1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:05:35.72 ID:mJhRfOMA0
P「…どうしたんだ、急に」

春香「チョコフォンデュですよ!」

P「…その箱がか?」

春「はい!皆とスイーツバイキングで食べたんですけど、
   とってもおいしくって、思い切って家庭用の機械、買っちゃいました!」

 「えっと、このタイプは正確には『チョコレートファウンテン』っていうみたいですねー」

P「(たまにテレビで見るな…あれか)」

 「…千早が最近歌ったからって、つい気になって食べに行った…とか?」
  ttp://youtu.be/l9J1Z3x1ZHE



春「えへへ~…バレちゃいました?」のヮの

P「まぁ楽しむのはいいけど、あんまり食べ過ぎて太らないでくれよ」

春「ゔ…むぅ~…わかってますよぉ~…」

引用元: 春香「チョコフォンデュですよ!チョコフォンデュ!」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:06:25.46 ID:mJhRfOMA0
春「でも、すっごくおいしかったんですよ!
  店員さんにそれとなくチョコのレシピ聞いたので、今度ご馳走してあげますね!」

P「あぁ、楽しみにしてるよ」

春「…なーんか、社交辞令的じゃないですか?」

P「…ソンナコトナイヨー」


春「…あ、そろそろ行かないと!」

P「ん?今日は上がるの早いな、用事でもあるのか?」

春「はい!明日の準備もありますし、
  フォンデュする具を買い揃えなきゃなんです!」

P「そ、そうか…やる気満々なんだな…
  それじゃ、お疲れー 転ばないよう気をつけるんだぞー」

春「あはは、大丈夫ですよ!今日はもう4度も転んでますし、
  さすがにこれ以上転んだりしないでs」グラッ

 どんがらがっしゃーん

P「(パンツ見えた)」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:07:04.33 ID:mJhRfOMA0
~P自宅~


P「もやし炒めおいしいです^o^」

P「はー…自炊始めたはいいけど、バリエーションが増えないな…」

P「チョコフォンデュかー…甘い物なんて最近口にしてない気がする…」

P「…おっと、チョコといえばそうだ、明日のバレンタインイベントの確認を…」

P「16時から春香・千早・真のミニライブ…
  レッスンも順調、そんなに規模は大きくないから不安は無いが…」

P「………」

P「(チョコかぁ…)」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:08:47.72 ID:mJhRfOMA0
ザパー

P「はー、いい湯だった」


P「…昔は、バレンタインの度にドキドキしてたんだけどなぁ…」

P「職場にいるのはアイドルで、貰う訳にはいかないし…」

P「(…そういや、春香の言ってた"明日の準備"って…チョコの事か…?
   よく手作りお菓子持ってくるし、ひょっとすると…)」

P「…いや! いかんいかん、何を考えてるんだ…
  たとえ義理でも、そういうのはよくない!よくないぞ…アイドルとPがそんな…」

ピンポーン

P「ふぇっ!? は、はーい、今出ますー」


春「…プロデューサーさーん(小声)」
ttp://imasupd.ddo.jp/~imas/cgi-bin/src/imas105803.png

P「」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:09:34.47 ID:mJhRfOMA0
ガチャ

春「あ、こんばんわー、えへh」

P「とりあえず早く中入れ早く」グイッ

春「え?あ、ちょっ…」

バタン


P「……春香ぁ…」

春「…はい…(あわわ…怒ってる…?)」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:10:15.01 ID:mJhRfOMA0
春「ぷ、プロデューサーさん、お風呂上りですか?いい匂いが…」

P「………」

春「(む、無言…)」

P「…ここは、どこですか」

春「ぷ、プロデューサーさんのおうちです…」

P「あなたの職業は」

春「天海春香、アイドルやってます…」

P「今何時ですか」

春「えーっと…23時ちょっと過ぎ…えへへへ…」

P「ははははは…えへへで済むと思ってるのかなー…?」

春「あ、あはは…プロデューサーさん、笑顔が怖いd」

P「春香ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

春「ごめんなさぃぃぃ!!」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:11:07.62 ID:mJhRfOMA0
P「あのなぁ…まず、こんな時間に出歩く事もありえない事だけどな…」

