1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:12:30.30 ID:B6AaZhxZ0
ただただ千早の願いが叶うSSです

一度ぐらい願いを叶えてあげたくて書きました。

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:14:10.51 ID:B6AaZhxZ0

ガチャ

千早「おはようございます」

春香「よかったね、やよい」

やよい「うっう~なんだか恥ずかしいです」///

千早「?」

事務所の奥で、二人が話す声が聞こえる

テクテク

千早「おはよう春香、高槻さん」

春香「あっ!おはよー千早ちゃん」

やよい「うっう~おはようございます~」

千早「どうしたの二人でこそこそして?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:16:52.01 ID:B6AaZhxZ0

春香「聞いてよ千早ちゃん」

やよい「あ~春香さん恥ずかしいですよ」///

春香「いいじゃない、千早ちゃんだし、聞いてもらいなよ」

やよい「う~」///

千早「なに?全然話が見えないわよ」

春香「実は…やよいの胸が大きくなってたの!」

やよい「うっう~」///

千早「くっ!」

春香「最近、胸がきつそうだったから、さっき計ってみたら。3cmもバストアップしてたの」

千早「・・・・・3cmも・・・・・・・・・・」

春香「やっぱり成長期は違うね」

やよい「そんな、ちょっと大きくなっただけですよ」///

千早「・・・・・ちょっと・・・・・・・・・」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:19:35.95 ID:B6AaZhxZ0

春香「そうだプロデューサーにも伝えないと」

やよい「はわぁ!プロデューサーにもですか」

春香「うん、恥ずかしいかもしれないけど、水着とか衣装の関係もあるし、早めに伝えないと」

やよい「うっう~千早さんに言うより恥ずかしいです」///

春香「うん、でもお仕事だから。もし現場で衣装が合わないってなったら大変でしょ」

やよい「うっう~」///

春香「大丈夫、私がそれとなくプロデューサーさんに伝えてあげるから」

やよい「ほんとですか!うっう~お願いします~」

春香「ん!?千早ちゃん?」

千早「・・・・・・・・・・」

春香「大丈夫?顔が真っ青だよ」

千早「ええ、大丈夫よ。ちょっと現実がつらいだけだから」

春香「それって・・・」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:22:41.23 ID:B6AaZhxZ0

やよい「千早さん大丈夫ですか~?」

千早「ええ、大丈夫。それよりよかったわね高槻さん胸が大きくなって」

やよい「そうですか?私なんだか恥ずかしくて」

千早「そんなことないわよ、成長してる証拠だし」

やよい「はい!ありがとうございます」

千早「話は変わるけど、高槻さん最近は何をよく食べるの?」

やよい「最近ですか?」

春香(千早ちゃん・・・)

やよい「最近・・・ん~えっと、最近というよりずっと私の家ではモヤシをよく食べてますよ」

千早「モヤシね」カキカキ

春香(メモしてる・・・)

やよい「はい!安くて、と~ってもおいしいんです」

千早「週何回ぐらい食べるの?」

春香(まだ聞いてる・・・)

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:26:12.38 ID:B6AaZhxZ0

やよい「えっと、3回以上は食べてると思いますよ」

千早「週3回ね。じゃあ週7でもいいわけね」カキカキ

春香(週7は多すぎじゃ・・・)

千早「じゃあ味付けは・・・」

ガチャ

P「ただいま帰りましたー」

響「はいさーい、おはようだぞー」

貴音「皆様、おはようございます」

あずさ「おはようございます」

春香(あっいいタイミングでみんなきた!)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:28:29.61 ID:B6AaZhxZ0

