はしてないけど……」

夏海「水で洗ったから……でも……菌はもうはいってて……ウチ、くさって……」

夏海「……」

夏海「うわぁー!!!!あぁー!!!ウチ、腐ってるん!?どーしよー!!!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:31:05 ID:YqmHE61I0
小鞠「夏海!?どうしたのん!?」

夏海「ねーちゃん!!ウチ、くさってるかもしれないのん!!」

小鞠「えぇぇ!?ど、どこが!?どこがぁ!?」

夏海「わかんないけど!!ウチ、臭いし!!」

小鞠「えー!?あー!!ちゃんと洗ったの!?洗ったら大丈夫だって!!」

夏海「でもでも!!さっき洗ったのに姉ちゃんには存在が臭いっていわれた!!」

小鞠「それは、なんかどこから臭ってきてるのかわかんなくてぇ……」

夏海「ってことはもう全身が腐ってるってことじゃん!?」

小鞠「そ、そうなの!?夏海!!全身が腐ってるの!?」

夏海「ウチ、もう人間じゃないのん!!」

小鞠「ぎゃー!!!ゾンビー!!!」

夏海「姉ちゃん、まてー!!!」

小鞠「こっちこないでー!!」

夏海「ひどい!!姉ちゃん!!!ゾンビでもウチ姉ちゃんの妹なのにー!!!」

小鞠「あ、そうだ……。私、なにいってんだろ……。で、でも、ゾンビになった妹とどう接していけばいいのん……?」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:38:51 ID:YqmHE61I0
夏海「姉ちゃん……ウチのことみすてないでぇ……」

小鞠「よしよし。大丈夫だから、夏海のことは守ってあげるから」

夏海「姉ちゃん……もう姉ちゃんだけが頼りだよ……」

小鞠「でも、やっぱりちょっと臭いね」

夏海「腐ってるからね」

卓「……」コンコン

小鞠「あ、お兄ちゃん!?お兄ちゃん、夏海が大変なのん!!」

夏海「兄ちゃん、ウチソンビになっちゃったんだけど、家庭の医学でどうにかならない?」

卓「……」フルフル

小鞠「首振ってる……。だめなんだ……」

夏海「うぅ……ねえちゃん……」

小鞠「なつみぃ……」

卓「……」コンコン

夏海「な、なに、兄ちゃん?」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:45:14 ID:YqmHE61I0
小鞠「え!?ほんと!?洗えば大丈夫なの!?」

卓「……」コクッ

夏海「兄ちゃん、それマジ!?マジなのん!?」

卓「……」

小鞠「よし!!なら夏海!!洗おう!!洗えるところは全部洗うぐらいの勢いで!!!」

夏海「あぁ、でも、ウチじゃしっかり洗える自信ないよ。姉ちゃん、洗って」

小鞠「洗ってあげたいのは山々だけど、私も自信ないよ……」

夏海「そ、そんなぁ!」

小鞠「そ、そうだ!お兄ちゃん!!」

卓「……」

小鞠「お兄ちゃんなら上手く洗えるはずだよね!!お願い、夏海を救って!!」

夏海「兄ちゃん、ウチの体を洗ってよー!!」

卓「……」コクッ

小鞠「やった!!夏海!!おにいちゃん、洗ってくれるって!!」

夏海「やっほー!!兄ちゃん、早くはいってきて!!ほらほら!!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:50:20 ID:YqmHE61I0
卓「……」ガラッ

小鞠「お兄ちゃん、がんばって!」

卓「……」コクッ

夏海「どうしたらいい?ウチ、座ってていいの?」

卓「……」ガシッ

夏海「おぉう……」

卓「……」ゴシゴシ

夏海「あー……」

卓「……」

小鞠「ど、どう?」

夏海「なんか懐かしいー。昔は3人でお風呂はいってたもんね」

小鞠「そうだね。自然と入らなくなっちゃったけど」

夏海「なんでかなー。兄ちゃんが嫌がりはじめたんだっけー」

小鞠「そうだったかも」

卓「……」ゴシゴシ

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 00:57:17 ID:YqmHE61I0
夏海「右が痒いかな?」