春「はい…」

P「バレンタイン前日に、アイドルがプロデューサーの家に
  上がりこんで…なんて、記者が見たら一発でアウトどころか、
  765プロ全員まとめてゲームセットでもおかしくないんだぞ…」

春「ご、ごめんなさい…」

P「こんなの、傍から見たらいかがわしい事を連想させるに決まっ…て…」

春「……?」

P「そういえば春香、こんな時間に何の用なんだ?
  明日のイベントで、不安なところでもあるのか?」

春「……(鈍いなぁ、ほんとに)」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:12:02.34 ID:mJhRfOMA0
春「えっと…用事っていうのはですねー…」ゴソゴソ

P「そういや、その大量の荷物は一体…?」

 ドーン

春「チョコフォンデュですよ!チョコフォンデュ!」

P「えっ」

春「ほら、材料だって全部揃えてきましたよ!」

P「えっ」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:12:55.13 ID:mJhRfOMA0
P「…もしかして、今日やたら早く上がったのは…」

春「この準備の為です!」

P「チョコフォンデュの機械も…」

春「今、この瞬間の為です!
  あ、正確にはチョコレートファウンテンですよ!」

P「あなた今度って言ったじゃん…」

春「今度って今さ!」

P「アイドルが深夜アニメの時間まで起きてるんじゃありません!」

春「てへぺろ☆(・ω<)」

P「イライラする!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:13:30.56 ID:mJhRfOMA0
P「あのなー…よりによってなんでこんな時間に…
  連絡してくれれば、もっと早い時間にでも出来ただろ?」

春「…なんででしょう、当ててみて下さいよー」

P「……思いつき、行き当たりばったり」

春「私をなんだと思ってるんですか」

P「まぁ、なんでも、いいですけれど」

春「…もう、真面目に考える気無いですよね…別に、いいですけどー」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:14:32.58 ID:mJhRfOMA0
春「さて!じゃあキッチン借りますね!早速取り掛からないと…」

P「おいおいおい、本当にやるのか…帰りの時間とか大丈夫なのか?」

春「え?この時間に電車なんてありませんよ?」

P「えっ」

春「大丈夫ですよ!私、毎年バレンタインは友達の家に泊り込みで
  一緒にチョコ作ってたりしてたので、お母さんにもそう言ってきました!」

P「」

P「(え?何この子、本気で泊まろうとしてるの…?)」

P「い、いやお前…着替えとかどうするんだ、アイドルが二日続けて同じ服なんt」

春「あ、着替えなら持ってきましたよ!」

P「」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:15:20.06 ID:mJhRfOMA0
春「バレバレバレバーレンターイン♪バレバレ...」
  ttp://youtu.be/5Uicz1veCps



P「(どうする…このまま泊まらせるのは絶対にマズい…)」

P「(とりあえずチョコフォンデュは素直に食べて、
   強引にでも車に乗せて、家まで送るしかないか…)」


P「…なぁ春香、明日バレンタインだろ?
  事務所の皆に友チョコとか作らなくていいのか?」

春「あ!もう皆の分は作ってありますよー
  おかげでほんと荷物が多くってー…」

P「…こんなに用意周到なドジっ娘初めて見たわ…」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:16:18.06 ID:mJhRfOMA0
P「…お、いい香りが…洋酒か」

春「はい!チョコが本格的で、お店で食べてビックリしましたよー」

春「あ、プロデューサーさん!今のうちに
  チョコレートファウンテンの組み立てをお願いしてもいいですか?」

P「あぁ、了解」

 ガチャガチャ

ttp://ec2.images-amazon.com/images/I/41oLQdZcuiL.jpg

P「ほうほう…ちっちゃいけどこれはなかなか…
  なんだかんだでワクワクするな…」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:17:13.60 ID:mJhRfOMA0
春「じゃーん!準備できましたよー!」