春香「お帰りなさい」

やよい「うっう~お帰りなさいですー」

千早「お疲れ様です」

P「おう、みんなただいま。どうした三人で集まって?」

やよい「な、なんでもないです」///

やよい「私、セールがあるから帰らないと。お疲れ様ですー」タタタッ

千早「あぁ、高槻さんまだ聞きたいことが・・・」

バタン

千早「行ってしまった・・・」

P「どうしたんだやよい?あわてて帰っていったけど」

春香「なんでもないですよ、また後で私がお話しますから」

P「?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:31:15.63 ID:B6AaZhxZ0

春香「それよりどうしたんですか?みんな揃って帰ってきて?」

響「ふっふっふ~、よく聞いてくれたぞ春香!」

春香・千早「?」

響「じゃじゃーん実は三人の写真集が完成したから出版社まで取りに行ってたんだぞー」

春香「えー!すごいすごい!見せて見せて」

あずさ「あらあら、なんだか恥ずかしいわ」

貴音「ええ、そうですね」

P「こらこら、響まだ完成じゃなくて、それは見本誌だぞ」

響「細かい事はどうでもいいさー」

P「まあ、俺が一から発案企画した写真集だからな。自信作だ二人とも見てみてくれ」

春香「千早ちゃん見ようよ」

千早「ええ」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:34:38.67 ID:B6AaZhxZ0

パラ

春香「わ~」

千早「・・・・」

たぷ~ん

たっぷ~ん

どたぷ~ん

春香「ごくり・・・みんなすごい・・・」ボソ

千早「・・・・・・・・・すご過ぎるわ」ボソ

P「どうだ?三人の魅力を引き出せてると思うけど」

春香「すごいです。女の私から見ても綺麗ですよ」

千早「クッ・・・・・・・・・・羨ましい」

春香「ほらほら、このシーンのあずささんとか、この表情なんかすごく官能的というか」///

あずさ「あらあら恥ずかしいわ」///

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:37:58.76 ID:B6AaZhxZ0

千早「我那覇さんもすごい・・・」

響「そう改めて言われると照れるさー」ポリポリ

P「そうだろ、そうだろ!」

パラ

春香「えぇ!このページ貴音さんのこれ手ブラ!!!攻めすぎ!!!」

貴音「あなた様にうまく乗せられてしまって」///

P「無理強いはしてないぞ、スタッフも全部女性だしな。貴音の神秘さを撮るにはコレしかないと思ったんだ」

千早「ええ、たしかに四条さんとても綺麗・・・」

春香「うん、ため息が漏れちゃう・・・」

貴音「最初は戸惑いましたが、皆様の言葉を頂けると安心してきました」

P「確かに今回は三人に頑張ってもらったからな」

あずさ「いえ、一番頑張ってたのはプロデューサーさんですよ、いつも私達に付いて指示を出していただいて」

響「そうだぞー、それにスタッフも女性ばっかりだったし、すっごく楽しかったぞ」

貴音「ええ、あなた様には感謝しきれません」

P「そういわれると何だか照れるな・・・」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:40:03.60 ID:B6AaZhxZ0

春香「いいな~みんな綺麗に撮ってもらって。羨ましい・・・ねぇ千早ちゃん!」

千早「そうね、こんなに綺麗に撮ってもらえるなら私も・・・」

P「おっ!二人とも興味あるか?それだったら本当に企画するぞ?」

春香「本当ですか!」

P「おう!男に二言はない!」

春香「やった!やろうよ千早ちゃん」

千早「わ、私はその…綺麗には撮って欲しいけど…その」

千早「私なんか撮っても需要がないし・・・」

P「そんなことないぞ、千早のスレンダーなボディに感動するファンも居るはずだ」

千早「うぅ、でも・・・」

春香「そうだよ千早ちゃん、こんな機会滅多にないよ絶対に撮るべきだよ」

千早「でも私には歌が・・・」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:43:14.31 ID:B6AaZhxZ0

貴音「千早、歌だけでなく体でも表現する事で、本当の自分が見えてくるのではないですか」

千早「本当の自分・・・」

貴音「ええ、考えに捉われていては可能性を殺してしまう様なものです」

千早「・・・・・・・・」

P「なあ千早、答えるのは明日でもいいから、一度真剣に考えてみてくれ」

千早「プロデューサー・・・」

P「絶対にお前の嫌がるようなことはしないから」

千早「・・・・・・・分かりました、考える時間を下さい」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:46:23.41 ID:B6AaZhxZ0

―――――――帰り道

千早「はぁ、あの場はああ言ったけど・・・」

「やっぱり、恥ずかしいわ・・・」

「私だって、プロデューサーやみんなと触れ合って歌以外の大切さも分かったつもりだけど」

「でも、こんな体をみんなの前に晒すなんて・・・」

スカスカ

「私も、もう少しでいいから」

「胸が大きくならないかしら・・・」ハア

トボトボ

「あら?」

普段通る帰り道、少し入った路地に

不思議な青い雪だるまみたいな物が見えた

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:49:01.47 ID:B6AaZhxZ0

「ん?なにかしら?」

ゆっくりと近づく

「?」

見れば見るほど不思議なその物?は髭が生えてて

手足の先には白い丸いボール?