卓「……」ゴシゴシ

小鞠「私、着替えとタオル用意しとくから」

夏海「うん、おねがい」

小鞠「ごゆっくり」

夏海「あーい」

卓「……」ゴシゴシ

夏海「はぁー……きもちいー……でも……これ……」

卓「……」

夏海「兄ちゃん!!これはマズイって!!!」

卓「……」

夏海「いや、ウチ、裸だし!!兄ちゃんが体洗うってよく考えたら変じゃん!!」

卓「……」

夏海「ねえちゃーん!!!やっぱり姉ちゃんがあらってー!!!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:02:50 ID:YqmHE61I0
小鞠「なにいってんの。お兄ちゃんに洗ってもらったほうが確実じゃん」

夏海「そういうことじゃなくって!!ウチ、兄ちゃんに裸見られてるんですけど!!」

小鞠「夏海の裸なんてお兄ちゃんが気にするわけないってば」

夏海「ウチが気にするんですが!!」

小鞠「腐ってもいいの!?」

夏海「そ、それは困るけどさぁ」

小鞠「だったら、お兄ちゃんに洗われたほうがいいんだから、洗われてこい」

夏海「うぅぅ……兄ちゃん、目はつぶって……」

卓「……」

夏海「あ。もうつぶってたのか……。もしかして入ってくるときから?」

卓「……」コクッ

夏海「なんだ……そうなんだ……」

卓「……」ゴシゴシ

夏海「……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:08:25 ID:YqmHE61I0
卓「……」バシャーッ

夏海「んー……」フルフル

卓「……」

夏海「終わり?」

卓「……」コクッ

夏海「えっと……兄ちゃんが先、出る?」

卓「……」コクッ

夏海「あ……兄ちゃん……」

卓「……」

夏海「もう、ウチ、腐らない、よね?」

卓「……」

夏海「兄ちゃん!?腐らないよね!?」

卓「……」コクッ

夏海「はぁ……よ、よかったぁ……。兄ちゃん、ありがとう……洗ってくれて……」

小鞠「なつみー!!もう大丈夫なのん!?」ギュッ

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:14:43 ID:YqmHE61I0
夏海「ね、姉ちゃん……」

小鞠「ほら、体拭かないと。夏でも風邪はひくしね」ゴシゴシ

夏海「くすぐったいってぇ」

小鞠「我慢して!」

夏海「うぅー」

小鞠「お兄ちゃんっ」

卓「……」

小鞠「夏海のことありがとう」

卓「……」コクッ

夏海「今日はホント、夏海ちゃんは厄日だなぁ」

小鞠「なにいってるの。お兄ちゃんに体洗ってもらってよかったじゃん」

夏海「恥ずかしいだけだって、あんなの」

小鞠「私なんてもう随分、お兄ちゃんに洗ってもらってないんだから」

夏海「それはそうかもしれないけどさ。いや、ホント恥ずかしいし」

小鞠「ごちゃごちゃ言わない。まだ拭けてないんだから。一応、あとで絆創膏は貼りなおしとこうか」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:24:35 ID:YqmHE61I0
卓「……」

小鞠「ほら、夏海。足、見せて」

夏海「もう血は止まってるみたいだけどね」

小鞠「貼っておかないとバイキンはいって壊死して、腐って、夏海が歩けなくなったら私が困るじゃん!!」

夏海「うぇー。ごめんなさーい」

小鞠「全く、夏海は……」ソーッ

夏海「慎重に貼ってくれるんだね」

小鞠「はい、貼れたよ。お兄ちゃん、これで夏海はゾンビにならずに済むんだよね?」

卓「……」

夏海「兄ちゃん。ウチの足は大丈夫なんだよね!?」

卓「……」コクッ

夏海「あぁー!!今日はホントにつかれたー!!お腹もすいたー!!ごはんまだー!!」

小鞠「もうすぐお母さんも帰ってくるから、それまでの辛抱」

夏海「はぁ……。そうだ。もうウチ、臭くない?」

小鞠「え?んー……うんっ。大丈夫。いつも通り、夏海の匂いがする」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:33:32 ID:YqmHE61I0
夏海「よかったぁ」