P「おぉぉ…すごいそれっぽい…皿が貧相なのを除けば…」

春「うーん…プロデューサーさん、もう少しお皿とかにも凝った方が…」

P「独身男には無縁な話です」


P「色々あるなー、マシュマロ、バナナ、イチゴ、ポテチ、
  クラッカー、クルミ…買い揃えるの大変だったんじゃないか?」

春「いやー、事務所の近くにクルミ置いてる店が無くて大変でしたよー」

P「こういう、お菓子作りに対する誠実さをアイドル活動にも活かせれば…」

春「のヮの」

P「(イラ可愛い)」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:18:38.55 ID:mJhRfOMA0
春「チョコを注いでー…SWITCH ON!」
  ttp://youtu.be/VpwWjrUmckw



P「宣伝乙」


ttp://ec2.images-amazon.com/images/I/71Hg8hAjyGL._AA1500_.jpg

P「おぉ、チョコの滝が…いや、山か…?」

春「それじゃ…そろそろ食べちゃいましょうか!」

P「あぁ、いっただっきまーs」

春「ハッピーバレンタイン!」

P「…え?」

春「ほら、時計見て下さい♪」

2/14 0:02am

P「………なるほど」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:19:46.14 ID:mJhRfOMA0
春「…私、遠距離通勤じゃないですか」

P「あぁ」

春「だから…どう頑張ったって、どんなに手作りしたって、
  プロデューサーさんに一番乗りでチョコ渡せないんだなーって思って…」

P「………」

春「それで思いついたのが、この方法で…
  バレンタインになった瞬間、チョコと一緒に甘い時間を!みたいな…」

春「…でも、プロデューサーさんが叱ってくれた通りです
  今思えば、軽率だったかなーって…無茶して、すいませんでした」 
   
P「…順番なんて、気にしないのに」

春「私が気にするんですっ!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:20:32.21 ID:mJhRfOMA0
春「ほら、あーんして下さい、あーん!」

P「えっ…あ、あーん」

春「それじゃあ、イチゴを…チョコを付けてー…」

春「Be My Valentine !!」

 パクッ

P「(…びー まい ばれんたいん?)」モグモグ

春「どうですか?おいしいですか?」

P「…!」

P「予想以上に美味い…正直、こんなに上品な味だと思ってなかった」

春「本当ですかー!やった!
  寒い中駆け回った甲斐がありました!ふふ♪」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:21:12.20 ID:mJhRfOMA0
春「それじゃあ…あーん♪」

P「……?」

春「ほら早く、顎が外れちゃいますよ~
  あ、私もイチゴでお願いしますね!」アーン

P「(あ、俺からもって事か)」


P「ほら、あーん」

春「あーーー……あっ」

P「パクッ」

春「………」

P「………ごめん」モグモグ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:22:28.01 ID:mJhRfOMA0
春「それにしても、お部屋片付いてますねー
  もし散らかってたら、お掃除してあげよう!とか思ってたんですけど」

P「うーん…忙しくて散らかしようがないしな…
  それに一応、アイドルのプロデューサーなわけだし、
  オシャレじゃなくてもせめて片付けだけはなー…」

春「へぇー… …あれ?これは…私の写真ですか?」

P「ん?あぁ、初ライブの時のだな
  小鳥さんが撮っててくれたらしくてさ」

春「私のグッズもいっぱい…」

P「まぁ、担当アイドルのグッズくらい集めておかないとな」

春「…千早ちゃんと真のはないんですか?」

P「…お金が無くて」

春「…そうですかー、お金が無い…」

P「そうなんですよー…」

春「………」ニヤニヤ

P「のヮの」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:23:28.22 ID:mJhRfOMA0
P「あーチョコマシュマロ美味い」