よくみるとお腹の辺にポケットが付いていた

「なにかしら?おもちゃにしては大きいわね」

「だれかが、捨てたのかしら。でも良く出来てるわね」

物珍しいかったので、繁々と眺めているとお尻の赤い尻尾みたいなのが

路地裏のフェンスに引っかかっていた

「なんだか可哀想ね、とってあげましょう」

赤い尻尾を掴んで慎重にフェンスからはなしてあげる

グイ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:52:53.04 ID:B6AaZhxZ0

??「んん!!」

千早「えっ?」

??「うわわ!」

ドターン

??「いたたたた、ひどいなもう」

千早「しゃ、しゃべった!」

??「あれ?君は?」

千早「あ、あたなこそ誰です」

??「ぼく?ぼくドラ○もんです」

千早「ドラ○もん?」

どら「うん、ぼくは21世紀から来た猫型ロボットなんだ」

そのドラ○もんというのが私の前で胸を張って自己紹介しだした

でも、不思議と驚きはなかった

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:56:15.23 ID:B6AaZhxZ0

どら「でも、どうしてぼくはこんな所に?」

千早「あなたさっき、その赤い尻尾みたいのがフェンスに絡まってたのよ」

千早「それを取ったらあなた急に動き出して」

どら「そうか!さっき奴から逃げるとき、引っかかってスイッチが切れたんだ」

千早「奴?」

どら「うん、そいつは言葉に出すのもおそろしい奴なんだよ」ガタガタ

千早「それは恐いわね・・・」

どら「うん、でももう姿は見えないし大丈夫!」

どら「あっごめんねお礼がまだだったね」

どら「えっと・・・君の名前は?」

千早「私?私は如月千早よ」

どら「千早ちゃんか助けてもらってどうもありがとうございます」

千早「そんなお礼を言われる事なんてしてないわよ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 22:59:01.11 ID:B6AaZhxZ0

どら「ううん、そんなことないよ。本当にありがとう」

千早「そんなに言われると照れるわ」

どら「そうだ!お礼に千早ちゃんの願いをひとつだけ叶えてあげる」

千早「お願いを?」

どら「うん!なんでも大丈夫だよ。なんたってぼくは未来から来た猫型ロボットなんだから」

千早「本当になんでも?」

どら「もちろん!」

千早「・・・笑わないでね」

どら「うん」

少し恥ずかしいけど、ドラ○もんにならなんでも話せる気がする

千早「その私、胸が小さくて悩んでるの・・・」///

どら「む、胸が」///

千早「やっぱり無理よねこんな悩み」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:03:39.56 ID:B6AaZhxZ0

どら「ううん、大丈夫!ぼくに任せて」

千早「えっ!」

どら「え~と」ごそごそ

そういって、ドラ○もんはお腹のポケットを探り出した

どら「あっ!あったあった。よいしょ」

どら「もしもボックス~!」

ドラ○もんのポケットから電話ボックスにそっくりな物を出してくれた

やっぱり、不思議と驚きが少ない

千早「もしもボックス?」

どら「うん、これを使えば千早ちゃんの望む世界になるよ」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:06:37.11 ID:B6AaZhxZ0

千早「本当に?」

どら「ほらほら、騙されたと思って、使ってみて」

千早「うん」

ガチャ

千早「ふ~」

千早「・・・・・・」

千早「もしも・・・」

千早「もしも私の胸が大きかったら・・・」

ジリリリリリリリリーー

――――――――――
――――――――
――――――
――――
――

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:09:46.30 ID:B6AaZhxZ0
チュンチュン

千早「うん・・・・」

「ふあ~」ぐいー

「なんだか、変な夢を見た気がするわ・・・」

ぽよん

「?」

ふと視線を落としてみる、けどなにも見えない

「あれ?」

「これは・・・」

ふに

ぽよん

「・・・・・・」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:12:16.03 ID:B6AaZhxZ0