小鞠「これもお兄ちゃんの洗い方が上手かったからだね」

夏海「確かに。兄ちゃんに頭洗われてるとき、すっごく気持ちよかった」

小鞠「本当?私も洗ってもらおうかな」

夏海「いいの、姉ちゃん?」

小鞠「なにが?」

夏海「冷静に考えてみ。兄ちゃんと一緒に風呂だよ?」

小鞠「それがなに?」

夏海「いや、だって、兄ちゃんに裸みられたいの?」

小鞠「水着着ればいいだけだし」

夏海「水着着てふろに入るのかー!!そんなの日本人としてどうかとおもうけどー!!!」

小鞠「裸でお兄ちゃんと一緒なんて無理にきまってんじゃん!!」

夏海「裸ではいったウチはどうなるんだー!!」

小鞠「しるかー!!」

卓「……」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:39:01 ID:YqmHE61I0
教室

卓「……」

れんげ「ほぉー。去年、そんなことが」

蛍「えっと……」

夏海「兄ちゃん、細かいところまで覚えてるなぁ」

小鞠「わ、私、そんなこと言ってたっけ……?」

卓「……」コクッ

小鞠「あははは……流石、お兄ちゃんだね……」

れんげ「それで、こまちゃん」

小鞠「え?な、なに?」

れんげ「兄にぃとお風呂、一緒にはいったのん?」

小鞠「え……?」

蛍「は、入ったんですか?その日の夜とかに」

夏海「……姉ちゃん?」

小鞠「いやー。入ってるわけないよー。だって、私はもう中学生だったしー……」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:46:31 ID:YqmHE61I0
夏海「入ったんだ!!姉ちゃんも兄ちゃんと入ったのか!!!」

小鞠「入ってない!!入ってないって!!!」

夏海「怪しい!!目が泳いでるし!!絶対に入ってる!!」

小鞠「お、お兄ちゃん!!なんとか言ってよ!!あの日、入ってないよね!?」

卓「……」コクッ

夏海「ホントに!?」

卓「……」コクッ

小鞠「ほ、ほら!!私とお兄ちゃんが一緒にお風呂入ったのは、小学生までなの!!」

夏海「ホントかぁ……?」

小鞠「ホントだってばぁ!!お兄ちゃんは嫌がってはいってくれ……あ」

夏海「……」

蛍「せ、先輩から卓先輩を誘ったんですか……?」

小鞠「あ……あにょ……」

夏海「こまちゃん、散々ウチのことバカにしておいて、兄ちゃんのこと誘ったんだぁ……へぇ……?」

小鞠「だ、だって……夏海だけ……洗ってもらって……その……なんか……不公平で……」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 01:53:32 ID:YqmHE61I0
夏海「ふざけるなー!!!」

小鞠「うぇぇぇん!!ごめんなさーい!!!」

れんげ「結局、こまちゃんもなっつんも去年まで一人お風呂デビューできてなかったん」

夏海「違うって!!ウチのは事故だから!!ノーカン!!姉ちゃんのほうが問題あるっしょ!!」

小鞠「でも、一緒に入ってないもん!!ノーカンだぁ!!」

夏海「誘ってるくせに!!」

小鞠「でも、入り損ねたし!!」

蛍「あ、あの、やめてくださいよぉ」

卓「……」

蛍「す、卓先輩も見てないで二人を止めてください」

卓「……」

れんげ「ほたるん。兄にぃはこういうときどうすればいいのかわかってるのん」

蛍「え?ど、どうするの?」

れんげ「見守るん!!」

蛍「それだけ!?」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:02:51 ID:YqmHE61I0
一穂「はーい。席についてー。楽しい授業をはっじめっるっよー」