春「なんで目を逸らすんですかー」ユサユサ

P「はるるんは料理の天才だよ→」

春「今度は聞こえないふりですかー」ユサユサ

P「ちょっ、揺らしたらチョコが飛び散r…あっ」

 ポトッ

春「!」

P「あー、マシュマロが土左衛門に…」

春「罰ゲームですよ!罰ゲーム!」

P「ファッ!?」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:25:05.09 ID:mJhRfOMA0
春「知りませんでした?
  マシュマロをチョコの中に落とすと、罰ゲームをしなきゃいけないんですよ!」

P「HAHAHA、そんな嘘は通用せんよ、天海君」

春「社長!似てない!
  嘘だと思うなら、調べてみて下さいよ!」

P「ふふん、よかろう…文明の利器スマフォでポチポチっと…」

P「………」

春「どうですか、社長」

P「……マジか」

春「マジです」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:26:23.16 ID:mJhRfOMA0
P「罰ゲームって…何するんだ?」

春「ふふふ…こんなこともあろうかと、
  ちゃーんと罰ゲーム食材を用意してます!」

P「(…なんでこんな無駄に気の利く子が日に3度以上も転ぶのだろう)」


春「それじゃ、目隠ししまーす♪」

P「うぇぇ、そんな本格的な罰ゲームなのか…」

春「ちなみに、何を食べたか当てないと
  次の罰ゲーム食材いきますから、ちゃんと味わって当てて下さいねー!」

P「ふえぇ…」

春「それじゃ、チョコ付けてー…」

春「はい、あーん♪」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:27:37.84 ID:mJhRfOMA0
ハムッ

P「(…ん?なんだこの…なんだ?)」ハムハム

春「…わかりますかー?」

P「(…食材というか…まさか、これは…)」ハムハム

春「ヒントはですねー…『可愛い生き物』です!」

P「(あぁ……なにをしてるんだこの子は…)」

P「………」

P「………春香の指」

春「正解です!」

P「……………」ガジガジ

春「はぅっ!?あいたたたた!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:28:40.56 ID:mJhRfOMA0
春「もう、何するんですかー!」プンスカ

P「こっちのセリフだ!何させてんだ!
  なんていうか…色々ヤバいだろ!画的に!」

春「だって、罰ゲームじゃないですか!
  …あれ?ひょっとしてご褒美でしたか?」

P「あーもう…お前なぁ…」

春「はうー…ちぎれちゃうかと思った…」

春「でも…私の指を一生懸命ちゅぱちゅぱ吸う
  プロデューサーさん…とっても可愛かったです///」

P「………」

P「(いかん、ムラムラしてきた…落ち着け…落ち着け…)」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:29:36.12 ID:mJhRfOMA0
春「うー、指が唾液でベトベト…」

P「自業自得だ…ほら、ティッシュ」

春「ハムッ」

P「」

春「え、えへへ…間接キス…なんちゃって…///」

P「(落ち着け落ち着け落ち着け理性さん頑張れ超頑張れ)」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:30:32.35 ID:mJhRfOMA0
春「な、なんかすいません…
  私、プロデューサーの家にいると思うと緊張しちゃって…あはは…」

P「…その割には随分大胆だな」

春「だ、だって…こんなチャンス、滅多にありませんし…」

春「………」

春「でも…やっぱりちょっと違う…かも」

P「…違う?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:32:05.69 ID:mJhRfOMA0
春「プロデューサーさんに叱られて、思ったんです」

春「私には私の夢があって、それを叶えようと
  全力で私を支えてくれるプロデューサーさんがいて…」

春「だから二人三脚で、目標まで駆け抜けようって、
  横を向くんじゃなくて、一緒に前を見て頑張るんだって…」

P「春香…」

春「我慢するのは辛いですけど、それは私だけじゃない…ですよね?」

P「…あぁ、そうだな」

P「…家に上がりこんで指を舐めさせるのは、我慢の一環なんだな?」

春「…そういう事にして下さい」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:33:01.24 ID:mJhRfOMA0
P「あー、美味かった…ごちそうさま」

