1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:04:55.59 ID:WkNWZRRH0
千早「やっぱりカッターナイフはだめね。すぐ切れなくなっちゃう癖に傷口が浅い」

千早「最初から包丁を使うべきだったわ・・・!!あははっ!もう血が溢れてきた。」

千早「綺麗・・・私にもこんなに綺麗な部分があったなんて。我ながら惚れ惚れするわ・・・」

千早「これを見ればきっとあの人も私のことを見てくれるはず・・・」

千早「こうしてはいられないわ。早速、写真をあの人に送らないと。」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:07:25.77 ID:WkNWZRRH0
ピロ~ン

千早「うん!綺麗に撮れているわ。流石は春香が選んでくれた携帯ね。」

千早「『これでいっぱい楽しい思い出撮ろうね。』って言ってくれたっけ?ふふっだから私、毎日欠かさず写真撮ってるのよ。」

Re.お仕事中ごめんなさい。

でもやっぱり貴方には早く見て欲しいから・・・・

どうです?今回は切り口がいつもより綺麗でしょ?

ちょっと戸惑ったけど貴方のために包丁使ってみたんです。

・・・また、寂しくなったら今度は左手の手首を切って見ますね。

                       あなたの千早

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:09:02.74 ID:WkNWZRRH0
千早「・・・よし、送信っと。・・・ねぇ春香?私メール打つの早くなったと思わない?」

春香「・・・・」

千早「最初は変換とかミスっちゃって文章も長くできないから全然私の気持ち伝えられなかったけど・・・あの人のために頑張ったの!」

春香「・・・・」


千早「・・・もう!まだ怒っているの?確かに私も悪かったわ。急に怒っちゃったりして。」

千早「でも、元はといえば春香が悪いのよ!プロデューサーと婚約したなんて嘘付くんだから。」

千早「いくら私たちの仲とは言え言ってはいけない嘘もあると思うの。」

春香「・・・・」

千早「・・・まぁ拗ねてる春香も可愛いからいいんだけどね。」

千早「でもそろそろ許して欲しいわ。ずっとそこに寝転がって、お家にも帰ってないんでしょ?」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:12:15.87 ID:WkNWZRRH0
千早「それに・・・あまりこういうことは言いたくないけど・・・あなた少し臭うわ。私が言うのもなんだけど身だしなみを整えたほうが良いわよ?」

千早「春香は私なんかよりも明るくて優しくて可愛くて綺麗で繊細で可憐で・・・私にない物いっぴ持ってる。」

千早「けど・・・あなたにない物を一つだけ・・・私が持ってるわ。」

千早「あの人の心だけは私の物・・・誰にも渡さないし・・・誰にも盗られたくない・・・春香にも・・・ねっ・・・」

ドンドン

千早「!!は~い今開けま~す」トテトテ

ガチャ

P「ハァハァ・・・千早・・・また、やったのか?・・・」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:14:24.35 ID:WkNWZRRH0
ハルカッハルカ!!

千早「・・・」スッ

ハルカ!!ハルカー!!

千早「プ、プロデューサー見てください!さっきより深めに傷を入れてみたんです!ほら!血が・・・血がいっぱいでてますよ!!」

ハルカ!!ナンデドウシテ!?

千早「ほら?前に言ってくれたじゃないですか!!『怪我したらすぐに言ってくれ』って!!私今!!」

チハヤ・・・オマエガヤッタノカ?・・・ドウシテ?ドウシテハルカヲ

千早「・・・・」

チハヤ・・・タノムコタエテクレ!!ドウシテハルカヲ!?

千早「・・・・・前で・・・」

ハルカ・・・メヲアケテクレ・・・ハルカ!!

千早「私の前で他の女の名前を呼ぶなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ドスッ

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:14:54.28 ID:WkNWZRRH0
千早「ハァ・・・ハァ・・・」

P「・・・・」

千早「・・・なんだかボーっとしてきました・・・」

P「・・・・」

千早「プロデユーサーもですか?・・・ふふっやっぱり私たちこんなにも通じ合っているんですね。」スッ

千早「私・・・あの時うれしかったんです・・・まだ誰とも・・・春香としか打ち解けていなかった頃」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:15:41.63 ID:WkNWZRRH0
ナノー ウッウー ニーチャンニーチャン

千早『・・・』

オトコノヒトー メンヨウナッ ダゾー

P『こらこらみんな離してくれって仕事の予定が確認できないだろっ』

千早『・・・・』

千早『・・・・』スッツ

千早『・・・イタッ』

P『!!おい千早大丈夫か!?』ダッ

千早『・・・え?・・・ええ大丈夫・・・ただのかすり傷です。』

P『でも血が出てるじゃないか・・・ほら、俺のハンカチでよければ使ってくれ。』

千早『・・・あ、ありがとうございます///』

P『ああ、また怪我したらすぐに言ってくれ。すぐ手当てしてやるからな。』

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 16:17:00.21 ID:WkNWZRRH0
千早「まるで、夢のようだったわ。・・・あの時だけは795プロのプロデューサーじゃなくて私だけのプロデューサーだった。」

千早「でも、その夢がもうすぐ叶う・・・ずっと・・・覚めなければ・・・いい・・な。」

翌日都内のマンションで3人の若い男女の遺体が発見された。

女性の一人は腐敗ひどく進んでおり男性の方は全身に無数の刺し傷が確認された。

そして、残る一人はまるで眠っているかのように息を引き取っていた。

おわり。

http://unkar.org/r/news4vip/1351321495