夏海「ふんっ」

小鞠「ふんだっ」

一穂「あらぁ、どうかした?喧嘩でもしたの?」

夏海「姉ちゃんが兄ちゃんをお風呂に誘ったんだよぉ!!」

小鞠「夏海だけ一緒に入っててちょっとだけ羨ましかったの!!」

一穂「……なんの話?」

れんげ「こまちゃんとなっつんは一緒にお風呂入りたかっただけなのん」

一穂「一緒に風呂?へぇー。まぁ、裸の付き合いって大事だもんなぁ」

蛍「そうなんですか?」

一穂「そうだぞぉ、ほたるん。裸になることでお互いの距離が近づくってもんさ。だから、一緒にお風呂って大事なことなんだよねぇ」

れんげ「え……。ということは、一人お風呂デビューはいけないことなん?」

一穂「いけないことではないけどねぇ。みんなでお風呂もいいよねぇ」

れんげ「むむむ……ウチ、一人お風呂デビューは早すぎたかもしれないのん。ほたるん、なっつん、こまちゃん。話があるのん」

蛍「え?なに?」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:08:51 ID:YqmHE61I0
宮内家

夏海「おじゃましまーす」

小鞠「きましたけどー」

蛍「こんばんはー」

れんげ「いらっしゃいん!!」

一穂「いやー。よくきたねぇ。さ、おはいり」

蛍「ちょっとドキドキします。友達の家でお風呂だなんて……」

一穂「そんなに広いお風呂じゃないから、ちょっと窮屈かもしれないけどねぇ」

蛍「いえ、そんなことはありません!!」

れんげ「今日はみんなでお風呂デビューなのん!!」

夏海「別にウチはさぁ……」

小鞠「私だって、入りたいわけじゃ……」

れんげ「兄にぃも一緒がよかったのん?」

夏海「なわけあるかー!!!」

一穂「まぁ、兄ちゃんも男だしね。その辺は先生として許すわけにはいかんねぇ」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:14:03 ID:YqmHE61I0
れんげ「おふろーみんなでおふろー」

蛍「先輩とお風呂だなんて……うふふふ……」

一穂「しっかり温まっておいで」

夏海「……なんでこんなことに」

小鞠「れんげの頼みじゃ断れないじゃん」

夏海「そうだけど……」

れんげ「なっつん、迷惑だったのん?」

夏海「え!?いやいや!!そんなことないって!!ほら、れんちょん。服脱ごうか!ばんざーいして!ばんざーい!!」

れんげ「ばんざーいん!!」

夏海「よいしょー!!」グイッ

れんげ「すぽーん!!!」

夏海「いや、顔で引っかかってるから、れんちょん。気持ちよく脱ぎたかったんだろうけど」

れんげ「なっつん……はやくぬがしてなのん……」

蛍「先輩もバンザーイしてください」

小鞠「一人で脱げるよ!!!」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:19:37 ID:YqmHE61I0
蛍「先輩、背中洗ってあげましょうか!?」

小鞠「一人でできるってばぁ」

蛍「で、でも、ほら!!みんなでお風呂の醍醐味ってこういうことじゃないですか!?」

小鞠「……というか、蛍の体は直視できない」

蛍「ど、どうしてですか!?」

れんげ「……」

夏海「れんちょん、頭洗ってあげようか?」

れんげ「ウチ、ほたるんに洗って欲しいのん」

夏海「え?」

れんげ「ほたるーん!!あらってなのーん!!」

蛍「で、でも……」

れんげ「ほたるんにゴシゴシしてほしいん!!」

蛍「……うんっ。洗ってあげる」

れんげ「くるしゅうないのん」

蛍「夏海先輩はこま先輩のことお願いしますね」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:25:30 ID:YqmHE61I0
夏海「えぇ……」