春「えへへ…お粗末さまでした♪」

P「春香は将来、いいお嫁さんになるなぁ」

春「ダメですよ、その前にトップアイドルになるんですから…順番は守って下さいね!」

P「はいはい」

春「それじゃあ私、お風呂に入ってきますね~」

P「あぁ………えっ?ちょっ…」

バタン

P「…帰すタイミング逃した…」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:34:23.04 ID:mJhRfOMA0
春「ふぁ~!いいお湯でしたー!」

P「おー、上がったかー」

春「あれ?ファウンテンが片付いてる…」

P「待ってる間暇だったからな、片しといた」

春「ありがとうございます!慌ててお風呂入ったので忘れちゃってて…」

P「…なんで慌てて入った?」

春「なんだか、食べ終わったらすぐ帰されそうな予感がしたので…」

P「(女の勘って怖い)」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:35:25.24 ID:mJhRfOMA0
春「うふふ~、湯上りの春香さんはどうですか~?」ギュッ

P「後ろから抱きつくのはやめろ、マジでシャレにならないからやめろ」

春「プロデューサーさん、我慢ですよ!我慢!」ギュウウウ

P「いやぁぁぁぁいい香りがするぅぅぅぅぅぅぅぅ」

春「スリスリ....スリスリ.....」

P「我慢する気あんのか!二人三脚はどこいった!」

春「志を高く持つのって…大事ですよね…」

P「耳元で囁くな!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:36:41.17 ID:mJhRfOMA0
P「もうベッドの用意はしてあるから、明日に備えて寝てくれ…頼むから…」

春「はーい!暖めておきますねー♪」

P「暖めてって…俺はソファーで寝るからな」

春「えっ」

P「えっ じゃなくて…一緒に寝るとか考えてたのか?
  泊まるのはこの際仕方ないとしても、同じベッドで寝るのは流石に…」

春「………」

春「…添い寝ぐらい…」

春「添い寝ぐらい、いいじゃないですか…」ボソッ

P「(…え?…何あの初めて見る表情…)」

春「…そんなに、私のこと嫌いですか?
  何をするわけでもないのに、一緒にいるだけでも嫌ですか…?」

P「い、いや、嫌いとかそういう事じゃ…」

春「…じゃあ、隣に来て下さい、お願いします…」

P「えぇー…」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:37:46.75 ID:mJhRfOMA0
P「(結局、隣り合って寝る事になってしまった…)」

春「………」

P「(春香はさっきから物憂げな顔で黙ってるし…なんなの…なんなのなの…)」

P「あ…あのな春香、嫌いとかそういうのじゃなくてだな…
  さっき自分でも言ってたろ?こういう関係は距離感がd」

春「え?なんですかプロデューサー♪」ギュッ

P「」

P「…もう疲れた、寝る」

春「あぁ!ちょっと、勝手に一人で寝ちゃダメですー!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:39:12.10 ID:mJhRfOMA0
春「えへへー…」ギュー

P「あーもー…振り回されっぱなしでどっと疲れた…」

春「あはは…すいません」

春「でも私は…とっても楽しかったです♪
  だから明日から…いや、今日からですね!今まで以上に頑張れる気がします!」

春「辛くなった時は今日の事を思い出して、
  大好きな人と一緒に、前を向いて歩いていけば」

春「必ずなれますよね、トップアイドル!」

P「…あぁ、俺も全力でサポートするよ」

春「はい!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/14(木) 23:40:37.20 ID:mJhRfOMA0
P「…しかし、辛くなった時に思い出すのが
 『プロデューサーに指を舐められた思い出』ってのは、どうなんだ…」

春「うー…それもそうですね…」

春「それじゃあこうしましょう!」

P「こうしましょうって、何を………っ!」
  
P「ちょっと、おま、やm」

チュッ

春「えへへ…これで解決ですね!チョコミント味でした!」

P「…もう好きにして…」



                                         おわり