ふに

ぽよん

「・・・・・・」

私の体に見慣れないものがある

ぐいー

ぽよん

「取れない・・・」

「まさか!」

急いでパジャマを脱いで、鏡の前に立つ

どたぷ~ん

「夢じゃなかったんだ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:14:34.28 ID:B6AaZhxZ0

「本当に、本物よね」

むにゅむにゅ

ぷにぷに

ぽよんぽよん

「・・・・・」

つん

「んっ」///

きゅ

「んんっ」///

「・・・・・・・」

「本当に、本物だ」

ぴょん

ぷるるん

「揺れる」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:17:13.88 ID:B6AaZhxZ0

ふりふり

ぶるるん

「爆ぜる」

「すごい、すごいわ」

「本当に私の願いが叶ったんだ」

ピピピ!ピピピ!

「あ!もうこんな時間だわ」

「事務所に向かわないと」

「あっ!でも着れる服あるかしら?」

がさごそ

「あら?」

クローゼットを見てみると、雰囲気は同じような服だけど

明らかに胸のサイズが違う

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:19:13.82 ID:B6AaZhxZ0

「この世界では、最初から私の胸が大きい事になってるのね」

「何を着ていけばいいのかしら・・・」

ぽよん

「・・・・・」

「・・・せっかくだから、少し大胆な服でもいいわよね」///

少しだけ、ほんの少しだけ胸元が開いた服を選ぶ

「これならプロデューサーも・・・・」///

いつもは付けない香水を少しだけ手首にふりかけ765プロに向かう

―――――
――――
――


てくてく

ぽよんぽよん

「ん~♪」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:21:34.17 ID:B6AaZhxZ0

なんだかいつもの町も違って見える

実際は重いはずなのに、体が軽い気がする

ぽよよ~ん

「ふふ♪」

体の動きに合わせて胸がぷるぷると動く

千早「初めての感覚ね♪何だか楽しい」

チラ!

男A「おい!あれ」ボソボソ

男B「おお!すげ~」ボソボソ

その時、私は浮かれていて気付かなかった、男性のいつもと違う目線を・・・

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:24:40.01 ID:B6AaZhxZ0

――――――765プロ

ガチャ

千早「おはようございます」ぽよん

春香「あっ!おはよう千早ちゃん」

響「おはようだぞー」

貴音「・・・おはようございます」

あずさ「おはよう千早ちゃん」

千早「あら、みんな早いわね」

響「自分達は写真集の最終打ち合わせがあるから来たんだぞー」

貴音「ええ、そうですね」

春香「私は昨日の事考えていたら、いてもたってもいられなくて」

千早「昨日?」

春香「やだなー千早ちゃん昨日プロデューサーさんに言われたじゃない。写真集出すか?って」

千早(私の胸が大きくなった以外、この世界ではいままで通りなんだ・・・)

千早「そ、そうね。覚えてるわ」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:26:29.40 ID:B6AaZhxZ0

春香「それでどうするの?」

千早「え?」

春香「写真集!どうする?昨日千早ちゃんは歌に集中したいって言ってたから・・・」

響「千早せっかくだから出した方がいいぞー」

あずさ「そうね、せっかくの機会だし取ってもらった方がいいんじゃない」

貴音「・・・千早、私もそう思いますよ」

千早「・・・ええ、昨日考えてみたけど、こんな機会あまりないし写真集のこと受けようと思うの」

春香「ホント!やった!千早ちゃんと一緒に写真集なんて嬉しいよ」ぎゅう

千早「ちょっと春香、恥ずかしいから抱きつかないで」///

春香「えへへ千早ちゃんの抱き心、とっても地気持ちいいよ」

千早「もう」///

そのあと、なんとか春香を落ち着かせた

二人で写真集の構図とかポーズなんかの話をした

まだ先の話だけど、春香となら、この胸ならなんとか写真集も出れそうだった

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:29:43.07 ID:B6AaZhxZ0

――――30分後

千早「そういえばプロデューサーは?今朝から見えないけど」

春香「プロデューサーさんは今日は一日中打ち合わせだって」

千早「そう・・・」

春香「どうしたの?ん~そういえば今日の千早ちゃんちょっとお洒落してる・・・」ジトー

千早「べ、べつにプロデューサーの為じゃないんだから」///

春香「ふ~ん」にやにや

千早「もう、ホントなんだから」///

春香「でも大丈夫?」

千早「えっなにが?」

春香「だって千早ちゃんいつも気になるって、そんな服あんまり着ないのに」

千早「気になるって?」

春香「だから・・・」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:32:24.19 ID:B6AaZhxZ0