小鞠「……いいよ。一人で洗えるから」

夏海「いや、でも、姉ちゃんは頭洗うのヘタクソだし」

小鞠「なにをぉ!?なら、そこで見とけ!!うりゃー!!」ゴシゴシ

夏海「姉ちゃん、目開けてたら……」

小鞠「いたたたたた!!!目に!!目にはいった!!いたい!!いたい!!」

夏海「ほーら、いわんこっちゃない。姉ちゃん、流すよー」バシャー

小鞠「いたいぃ……」

夏海「ほら、目つぶって。ウチが洗うから」

小鞠「うん……」

夏海「やっぱり、姉ちゃんにはウチがいないとダメだね」ゴシゴシ

小鞠「違う。今日はたまたま上手くいかなかっただけだもん」

蛍「れんちゃん、痒いところない?」

れんげ「おしりがかゆいのん」

蛍「いや、頭の部分で言ってほしいんだけど……」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:30:24 ID:YqmHE61I0
れんげ「さっぱりん!!」

蛍「湯船につかりましょうか」

小鞠「さんせー」

夏海「いやぁーごくらくじゃー」

蛍「あったかーい」

れんげ「いいゆじゃー」

小鞠「ふぅー……」

夏海「なんか今日は変に疲れちゃったよ」

小鞠「夏海が余計なこというから」

夏海「姉ちゃんが真実を隠そうとするから」

小鞠「それはだから……」

夏海「いや、まぁ、いいか。昔のことだしねー」

小鞠「そうだね」

れんげ「これから一緒にお風呂はいるときは、ウチらと一緒に入ればいいのんな!」

蛍「うん!いいね!週に一回は入ろう!!」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:37:47 ID:YqmHE61I0
夏海「週一回は多すぎない?」

蛍「えー!?そうですか!?いいと思いますけど!!私の家で入ってもいいですよ!?」

小鞠「いや、どの家とかの問題じゃなくて」

れんげ「ウチも一緒がいいのん!!」

夏海「れんちょん、一人お風呂できなくなってもいいの?」

れんげ「一人よりみんなといっしょがいいのん!!」

夏海「れんちょんがそこまでいうなら、ウチも賛成ってことで」

小鞠「マジぃ?」

蛍「先輩は嫌なんですか!?」

小鞠「嫌って言うかさぁ」

れんげ「こまちゃん、アヒルさんと船だけじゃつまらないん?」

小鞠「玩具の問題でもないんだけど」

夏海「いいじゃん、こまちゃん。裸の付き合いしよーよ」ギュゥゥ

蛍「そ、そうですよぉ!」ギュゥゥ

小鞠「こまちゃんいうなぁ!!ひっつくなー!!蛍も引っ付いてこないでー!!自分が惨めになるからー!!」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/06 02:48:31 ID:YqmHE61I0
れんげ「こまちゃーん」ギュゥゥ

小鞠「れんげまで!!もー!!」

夏海「姉ちゃん、その……ウチじゃ兄ちゃんの代わりをできるなんて思わないけど……」

小鞠「なに?」

夏海「ウチもほら、中々のテクニックあるし。ちゃんと洗ってあげるって」

小鞠「……わかった。その代わり、しっかり洗ってよね。私も夏海のことしっかり洗ってあげるから」

夏海「姉ちゃん!!やっほーい!!」ギュゥゥ

小鞠「はなれろー!!」

夏海「エヘヘヘ。ねえちゃんはかわいいなー」スリスリ

小鞠「バカにしてるなー!!!」

蛍「先輩は可愛いですよねー」スリスリ

れんげ「こまちゃん、かわいいのん」スリスリ

小鞠「子ども扱いはやめろー!!!一番年上だぞ!!!」

夏海「姉ちゃん!来週も来月も来年だってウチらと一緒にお風呂入ろうね!!」

小鞠「入るっていってんじゃん!!」
                        おしまい。