律子「あんた達!」

春香「わっ!」

律子「いつまで喋ってるの、今日は二人とも取材があるって言ったでしょ」

春香「あっ!」

千早「忘れてたわね・・・」

律子「いいから、早く行きなさい!」

春香・千早「はーい」

――――――都内某所 

記者「今日はわざわざ出向いていただいて有難うございます」

春香「いえいえ、大丈夫ですよ」

千早「ええ」

記者「早速ですが、取材の方させて頂きます」

記者「では、まずは天海さんから」

春香「はいお願いします」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:34:17.02 ID:B6AaZhxZ0

記者「この前の新曲なんですが…あれやこれや」

春香「それは…カクガクシカジカですね」

記者「なるほどですね。じゃあ次は如月さんに質問なんですが」

千早「はい」

チラ

記者「今度出す曲は作詞作曲と全て、如月さんがするみたいなんですが意気込みをお聞きしたいんですが」

千早「・・・・そうですね、今回の曲は…カクガクシカジカ」

チラチラ

記者「なるほどですね。それは意気込みが入ってますね」

チラチラ

千早(なんだかこの人とは目線が合わないわね?)

記者「じゃあ、また天海さんに質問ですが」

チラ

千早(あれ?私のほう今見たわね・・・)

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:36:59.78 ID:B6AaZhxZ0

記者「この前のアレはカクガクシカジカなんですか?」

春香「そうです、あれはカクガクシカジカですよ」

記者「分かりました。ではではまた如月さんに質問ですが」

チラ

千早(また!この人いったい何を見てるの・・・・)

記者「この前のことなんですがカクガクシカジカ?」

チラチラ

千早「・・・ええ、確かにアレはカクガクシカジカでした」

千早(・・・!!まさかこの人私の胸を見てる!!)

その事に気付くと、少しだけ開いた胸元がとてつもなく恥ずかしくなってきた

チラ

記者「では最後にお二人にありきたりな質問ですが、好きな食べ物は?」

春香「ん~私は甘い物、特にケーキが大好物ですね」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:39:25.48 ID:B6AaZhxZ0

記者「なるほど。では如月さんは?」

チラチラ

千早「・・・私はもうナンでもいいです」

記者「なるほど。では今日は貴重なお時間有難うございました」

春香「ありがとうございました」

千早「・・・・・ありがとうございました」

記者「では他の取材がありますのでお先に失礼いたします」タタタッ

千早「・・・・・・・・・・・」

春香「・・・千早ちゃん?」

千早「なに春香」

春香「なんだか機嫌が良くないみたいだけど、どうしたの?」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:42:27.61 ID:B6AaZhxZ0

千早「今の記者の人・・・」

春香「記者さんがどうしたの?普通の人だったと思うけど?」

千早「・・・あの人、な、何回も私の胸をチラチラみてて」///

千早「私恥ずかしくて」///

春香「えっ?それだけ?」

千早「それだけって、胸をチラチラみるのよ!」

春香「確かに嫌だけど、いつもの事じゃない。そんなに恥ずかしいの?」

千早「えっ!」

千早(そうか、この世界では私の胸は最初から大きいはずなんだわ、だから男性に胸をみられるなんて日常茶飯事のはず)

春香「それにいつも千早ちゃんは、胸が見られるの嫌だから、胸を閉じた服着てたじゃない」

千早「・・・・・」

春香「千早ちゃんの胸は大きいから、男の人なら絶対目が行っちゃうよ。それは千早ちゃんがいつも言ってる事でしょ?」

千早「・・・・ええそうね」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:44:22.91 ID:B6AaZhxZ0

春香「もちろんチラチラ見てくる男の人も悪いけど、今日の服だと私でも胸に目が行っちゃうもん」

春香「だから、ちょっとぐらいは許してあげなよ。ね」

千早「・・・・うん」

今までなら絶対想像もできなかった、こんなに胸に注目されるなんて

でも、少し恥ずかしいけど、この胸は私が望んだ事なんだから

そう思いながら、私たちは765プロに戻った

春香「ただいま戻りました~」

千早「お疲れ様です」

亜美「あ~はるるんだ~おかえり~」

真美「千早お姉ちゃんもおかえり~」

亜美「どうだった取材は?」

春香「うんいつもどうりだったよ」

千早「そうね・・・」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:47:14.03 ID:B6AaZhxZ0

亜美「ふ~ん・・・」ニヤ

真美「ふ~ん・・・」ニヤ

ガバ

真美・亜美「千早お姉ちゃん!お帰りのパイタッチーー!!」

ボイン ボイン

千早「きゃ~~~」///

真美・亜美「わゎ!!!」

千早「なにするのよ急に!」

亜美「ご、ごめんよ。そんなに驚くなんて、ねえ真美・・・」

真美「う、うん。いつもしてるからそんなに驚くなんて思ってなかったよ・・・」

千早(いつも?胸が大きいといつもこんな事されるの・・・)

春香「もう!突然したら千早ちゃんもびっくりしちゃうでしょ。ほら謝りなさい亜美、真美」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:49:45.14 ID:B6AaZhxZ0

亜美・真美「うん」

亜美「ごめんよ、千早お姉ちゃん」

真美「ごめんなさい」

千早「だ、大丈夫よ。ちょっと驚いただけだから」

春香「でも大丈夫?さっきもなんだかいつもと違う気がするけど・・・」

千早「なんでもないわよ、ホントに大丈夫だから」

春香「うん・・・」

千早(なんだか驚いてしまう事が多いわね・・・。でも私が望んだ事だもの・・・)

でも、その後の仕事も散々な結果だった

移動すると何度も男性からチラチラと胸をみられたし

それに女性からも嫌みを言われる事が多かった

「胸だけじゃなく態度もデカイ」 「大きすぎて気持ち悪い」

そんな言葉がちくちくと刺さる

あずささんはいつもこんな気持ちだったのかしら・・・

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:53:35.28 ID:B6AaZhxZ0
>>68 あずささんと同等

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:55:39.98 ID:B6AaZhxZ0

千早「はあ~」

ホントにとてつもなく疲れた

でも今日はあと歌のレッスンだけだ

千早「よし、気持ちを入れなおさないと」グッ

ぽよん

――――――レッスン場

講師「今日もよろしくね」

千早「よろしくお願いします」ペコ

ぽよん

講師「じゃあ前回の続きからいくわよ。」

千早「はい」

講師「1,2,3 はい」

千早「あ~あ~あ~♪」

ぽよんぽよん

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 23:58:20.44 ID:B6AaZhxZ0

講師「もっと声を出して。 はい」

千早「あ~あ~あ~♪」

ぽよんぽよんぽよん

講師「ちょっと止めて!」

千早「え! な、何か問題ありましたか?」

講師「自分で気付かないの?いつもより全然声が出てないわよ」

千早「そんな、私はいつもどうり歌ってます」

講師「じゃあ、もう一度歌ってみて」

千早「はい」

ぽよん

講師「1,2,3 はい」

千早「あ~あ~あ~♪」

ぽよんぽよんぽよんぽよん

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:00:04.03 ID:VBKgA/5e0

講師「・・・・・・・止めて」

千早「駄目ですか・・・・?」

講師「・・・・今日は調子が悪いみたいね。本日のレッスンはココまでにしておきましょう」

千早「・・・・・・はい」シュン

ぽよん

―――――― 千早宅

「はあ、今日はダメダメだったわね」

「ふふ、そんなこと言ってたら、萩原さんみたいね」

「でも歌がうまく歌えないのは、やっぱりコレのせいかしら・・・」

ぽよん

「でも、自分で望んだ事だし、慣れるしかないわよね・・・」

「は~」

「今日は疲れたし、早く風呂に入って寝よう」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:02:41.18 ID:VBKgA/5e0

ガチャ

ぬぎぬぎ

ぽよん

シャー

「ふう、いいお湯だった」

ぽよん

「でも、ホントに大きいわね、自分じゃないみたい・・・」

ぷにぷに

「やわらかい・・・お餅みたい」

「これなら、あの人だって・・・」

「あの人だって喜んでくれるかしら」

「やだ、何言ってるのかしら」///

「早く寝ないと」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:05:36.72 ID:VBKgA/5e0

――――――翌日

ピピピピ!ピピピピ!

「ん・・・」

「ん~~ よく寝たわね」ムクリ

グキ!

「んぁ!」

「痛たたたた」

「首が・・・肩が・・・カチカチだわ」

「寝違えたのかしら…」

「あっそうか、この胸が重いから」

ぽよん

「胸が大きいと肩こりとも付き合わないといけないのね・・・」

「ううん、こんな事でへこたれてなんかいられないわ。頑張らないと」

ぽよんぽよん

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:07:26.87 ID:VBKgA/5e0

――――――765プロ

ガチャ

千早「おはようございます」

P「おっ!おはよう千早」

千早「プ、プロデューサー」///

千早「お、おはようございます!」

P「お、おう」タジ

千早(やだ、胸が大きくなってから初めて会うから、なんだか恥ずかしいわ)

P「そういえば千早、写真集の件OKしてくれたんだな」

千早「ええ、折角の機会ですし、それに春香にも説得されてしまって」

P「よかったよ、千早には色々と経験させてあげたかったし、俺も力を入れて仕事が出来るよ」

千早「プロデューサーそんなに力を入れなくてもいいですよ」///

P「いやいや、こんな機会ないからな、頑張るぞ~~!」

千早「ふふ、プロデューサーったら」///

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:10:17.30 ID:VBKgA/5e0

P「あぁ、そういえば千早」

千早「はい何ですか?」

P「この前の新曲で気になったところがあってな、千早の意見も聞きたかったんだけど、今大丈夫か?」

千早「ええ、私も気になってたんですよ、今なら大丈夫ですよ」

P「そうか、じゃあソファーで話そうか」

千早「はい」

トテトテ

P「よいっしょっと」どすん

千早「失礼します」ストン

ぽよんぽよん

P「・・・・・」

チラ

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:12:17.31 ID:VBKgA/5e0

千早(あっ!今プロデューサー、チラッと私の胸見たわ)///

千早(プロデューサーならみられていいと思ったけど、やっぱり恥ずかしいわ)///

千早(でも、プロデューサーも男の人なのね、やっぱり胸は見るのね・・・)

P「じゃあ、始めるぞ」

千早「…あっはい」

P「曲のあの部分なんだがなカクガクシカジカじゃないか?」

千早「そうですねアレはカクガクシカジカですよね」

P「それとカクガクシカジカじゃないか」

千早「いえ、アレはカクガクシカジカになりますよ」

P「ん~そうか、そういう考えもあるな・・・」

千早「そうですか?私はそうとしか考えられないですけど・・・」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:14:03.67 ID:VBKgA/5e0

――――――30分後

P「ふ~まあ、今日はこれ位にしとくか」

千早「そうですね、だいぶ曲のイメージも固まりましたし」

P「うん、今回もいい曲になりそうだな」

千早「はい、いつもありがとうございます」

P「そんな、お礼言われる事なんてしてないぞ」

千早「そんなことないですよ、こう見えても感謝してるんですよ」

P「ははは、そうかありがとな」ぽんぽん

千早「んっ」///

P「これからも頑張ろうな」ニコ

千早「・・・はい」///

P「じゃあ、これから営業に行くから先に行くな」

千早「分かりました、頑張ってくださいね」

P「おう!」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:16:16.04 ID:VBKgA/5e0

バタン

タタタタタッ

「いっちゃった・・・」

「・・・・・・・そういえば」

「プロデューサー、私の胸一回だけしか見なかった」

「それ以降ずっと私の顔を見ながら、真剣に話してくれた・・・」

「私なんだか恥ずかしい、胸が大きかったらプロデューサーが振向いてくれるって考えてたけど」

「プロデューサーはそんな見た目なんて気にする人じゃないのに・・・」

「私はあの人のこと何も分かってなかったのね」

「は~」

ぽよん

「どうしたらいいのこの胸・・・」

「いつまでたっても慣れる気がしないわ・・・・・」

?「その話聞かせて頂きました」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:18:39.21 ID:VBKgA/5e0

千早「誰!?」

ガチャ

貴音「わたくしです千早」

千早「四条さん!」

貴音「悪いとは思いましたが、千早が心配だったのです」

千早「私が?」

貴音「ええ、何か考えがあって胸を大きくしたと思っておりましたが」

貴音「日に日に元気が無くなるのが千早を見ていると心配でなりませんでした」

千早「四条さん私が胸を大きくしたこと分かるの!」

貴音「はい、わたくし以外の方は気付いていないようでしたが」

千早「そう・・・」

貴音「いったいどうして、そのような胸に?」

千早「四条さんには隠し事が出来ないわね」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:20:17.99 ID:VBKgA/5e0

千早「知らないかもしれないけど、私は自分の小さい胸がコンプレックスだったの」

千早「だから、一度でいいから大きくなってみたいと思ったの」

貴音「・・・・・・・・・・・・」

千早「確かに大きくなって嬉しかった、でも今は後悔してる」

貴音「そうなのですか」

千早「男性にはチラチラ見られるし、歌はうまく歌えない」

千早「それにあの人にもっと振向いてもらえると思った、けどあの人はそんな見た目を気にする人じゃなかった」

千早「結局私は自分の都合のいいようにしか考えていなかったんだわ!」

貴音「・・・千早」

千早「もう駄目よ、私は一生この胸と付き合っていくしかないんだわ・・・」

貴音「千早、希望を捨ててはいけません。どのような方法で大きくしたかは分かりませんが」

貴音「大きくできたなら、小さくも出来るはずです」

千早「四条さん・・・」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:21:54.22 ID:VBKgA/5e0

貴音「いったいどの様に胸を大きくしたのですか?」

千早「実は・・・・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

貴音「・・・・・・・・・・なるほど」

貴音「そのような事があったのですね」

千早「ええ、でもドラ○もんがどこに行ったのかも分からない。こんな大きな町では見つかりっこないわ」

貴音「千早、落ち込むのはやめなさい。わたくしに任せてください」

千早「え!」

貴音「さあ行きましょう」

千早「ど、どこに・・・」

貴音「もちろん、どら○もん様のもとへです」ニコ

千早「へ・・・」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:24:41.46 ID:VBKgA/5e0

――――――某所

貴音「さあ着きましたよ」

千早「ここは」

貴音「ええ、和菓子屋です」

千早「ここにドラ○もんが?」

貴音「はい、そろそろおやつの時間ですので来る頃かと……噂をすれば」

どら「ふふふ~♪ドラ焼き~」テクテク

千早「あ・・・」

どら「あれ?千早ちゃんと貴音ちゃんじゃないか、二人は友達だったの?」

千早「ド・・・・・・」ウル

どら「はい?」

千早「ド、ドラ○もーん!お願い私を助けて」ダキ

どら「あわわわわ、どうしたんだい千早ちゃん!?」

千早「うっうっうっ、実は・・・・」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:26:23.59 ID:VBKgA/5e0

・・・・・・・・・・・・・・・・

どら「そうか、そんなことになったんだね」

千早「ええ、お願いを叶えてもらったのに、こんな事になってしまって・・・」ウルウル

どら「あぁ、泣かないでよ千早ちゃん」

貴音「どら○もん様、どうか千早に力を貸していただけませんか」

どら「うん、こんな可愛い女の子が泣いてるのに放って置けないよ」

千早「じゃあ」

どら「まかせて、えっと」もぞもぞ

どら「もしもボックス~!」

どら「さあ、千早ちゃんもう一度つかってごらん」

千早「うん、ありがとうドラ○もん」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 00:28:30.78 ID:VBKgA/5e0

ガチャ

千早(これで、元通りの世界に・・・)

千早「ふ~」

千早「もしも・・・・」

千早「もしも私の胸が小さかったら!」

ジリリリリリリリリーー

――――――――――
――――――――
――――――
――――
――

チュンチュン

千早「うん・・・・」

「ふあ~」ぐいー

「あ!む、胸は!」

http://unkar.org/r/news4vip/1351948350